【古生物紹介】ランフォリンクス(Rhamphorhynchus) (original) (raw)

今回は、ランフォリンクス(Rhamphorhynchus)をご紹介します。

ランフォリンクス 実物化石(豊橋市自然史博物館)

基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:ランフォリンクス
学名:Rhamphorhynchus
分類:翼竜目ランフォリンクス科
時代:ジュラ紀
生息地:ドイツ
体長:120cm~180cm(翼開長)
食性:肉食

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ランフォリンクス化石レプリカ(大阪市立自然史博物館)

ランフォリンクスは、ジュラ紀のヨーロッパに生息していたとされる翼竜の仲間です。

名前の由来は、次の通りです。

「rhamphos」=嘴

「rhynchus」=突き出た鼻

嘴が上方向に沿っています。

ランフォリンクス全身骨格レプリカ
※企画展:恐竜展-歯から見る恐竜時代-(狭山市立博物館)

また、この嘴には、やや前方に傾いたたくさんの歯が生えています。

この歯を使い、魚類や頭足類を食べていたと考えられています。

ランフォリンクス 全身骨格模型(豊橋市自然史博物館)

実際にランフォリンクスの化石の腹部周辺からは、魚や頭足類の化石が多数発見されています。

ランフォリンクス 実物化石(豊橋市自然史博物館)

ランフォリンクス 化石レプリカ(豊橋市自然史博物館)

プテラノドンアンハングエラと比べると小柄な翼竜のランフォリンクス。

翼を広げた大きさは2mに満たない翼竜でした。

特徴的な長い尾の先にはひし形の尾翼を持っていました。

ランフォリンクス全身骨格レプリカ ※企画展:化石研究所へようこそ(茨城県自然博物館)

古くから多数の化石が発見されているランフォリンクス。

プテラノドンに次いで、博物館などでよく目にする翼竜です。

ランフォリンクス実物全身骨格※(国立科学博物館)

イベントにもお目見えすることがありますので、会いに行ってみてください!

動画もご覧ください。