ひねもすのたり (original) (raw)

シンメトリーな風景。

夜明け前に、買ったばかりのNikon Zfcの試し撮りに行って来た。

まだ夜明け前だと言うのに、

この公園には想像以上の大勢の人数の色んな人々が、

思い思いの目的でやって来てた。

運動をする人、日課の散歩をする人、

大勢の老若男女が夜明け前の公園で犇めいている。。。

すごいな、みんな。。。

オイラには理解できない人数だよ。

沼の中ほどに浮かぶ小さな島に弁財天があった。

その小島から眺める沼。

街は、まだ眠りをむさぼって、目覚める前のように見える。

Nikon Zfcには沢山のピクチャーコントロールがついてて、

公園のベンチに座ってカチャカチャ色々試して遊ぶ。

色んな雰囲気の現像フィルターがあるのは楽しい。

Z9やZ7IIにもついてるけど、使ったことないや。

なのにZfcのピクチャーコントロールは、「いっちょ遊んでみっか!」

って気持ちにさせてくれる。

なんでだろ、、、不思議。。。

公園にも飽きてきたので、

クロスカブを走らせて近くの調神社に向かうことにした。

ここはウサギを祀ってる珍しい神社。

狛犬ではなく、狛兎があちこちにいた。

ここには初めて来たけれど。

なにか普通の神社とは違う異質のようなものを感じる。

この規模なのに、伊勢神宮のような荘厳な雰囲気を感じる。

きっとただならぬ由緒の神社なのかもね。

手水舎にも兎。

神水も兎の口からほとばしる。。。

神池には兎の噴水。。。

月信仰。。。

この神社で写真を撮ってると、

しばらくして雨が降り始めた。

予報だと雨は上がる予定だったので、

神社の大きな木の下でしばらく雨宿り。。。

こうして木の下で雨宿りをするなんて、何十年振りだろ。

真新しいZfcも少し濡れちゃったし、試し撮りはここで終わろう。

レンズに水が入ったら大変だ。。。

止む気配がないので、濡れながら原チャリで帰宅することにした。

少々の雨は、朝のシャワーだと思えば気持ち良い(笑)

車でなくて、原チャリで来ちゃった自分が悪いんだけど、

雨に濡れながら原チャリで走るのも、なんだか爽快だ!(病気か?)

カッパも無いからずぶ濡れなんだけど、

帰りにいつも買ってる隣町のパン屋で、

ちゃんと自分と嫁さんの朝食のサンドイッチを買って帰った(笑)

今度は、晴れた日に久しぶりに新宿御苑へでも行ってみっか。

軽いカメラとレンズは、確かにフットワークも格段に良くなると思った。

Tamatono / Oct. 03, 2024 全身ずぶ濡れのオイラを見てパン屋のおばちゃんはギョッ!(@_@)!っとしてた。。。

冗談抜きに、

またカメラを買うとは思ってなかった。

しかもAPS-C機。

とは言え、なかなか格好良いカメラじゃないの。。。

こうして並べると、ほんとFM2とよく似てる。

従来の趣味枠を超えて、

無防備に色んな写真を撮ってみたいと思う。

Z9やZ7IIと比べると、恐ろしく軽くて戸惑う。

でも軽さは武器だ。

居間のソファーに座って、

撫で撫でしながらじっくりと。

ついでに服も着せてみた(笑)

Tamatono / Sept. 30, 2024 何故に?今?Zfcを?(笑)理屈じゃないんだよね(笑)

ちょうど1週間前の木曜日は、

額に汗しながら原チャリ50ccで秩父を旅してたんだなぁ。。。

初日と2日目は脚の前部にある大腿直筋が激しく痙攣。

膝を曲げてると何ともないのに、歩き始めようと直立して

脚がまっすぐに伸びた途端、大腿直筋がカチカチに固まり動けなくなった。

こんなの生まれて初めてだったから、驚いたよ。

寝てると夜中に強烈なコムラ返りで目が覚め、ベッドの上でウンウン唸った(笑)

そんな辛い目に合うほど、34ヶ所で上る山や石段は

普段運動をしていない65歳の爺にはきついものだったという事か。。。

1週間経った今、とても不思議なことが起きてる。

秩父で鍛えられたせいか、歩くのがとても楽になった。

膝関節周りの筋肉が固くなり、膝への負担がずいぶん減った自覚がある。

昔の様に、膝を意識しないで自然に普通に歩けるようになった。

つくづく、筋肉と言うものは限界を超えてから鍛えられるもんなんだなぁと思った。

一番の難所、31番観音院。

300段以上の山肌の石段を上り辿り着くと、

神秘的な岩壁の前に観音堂が佇んでいた。

岩壁からは大きな滝が流れ落ち、痙攣する腿を撫でながらしばらく眺めてた。

旅の始まりの頃に訪ねた札所4番、金昌寺の山門にあった巨大な草履。

巡礼者の健脚と安寧を願ってのことかなと、なんとなく思った。

7番方長寺でめっけた珍しいおみくじ ↑

余りに可愛いので。。。

今は自宅の居間に1体おります。。。(また小物が・・・)

小鹿野町を通ったので、札所とは関係ないけど小鹿神社に寄ってみた。

小鹿神社はバイカーフレンドリーな神社で、

日本中からオートバイ乗りがやってくるそうだ。

訪れた時も、駐車場には大きなオートバイが5-6台停まってた。

秩父と言えば、蕎麦が有名だ。

原チャリの良いところは、周りの風景や店をじっくり眺めながら

トコトコ走れる。

この店も走りながら見つけて入った。たぶん今まで食った秩父の蕎麦の中で

一番美味いと思った。

蕎麦の香りが強く、天ぷらも最高に美味い。

秩父3泊4日のあいだ、天候は快晴、平地よりもたぶん2℃くらい低いけど、

それでも昼間は32-34℃くらいはあった。

当然、暑くて食欲は失せ、昼間は冷たい蕎麦しか食えなかった。↓

到着した初日の昼。↑

3日目の昼 ↑ 名物だと言う「わらじカツ」を食ったけど。。。(笑)

まぁ、普通。。。

秩父には何度も来てるけど、「名物」と呼ばれるものは食ったことがない。

否、避けて来た節がある。。。

今回はじっくり食ってみようと注文してみた味噌ポテト。

ホルモン炒めも食ってみる。

その他、しゃくし菜とか秩父豚の煮込みとか滞在中に一通り食ってみた。

秩父の道路は走りやすい。

空いてるし、原チャリでも車の流れに合わせてスイスイ走れた。

大きな声では言えないが、人気の無い道で最高速も試してみた。

結果は、メーターを振り切り予想以上に最高速が出ることが分かった。(笑)

色んな札所に、それぞれ色んな風景がある。

いつしか札所を巡ることがちっとも苦痛で無く、むしろ楽しみに変わった。

次はどんなお寺なんだろう、どんな花が咲いてるだろう、

どんな絵や彫刻があるだろう、とか。。。

「ぎゃーてー ぎゃーてー はーらー ぎゃーてー」

自宅の近所を流れる荒川の上流域の流れ。

余りに澄んだ、透明な流れに度肝を抜かれる。

なんて綺麗な流れなんだ。。。

観音院に向かう途中で見つけた地蔵寺水子地蔵 ↑

山肌を埋める何百、何千の地蔵。

余りの数に言葉を失う。

今回札所を訪れる旅に、こんな形のしおりのようなものを頂いた ↑

34ヶ所を周ると、34枚の花のしおりが揃い、飾ることが出来る。

遂に最後の34番水潜寺に到着。

無事に結願致しました。

思えば初日の昼過ぎから始まり、3日目の昼頃に結願したので、

実質は、頑張れば丸2日あれば34ヶ所は原チャリで周れるのが分かった。

結願記念のメダルも水潜寺にあったので。。。(また小物が・・・)

今回の旅で分かったことは;

*原チャリで100km走ると尻が壊れる。

*峠は早朝に走るに限る。

*一日11-12札所を周るのが、自分の限界。それを越えると大腿直筋が攣る。

自分の体力の限界が分かるって大事だと思った。

*話好きのお寺の住職も多く、オイラが原チャリでやって来た事を知ると

「それは遠くから、大変なことで、おいで頂きありがとうございます」と丁寧なお言葉を頂くことが多かった。

*オイラのクロスカブ50を見て、反応してくれた方が2名。

1人は30-35歳くらいの女性で、28番橋立堂に原チャリを停めていて、戻ってみるとこの女性が立っててクロスカブを眺めてた。「原付50ccで旅、良いですよね~」「いいなぁ、クロスカブ」とかバイクばかりお褒め頂き、オイラの札所巡りについては完全スルーだった。。。でも嬉しい(笑)

もう2人目は21番観音寺の境内で会ったオイラより年上と思われる爺さん。

「へぇ~、まだ50ccの原付って売ってるんだ~」とか「最高だよね原チャリ」

原チャリのナンバープレートを見て「えっ!○○から原付でやって来たの!?」と大層驚いて頂いた。

見知らぬ方々にこうして気楽に話しかけられるのは嬉しいもんだよ。

では、はてさて、今回の旅で自分が得たものはなんだったのか?;

それは諦めない気持ちが、また心に宿ったこと。

大変できつい旅も、気持ちを前向きに出来る術を思い出した。

これは40年前、自分が初めてヨーロッパを彷徨い始めた頃の気持ちだと思い出した。

34ヶ所の御朱印を集めたことより、この気持ちが自分の中でまた頭をもたげ、

自分の気持ちが少しだけ強くなることが出来た。

これが、今回の旅の宝物かもね。

とっても良い旅だった。

ありがとう秩父

Tamatono / Sept. 19, 2024 また秩父を原チャリで走りたいと思う(^^)/

定峰峠から峠道11号線を駆け下り、今回の札所巡りの出発点、

札所1番の四萬部寺(しまぶじ)の山門に着いた。

ここから旅が始まるのだ。

旅の始まりはいつもドキドキする。

普段は札所巡りはおろか、御朱印集めと言うものには全く興味が無く、

はっきり言って「超初心者」な訳で、山門に立っただけでちょっとビビってる。

まずは観音堂にお参りし、納経所で御朱印を頂くのは知ってる。

御朱印を頂く際の納経料は300円→500円に値上がりになったとのこと。

つまり、34ヶ所を周ると34 x 500円 = 17000円の納経料がかかるという事だ。

実際は、それに加えて各寺の観音堂へのお賽銭、(好きな金額で良い)

無事に周り切って結願した場合には結願料を支払うことになる。

オレンジ色の御朱印帳は、ずーっと昔に買い求めたもの。

母親が2007年に亡くなって、いつか秩父札所を周ろうと思い買っておいたもの。

しかし、仕事云々忙しさにかまけて、やっと今回実現したけど、

やって来るのに17年もかかったんだなぁ、、、などと思いが過った。

目の前で、御朱印を見事に書き上げて頂いた。

筆の運びに見惚れ、文字の意味など考えながら眺めてみる。(分る筈もないんだけど)

お遍路のスタートの1番寺という事で、納経所ではお遍路アイテムを売っていた。

余りの種類の多さに「こんなに色々あるんだ」とか、

「これ全部つけたら、コスプレだろ?」とか。

この手の物には食指が動くたちなので、心が揺さぶられかけたが、

全てを身に着けた自身のまぬけな姿を思い浮かべ、

やばい考えは程無く雲散霧消した。

四萬部寺の住職の方はとても親切で、僕が札所巡りをしていると知り、

全ての札所が番号順に書いてある地図や、次の2番の真福寺無人寺なので

その納経所のある光明寺まで書いてある別の地図など下さった。

ありがたや、ありがたや。

この地図はとても便利で、後に行った札所をボールペンで印をつけながら

迷わずに効率的に訪問順序をたてることができた。

秩父盆地を原チャリでのんびり走ると、壮大で男性的な武甲山が時折り姿を見せ、

得も言えぬ安堵感を感じた。

もしかすると、武甲山は地域の人たちにとっては

心の拠り所の役目も果たしているのかもなぁと思いながらドライブを続けた。

札所2番の真福寺に着いた。

後でしみじみ思ったのだが、札所がすべて恵まれた立派なお寺ばかりでは無い。

良い悪いとかではなく、お寺それぞれに事情があり、特徴があり、

中には手入れが不十分な荒れたお寺もある。

しかし、どんなお寺も地域に根差し、信仰を集めているのだ。

1番からここ2番までは2.1kmの距離だけど、

なかなか山深い、急斜面を上がっての山寺。

無人寺だし、きっと誰も居ないだろうと観音堂まで上がってみると、

なんとお遍路装束に身を包んだ夫婦と思われるお二人がお参りの最中だった。

無常なり。。。

やはり、生き物を見るとカメラを向けてしまう。。。(=_=) ↑

旅を終えて知ったのだが、

34ヶ所を巡るとおよそ130kmほどの距離だった。

(実際には2番と5番は無人寺なので、それぞれの納経所2ヶ所にも行く必要があり、計36ヶ所のお寺を周ることになる。)

秩父の道は走りやすい。

空いてるし、変化に富んだ道路が続く。

だから全国のオートバイ野郎達がやって来るのかと納得。

お寺からお寺への移動中、景色の良い場所がたくさんあった。

ここは22番の童子堂の藁葺きの山門。 ↑

本当に美しい山門だった。

藁葺き山門の足元には一対の草履が。

参道の見張り番の猫ちゃん。

全然、見張ってないし。。。

原チャリなんでね、お急ぎの方はどうぞ遠慮なく抜いてって下さいよ。

なんせ、65歳の爺なんでね。。。

色んな表情の色んなお寺。

あっと言う間に時間が過ぎ去る。

面白いな、秩父って。

Tamatono / Sept. 15, 2024 まだまだ旅は続くのだ。。。

ふと思うことあって、ずーっと気になってた秩父34札所を巡ろうと決め、

RAV4ではなく原チャリ50ccを旅の友とし出掛けて来た。

結果から言うと、3泊4日、旅の総走行距離は298.9kmの旅だった。

もちろん、疲れたけれど、「不自由を楽しむ心を解放した旅」だった。

きっと後で思い返しても、とても貴重で尊い経験をして来たのだと思う。

ざっくりとしたコースは、鎌北湖から山に入り、

奥武蔵野の山々とその峠を越えながら秩父まで突っ切ることにした。

原チャリを買ってまだそんなに走ってないし、

遠出もしていない割には、最初から大冒険の試みだ。

顔振峠、刈場峠、白石峠、など有名な峠を通りながら、

最後は定峰峠を経て秩父の町に降りる。

原チャリの小さな50ccのエンジンで、

標高700-800m級の峠をいくつも越えるのは、ただもうそれだけで「修行」だよ。

山に入る前のスタート地点、鎌北湖に朝7時に着いた。

自宅からここまで来るのも、オイラにとっては「大冒険」だったけど(笑)

バイクの荷台の黄色い防水バッグには、

3泊4日分の服の着替えやパンツが入ってて、パンパン状態。

車の旅と違って原チャリでは多くの物は持ち運べない。

当然大きな一眼カメラは持って来るのは難しく、この ↑

小さなコンデジだけで旅を乗り切ろうと覚悟を決めた。

(巡礼する札所の記録写真がメインだから、問題ないと思うし)

大きな一眼カメラに拘るのか? それとも着替えのパンツが重要なのか?

むろん、パンツの方が優先である。

朝7時の鎌北湖はとても静か。

どこかで聞いたことの無い野鳥の鳴き声も聞こえ、山に入る前の一休み。

この瞬間から、オイラはバットマンになるのだ!

乗ってるバイクも、クロスカブ50では無く、バットポッドなのだ!

と、自分に暗示をかける65歳。

いよいよ林道に入って登り始める。

ホンダの50ccエンジンの凄いところは、どんなに急な上り坂でも、

足付き無しで坂をグングン上がっていく。(遅いけど。。。)

峠道には「あらゆる道路の要素」が入っている。

枯れ葉で滑る路面、苔でツルツルの路面、落枝、荒れたダート路面、

スピード抑制のストッパー、急カーブ、急な上り、下りの道路、などなど。。。

今まで知らなかったクロスカブの性能を知ることとなる。

良い面、悪い面、自分のバイクの色んな面に接し、

バイクとの距離がグンと近くなる。

たぶん、今回の旅が終われば、このバイクは「自分の相棒」と

思えるようになる予感がした。

こんな道路標識が点在しているので、自分がいまどこを走ってるのか見当がつく。

天文岩と呼ばれる巨石。

横に停めた原チャリと比べても、そのデカさが分かる。

ちょっと岩の割れ目を覗いてみると、確かに奥に続く階段ようなものが見えた。

中の空間の小部屋で、ナンチャラカンチャラと言う人が天文学を研究したとか。

本当か?

夜空が全く見えないこんな岩の中で、果たして天文学を研究する意味は・・・

まぁ、突っ込み処が多すぎて、余り考えずに心穏やかに旅を続けることにする。

峠は、色んな表情を見せる。

時折、山や林が切れて、こんな絶景の風景が見える。

他の車にもバイクにも、全然会わない。。。

風景独り占め、、、最高じゃん。。。

顔振峠の茶屋も、

まだ朝早いのでどこも閉まってる。

走りながら左手見ると、

木々の間から摩利支天尊の三重ノ塔が見えた。

早朝の峠道の空気が、どれほど澄んでいるか、みんなにも吸わせてあげたい。

ナンチャラオゾン一杯で、全身の毛穴が大喜びする。

朝8時ごろに、突然朝靄が立ち込め、気温がグーンっと下がった。

山道の天気は激変すると言うけど、

山一つ、峠一つ越えると気候が変わる。

しばらく走っても、靄はますます濃くなり、気温も22℃くらいになった。

もう、エアコンの部屋にいるような涼しさ(^^)

最高だ~\(^o^)/

車一台、人っこ1人、誰にも会わない峠道を、

良いペースで駆け抜けてると、不思議なことに何故かデカい声で歌いたくなる。

聞きかじりのオペラを大声で、歌詞でたらめで歌うと気持ちいい。

余り大きな口を開けると、虫が勢いよく飛び込んで来るので注意。

誰も居ないと思って大声で歌い続けると、

急カーブの曲がった先で、いきなり道路工事のおっちゃん連中が3-4名、

道路に座って、こっちを驚いて見てたりする。

中には、ニヤニヤ笑ってるオッサンもいたり。。。(=_=)

そんな時、バットマンは恥ずかしくて、

バットポッドのアクセルを全開にして走り去るのだ。

(全開でも40kmくらいしかでないけど。。。)

至る所にフレッシュな栗の実が落ちてる。

豊かな山だと思う。

白石峠が見えて来たので、

兼ねてから見てみたかった「堂平天文台」に寄ってみることにした。

白石峠界隈には、標高や風向き、上昇気流とかの塩梅が良いのか、

あちこちにハンググライダーの離陸場所があった。

早朝でまだ誰も居ないので、オイラには良い休憩場所になった。

峠道から一旦逸れ、堂平天文台に。

もちろんまだ開館していない時間だけど、近くまで行って見ることができた。

しかも、この天文台前からの眺めが、もう本当に絶景。。。

なんか、スイスみたいな景色だ。。。

ここにも「クマ注意」のお知らせが。。。

クマと言えば、鹿だけど。

天文台へ来る時に見たこの標識、これを見た10分後の帰り道、

本当に牛の様にデカい野生の鹿が目の前を横切って驚いた。

「あぁ。本当にいるんだ。。。」

鹿と僕は20秒くらい対峙、お互いを眺めてた。

上手くは形容出来ないが、神々しい、不思議な瞬間だった。

そして、鹿は音も無く身を翻して山の急斜面を飛ぶように去って行った。

もうすぐ秩父に下る最後の峠「定峰峠」。

思えば、スタート地点の鎌北湖から、2時間近くが経とうとしていた。

あっと言う間の、素晴らしい峠ドライブだった。

Tamatono / SEpt. 14, 2024 自宅から秩父までは約100kmの距離、尻が痛い

久し振りのブログ。

さて、何から話し始めて良いものやら。。。

色々と思うことがあって、上手く話しが伝わるか、心配だよ*1

思えば2019年の11月に自転車で鳥撮りを始めて、

近場中心、20km半径以内という括りで、

随分と色んな場所に行ったよ。

ところが最近、例えば20km離れた場所まで自転車では行くんだけど、

重いカメラ、望遠レンズを背負ってると、

現地で何時間も歩き回って撮影した後には、

既に帰路のエネルギーが残ってないという。。。(笑)

これは困った、情けない。

でも自転車での鳥撮影には魔力がある。

上手くは言えないけど、自転車で原っぱを走り回ると、

五感を刺激する、自然と一体になれる。。。とか。

自転車でしか味わえない空間、瞬間がある。

この自転車と5年間走って、随分と色んな場所に探検に出掛け、

かけがえのない無い瞬間を経験したことも少なくない。

ここに1枚の写真がある。

なんと、14歳のオイラである。

当時の面影も、今は微塵も無いので修正なしでそのまま載せるが、

中学に入った13歳頃から50ccの原チャリを無免許で乗り回すいっぱしの悪ガキだった。

この1966年に発売された初代のリトルホンダP25とか、モンキー、

ダックス、スーパーカブが家に何台もゴロゴロ転がってた。

これは実家が商売をしていたせいもあるが、叔父が多趣味でその中に

バイクも入ってたという幸運が大きい。

まぁ、このP25とかはバイクと言うより、べダル付きのモペットなので、

いざと言うときには自転車としても乗れるますよ、と言う実に嘘くさい

無免許運転者増産マシーン」だった。

こうして悪ガキだった頃の写真の自分の姿には、

無免許運転をしているという後ろめたさを全然感じないから不思議だ。

むしろ、誇らしげだ(笑)

いや、実際に、自分が悪いことをしているという自覚が全く無かったのだろう。

この誇らしげな顔は、その後18歳で自動車免許取得で自動車学校に通ってる途中、芦田川の土手で無免許の原チャリでパトカーに捕まるまで続いた。

(つまり、自動車免許を無事に取得後、発行された真新しい運転免許からは既に違反の点数が引かれてるという離れ業もこの時やった)

話を元に戻すと、自転車での鳥撮りの魅力は捨てがたい。

かといって、重いカメラとレンズを持っての自転車走行では体力がもたない。

(特にこの暑さじゃ、自殺行為だと思う)

そこで思ったのが、幼少の頃の楽しかった無免許原チャリ時代。

原チャリに乗ってると、「地球は俺を中心に回ってる」と感じた。

あの自由さ、身軽さ、肌で感じた自然を思い出すと、

そうか、自転車から原チャリに乗り換えれば、体力を気にせずに遊べる。

ところが、日本固有の50ccバイク、原付1種が来年2025年11月に新たな排ガス規制に順応できずに全てのバイクメーカーが生産を止めることが確定した。

これはもう絶滅危惧種ではなく、絶滅確定種と言う訳だ。

「オイラの想い出の50ccバイクがこの世から無くなる、嫌だ~」と思った。

乗りたかったバイクがあって、近所のホンダ直営店を巡っても、既に目当てのバイクは店頭から消えてた。

近隣在庫をネットで調べたり、歩き回って探したり、やっと川越にあるバイク屋に実物が1台だけ置いてあるのが分かった。

取り敢えず・・・・行ってみよう!

と言う経緯で見つけたのが ↑ の1台のクロスカブ50cc。

もう、RAV4をすっ飛ばして川越まで速攻で行ったよ。(笑)

店のスタッフと話すと、また入って来るかどうかも分からないし、もしかすると入って来ない可能性もあるとのこと。

まぁ、そうだよな。時代の流れを見ると、これが最後の在庫かも知れないと思った。

「これは、運命かも。。。」 と自分で自分の背中を押す。

その場で購入を決定、手付金を置いて「他の奴に絶対に売るんじゃね~ぞ」と言って自宅に帰った。

バイク屋の帰り道、地元の市役所に寄って早速ナンバーを申請しゲット。

前にも書いたかも知れないけど、オイラの地元は河童が有名で、

ゆるキャラのカパルは2018年のゆるキャラグランプリで全国優勝し、

街の特別住人になってる。

関係ないけど、ナンバーも河童のカパルのデザインで可愛い。

黄色い〇で囲った部分を読むとK8=カッパ?と読ませたいのか?(笑)

昨日無事に納車、川越のバイク屋まで電車とバスで取りに行って来たよ。

(川越でバスに乗ったのは人生初だった)

川越から混んでる幹線道路は避けて、ガラガラの田んぼ道と土手道を通り、

遠回りで18kmくらい走って帰って来た。

地元の荒川河川敷に降りて、炎天下の中、走り回って遊んだ。

ネットで見っけたこの安っぽいトリコロールカラーのキーホルダー。

な~んか、とっても懐かしい。

昔はバイクを買うと、必ずこの安っぽいキーホルダーが付いてきたもんだ~(笑)

あ、正直に話すと、6月7月は家の給湯器の不調で買い替え、10年前の同じ時期に入れ替えた浴室のシャワーカラン、トイレのTOTOウォシュレットも不調で全て買い替え。

合計で3桁万円の出費があり、バイク買ってる場合じゃなかったんだけどね(笑)

(今は家電の10年周期一斉にご臨終説を信じるようになった)

遅くてもかまわない、自転車と同じスピードで走れれば。

自転車だと、タイヤと道路の接地音しか音が出ないので鳥の声が良く聞こえる。

このバイクはエンジン音があるので、乗ったままで鳥の近くには行けないけど、

現地でどこかに停めて、歩いて鳥に近づけばいい。

バイクに描いてあるメッセージの様に、

残った人生を今まで通りクロスオーバーしながら過ごすのだ。

13歳の頃、初めてバイクに跨った時のあの興奮と感動を、今一度。

ワクワクするぜ~!!!\(^o^)/

荒川の河川敷で裸になってバイクで遊んでると、

田んぼから出て来たトラクターのおっさんが避けてくれた。(すんまへ~ん)

まぁ、自分で見ても普通にヤバい爺に見えるよね(笑)

Tamatono / Aug. 03, 2024 盗んだバイクで走りだす65の昼 (いや、盗んでね~し、ちゃんと買ったし)

*1:+_+

ウミウシの大群か。。。(@_@)

ウミウシではなく、紫陽花でしたね(笑)

でも珍しい色の紫陽花だなぁと、歩いててTG5で撮りましたよ。

カワセミが見たくて、夜明けに都内の公園に。

まずは、コンビニで眠気覚ましのホットコーヒーを。。。

公園に着くと、前日が雨だったこともあって、草花の色が一層綺麗。

朝露に濡れてみんな活き活きしてる。。。

野鳥たちもボチボチ活動を始め、夜明けからの3時間は自分にとっては

Dreaming Timeだと思う。。。

写真下半分の緑は、蓮の群生かなぁと思ったけど、実はアサザだった。

陽が昇ると下の ↓ 写真のように一斉に黄色い花が顔を出し圧巻の眺め。

朝いちでこいつと目が合った。。。 ↑

ササゴイかなと思ったけど、

羽の模様から、もしかするとゴイサギの幼鳥じゃないかと。。。(自信なし)

一見地味そうな鳥だけど、じっくり見ると、羽模様が美しい鳥だ。

少し歩いてると、久々のカワセミ君に出会う。

飛び込まないかなぁと待ってると、

まったく関係の無い遥か遠くの向こう岸から別のカワセミが飛び込んだ(=_=)

まぁ、人生はこんなもんである。

近くにいる方のカワセミは微動だにしないし、飛び込む様子もない。

何故だろう、、、としばらく様子を見てて、

もしかすると巣立ったばかりの幼いカワセミじゃないかと思った。

つまり、まだ狩りが下手なのだ。

頑張って早く狩りを覚えるんだぞ~(^^)/

昔、マクロ写真にハマった事があったけど、

最近は昔買ったTough TG-5をカメラバッグに忍ばせて、

散歩がてら気に入った被写体があるとパチパチ撮って遊んでる。

夜明け直後の花は本当に瑞々しくて綺麗だと思う。

蟻とモンシロチョウ。

太陽の光が口内に差し込んで、喉がオレンジ色に光ってるカワウ。

のびのびしてて、自然な姿だ。

やっぱりマクロは面白い。

このカメラも使い始めて2年目、

やっと自分のカメラだと思えるようになった。

重さ以外は気に入ってる。

65歳の爺は歩き疲れたので、

ベンチに座ったまま、上空をビュンビュン飛び回るイワツバメを撮ってみる。

Z9ならほぼ百発百中で撮れる。

急降下で降りて来たカワウが、着水せずに急上昇。(気が変わった?)

一瞬だけど、美しい羽模様を見せてくれた。

飛んだり、水中に飛び込んだりするカワセミを好んで撮って来たけど、

最近は自然の中でくつろぐカワセミが好きになって来た。

背景の景色と馴染んでる姿が好きだ。

カワセミに限らず、自然のなかで寛ぐ野鳥の姿を撮りたいと思う様になった。

夜明けから歩き回ると、時間の感覚が無くなる。

夢中なのだ(笑)

気が付くと、蓮の花が咲いてた。

あぁ、もうそんな季節なんだ。。。

行田の古代蓮も良かったけど、

こんな名も無き池の蓮も、なかなか好きだ。

季節ものと言えば ↑ 公園横に都知事選の立候補者ポスターが。。。

ドクター中松さんは何が凄いのか良くわからなかったけど、

96歳で立候補するエネルギーが残ってること自体が凄いのだと今回やっと分かった。

Tamatono / June 23, 2024