あそことは別のはらっぱ (original) (raw)
ここ10年くらい、私の個人的なお土産として「そこの土地の米を買って帰る」が趣味みたいなものになっています。
まあ「そこの土地」と言っても日本で出かけた先で買うことはほとんどなくて、海外。でもってそれが一番実感できるのがタイなので、過去にそれをやったのはタイだけなのですけれどね。
1999年に米の輸入自由化がされまして、さらに個人輸入については、年間100kgまでは届け出すれば関税も無料、という措置が取られています。
年に数回海外旅行な大抵の人にとって、100kgというのは無限な量ですよね。年間の区切りは私もよくわかっていないのですが、とりあえず「帰ってきた日から過去1年間」で私は動いています。まあどう区切っても1年で100kg超えることはないので*1。
2010年代前半までは検疫も簡単でした。日本に帰ってきたら、預け荷物を受け取って、税関のチェックの手前にある植物検疫のカウンターに寄ってサンプルを提出するだけでした。その時に年間輸入量の申告もして。サンプル提出も簡単です。袋に小さい穴をそこで開けて、そこからひと掬い米を渡すだけ。作業そのものは検疫スタッフがやってくれますので見ているだけです。
ところが、これが2010年代後半に難しくなります。作業がこれだけで終わらなくなったのです。具体的には2018年以降。植物検疫が厳しくなりました。
植物はほぼ全て事前の検疫証明書の発行が必要になったのですね。精米は「種子」に分類されるようで、これも買った土地の検疫証明書がないと持ち込めなくなりました。
実は私これを知らずに植物検疫にのこのこ米を持ち込んで没収されたことがあります。
その時以来、「米を無事に持ち帰る」がある種の目標になりました。
今回(2023/12)のタイ旅行でそれを達成したので、やり方の備忘録をここに書いておきます。失敗した部分は過去の日記に書いてあるので、こちらはなるべく簡単にいけるようそのへんは省きますね。
まず米を買う。
タイの高級ショッピングセンター内の高級(なはず)スーパーで買った高級なタイ米
何にせよ、これをやらないと始まりません。今回はサイアム・パラゴンの1F(GF)にあるスーパーマーケット、グルメマーケットで一番高いタイ米を購入しました。いや、実はこれより高いタイ米も売っているんですが、色がついていたりして微妙に欲しいものじゃなかったので、正確には「タイ米に見える米の中で一番高いやつ」です。今回は2kgで100バーツくらいだったかな。1バーツ5円*2で計算してもらうとどれだけ高級なタイ米かわかると思います。
BTSに乗って北に向かう。
植物検疫カウンターは2ヶ所把握しています。1つはスワンナプーム国際空港の貨物セクションにあるS1ビル。これ探すのすごく難しいですけれど、探せば探したで、観光客が行くのをちょっと諦めたくなる場所にあります。もう1つがカセサート大学にあります。ちなみに「カセサート」って、どうも「農業」に近い意味のタイ語らしいですね。
で、カセサート大学は現在ではBTSスクンビット線で向かえる場所にあります。実際に「カセサート大学前」って駅があるので探してみてください。サイアム駅からずっと北の方向にあります。
問題は、カセサート大学、すごく広いんです。正直、大学と街の境目も少々曖昧です。まあ海外の大学だしそういうこともあるかなと思います。ちなみに今回行きたい検疫カウンターですが、カセサート大学駅ではなく、その次の駅「Royal Forest Department」で降りたほうが近いです。
駅は道路の上にありますので、降りたらどちらかと言えば西側の側の道路に降りてください。で、南に歩いたらダメです。まあそっち言っても適当に歩いていればたどり着けるかもしれないけれど(後述)、もっと近い道があります。
バス停に向かう。
ちょうど駅の真下くらいに、西の方に行く路地があります。
路地の横に建ってる建物。2024年7月にも存在した。
この路地です。
この屋台が今後もあるといい目印になるんだけど。
この路地を道なりに進んでいって(少し右に曲がって)、
ちょっとした交差点で左に曲がってください。
少し先に左に曲がる道がある。
で、曲がったらもう目的地は直ぐ側です。
とんでもないようなところに見えるけど、実はゴール間近
少し歩くとまた左右に道が広がる交差点がありますので、そこで右を見てください。
セブンイレブンの看板が見えるはずです。
(仮の)目的地
そこが仮の目的地です。
たかだか5分程度の道のりですが、これが怖いという方は駅を少し南下して、パホンヨーティン通りソイ45、通称ソイ・カセサートに行ってください。
Google Street Viewより
ストリートビューで見る限り、そこにはバイクタクシーがいるので、「セブンイレブン」*3って言えばここまで連れてってくれると思います。たぶん料金は10バーツから20バーツくらい。
検疫のお願いをする。
さて、建物に入ってみます。で、そこにいる人に「米の検疫をお願いしたいのですが」と適当に英語で話してください。大丈夫、ここにいるのは大学出のエリートばかりなのであなたより英語ができる人ばかりです。「Would you please」に「コメ」と「検疫証明書」にあたる英語*4をつなげれば通じます。パスポートと米の実物はすぐに取り出せるようにしてください。これらは必須です。
あ、言うのを忘れていました。ここはもちろんお役所です。朝は8時からやってますが15時には閉まるらしいです。土日が休みですし、タイの祝日も休みですし、年末年始に休みもあります。たぶんソンクラーンでも休むんじゃないかな? これはこの役所のおもてに掲示してあるのですけど、タイ語です。
そういえば、検疫証明書ってพ.ก.7って言う書類らしいのです。あなたがタイ語が読めるならこれをタイ語で言ったらもっとスムースに相手してもらえるかもしれません。
で、これが今後どうなるかはわからないのですけれど、ここにはいまもう、書類を書く場所がないんです。実は検疫申請はデジタル化しています。
今回は私は便宜を図ってもらって、申請サイトのアカウント作成と電子申請を代わりにやってもらえました。今後そこは自力でやらないといけなくなるかもしれないので、その申請サイトをここに貼り付けておきますね。
เข้าสู่ระบบ
一応左に「English」への切り替えがあります。このサイトへのログインはNSW National Single WindowというシステムでIDを作ってそのIDでログインするみたいなんですね。
ระบบบูรณาการและปรับปรับประสิทธิภาพเชื่อมโยงข้อมูลแบบอิเล็กทรอนิกส์ของใบรับรองใบอนุญาตนำเข้า ส่งออก นำผ่านพืชผลิตผลพืชและปัจจัยการผลิตทางการเกษตรผ่านระบบ National Single Window : NSW
ここで適当にIDを作ってログインしてください。あ、適当にって言ったけど、役所への提出書類の元になるので嘘を書いちゃダメですよ。特にパスポート番号。このサイトのログインIDはパスポート番号なんですよ。それから私は「entrepreneur」(アントレプレナー)なんだそうです。登録の時にどれ選ぶか迷ったらそれ選択すると無難かと思います。
とはいえ、このエントリを書くために自分のプロフィール確認したら、性別が間違っていました。そこはタイ政府はあまり気にしないようです。
作ってもらうときには、たぶん住所の記入とかそういうのが必要になると思いますのでそこはPCに向かって適宜記入してください。あなたが申請書を書くときにはコメの商品名と植物名(学名)が気になるかもしれませんね。
検疫証明書の一部(写し)
今回の証明書を見返したら、商品名は「FRAGRANT RICE」、植物名は「ORYZA SATIVA」でした。なるほどね。なお、運び場所は今回関西国際空港だったのでOSAKAになっています。
申請書類が出来たら、これを提出して役所の外で待ちます。
私の場合、たどり着いてから帰るまでに1時間20分くらいだったので、まあ1時間もあれば結果が出るでしょう。料金は100バーツくらいです。求められた時に現金で支払ってください。
ただ、やっぱり朝イチで申請したほうがいいらしい、とは噂で聞きます。9時くらいまでにはたどり着いておいたほうがよさそうですね。
どうやって帰る?
私はこのあと、遅い朝食を食べました。E18番停留所の道路向かい、E17番停留所の奥あたりには学食があって安くタイご飯が食べられます。その17番停留所には先ほどの5番バスの帰り便が来るのでそれに乗ってもいいし、E18番停留所には3番バスも通ります。このバスはBTSカセサート大学駅に向かいますのでこれで帰ってもいいですね。
(来る時にカセサート大学駅からの3番バスをお勧めしなかったのは、これ環状バスの一方向だけの運行で、E18番バス停に着くのが遠いからです。のんびり来れる人はこれで行くのが実は一番カンタンかもしれません。)
ちなみに、BTS料金ですが、バンコク市内から来るならカセサート大学駅で降りてもRoyal Forest Department駅で降りても料金は同じです。たぶん2023年12月で片道62バーツくらい。100バーツの米の検疫のために検疫料金と交通費で合計3倍くらいの金額になる計算になりますね。もう趣味の世界です。
さて、あとは国内に持ち帰り。
検疫証明書は日本に米を持ち帰る時に必要になるので、大事にしまっておきます。控えはいくらでもあとでダウンロードできますけれど(公式じゃない)の透かし入りでしかダウンロードできないですからね。
日本に帰ってきたら、税関を通る前に植物検疫に向かいます。預けておいた、もしくは機内持ち込みした荷物のなかから米を出して、検疫証明書も出します。あとは「年間持ち込み量の誓約書」を書いて、それでおしまいです。
別にコメ不足だから買い出しで買って帰る、というわけにはいかないと思いますが、もしコメをタイから持ち帰りたい人がいたら、参考になれば幸いです。
いちおうまだタイにはいます。飛行機が出るのは日が変わってからだからです。
さて、ボーディングブリッジのD8Aでしたが、種明かしはこれでした。
エスカレーターで地上に降りるのです。
つまり、今回乗る飛行機は沖止めだったのです。
ボーディングブリッジですらないということですね。
とは言え、移動バスはタラップのすぐ横まで来ます。
タラップ登るのもけっこう新鮮な経験です。
いや、意外と地方路線では当たり前かもしれない。
今回、私は最後部の座席でした。
すぐ後ろが厨房です。
まあ、出発後、いつもの飲み物を頼みます。
そろそろ、地図上でもタイを離れることになります。
さて今回、厨房が気になったのには1つ理由がありました。特別メニューを頼んでいたのです。
塩分控えめメニューです。
機内食は気圧の低いところで食べさせるので味付けが濃い目という話があります。まあだからといって塩分控えめメニューを選ぶ理由はあまりありません。最近自分は医者から塩分を控えめにするよう言われているのですが、そこまで義務でもありません。ただ、それが義務になっても移動できるかはチェックしておく必要があるな、と思って今回帰りだけ頼んでみたのです。
実際塩分は控えめです。というかたぶん全く使ってないんじゃないかな。
大体のものは食べられます。ただ、パンだけはかなり厳しかったですね。これはやっぱり必要から選ぶものであって、好みで選ぶものじゃないなと思いました。まあ、塩分が摂れない人はこれを選ぶ価値があると思います。
いちおうパンの食べづらさについては近くにいたCAに伝えたので、次に乗るときは少しは食べやすくなっているといいですね。
食べ終わったあたりで、日が上り始めます。
そして、そうしたら30分くらいで関西国際空港に到着です。
入国スタンプを押すこともない今、日本人の入国はあっという間です。
問題は、荷物を受け取ってからです。
今回こちらは植物検疫を通す必要があるのです。さてその準備をしようとVisit Japan Webと紙の書類の準備をしていたら、預け荷物が犬に懐かれました。
この犬、懐かれると困る犬なんですね。まあ今回はそれほど困らない。この犬は麻薬検知犬じゃなくて、肉の検知犬なので。少なくとも今回は肉をカバンには入れてないので*1。
いずれにせよ検疫カウンターに行かないといけないのは一緒なので、いってカバンを出します。カバンの方はあらためてチェックしていただくとして、中から1つ商品を出します。そう、昨日検疫証明をもらったタイ米です。
これに、検疫証明をつけます。
住所とか電場番号とかメールアドレスは消してあります。個人輸入だと業者の所在地もBangkok , Japanとめちゃくちゃですが、私の住所だけは正確に書いてあります。米の商品名だけでなく、学名も必要なようですね。
で、これを提出して、さらに米の輸入手続き(過去の一定期間に輸入した総量を書いたりする必要があります。まあ普通の人は今回の米以外は0kgでしょうね)の書類を書き込んで、これで米の輸入手続きは終了です。カバンの中にも特に肉は入っていなかったようです。まあ今回入れた覚えもないしな。
税関でもちょこちょことお話をして、晴れて入国です。先ほど犬に懐かれたカバンはさっさと宅配便で送り返します。こういう時にAMEXのゴールドカードを持っていると無料で荷物が送り返せてなんとなく得な気分になります。
ゴールドカードでもう1つ無料になるものがありました。ラウンジです。休むのもさることながら、昨日1日全く風呂に入っていないのでシャワーを浴びたいなと。
ブースで充電をしながら、シャワーを利用します。
で、1時間ほどしてから大阪方面に移動します。
なんだっけこいつ、「いのちの輝きくん」だったっけ? 万博のアレが少しずつ描いてあるところに大阪を感じますね。
とりあえず昼ご飯を食べます。
昼ご飯。
炭水化物は液体で摂取します。
朝ご飯が無塩機内食だった自分にはこれは塩の塊です。
スープだけどね。
ここからは地下鉄で移動して、さらに阪急電車に乗り換えます。
で、限りなく大阪に近い京都で降ります。
目的地は京都ではなく県境を戻った大阪にあります。
ここ。
試飲の予約が取れたのですよ。
いちおう、映える写真を撮る場所もいくつかあります。
さて、本題です。
今回はこの3つを選んでみました。
左側のほうが価値がありそうに見えますが、一番右の酒は試飲でしか飲めないもので、やはり外せません。
色も全然違いますね。
ちなみに同行者が選んだ組み合わせはこれ。
たしかオススメの組み合わせの1つだったんじゃないかな。
飲み終わったらまた阪急電車です。
で、乗り換え。
伊丹空港に着いたら、受け取るものがあります。
これ、こちらは最近は前日までに予約が効くのですね。
とは言え、焼きたてチーズケーキが買えるわけではないのですが、
まあここからまだ最低2時間、たぶん食べるのは明日ですからそんなもので十分です。
あとは帰りの飛行機に乗って、酒飲んでるから家までも公共交通機関。
お疲れ様でした。
あ、そうそう、チーズケーキですが、
クリスマス仕様の焼印が入ってましたよ。
*1:昔入れたことはあったかもしれない
さて、ホテルからの移動方法ですが……BTSとARLの併用はちょっと厳しいですね、今の帰り道を考えると。
というわけで、今回もGRABを使うことにします。
前は全然来なかったんですが、今回は20分くらいで来るらしい、これは助かった。
思ったより早く着きます。
チェックインはあっという間に終わりました。e-ticket控えを印刷しておいてよかった。
出国手続きの前に、もう少し時間つぶしをします。
こちらはRoyal Projectの販売店。少し質が良さそうだな、と思える商品がいろいろ置いてあります。まあドレッシングは今更持ち帰れないな。
個人的には茶葉が意外と安くてかさばらなくてバラマキ用にいいな、と思いました。ちょっとだけ買ってみます。
気になったのはこのリムジンバス。
この辺にエアポートリンクで行くのはちょっと面倒だな、と思えるところが網羅されている感があります。この近辺のホテルに行く人はこのリムジンも考慮するといいかもしれない。
そして、1F端のクーポン食堂です。Magic Foodpointと呼ばれるところ、基本的に空港の食事ならここが一番安定しています。
今回は時間があるので、全カウンターの写真を撮ってみることにしました。
まずはケーキのカウンター、
この反対側はクーポンの売り買いカウンターです。
ここからカウンターは時計回りに存在します。
パン屋さん、かなあ?
たぶんケーキもこの人に頼んで買うんだと思います。
カウンターはまだ続きます。
たぶんこういうのはタイへの外国人観光客の購入リストに入らないと思いますが、現地の人は食べるのかな?
食べ物注文カウンターの左端。
ハラルフード、イスラム系の店ですね。右端のカオモックガイが代表的な食べ物かな。
たぶんここはベトナム料理。
フォーがいくつかと、ベトナム風サンドイッチがありますね。
ボートヌードル。
クエイティオ・ルアと言われているやつですね。血が入っていて風味は濃いめです。個人的には好き。
クワイ・ジャップ
日本人の間では「クルクル麺」とよく言われているやつです。薄くて広い麺がマカロニみたいに丸まってるやつ。なのですが、実はそのメニューはここにある中では10から12だけ。実はこの店はおかゆの評判がいいんです。1から9が全部おかゆのメニューです。基本的には載ってる具が違うだけ。
ラーメン屋。
という響きが一番近いのがたぶんここ。いわゆる麺類はここで頼めます。というか売ってるのはバーミーばかりだな。たぶんアヒルがうまいです。
たぶん「何でも作る屋」
とりあえず、左側がバジル炒め、真ん中がママー、つまりインスタントヌードル料理、右側がチャーハンです。
豚足やさん。
豚足ご飯をベースとして、いろいろ追加がお願いできるみたいです。
麺類屋さん。
おそらく「タイヌードル」と言って受ける印象の麺類はここで頼めます。汁麺も、パッタイも。
ソムタム屋
というか東北タイ料理の店ですね。タケノコのおひたしとか、辛いスープとかもあります。
カオマンガイ屋さん。
ゆで鶏だけでなく、揚げ鶏とか焼き鶏、それらのミックスも頼めます。豚もあるね。
カレー屋さん。
グリーンカレーのほか、2種かけみたいなやつはここで頼めますね。ナムプリックカピなご飯もメニューにあります。あと、ガパオ炒めも。
オムレツ屋
というか、オムライスですね。ただ、ほぼ全メニューがタイカレー付きです。
果物屋。
たぶん果物を売っている店ですね、いや、"たぶん"がつくのは、こういう店は得てして果物をシェークにしてくれることも多いんです。どっちだったかな。使ってないのでこういうときはわからないのが残念です。
豚屋。と言いつつ鶏や魚のメニューも含まれています。
右側に英語メニューがあるのでわかりやすいようになっていますが、実はタイ語だけで表記されているところがありますね。「タレ」のところです。なんとメンダー(タガメ)が選択肢にあります。これは好きな人にはいいセレクトかも。あと「Rice Stick」は「Sticky Rice」、つまり「餅米」の誤記でしょうね。しかも一番下は普通のご飯だったりもします。
表向きはここまでがカウンターなのですが、実は扉の先の方も普通に買えるカウンターなのです。
飲み物屋。
英語メニューが左下にありました。
けっこう良心的な値段です。
あと、値段は表向き書いてありませんが、
ビールもちゃんと置いてありました。たぶん少し高いと思う。なんならコンビニでビール買ってきてから持ち込んだほうがいいかもしれません*1。
そうそう、食堂にはこんな場所もありました。
立入禁止、としか英語では読めませんが、タイ語では理由が書いてあります。この先はお坊さんの優先席なのだそうです。
夕食を食べているので暇つぶしもこのくらい。そろそろ出国手続きに進みます。
航空会社のカウンターがある階の奥、
エスカレーターで登ったところにそれはあります。
エスカレーターの登り口のところで搭乗券パスポートチェックがあるので見送りの人とはここでお別れ。
登った先には手荷物検査とボディチェックがあって、
そこを通過するとエスカレーターで降りて、出国審査です。
手荷物検査と出国審査の場所は撮影禁止なので、写真がありません。
で、あとは制限区域。ここからは売り場の価格もかなり非常識になります。ですから探すのはこのマーク。
トイレマークの一番右に描かれているのが「水飲み場」なのですが、こういうところでは空のペットボトルを持ち込むと給水可能なのですね。
こんな感じ。
本当に空港の裏側!って場所にあります。手荷物検査のところでは水入りペットボトルは持ち込めないので空にして、ここで給水する、水を多く摂らないといけない人は覚えておいたほうがいいテクニックです。
ちなみに今回のボーディングブリッジの場所はD8Aでした。私は渡航にJALを使っているのですが、タイ航空とはアライアンスが違うので普段は一番遠い位置にあるボーディングブリッジが割り当てられるところ、今回はけっこう出国審査から近いところにあります。なんでかなあ、と思っていましたがそれはついてわかりました。
*1:ただし、ここのビールはコンビニでも市内価格よりちょっとだけ高いけど
プラトゥーナムに来たら、
まあなにはともあれピンクのカオマンガイ屋さんでしょう。
桟橋から降りたら北の交差点に向かい、横断歩道を全く渡らずに東に向かえばその店があります。
で、こうなっていました。
本当にSold Outかと言われると怪しい点はあります。たぶん売り切れというよりは休憩時間であるような気がします。とはいえ、店が営業していないのは同じ。
というわけで姉妹店に行きます。嘘です。姉妹店でもなんでもありません*1。
緑のカオマンガイ屋です。噂によると、ピンクのカオマンガイ屋より古くからあるとか。本当かどうかは知りません。
普通に出てきたカオマンガイを食べます。ソースの味が若干違いますが、あとはそれほど変わりません。
いや、違いは存在します。こっちの店のほうがメニューの種類が多いんです。せっかくなのでメニューを撮影したのを全部貼り付けておきますね。
カオマンガイのほかにカオマンガイトート、つまり鶏を揚げたやつもあるし、それとのハーフ&ハーフも頼めるのが一番の違いです
自分は頼んだことがありませんが、
人によってはサテ、つまり豚や鶏の串焼きも高評価する人がいるそうです。
飲み物メニューも充実しています。
パンメニューも。
麺類は注文の仕方に合わせて書いてあるのもわかりやすいですね。
まあ、結局カオマンガイしか食べないんですけどね。参考になればどうぞ。
食べ終わったらホテルに戻る方面に行きます。
といいつつも、ちょっと寄りたいところがあります。書店です。
最終日ですし、なんかいい本があれば買いたいです。というわけでCentral Worldの本屋さんに向かいます。
まあ、思わず撮ってしまうのはボードゲームなんですが。
微妙にわかるやつと、わからないものが並んでいます。
タイ語版もあるけど、だいたいは輸入品でしょうね。
まあ、現地で遊びたい人にはじゅうぶん揃っていると思います。
本屋と言いつつ、気になったのは漫画コーナーです。
こんな感じのディスプレイがあります。
角川のデザインアニメ学校の生徒が描いたっぽいですね。
まあ、マンガについては特に買いたいものがなかったんですが、本には1冊だけ気になったものがありました。
「井の中の蛙、タイ語で言うと?」という本です。イラスト混じりで日本のことわざと対応するタイ語のことわざが書いてある。表題のことわざもわかりやすいところに書いてあって、「ココナツの殻の中の蛙」という言葉があるようです。
本は荷物が重くなるのでなるべく買いたくないのですが、これだけは興味を持って買ってしまいました。帰ってきてからわかったのですが、この本は日本では販売されていないようです。それはいい買い物をした。
少し歩いて疲れたので、
CAFE Amazonで一休み。
またSIAM Square方面に向かいます。
そうしたら、SIAM PARAGON前、つまりBTS SIAM駅前がとんでもない人だかりになっていました。
裏向きになっているネームタグをつけているのが、ここの通行整理をしている係員っぽかったので、「誰が来るの?」と聞いてみたら「BTSだよ」とネームタグを見せてもらいました。
まあ確かに、詳しくないけど周囲には「BTS」と読めそうなロゴが書いてありますね。まあそれが本物か偽物かもわからない程度の知識なのでさっさと去ります。
この辺は複数のショッピングモールが空中歩道でつながっています。
なんだかんだでMBKセンターまでたどり着きました。
昔東急デパート(本物)があったところは撤退して、代わりにドンキが入っています。
中見たけど、お土産で買いたい物はあまりなかったかな。たぶんタイ人のほうが気になる商品がいっぱいあります(日本のドンキと品揃えが変わらないとも言う)。それはそれでいい品揃えでしょう。
ドンキを通り抜けて、上の階を目指します。
向かったのはここです。
はい。MKのタイスキ店です。タイ最後の食事はここにしておきたい。
17時過ぎのお店は、まだそこまでは混んでいません。
タッチパネルで適当に頼みます。
なんとなく野菜多め。
実はビールはタッチパネルで頼めませんでした。前もそうだったな。17時過ぎだとまだシステム上はビールが解禁になっていないのですね。これは「大丈夫だよね?」と念を押して直接頼む必要があります。
そして今回は久しぶりにやってなかったやつをやります。
ネギと卵とご飯を適当に頼んで、〆の雑炊作りです。
初めて単独でMKで食べた時には、これ店員に作らせたなあと思いつつ、対して難しい料理でもないので自作します。
大事なのはここに至るまでに出汁の出る具をいろいろ頼んでおくこと。肉だけでなくカマボコも適度に頼んでおくと出汁が濃くなりますね。
食べ終わって会計、今回は1480バーツでした。まあいい値段ではありますね。
帰りは国立競技場のBTS駅から、SIAM駅に戻って乗り換え、ホテルに向かいます。
預けていた荷物を回収したら、空港に向かいますよ。
*1:いちおう姉妹店は近くにあったはず
さて、次はモノレールの終点まで行きます。このモノレールの現在の終点はミンブリーです。先日見た映画にも出てくるように、ミンブリーはバンコクの郊外としてけっこう知名度のある名前なのですが、私自身来たことが全くありませんでした。まあ別に見どころがあるとは聞いていませんが、せっかく近くまで来たので少し足を伸ばして行きたいところです。
実は、ミンブリーにはもう1つ行く理由があります。プラトゥーナムを起点に運河の両側に走っている運河ボート、ミンブリーが終点のようなのです。ということは、ミンブリーの船着き場からフェリーに乗れば、プラトゥーナムまでは戻れるということです。これは試してみる価値があるなと。
モノレール、ピンクラインに乗ります。今回は車両先頭近く。
無人運転なので先頭から前が見渡せます。実際誰かが中央に陣取ってますね。
個人的に気になったのは、途中駅の向こうにある施設です。
半分くらいしか写っていませんが、「Grand Station」というショッピングモールのようです。
帰ってからGoogle Mapsで調べてみると、結構安くて評判のいいモールで、中に飾ってある蒸気機関車で記念撮影をする人が多いようです。
今回は行きませんが、そのうちまた来てみたら面白いかも。
さて、陣取ってたおじさん*1がいなくなったあとで、自分も先頭を覗いてみます。
先に見えるのは終着駅、ミンブリー市場駅です。「Ichiba Station」とは別ものですよ。
実際市場が駅に隣接しているのですが、それがミンブリー市場でないところがミソです。
Google Street Viewより
チャトゥチャック2市場なんです。
話に聞くところによると、例のウィークエンドマーケットことチャトゥチャック市場が好評なので、それを真似した市場を各地に作ったんだとか。ここじゃないけどチャトゥチャック3市場もあるらしいです。ただ、ここは園芸特化で、あまり海外観光客が見て楽しいものはないらしいですけれどね。
ミンブリー市場はこの少し先にあるらしいです。広くて買い食いできる食べ物もあるらしいけれど、今回は寄りません。
終点から少しレールが延びているので、それに沿って歩きます。
これは振り返って眺めるミンブリー市場駅。
少し歩くと、見渡す限り直線の小路(ソイ)があります。
Google Mapsによると、ここのメイン通り(タノン)のソイ20に当たる道路だそうです。ちなみにミンブリー市場はこのソイの反対側にあります。
その反対側はこんな感じ。
Google Street Viewより
市場はメイン道路には面してなくて、少し奥の方にあります。
更に奥にはバスの巨大車庫があるそうで、バスマニアの聖地になるとかならないとか。
Google Street Viewより
それはともかく、ソイを南下します。
行き先は突きあたり。このソイは運河のところで曲がるUの字状をしています。そのUの左下にあたるところに船着き場があります。
Google Street Viewより
行ったところ、ちょうど南下する船が到着したところでした。とりあえずこの時点ではここに来る船は全部南下するので乗ればそれでオーケーです。
ということで乗り込むと船が出発します。
船は電動で、けっこう遅いですが、かなり静かです。
波もほとんど発生しません。
それから、ちょっと大事なこと。この船無料なんです。
もちろんエアコンはついていませんが、いちおう屋根はあるので日陰です。
そこから見る水の綺麗さはそこそこですが、空はきれいです。
もちろん運河沿いには寺もいくつかあります。
実はここは寺というよりは、水上マーケットとして有名なところです。
クアンリアム水上マーケットを運河側から見ています。今回はここも通過します。たぶん今日は営業してないだろうしね。
なんか運河端で写真を撮っていました。
うまく撮れるといいですね。
で、ここを通過した少し先でこの船を降りる羽目になります。理由はこれ。
運河を隔てる水門があるのです。
下流に別のフェリーが待っているので、少しだけ歩いてそっちに乗り換えます。
乗り込んですぐに、フェリーボートは出発しました。
水門を後ろ向きで撮っておきます。
このボートも、いくつかの船着き場を寄って行きます。
そのうちの1つ。
光景は非常にのどかです。
しかし、この船に乗るのも途中で終わります。
この船着き場でさらに乗り換えなのです。
実は、この船着き場には先ほどの水上マーケットに関する説明がありました。
おそらく、あの水上マーケットに行きたいなら、今降りたボートを乗ったところから向かえばいいのでしょう。でも、土日祝日だけの営業です。
こういうところにいつもいるやつも。
おそらく彼も夜には元気になるのでしょう。
こちらの船は、プラトゥーナム船着き場でよく見るエンジン付きのやつです。
でも、時間帯のせいか、やっぱり空いています。
こっちの船はちょっと速い。飛沫を上げて走ります。
外がくすんで見えるのは飛沫よけにビニールを上げたからです。
で、外の景色も都会っぽくなってきました。
そろそろプラトゥーナムに到着です。
こちらの船は有料でした。まあ、BTSに比べれば大した料金ではありません。
さて、最終日ですし、プラトゥーナムまで来たので、ここで例のアレを食べますよ。
*1:女性の姿に見えたかもしれませんがおそらく男性です
改札を出て北側にすぐに見えたのはこの光景でした。
日本人ならすぐに読めますよね。「市場駅」これが今回の目的地です。似たデザインに見えなくもないですが、手前に見えている市場の建物はこの「市場駅」とは別の施設です。
ここを拡大した写真も載せておきますね。
おそらく、Ichiba Stationがそのまま正式名称です。いちおうタイ語名も上にかいてありますが、「いちばすてーしょん」のそのままの読みで、「タラート」*1は使われていません。
建物は少し奥にあるように見えますが、実は手前の部分のアーケード的なところも含めて施設です。
横断幕が、オーナーの考える「クールな日本」を象徴しているような気がします。
駅を降りて入口に向かいます。気になるのはそのアーケードっぽい部分です。
全く営業しているようには見えません。しかも定休日というより、店そのものが入っていない感じ。
というわけで入口部分です。
すぐ横には日本っぽい交通アイテムが配置されています。
ちょっと柵が多いのを除けば、意外と出来はいいです。横断歩道信号をつけている灰色のポールが日本のよりちょっと白っぽいかな、と思えるくらい。この辺は別に動いていません。信号の絵を含めて飾りです。
そのまま中に入ってみます。
店が営業していればここのところに何かがあるはずですが、ほとんどゴーストタウンです。
ここの地面も日本の道路っぽくはしようとはしています。
文字は間違っていませんが、文字の書き方は普通ですね。道路ペインティングっぽさはあまりないのが違和感だと思います。まあでもここまで真似るだけでもすごい。
よく見ると、それも少し荒れています。
タイの強い日差しには耐えられなかったのかもしれませんね。それにしても屋根の荒れ具合がさらにゴーストタウン感を増しています。
ゴーストタウン感といえば、これも。
元はちゃんと飾ってあったのかもしれませんが、これだと廃棄されたスクラップ感が増しますね。それが狙いなら逆にうまいですが。
イチバステーション、おそらくイチオシのフォトスポットがここです。
バス乗り場っぽかったり、自販機っぽかったり。これらは別に使われているものではないです。
自販機コーナー。
「ドリンクマシン」は間違っていないけど日本だとあんまりその名称にはしないんじゃないかな。この微妙な惜しさが逆に愛おしくなります。
でも、みなさんが気になっているのはそこじゃないですよね、たぶんここでしょう。
わかっているような、わかっていないようなネタ。なぜここでこれを選んだ。本当にデザイナーの真意を確かめたくなります。
バス待合場所には、それっぽくない絵もあります。
たぶんこれ、頭文字Dの一場面からの転載じゃないかと思います。
というのも、これがあったからです。
これも完全に飾りです。少なくとも営業してません。たぶんここで写真を撮るためのオブジェじゃないかと。
おそらくこの奥は駐車場です。
だって駐車場の印があるから(たぶん違う)。しかしなぜえべっさん前。
金額的にバーツ建てじゃないので、
この辺もタダの飾り、と思ったほうがよさそう。というか、ここが駐車場だとすると導線が悪すぎます。たぶんここから奥には関係者の車しか入れないんじゃないかな?
目線をバス待合に戻すと、
京都と、東京都下と、鹿児島の情報が並列しています。そして2017年と2020年。たぶんその少し後で画像情報を手に入れたんでしょうね。おそらくネット経由だと思いますが。
さらにバス待合の右側が、市場駅CAFE。
これももちろん営業していません。縦書きで長音の向きを間違えるのは日本語素人あるあるです。しかし、ここのオーナーは知っててやった可能性すら見えてきました。
タイムスパーク、あるいはタイムスカーレンタルの柵の向こう側。
全然人がいないのに、高級車が沢山駐車しているのが気になります。これは関係者の車なのか、それとも売り物なのか。
実はこの左側は少し広い広場になっています。
何もないと、逆にここで何をするつもりだったのか気になりますね。
実際、
ステージが作ってあったんじゃないか、という雰囲気に見えなくもありません。
右側のさらに奥、
たぶん露店がいっぱい並んでいるのを想定していたのだろうな、とは思います。もうそれが本当にあったかどうかすらわかりません。
これを撮っている裏には裏で別の施設があるのですが、さらに奥の方、つまりこの写真の左手の方をもう少し見てみます。
ちゃんと営業していれば、この間いった鉄道市場に近い施設になってるんじゃないかな、とは思いますね。
さて、先ほどの背中側。実は現在ここはちゃんと営業しています。
まあ、何がなんだかわからないかもしれません。
営業していると言っても、
周りの出店スペースは完全に空きですしね。
こうしてみるとわかりますかね。
屋内に凸凹があります。
さっきのところを別方向から。
つまり、こういうことです。
ここはスケートボードパークになっていたんですね。
場所の名前は、「Maple Skate Park」のようです。
ドリンクの準備をしているだけに見えますが、後ろの注意書きを見る限りここが受付もやっているようです。
今客は全くいませんが、年中無休で、今もいちおう開店時間のようです。
大人子供は、身長で区別するみたいです。
そう言えばさっきのところに身長計がありましたね。
でもまあ、ここの片隅には物置みたいになってるところがありますし、
ここも長くないのかもしれません。
パークの裏手には鳥居がありました。
神社がないので、これもただの飾りですが。赤色は意外と長持ちしますね。
さて、先ほどの広場に戻ってきました。
写真の右奥、入口から考えると向かって左側に何か気になる設備があります。
上の方には東京メトロのマークがありますね。
むしろなんか終末感が漂っています。
実はここは「市場駅」の入口だったようです。
もちろんそんな鉄道はここには走っていないし、ここもただの飾りですけどね。
いや、鉄道っぽいものはあるんですよ。
もう使われていないけど、当初は食堂として使われていたのかもしれません。
広告も飾られていました。
たぶんネットの画像から適当にコピーしてきたやつで、当然不二家はスポンサーになっていないだけでなく、許可も出していないと思います。
広告看板と言えば、グリコ看板もあります。
なんか日焼けしていて、本当に終末感が強いです。
むしろ安い映画のロケにちょうどいいのでは。
鉄道車両っぽいのの裏側は、もうほぼ外です。
おそらく、車で来た本当のお客さんはここから後ろの方にある本当の駐車場に停めるのでしょう。
休憩場所も残されています。
この炎天下で座ろうとは思えないので、夜用なのかな。
改めて看板を眺めてみると、ここはお土産屋さんだったようです。
コスプレのお土産というのがどんなのか、ちょっと興味がありましたが、もう開いていません。
改めて、入口近くのアーケードを眺めます。
奥に見える高架は、先ほどまで乗ってきたモノレールの駅です。モノレールが開通するのがあと1年早かったらこの市場ももう少し流行っていたかも。ちょうどその頃は日本には渡航するのが難しかったですしね。
まあ、来た時間帯が悪いだけかもしれません。
夜にこういうの見たら、雰囲気よさそうですしね。
でも、実際はこうです。
たぶんここ、夜も営業していないと思います。
意外と、流行ったときのことは考えているとおもうんですよ。
ただ、我々以外にはほとんど人がいないんです。少なくとも客は1人もいません。
不思議なのは、それでいてここ完全にゴーストタウンではないんです。いちおう営業している店はあります。
こちらは日本料理店。カレーと揚げ物が主体ですが、まあそれなら衛生的には大丈夫でしょう。
まあここは来た時には人がいなかったので、撤去し忘れかもしれません。
こちらはつみれ料理店。
つみれ(ルークチン)はタイ人が好きな具材ですからね。いろいろ料理もあるみたいです。
ドリンク店もあります。
前の店と合わせて、最低限の食事は出来るようですね。
来た時に発見したガンダム。
残骸と言うよりは、最初からこういう形で置いていたかもしれませんね。
ちなみに、日本風の町並みに見える一因は、これにあると思います。
もちろんこの桜は造花です。散りません。
実際、引きで見るとそれっぽくなります。
あれじゃない? 「銀魂」のコスプレ写真を撮るのにはちょうどいいのでは?
ただ、ここはタイなのです。
油断するとすぐにタイ要素が入ります。
というわけで、こんなところで「市場駅」は一回りでした。
ポテンシャルはあるけれど、ちょっとそれが満たされていない感じの施設です。モノレールの開通をきっかけに、なんとかもつといいですね。
実際、コスプレの写真会場としてはほどよくフェイク感があっていいと思います。
廃墟寸前なのが、その要素を増やしてます。それじゃあ長続きしなさそうでもありますが。
さて、ここまで来たからには少し寄っていきたいところがあります。
実は、先日バンコクに新しい都市鉄道がオープンしました。鉄道というかモノレールで、名称をピンクラインと言います。正直、都市鉄道の中でもけっこう郊外を走っていまして、それほど観光地を繋いでいるわけでもない(現状)ので、おそらく観光客が利用する機会はあまりないのですが、実はこのモノレール、現在ソフトオープンなのです。
ソフトオープン。タイだとこの状態のサービスがよくあります。なんというか、未完成だけどそこそこ完成しているやつを段階的にサービス始めていくやつですね。少なくともこのモノレールについては事故なく運行できるだけのものは出来ているので、それで正式オープン前に稼動を始めちゃってるわけです。で、こういうやつはその期間ちょっとお得です。この12月中旬までは無料で乗れるんです。
正直、年に1度程度しかバンコクに来ない自分にとって、鉄道のソフトオープンにぶつかる機会は早々ありません。今回は絶好の機会なわけです。ですので、とりあえず乗ってみることにしました。
実は、別にちょっと行ってみたいところがあって、そこが昔はバスでしか行けないところだったのですが、このモノレールが最寄り駅になっているらしくもあるんですね。これも楽しめるかもしれないのはいいことです。うまく行けば、新しい観光地の開拓になりますね。
まあまずは、BTSで北へ。
現在がN14、ロイヤルフォレストデパートメントで、降りる駅はここから3駅先です。
意外と簡単に着きました。正直、駅名標以外は見分けがつきません。
でも、MRT Pink Lineへの乗換駅であることの表示はあります。
案内はそこそこ親切です。
2番出口から出ると近いようです。
実際、乗り換え前にはピンクラインが走っているのが見えますね。
ただ、本当は連絡通路があるらしいのですが、現在のところは普通の出入り口を通らないとピンクラインの駅にはたどり着かないようです。
結局、地上まで降りる羽目になりました。
まあ、この間のSRTとイエローラインの乗り換えよりは全然簡単です。
入口には係員の女性が立っていて、駅に入る乗客にチケットを配っています。
ICカードですけれど、1回のみ有効のカードですね。沢山もらっておけば正式開業した後にも数回タダで乗れるのか、それとも有効期限が短めになっているか、それはわかりません。そもそも1枚しかくれないからね。
駅の中は広いです。まあここ乗換駅だしね。
でもまあ人は満杯、という程ではないかな。それでも開業2週間くらいの割には混んでるんじゃないでしょうか。
奥に見えるのがさっき降りたBTSの駅ホーム。
たぶんこの下のところが、プラットフォーム。
振り返ると、さっきの係員がいた入口です。
いちおう券売機も見えますね。使ってないけど。
行き先はミンブリー方面です。
いちおうここがピンクラインの中間地点くらいの場所なので、双方向かう人が出るんじゃないかな。
行き先路線図。
ホームを歩いていたらBTSが見えてきました。
ここまで近く見えるところにあるのね。ホーム。
さて、モノレールがやってきました。
安全のためだからしょうがないけれど、ホームドアがあると列車がきれいに写らないですね。
モノレールの中。
なんとなく、座席配置はモノレールらしい感じのやつです。
連結部
意外と狭くなってますね。
車窓はけっこう郊外です。
高層ビルがけっこう遠景に見えます。
建物がすこしずつ昔っぽくなっています。
こういう建物、バンコク中心部でも少しずつ減ってるものな。
遠景は本当に遠景です。
東京に例えていうなら、武蔵野線って感じかしら。
反対側(北側)の車窓はこんな感じ。
そのうちマンション(コンドー)が山程建つのかもしれません。
そして、意外なものが。
こんなところでも地平線が見られるんだな。
ちなみに降りる駅は、ラムイントラ・コー・モー・9でした。
コー・モー・9ってなんのことかと思ったら「9km」っていう意味らしい。おそらくこのモノレールがラムイントラ通りの上を走っているので、その通りの起点から9kmあたりのところなんでしょうね。無難っていうか、何か近くに寺はなかったのか、と思うくらいのひねりのない駅名です。
どこから9kmなのかはあとで調べてみました。
先ほどのBTSの駅あたりから測るとだいたい9kmだそうです。先ほどの駅近辺は十字路交差点のように見えますが、ラムイントラ通りはそこから始まっていて、その先はチェーンワッタナー通りなんだそうです。そうすると、先ほどの駅から9km来たところがここ、ってことにもなりますね。
まあね、ここが例の施設の最寄り駅です。どのくらい最寄りかって言うと、改札まで降りてきたらその施設の看板が見えたくらい。
どの施設かは次のエントリで詳しく説明しますね。