病気にならない生き方について (original) (raw)

もしも、掲題の“病気にならない生き方”があるとしますと、数多(あまた)の人が健康で、気力横溢(おういつ)という事態となって、世の中全体が混乱するという事態になると思っています。これが、良いことなのに、混乱をきたすという意味では、整然とした秩序の中では、生きずらさが如実に顕現するのではないかと心配になります。

何故なら、現代日本国内の社会は平均寿命が約82歳から88歳まであって、それなりの充実した空間を生きられるのでは無いかと想像します。日本国憲法で言う、「健康で文化的な生活」を生きられるのは、お互いにとってもいいだろうことは想像に難くはないでしょう。しかし、現実には生老病死といって、ひとが生まれ落ちてから死ぬまで、医師に掛からない人が居ないくらいに、病院やクリニックは、繁盛しています。これが何を物語っているかは、自明でしょうから、もっと卑近なところで思いを致しますと、医師には定年が無く、国家試験に通れば一生、死ぬまで働いてゆくことができます。

根本的考え方の問題ですが、病気にならない生き方は可能だと考えます。鬱にならない、ケガの予防も充実している、他人への必要以上の関与も無い、などの『必要以上』が無いことが肝要でしょう。これが、要諦(ようてい)です。大変な圧力のもと、必死の抵抗が活力でもあるからです。