青い夕焼けは存在する? 固定概念から解放されるために読書をしよう (original) (raw)

夕焼け AI作成

この世に美しいものは、星の数ほど存在しますが、「私の妻」がその代表格でしょう。

しかし、多くの人が共感するのは夕焼けの美しさです。

日中の太陽は無色透明の明かりですが、日が沈むに従って、徐々にその色を変え、

美しい茜色のグラデーションになっていきます。

太陽とは別物ではないかと疑うほどに。

誰もが空を見上げ、感動したことがあるはずです。

ここで質問です。あなたは「青色」の夕焼けを見たことがありますか?

「何を言っているのだ、夕焼けは赤でしょう。」と怒られるかもしれませんが、

私は見たことがあります。

これは冗談ではなく本当です。

実際の画像をお見せしましょう。

では、どうぞ

火星の夕焼け NASA提供

これは2015年にNASAが火星無人探査車キュリオシティーにて撮影した画像です。

地球で夕焼けが赤く見えるのは、「レイリー散乱」によるものです。

夕方、太陽の位置が低くなると、光は大気中を長い距離通過することになります。

すると、小さい粒子が青い光を遠くで拡散させ、残った赤色の光だけが私たちに

届きます。

しかし、火星の青色は「レイリー散乱」ではなく「ミー散乱」が影響しています。

火星の大気は薄く、チリも多く含まれています。このチリは赤い光の波長と

同じくらいの大きさが多く、赤い光をよく散乱させるため、青色の光だけが

届くのです。

もしかしたら、他の惑星では黄色や紫色の夕焼けがあるかもしれません。

大変興味深いですね。

「なんだ、地球でないなら、ありえるかもしれない」と思った人もいるかも

しれませんが、これこそコロンブスの卵でしょう。

ここで大事なのは、人間とは凝り固まった固定概念を持っているということです。

私たちは過去に勉強や経験したことから、判断したり理解しています。

しかし、この世の中には私たちの知らないことが無数にあります。

もっと言えば、知らないことが大半なのです。

それなのに、大人になるに従って、周りから無知に思われるのは羞恥心が働くのか、

知ったかぶりになっていきます。アリストテレスが「無知の知」を唱えたように

我々は自分が何も知らないことを自覚しなければなりません。

知らないからこそ、新しいことを学べるのです。

そして知識欲という快楽を味わうことでしょう。

是非、多種多様な本を読み、たくさんの知識や考え方を学びましょう。

きっと人生の助けになるはずです。