甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ピストン (original) (raw)
今年はこの山に行こうと決めていた山の一つが甲斐駒ヶ岳。山梨県の南アルプスの1つ。駒ヶ岳という名前がつく山はいくつかあるけれどその中でも最も高いのが甲斐駒ヶ岳で2,967m。登山ルートは北沢峠からのコースと黒戸尾根からのコースが主なルート。詳しくはこちらをご参考に。
今回は黒戸尾根コースということでまずは尾白川渓谷の駐車場へ。時刻は土曜日に8時過ぎ。満車とまで行かないけれどすでに9割ほどの埋まり具合。夏休みに入ったらもっと早朝じゃないと停められない雰囲気。
てんくらだとこの日の甲斐駒ヶ岳は午前はBで昼頃からAというコンディション。ついたときは空には雲が広がっていて雨もパラっと落ちてきそうな感じ。
天候回復を期待して8時30分にスタート。ここから頂上までは標高差2,200m、距離にして約10km程度。黒戸尾根は日本三大急登の一つで、残りの2つは北アルプスの烏帽子岳のブナ立尾根、もう一つが谷川岳の西黒尾根。
勾配はブナ立尾根のが上だけど標高差では断トツなのが黒戸尾根。
登り始めてしばらくすると現れる標識。
頂上まで7時間。多くの人がこれ見て少しげんなりするはず。
まずは7合目付近にある七丈第一小屋を目指します。
気温と湿度が高くて全身シャワーでも浴びたように汗でぐしょぐしょ。標高があがると風も少し吹いてくるし雨も少しパラついてくるしで汗冷えしそう。Tシャツの替えを持ってこなかったことを後悔。
とはいえ天気は回復傾向にあるので気にせず登っていきます。この日黒戸尾根を降りてくるハイカーやトレイルランナーが多かった。北沢峠から登ってこっちに降りてくる人だろうか。。。
途中少しだけ雲が晴れてきたけれど、、、、まだまだ雲につつまれている山々。
2時間弱で七丈第一小屋に到着。ここでは100円で水補給が出来るけれどま余裕があったのでスルーして頂上を目指します。ちなみにこの日携行した水は1.5L。
七丈第一小屋からは鎖場が多く垂直に近い梯子などもあってややスリリングな場所もあるので先日購入したばかりのヘルメット装着。
雨で岩が濡れていたりしたので慎重に。
森林限界を超えてハイマツ地帯になったけれど周囲は霧につつまれて目指す頂上は何一つ見えず。とりあえずCOROSの獲得標高の数値を見てあとどの位登れば頂上かというのを眺めながら登っていきます。
そしてスタートして3時間20分、ようやく頂上へ。
周囲は真っ白で眺望はゼロ。ハイカーはそこそこいたけれどほとんどが北沢峠からの登山者。
天候回復を期待して15分ほど滞在したけれど状況変わらず。鳳凰三山とか見えるかなぁと思ったけど、、、見えるのは白一色。景色は諦めて下山。
下山していると雲が少し晴れてきたぞ。
さらに下山していくと、、、青空が。
今頃頂上は綺麗な景色が見えているのだろうか、、、とモヤモヤしながら無事下山。尾白川の冷たい水で体を綺麗にしてフィニッシュ。
また天気の良い日に出直します。