雲は流れ流れて (original) (raw)
雲は流れ流れて
けさのあべのハルカス方面
けさ目が覚めて時計を見たら、5時ちょうどだった。
「しまった」と思った。
せっかくの休みだから、いつもの高速道路の高架下からあべのハルカス方面を狙おうと思っていたが、寝過ごしてしまった。
とりあえず行くだけは行こうと外に出た。
高架下に着いて東の空を見ると、厚い雲が広がっていた。
「何かが起きるかもしれない。何も起きなければそれだけのことだ」と待っていると、雲の薄い部分が南から流れてきた。
それも時間差で2回。
「雲は流れ流れてだな」と思いながら、白い雲の動きを追った。
スタンバイしたのは、日の出の時刻(きょうは午前5時26分)のころだった。来る途中で帰ろうかと2回立ち止まったので遅くなった。あべのハルカス方面は不気味な雰囲気が漂っていた
低い雲の薄い部分が、地をはうようにしてあべのハルカスに近づいてきた
白い雲が孫悟空の觔斗雲のように見えた
第2波の雲の薄い部分が、あべのハルカスの最上部にかかった
日の出の時刻から30分ほど経過したころ。雲に変化がなくなり、のっぺりとした空になった。潮時だなと思い、引き揚げることにした