白井佳夫 (original) (raw)

時事通信の記事;

映画評論家の白井佳夫さん死去
10/11(金) 12:50配信

時事通信
白井 佳夫さん(しらい・よしお=映画評論家)*15日、虚血性心疾患のため東京都内の自宅で死去、92歳。

川崎市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女真木(まき)さん。後日しのぶ会を開く。

早稲田大卒業後、キネマ旬報社に入社。映画誌「キネマ旬報」の編集長を経て、映画評論家として活躍した。著書に対談集「銀幕の大スタアたちの微笑」など。04年に文化庁映画賞映画功労部門を受賞した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea201dc4976d27ce1394f9b87657de64ee178a1a

誇張していえば、団塊の世代から(私のような)〈浩宮世代〉の映画ファンの多くが(特に日本映画に関して)白井さんの影響下にあったんじゃないか? とはいっても、白井さんの本で所有しているのは(21世紀に入ってから古本で買った)『監督の椅子』くらいなのだけど。「「キネマ旬報」の編集長を経て、映画評論家として活躍した」わけだけど、実はここには或る重要な政治的事件が省略されている。また、白井さんが広く映画ファンへ影響を及ぼすのは、実は白井さんが『キネ旬』を追放されてからのことだったのではないかと思う。例えば、(現在のテレ東である)東京12チャンネルの「日本映画名作劇場」。これによって、モノクロ・スタンダード時代の古典的日本映画に入門した人は少なくないのでは?

監督の椅子

渡部幻氏*2

白井佳夫死去。白井編集長の『キネ旬』は『話の特集』を彷彿とさせる映画の読み物として充実感が見事で、70年からのバックナンバーはほぼ揃えた。その話の特集・刊の『白井佳夫の映画の本』は座談会の名手としての代表作と編集の心構えをまとめ、『監督の椅子』も名著。中でも寺山修司との対話は傑作 pic.twitter.com/Jp7mkuHyDK

— Watabe Gen 渡部幻 (@geeen80) 2024年10月12日

樋口尚文*3

白井佳夫さん、92歳で逝く。硬派映画評論の大先輩である。誰にも言ってない思い出なのだが、通っていた東京タワーの真下の芝中学の至近距離に芝パークビルというのがあって、そこにキネマ旬報社が入っていた。マセガキの私は学校帰りに「キネ旬最新号ください」とかなんとか言いながら、狭い編集部をの… pic.twitter.com/uzCoAJsNZD

樋口尚文=『大島渚全映画秘蔵資料集成』神保町「猫の本棚」 (@higuchism) 2024年10月11日

白井佳夫さんのご逝去を心からお悔やみ致します。
1958年にキネマ旬報社に入社、『キネマ旬報』編集部員を経て、1968年から1976年まで編集長を務め、誌面を改革することで多くの若い読者を獲得、さらに新しい映画評論家の才能を発掘し育てました。
白井さんの大きな功績に感謝いたします。

キネマ旬報社 (@kinejun_books) 2024年10月11日