高尾山に登った 登山は自分の身体との対話 背徳的なチョコパイ (original) (raw)
7時4分に高尾山口駅に到着。新宿から京王線特急で約1時間。週末の電車はすいていた。
1号路を登る。ケーブルカーの駅までの間、車が次々と追い越していく。業務用車両、住民、山の管理をする車の3種類が通行可との表示あり。
ところどころ道が濡れているが、舗装されており歩きにくくはない。
緑色のあじさいが咲いていた。これから色がついていくのかな。葉っぱに小さなマイマイが付いていた。
その他に咲いていたのはキンミズヒキ、露草。
薬王院までの長かったこと!
体力の衰えをひしひしと感じる。足が痛い。腿が悲鳴を。
結局太り過ぎだなと思い知る。身体の声を聴かなかったつけが、この夏一気にやってきたのにまだ軌道修正できていない。それを知るための高尾なのかも。
しかし悟りを開こうが反省しようが、まだまだ山頂へは着かないのだった。
やっと到着。しばし木陰で休む。登ってしまえばあっけない。10時ちょっと前くらい。
予定ではもう下山しているはずの時間だ。
途中で食べたチョコパイ。
背徳的な甘さだが、疲れている時にはおいしい。
稲荷山ルートで下山。
下りの前半三分の一ほどは木の階段が続く急な下りだった。
その後は山道と木の階段の連続。
かなり下ったと思うのにちっとも捗っていないという。標識で見て200m稼ぐのに30分くらいかかってる感覚。実際にも15分くらいはかかっているようだ。
階段の高低差が足の長い人向けなので「よっこいしょ」という感じ。
最後の三分の一は階段もなく、小さな岩(つまり石)や木の根だらけの下り。まるで涸れ沢を下っているようだ。自分は転びやすいので、つまづかないよう集中して下るのでひどく疲れた。靴につま先があたって痛い。
下りなら楽勝だと思っていたが、最後まで気の抜けない山道だった。
結局12時過ぎていたし。
登り口までたどり着き、お約束の生ビールととろろ蕎麦。幸せとはこういうもの。
今回高尾山ということで、経験もあるし軽い気持ちで登り始めたが、想定外に辛かった。特に下山がきびしかった。
途中でタクシーに乗るわけにもいかない。ひたすら自分の体力だけを頼りに降りきるしかない。ワタクシ的にはなかなかの達成感だった。
山はいい。