布袋図(因陀羅筆、根津美術館) (original) (raw)

布袋図(因陀羅筆、根津美術館)

【読み方】ほていず

【見に行った日】2024年8月3日

【見に行った場所】東京都 根津美術館

企画展 美麗なるほとけ -館蔵仏教絵画名品展

【拝観料】1300円

【見学にかかった時間】美術館全体で約1時間

※庭園を除く。

【鑑賞メモ】布袋とは、伝説的な仏僧で日本では七福神の一神。水墨画の好画題とされ、大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれる。

因陀羅はインド僧ともいわれる伝記不明の、禅僧でもある画僧。

墨の濃淡をいかした独特な画風で、布袋と親孝行の蒋摩訶(しょうまか)が問答する様を描く。

ある日蒋摩訶が、布袋和尚は弥勒菩薩の化身だと確信を得た際の情景を絵画化したもの。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)とは釈迦入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生(しゅじょう)を救済するという菩薩。

衆生とは生命のあるすべてのもの。人間をはじめすべての生物。