乗り鉄がただ列車に乗っているだけの一日旅行に出かけた話 (original) (raw)

有効期限間近の青春18きっぷが1回分残っていたので、ただ列車に乗っているだけの時間を楽しみに出かけました。9月7日土曜日です。同じ趣旨の人たちや週末でもあったので、どの列車も混んでいて、座る場所を確保するために写真もほとんど撮れず、乗り換え駅でも接続時間が数分の乗り換えだったので、ローカル線の旅とはいえ、せわしない行程でした。まあそれも乗り鉄だからこそ楽しめる時間ですが、興味のない人にはまったくおもしろくない記事なのでスルーがおすすめです。

水戸駅5:09発の常磐線でスタートです。始発の下り列車は太平洋の日の出をみることになるのでかなり眩しいですが、当日は曇りだったので助かりました。乗り鉄はあまり景色に気持ちを揺さぶられません。(人によると思う)

それなりに乗ることが多い列車なので写真を撮らずにいたら、6:38いわき駅着です。4分の接続で磐越東線6:42発に乗りますが、座席の争奪戦になったのでいわき駅でも写真も撮れず、缶コーヒーだけ買って乗車です。

ということで、2両の車内に立っている人も多いまま、8:25に郡山駅に到着しました。

次は磐越西線ですが、郡山駅は東京方面から乗り換える人が多いので、4分の接続時間では、案の定4両編成の車両に座ることができませんでした。ここでも写真も撮れず、食料も購入できず、会津若松駅に9:41に到着です。

今日初めての写真、会津若松駅

観光地ですので、当駅で下車する人や秘境路線の只見線会津鉄道経由東武鉄道方面に向かう人が多く、新津行きの2両編成のディーゼルカーは今日乗った中では乗客が多くはありません。

「お座敷トロッコ会津鉄道会津田島行き

9:46に会津若松駅を出発、途中の喜多方で多くの人が降り、車内はだいぶ乗客が減りました、というより残った99%は乗り鉄と思われます。(私調べ)

磐越西線会津若松の東と西でまったく趣が違います。東側は新幹線や東武鉄道との連絡で観光客が多く、本数も多いですが、西側は山間部を抜けるルートで全線乗り通すことができる列車は一日に6往復なので、まあまあ難易度が高いですね。私は高校生のとき以来のこの区間の乗車です。6,7両編成の急行列車だったと思いますが、現在は急行、特急は走っていません。

それでも週末はJR東日本の「SLばんえつ物語」が走っています。途中の津川駅ですれ違いました。

こちらはすぐ発車なので降りて撮影はできませんが、SLと客車列車です

現在のSLの客車列車はほとんどが普通列車なので、座席指定券が別途必要ですが、乗車券のみで乗車できます。

ということで新津駅に12:17に到着しました。

かつては北陸と東北を結ぶ基幹駅でした

12:28発の長岡行きに乗ります。幹線ですので地域の方が多く乗り降りしながら長岡に13:23に到着しました。若干の時間があるのでエキナカコンビニのNewDaysさんでパンを買い、車中で食べようと思ったらなんと次の上越線の列車に乗る人が多く、座ることはできましたが、食べることはできませんでした。

ということで写真も撮れず13:50長岡発の4両編成の列車は大混雑で出発です。そのはず、上越線は越後中里~水上間が1日6往復ですので、交通の難所です。というより普通は新幹線を使いますので、この区間に乗る人は地元の人かハイカーか乗り鉄か「日本一のモグラ駅」の土合駅に行く人でしょう。(私調べ)

混雑したまま水上駅に15:48到着。ここでも乗り換えダッシュですが、私は1本しかない乗り換え階段に遠かったので、次の列車のシート争奪戦に敗れました。

15:53に水上駅を出発、16:45に新前橋駅で降り、今日2本目の「SLぐんまみなかみ」に遭遇しました。乗り換えに時間があったのでゆっくり写真を撮ることができました。

SLの近くにいると熱で暑いです

次は両毛線17:09発です。このあたりの路線は東京近郊区間ですので、乗り慣れていることもあり写真も撮らず、それこそただ乗っているだけです。

18:53に小山駅着、さらに乗り慣れた水戸線19:07の下館行きに乗ります。次の水戸行きに乗ればよいのですが、それまで待っているのであればどこで待っても同じなので、あえて下館で降り、

下館駅の夜景

閑散とした下館駅で20:00発水戸行きの列車に乗り、赤塚駅20:52に到着しました。

まさに乗っているだけの約16時間は至福のひととき、普通の人であれば遠慮するであろう乗り鉄普通列車の旅でした。