ゆる文 (original) (raw)
引用元:ソニー・ピクチャーズ
ストーリー・解説
1995年製作の大ヒット作「ジュマンジ」の続編で、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソンが主演を務めたアドベンチャーアクション。高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。共演に「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのカレン・ギラン。「バッド・ティーチャー」のジェイク・カスダンがメガホンをとった。
2017年製作/119分/G/アメリカ
原題または英題:Jumanji: Welcome to the Jungle
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2018年4月6日
引用元:https://eiga.com/movie/87667/
登場人物・キャスト
キャスト
カレン・ギラン
ニック・ジョナス
ジュマンジ世界
- スモルダー・ブレイブストーン博士 - ドウェイン・ジョンソン(楠大典)
- シェルドン・“シェリー”・オベロン教授 - ジャック・ブラック(高木渉)
- フランクリン・“マウス”・フィンバー - ケヴィン・ハート(伊藤健太郎)
- ルビー・ラウンドハウス - カレン・ギラン(白石涼子)
- ジェファーソン・“シープレーン”・マクドノー - ニック・ジョナス(KENN)
- ラッセル・ヴァン・ペルト - ボビー・カナヴェイル(黒田崇矢)
- ナイジェル・ビリングスリー - リス・ダービー(江原正士)
現実世界
- スペンサー・ギルピン - アレックス・ウルフ(木村良平)
- ベサニー・ウォーカー - マディソン・アイズマン(M・A・O)
- アンソニー・“フリッジ”・ジョンソン - サーダリウス・ブレイン(英語版)(武内駿輔)
- マーサ・カプリー - モーガン・ターナー(英語版)(水瀬いのり)
- アレックス・ヴリーク - コリン・ハンクス(千葉進歩)
- 若いアレックス - メイソン・グッチオーニ(下川涼)
- ヴリーク老人 - ティム・マシスン(森功至)
- ベントレー校長 - マーク・エヴァン・ジャクソン(英語版)(仲野裕)
- ウェブ先生 - ミッシー・パイル(石塚理恵)
その他の日本語吹き替え - 下川涼、土井真理、髙梨愛、ふしだりほ、織部ゆかり、仲村かおり、斉藤こず恵、青山玲菜、俊藤光利、平修、西谷修一、須田祐介、吉田丈一郎、赤坂柾之、宮本淳、中澤星児、GO羽鳥
日本語版制作スタッフ - 演出 - 簑浦良平/字幕翻訳 - 松崎広幸/吹替翻訳 - 野口尊子/翻訳監修 - 今田利枝/録音・調整 - 黒崎裕樹、藤田寛大、水村真衣、石森健斗/日本語版コーディネーター - 齋藤学、野田笑子(グロービジョン)/Mixed at Culver City Sony Pictures Studio, CA/日本語版制作 - ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、グロービジョン(株)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
感想
引用元:映画『ジュマンジ』
1996年、かつてアラン・パリッシュとサラ・ウィットルが川に投げ捨てた「ジュマンジ」を発見したヴリークは自宅に持ち帰り、息子アレックスに手渡すが、アレックスは古いボードゲームには興味を持たなかった。
その日の夜、「ジュマンジ」はボードゲームからロムカセットに変化し、ゲームを始めたアレックスは行方不明になってしまう。
それから時は流れ、2016年、ブラントフォード高校の学生スペンサー、フリッジ、マーサ、ベサニーの4人はそれぞれ問題行動を起こしてベントレー校長に呼び出され、罰として地下室の掃除をするように言われる。
引用元:映画『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』
掃除の途中で「ジュマンジ」のロムカセットの入ったゲーム機を発見した4人は掃除をサボって「ジュマンジ」をプレイしようとするが、4人はテレビの画面の中に吸い込まれ、それぞれ自分が選んだアバターとしてジャングルの中に放り出されてしまい……。
引用元:映画『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』
昔、地上波で初代『ジュマンジ』を観たことがあって、すごく面白かったことを憶えています。
初代『ジュマンジ』では少年が「ジュマンジ」という双六みたいなボードゲームを拾ってきて、プレイしてしまうと、ジュマンジの世界に吸い込まれてそれから二十年以上?月日が流れてしまうはずです。
当時観た時は、解決されることなく二十年以上時間が過ぎてしまう、この絶望感がたまらなく怖かったです。
そして、二十何年後、子供たちが再びジュマンジを開きゲームに巻き込まれることになるはずです(うろ覚えですが(。´・ω・)?)。
本作はその『ジュマンジ』を現代版にした続編という位置付けです。
本作では、双六だった「ジュマンジ」がテレビゲームに姿を変えてしまったり、みんなゲームの世界に吸い込まれてしまったりと改変ポイントはありましたが、ジュマンジの系譜を継ぐ作品であることは間違いありません。
ゲームオタクくんや、ジャイアンぽい男の子、真面目ちゃんに、ギャルという現代っ子が、ゲームのキャラクターに姿を変えてジュマンジ攻略を目指すのですが、それがゲーム的な要素の強いツッコミどころ満載なんですね(^▽^;)
ケーキ食べたら爆発するという属性を与えられたり、踊りながら戦うダンシングファイト属性を持っているキャラクターがいたり(´艸`*)
旧作よりもゲーム感、コメディ色が強くなっている印象です。
ちょっと個人的な意見を言うとすれば、旧作と同じように双六ふうのゲームにして、舞台をゲームの中ではなく現実世界にして欲しかったかな~という感想です。
ここは好みの問題なのですが、旧作では、現実世界とゲームがリンクしていて、ゲームの中の動物や人物が現実世界に出て来て、わちゃわちゃ大暴れするパニック映画的な展開も見ものだったと思うのですが、本作では全員ゲームの世界に入ってしまって、現実世界とのリンクはあまりなく、パニック要素が物足りない感じがするんですよね(^▽^;)
あと、1990年代の雰囲気というか、ひと昔前のアメリカの雰囲気が『ジュマンジ』という映画に哀愁のような独特の味を与えていたと思うのですが、本作はCGや雰囲気やらが洗練されていて、良くも悪くも普通のアドベンチャー映画になっている印象を受けました。
バニラ的には旧作の『ジュマンジ』の方が好みですが、本作も単体で観るなら面白い作品だと思います( ̄▽ ̄)ゝ
あ、あとちなみに『ジュマンジ』と同じような映画に『ザスーラ』という映画があるのですが、旧作『ジュマンジ』が好きな人は、そちらもオススメです。
予告
引用元:amazon.co.jp
ストーリー・解説
妻や子にも正体を隠し、家族思いの父親と凄腕の秘密諜報部員という二重生活を送るヒーローの珍無類の活躍を、アクションとユーモア豊かに描いたスパイアクション・コメディ。1億2000万ドルの巨費を投じ、「ターミネーター2」のジェームズ・キャメロン監督とアーノルド・シュワルツェネッガーが3度コンビを組んだ超大作。米海軍の協力でハリアー戦闘機の実機が使用されたのをはじめ、アクションシーンの見せ場はたっぷり。フランス映画『La Totale』に目を付けたシュワルツェネッガーがキャメロンに企画を持ち込み、彼の監督・製作・脚本で実現。共同製作は「T2」でも監督と組んだステファニー・オースティン。撮影は「ハード・ターゲット」のラッセル・カーペンター、音楽は「T1」「T2」に続き、監督とは3作目のブラッド・フィーデル、美術は14本の「007」シリーズに参加し、「エイリアン2」に続いて監督とは2作目のピーター・ラモント。「アビス」以降、キャメロン作品に参加しているジョン・ブルーノがSFXスーパーバイザーを務め、特殊視覚効果はキャメロンが設立したデジタル・ドメイン社が担当。名コメディエンヌぶりを発揮した「マイ・ガール2」のジェイミー・リー・カーティスほか、「ライジング・サン」のティア・カレル、「コーンヘッズ」のトム・アーノルド、「トゥームストーン」のビル・パクストンらが共演。
1994年製作/144分/アメリカ
原題または英題:True Lies
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1994年9月10日
引用元:https://eiga.com/movie/47170/
登場人物・キャスト
- ハリー・タスカー: アーノルド・シュワルツェネッガー - アメリカ合衆国のスパイ。
- ヘレン・タスカー: ジェイミー・リー・カーティス - ハリーの妻。
- アルバート・マイク・ギブソン: トム・アーノルド - ハリーの相棒。
- サイモン: ビル・パクストン - スパイを名乗りヘレンに交際を迫る男。正体は中古車売買業者。
- ジュノ・スキナー: ティア・カレル - テロリストを支援する古美術商。
- サリム・アブ・アジズ: アート・マリック - テロリストのリーダー。
- ディナ・タスカー: エリザ・ドゥシュク - ハリーの娘。反抗期。人の物から金目の物を盗るなど手癖が悪い。
- ファイザル: グラント・ヘスロヴ - ハリーの同僚。
- スペンサー・トリルビー: チャールトン・ヘストン - ハリーの上司。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/トゥルーライズ
感想
ハリー・タスカーは、妻・娘と共にロサンゼルスで暮らすコンピュータ会社のセールスマン。
引用元:映画『トゥルーライズ』
だが、彼の本当の姿は、大統領直属のスパイだった。
彼は、中東で暗躍するテロリストの資金ルート解明という使命を帯び、そのカギを握っているとされる古美術商の女・ジュノに接近する。
だが、彼女と行動を共にしていたテログループ”真紅のジハード”のリーダー、アジズはハリーを不審に思い、手下とともに彼の命を狙うが、間一髪でハリーはこれを撃退するもアジズは逃がしてしまう。
このゴタゴタでホームパーティーの約束を破ってしまったハリーは謝罪しようと妻・へレンが務める法律事務所に向かうが、そこで見たのは見知らぬ男と密会の約束の電話をしていたヘレンの姿だった。
ハリーは、「ヘレンが男と不倫している」と思い込み、組織の力を使って捜査を開始。
ハリーは組織の力を職権乱用して不倫男を追い詰めて行くが……。
引用元:映画『トゥルーライズ』
アマゾンプライムの評価数は多いので、有名な作品なのかもしれませんが、シュワちゃん主演のコメディ映画にこんな作品があったことを初めて知りました。
「もっと、映画サイトとかで取り上げられてもいいんじゃないか」と思うほどコメディとしても、アクションとしても完成度の高い傑作だと思います。
Wikipediaの情報によると、1991年のフランス映画『La Totale!』を見て気に入ったシュワちゃんが、ジェームズ・キャメロン監督にリメイクを持ちかけて制作された映画らしいんですね。
いち俳優のリクエストで映画が制作されるなんてことがあるんですね。
しかも、制作費は1億ドル(日本円で約100億)を突破したそうです。
1億ドルを突破したのは、本作がアメリカ映画史上最初の作品らしいですよ。
ちなみに、Wikipediaの『製作費が高額な映画一覧』というのを調べると、本作の公開からわずか3年後に、同じくジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』が製作費2億ドル(日本円で約200億円)で記録を更新しているそうです。
豆知識として憶えておくと、何かの役に立つかも( ̄▽ ̄)
映画の良し悪しは製作費だけで決まるとは思っていませんが、漫画で例えると画力のようなものなので、画力が高いと表現できる幅も増えるし、それだけで見て観たくなりますよね。
製作費のことばかり話していますが、映画のストーリーも素晴らしくて、先の展開が読めない構成も評価したいです。
シュワちゃんが不倫相手の男と接近して、話をするシーンなんてニヤニヤが止まりませんでした( *´艸`)
引用元:映画『トゥルーライズ』
そのまま、尺を使って妻の不倫を知ったハリーが、不倫男と妻を追い詰めて、懲らしめるコメディ展開になると思ったら、物語の三分の一あたりで不倫男との問題は終わって、思いもよらなかった大きな展開に発展していくんですね。
そして、最後の最後にもう一つ大きな出来事があって、二転、三転、最後の最後まで予想の斜め上を行く展開で大満足の完成度でした(≧▽≦)ゝ
引用元:映画『トゥルーライズ』
予告
引用元:amazon.co.jpamazon.co.jp
ストーリー・解説
舞台は紀元前、ヘロデ大王の治世のパレスティナである。ユダヤ人の住む地域にベン・ハー(ラモン・ノヴァロ)、その幼友だちのメッサーラ(フランシス・X・ブッシュマン)がいた。ベン・ハーが16歳になったとき、ローマの武人となったメッサーラと再会した。メッサーラはローマ人であることをかさにきて、ユダヤ人のベン・ハーを馬鹿にした。ベン・ハーはこのことを心に刻み込んだ。
ローマから、グロウタスが執政として赴任した日に、ベン・ハーは誤って怪我をさせてしまう。ベン・ハーは母(クレア・マクドウェル)や妹(キャスリーン・ケイ)とともに、メッサーラによって捕らえられる。ベン・ハーは奴隷に堕ちた。
海賊がローマ海軍を襲撃し、ローマ側は全滅したが、軍艦の漕ぎ手奴隷だったベン・ハーは、アリウス提督(フランク・カリアー)を助け、2人だけが生き残った。アリウスはベン・ハーを養子に迎え、豊かな暮らしを与えるが、ベン・ハーは母と妹を探して旅に出た。
アラビアにたどり着いたベン・ハーは豪商シモニデス(ナイジェル・ド・ブルリエ)、その娘のエステル(メイ・マカヴォイ)に出会う。ベン・ハーとエステルはたがいに惹かれあうが、翌日、戦車競争の対戦に出場することとなる。対戦相手はメッサーラである。数万人の観衆を前にかつての友人、いまは民族どうしの威信を賭けた争いの相手である。メッサーラは卑怯な方法でベン・ハーの戦車を倒そうとしたが、そのおかげで命を落としてしまう。
対戦に勝利したベン・ハーは、この勢いに乗じてユダヤ民衆を煽り、ローマ人が処刑しようとしているユダヤの預言者イエス・キリストを救おうと呼びかける。たどりつくとキリストは、ベン・ハーの申し出を拒否する。
キリストが病気を快癒させた2人の女性がいるとベン・ハーは知る。それがまさに探していた母と妹なのだった。キリストは受難を甘受したが、そのことにより、神の恵みは、母にも妹にも、ベン・ハーにも、世界中の誰に対しても降り注ぐ。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ベン・ハー_(1925年の映画)
登場人物・キャスト
ラモン・ノヴァロ - ベン・ハー
フランシス・X・ブッシュマン - メッサーラ
メイ・マカヴォイ - エステル、シモニデスの娘
クレア・マクドウェル - ベン・ハーの母
キャスリーン・ケイ - ティルダ、ベン・ハーの妹
カーメル・マイヤーズ - アイラス
ナイジェル・ド・ブルリエ - 豪商シモニデス
ミッチェル・ルイス - 旅長イルデリム
レオ・ホワイト - サンバラット
フランク・カリアー - アリウス提督
チャールズ・ベルチャー - バルタザール、エジプト人
ベティ・ブロンソン - 聖母マリア
デイル・フラー - アムラ
ウィンター・ホール - ジョゼフ
大衆モブシーンエキストラ
レジナルド・バーカー(Reginald Barker)
ジョン・バリモア
ライオネル・バリモア
クラレンス・ブラウン
ジョーン・クロフォード
マリオン・デイヴィス(Marion Davies)
ダグラス・フェアバンクス
ジョージ・フィッツモーリス(George Fitzmaurice)
シドニー・フランクリン
ジョン・ギルバート
ドロシー・ギッシュ
リリアン・ギッシュ
サミュエル・ゴールドウィン
シド・グローマン(Sid Grauman)
ルパート・ジュリアン(Rupert Julian)
ヘンリー・キング
ハロルド・ロイド
コリーン・ムーア
メアリー・ピックフォード
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ベン・ハー_(1925年の映画)
感想
ベン・ハーが16歳になったとき、ローマの武人となったメッサーラと再会した。
メッサーラはローマ人であることをかさにきて、ユダヤ人のベン・ハーを馬鹿にした。
ベン・ハーはこのことを心に刻み込んだ。
ローマから、グロウタスが執政として赴任した日に、ベン・ハーは誤って怪我をさせてしまう。
ベン・ハーは母や妹とともに、メッサーラによって捕らえられる。
ベン・ハーは奴隷に堕ちた。
それから3年、ベン・ハーはローマ海軍の軍艦の漕ぎ手奴隷となっていた。
ベン・ハーの乗る軍艦が海賊の襲撃を受け、ローマ側は全滅。
海に放り出されたベン・ハーはアリウス提督を助けたことで、アリウスの養子となり自由となった。
自由となったベン・ハーは、生き別れになった母と妹を探す旅に出るが……。
以前『ベン・ハー(2016年)』版を観たことがありますが、今作『ベン・ハー(1925年)』版とは受ける印象が大きく違うと感じました。
『ベン・ハー(2016年)』版は因縁の相手メッサーラとの戦いに重きを置かれているのに対し、本作は「歴史ドラマ」「イエス・キリスト」の物語に重きを置かれてストーリーが展開しています。
もともと、アメリカの小説家ルー・ウォーレスが1880年に発表した原作の『ベン・ハー』の副題は『キリスト物語』らしいんですね。
そうです、この物語はベン・ハーの物語であると同時にイエス・キリストの物語でもあり、物語はイエスの誕生から始まり、ベン・ハーの人生とイエスの人生が交互に描かれながら、違う人生を歩んできた二人が最後に交わる構成で作られているのです。
ベン・ハーたちが最後に、イエスにたどり着く場面は感動的で、イエスの神聖さが際立ち、ユダヤ人が求めた救世主(メシア)という存在を強く感じることができました。
ですが、一番新しい『ベン・ハー(2016年)』版では、ベン・ハーとメッサーラの闘いをドラマチックに描くことに力を入れているため、『キリストの物語』を減らしているんですね。
そのために、フィクション色が強くなり、イエスとベン・ハーが出会う場面の感動が弱くなっている印象です。
ここは好みの問題で、メッサーラとの戦いやアクションをメインに観たい方は『ベン・ハー(2016年)』版を、キリストの物語・歴史メインに観たい方は『ベン・ハー(1925年)』版をお勧めします。
個人的には『ベン・ハー(1925年)』版の方が好みでした。
ほとんどの構図がロングで撮影されていて、まるで絵画のような構図が多いのですが、そのために客観的に観ることができて、歴史ドラマ感を強く感じられるからです。
ロングでの撮影方法は『東京物語』や『ゴッドファーザー』などが有名だと思いますが、ロング撮影のいいところは、観客と映画との距離を保てるところです。
そのため、観客は客観的に映画を観ることができ、ベン・ハーがフィクションではなく、歴史上に存在した実在の人物のように感じられ、『聖書の物語』の一エピソードを見ているような神聖な気持ちにさせられるのです。
今からほぼ100年前の作品ですが、現在でも色あせない、これから先も残り続けるであろう作品だと思いました(≧▽≦)ゝ
引用元:lifeisashowtime.hateblo.jp
ストーリー・解説
舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―――。©ヨーロッパ企画/トリウッド 2023
上田誠率いる人気劇団「ヨーロッパ企画」が手がけたオリジナル長編映画第2作。国内外で高評価を得た長編映画第1作「ドロステのはてで僕ら」に続いて上田が原案・脚本、同劇団の映像ディレクター・山口淳太が監督を務め、冬の京都・貴船を舞台に繰り返す2分間のタイムループから抜け出せなくなった人々の混乱を描いた群像コメディ。
京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」で仲居として働くミコトは、別館裏の貴船川のほとりにたたずんでいたところを女将に呼ばれ、仕事へと戻る。だが2分後、なぜか先ほどと同じ場所に立っていた。そしてミコトだけでなく、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちもみな、同じ時間がループしていることに気づく。2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまうが、それぞれの記憶は引き継がれるのだ。人々は力をあわせてタイムループの原因究明に乗り出すが、ミコトはひとり複雑な思いを抱えていた。
貴船神社と料理旅館「ふじや」の全面協力を得て、冬の貴船で撮影を敢行。ミコト役の藤谷理子をはじめ、ヨーロッパ企画の俳優たちが多数出演し、鳥越裕貴、本上まなみ、早織、近藤芳正らが共演。舞台「夜は短し歩けよ乙女」などで上田やヨーロッパ企画と縁のある、人気アイドルグループ「乃木坂46」の久保史緒里が、物語の鍵を握る役どころで友情出演。
2023年製作/86分/G/日本
配給:トリウッド
劇場公開日:2023年6月23日
引用元:https://eiga.com/movie/96976/
登場人物・キャスト
ふじや
ふじやのスタッフ
ミコト
仲居。タクと交際している。彼のフランス渡航の企みに気付いて時間を止めたいと考え、貴船川に「流れないでよ」と祈っている。
タク
料理人見習い。フレンチの修行のため密かにフランスに渡航をしようとしている。
キミ
女将。スタッフをしきりに気遣う。ループの状態の確認のため近隣の旅館などを廻ったりする。
チノ
仲居。ループのため客から注文された熱燗ができないなど困惑している。
番頭[注 2]
自身もループに混乱する中、変な行動をしようとする客を必死に説得する。
料理長
ループの説明をしようとするエイジに質問を繰り返し、スタッフを時間切れでループの初期位置に戻してしまう。
エイジ
板前。中心になってループの原因究明を試み、スタッフに集合をかけ説明をしようとする。
宿泊客など
ノミヤ
クスミと二人連れの客。ループのため〆の雑炊を何度も食べるはめになる。
クスミ
何度もループを繰り返すうちにノミヤと本音をぶつけ合うようになる。
オバタ
宿泊中の作家。原稿を何度入力しても消えるが、締め切りも来ないと知り、ループのままでもいいと言い出す。
スギヤマ
オバタの担当編集者。番頭の注意を聞かず入浴し、風呂場から出られなくなる。
ヒサメ
旅行者風の女性。貴船神社の本宮や結社(ゆいのやしろ)にお参りしている。物語の鍵を握ることになる。
猟師
ループのため山から出られないと出会ったミコトたちにこぼす。
モリオカ
演 - 諸岡航平[6]
近隣の店の板前。板長がパニックになって番頭を刺したと血まみれの割烹着でふじやに来る。
シラキ
近隣の店の板前。逃げようとするミコトとタクを制しようとして、タクに殴り倒される。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/リバー、流れないでよ
感想
上田誠率いる人気劇団「ヨーロッパ企画」が手掛けた長編映画『リバー、流れないでよ』。
劇団の人達が演じているということで、映画俳優さんたちが多く出ている映画とはまた違った雰囲気を感じる映画です。
京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」で仲居として働くミコトは、別館裏の貴船川のほとりにたたずんでいたところを女将に呼ばれ、仕事へと戻る。
だが、2分後、なぜか先ほどと同じ場所に立っていた。
引用元:映画『リバー、流れないでよ』
そしてミコトだけでなく、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちもみな、同じ時間がループしていることに気づく。
2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまうが、それぞれの記憶は引き継がれているのだ。
人々は力をあわせてタイムループの原因究明に乗り出すが、ミコトはひとり複雑な思いを抱えていた。
タイムリープものというよくある設定ですが、本作の斬新なところはタイムリープで巻き戻る時間なんですね。
バニラの観た、タイムリープもので巻き戻る周期は一日だったり、数日だったり、結構時間の猶予があるのに対し、本作『リバー、流れないでよ』は2分です。
「いや、短すぎだろ!」と思うくらい短いです。
だから、ストーリーの進行よりも、移動時間で尺を稼いでいるのではないでしょうか(^▽^;)
ですが、その短さが巻き起こすドタバタ劇が本作の肝でもあります。
これはバニラの感想ですが、「吉本新喜劇」と「東京03」を足して2で割ったような印象を受ける作品でした。
キャラクターの掛け合いが、なんだか「東京03」の雰囲気と似ている気がするんですね( *´艸`)
2分間タイムリープという今までにない斬新な設定で巻き起こる、キャラクターの素っとん狂な行動が本作の見どころです。
果たして、貴船の2分間に囚われた人々は、時間の牢獄から抜け出すことはできるのか!
予告
引用元:disneyplus.com
ストーリー・解説
子育ての予行演習のつもりで、ラブラドール・レトリーバーの子犬を飼い始めた新婚夫妻のジョンとジェニー。マーリーと名付けたその犬のやんちゃな振る舞いに、さんざん手を焼く2人だったが、いつしか喜怒哀楽を共にするかけがえのない存在になっていく。犬との生活を通して人生を学んでいくカップルの姿を描いたドラマ。監督は「プラダを着た悪魔」のデビッド・フランケル。主演はオーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストン。
2008年製作/116分/アメリカ
原題または英題:Marley & Me
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2009年3月27日
登場人物・キャスト
- ジョン・グローガン:オーウェン・ウィルソン(日本語吹き替え:森川智之)
- ジェニー・グローガン:ジェニファー・アニストン(深見梨加)
- セバスチャン・タンニー:エリック・デイン(白熊寛嗣)
- アーニー・クライン:アラン・アーキン(佐々木敏)
- コーンブラット:キャスリーン・ターナー(磯辺万沙子)
- デビー:ヘイリー・ハドソン
- リサ:ヘイリー・ベネット
- 10歳の頃のパトリック・グローガン:ネイサン・ギャンブル
- 7歳の頃のパトリック・グローガン:ブライス・ロビンソン
- 8歳の頃のコナー・グローガン:フィンリー・ジェイコブセン
- コリーン・グローガン:ルーシー・メリアム
- クラーク・ピータース
- トム・アーウィン
- アレック・マパ
- サンディ・マーティン
- ジョイス・ヴァン・パタン
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/マーリー_世界一おバカな犬が教えてくれたこと
感想
子育ての予行練習のつもりで、ラブラドール・レトリーバーの子犬を飼うことにした新婚夫婦のジョンとジェニー。
引用元:映画『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』
ブリーダーから子犬を引き取り、引き取った子犬にボブ・マーリーから名前を取り、マーリーと名付け飼い始めた。
しかし、マーリーのやんちゃな振る舞いに、二人はさんざん手を焼くことに……。
マーリーとの生活を通して、人生を学んでいくカップルの姿を描いたハートフル・コメディ・ドラマ『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』。
以前、観たことがありましたが、そのときはあまり感動しなかったんですよね。
いや、動物のハートフル・コメディは好きなので、そのときも面白く観た記憶はあるのですが、若かったこともあり今回のような感動はしなかったと思います。
ですが、今回観てみると、すごく感動しました。
マーリーのやんちゃな振る舞いに手を焼きながらも、ジョンとジェニーは愛情をもって一緒に生活するんですね。
今思うと、とても素晴らしい飼い主だと思いませんか?
世の中には、飼ったはいいものの理想と現実の差に、捨ててしまう人もいるそうです。
酷い話ですが、もしも、もしもですよ。
この映画のマーリーのようなやんちゃな犬だったら、飼えるかな……と悩んでしまうと思います。
ですが、ジョンとジェニー夫婦は、「世界一おバカな犬」といいながらも、家族として愛情をもち最期まで責任をもって飼うのです。
引用元:映画『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』
子供が生まれて、忙しくなり妻のジェニーは一時期マーリーにきつくあたってしまうこともありましたが、そはれ一時の気の迷いで、ちゃんと最期まで看取るのです。
当たり前のことですが、当たり前のことって本当は当たり前ではないと思います。
何気ない夫婦と犬の生活を描いただけですが、人生が詰まっている。
長い人生の観る時期によって感じ方の変わってくる素晴らしい映画だと改めて思いました(≧▽≦)ゝ
予告
引用元:映画『パディントン2』
ストーリー・解説
すっかりロンドンっ子となり、ブラウン家の人々と幸せに暮らすパディントンは、ルーシーおばさんの誕生日に、世界で1冊しかない飛び出す絵本をプレゼントしようとアルバイトを始める。しかしある日、絵本が盗まれ、現場に居合わせたパディントンが容疑者として逮捕されてしまう。怪しいのは、絵本に隠された秘密を知る、落ち目の俳優・ブキャナン-。刑務所に入れられてしまうパディントンだったが、ブラウン家や囚人たちの助けを借りて、無実を証明することが出来るのか!?絵本の謎解きの先に待ち受けるブキャナンとの対決の行方は-!?©2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.
1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズの実写映画化第2弾。ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた、真っ赤な帽子をかぶった小さな熊のパディントン。親切なブラウンさん一家とウィンザーガーデンで幸せに暮らし、今ではコミュニティの人気者だ。大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを探していたパディントンは、グルーバーさんの骨董品屋でロンドンの街並みを再現した飛び出す絵本を見つけ、絵本を買うためパディントンは窓ふきなど人生初めてのアルバイトに精を出していた。しかしある日、その絵本が何者かに盗まれてしまう事件が発生し、警察の手違いでパディントンが逮捕されてしまい……。イギリスの人気俳優ヒュー・グラントが、新たな敵役フェリックス・ブキャナンを演じる。
2017年製作/104分/G/イギリス・フランス合作
原題または英題:Paddington 2
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2018年1月19日
引用元:https://eiga.com/movie/85858/
登場人物・キャスト
クマ
ブラウン一家と暮らすクマ。ブラウン一家を素晴らしいと認めている。地元の人気者。100歳を迎えるルーシー叔母さんへ飛び出す絵本を買うために働くが悪戦苦闘する。さらには冤罪で刑務所に入れられる。
ルーシー叔母さん
声 - イメルダ・スタウントン、日本語吹替 - 堀越真己[5]
パディントンの叔母。100歳を迎える。
パストゥーゾ叔父さん
パディントンの叔父。故人。
ブラウン一家
ヘンリー・ブラウン
ブラウン家の大黒柱。メアリーの夫で、ジュディとジョナサンの父。リスク管理の仕事をしている。自分の老いを自覚し、健康食に凝ったり、チャクラ体操を始めたりしている。
メアリー・ブラウン
ヘンリーの妻で、ジュディとジョナサンの母。冒険物語の挿絵画家。フランスまで泳ぐ練習を日課にしている。
ジュディ・ブラウン
ブラウン家の長女で、ジョナサンの姉。学校で古い印刷機を見つけ、女子だけの新聞を作ることに没頭している。前作で付き合っていたトニーとは別れた。
ジョナサン・ブラウン
演 - サミュエル・ジョスリン(英語版)、日本語吹替 - 西田光貴[6]
ブラウン家の長男で、ジュディの弟。中学生で学校では「Jドッグ」と呼ばれている。休日にSLの模型をずっといじるほどのSL好きだが、ダサいという理由で公にはしていない。
バード夫人
演 - ジュリー・ウォルターズ、日本語吹替 - 定岡小百合[6]
ブラウン家の親戚。住み込みの家政婦。
ブラウン一家の隣人・知人
フェニックス・ブキャナン
ブラウン家の近所に住むウエストエンドの舞台で活躍した俳優。今は落ち目で、ドッグフードのCMにしか出演していない。ナルシスト。祖父が隠した財宝の手がかりが載っている飛び出す絵本を手に入れようと様々な姿に変装し、パディントンと激しく敵対する。
カリー氏
演 - ピーター・カパルディ、日本語吹替 - 佐々木睦[6]
ブラウン家の皮肉屋の隣人。気難しい性格。「街の自警団」の団長(会員はカリーのみ)としてパディントンを見張る。
サミュエル・グルーバー
演 - ジム・ブロードベント、日本語吹替 - 佐々木省三[6]
骨董品屋でメアリーの友人。100歳を迎えるルーシー叔母さんへのプレゼントをパディントンと共に考える。
マドモアゼル・デュボイス
演 - マリエ・フランス・アルバレジ(英語版)、日本語吹替 - 和優希[5]
ブラウン家の前を自転車で走ることが日課の女性。毎朝、パディントンの作ったマーマレードサンドを食べている。
ジャフリ先生
演 - サンジーヴ・バスカー(英語版)、日本語吹替 - 野川雅史[5]
ブラウン家の近所に住む医師。鍵を忘れやすい。
ランカスター大佐
ブラウン家の近所に住む元軍人。無愛想。
キッツ
ブラウン家の近所で新聞屋を経営している女性。フェザーズというオウムを飼っている。
バーンズ
演 - ロビー・ギー(英語版)、日本語吹替 - 中務貴幸[5]
ゴミ収集車のドライバー。試験を控えており、パディントンに問題を出してもらっている。
刑務所
ナックルズ
演 - ブレンダン・グリーソン、日本語吹替 - 楠見尚己[6]
刑務所で一番凶暴な囚人。シェフを担当していて、とても不味い料理を出す。マーマレードサンドを食べたことで改心し、パディントンに協力的になる。
スプーン
眼鏡をかけた囚人。パディントンに刑務所で生き残る術を教える。チョコケーキの作り方を知っている。
フィブス
ひょうきんな囚人。
Tボーン
演 - トム・デイヴィス(英語版)、日本語吹替 - 天田益男[5]
好戦的な囚人。パディントンをナックルズと戦わせようと仕向ける。イチゴのパンナコッタの作り方を知っている。
教授
演 - ジェイミー・デメトリウ(英語版)、日本語吹替 - 長谷川敦央[5]
囚人の一人。
ウォーカー
演 - コブナ・ホールドブルック・スミス(英語版)、日本語吹替 - 竹田雅則[5]
黒人の看守長。
その他
マダム・コズロヴァ
演 - アイリーン・アトキンス、日本語吹替 - 宮沢きよこ[5]
移動遊園地の主催者で占い師。グルーバーに飛び出す絵本を売る。
ジェラルード・ビグルスウエード判事
パディントンの裁判を担当した判事。パディントンが理髪店で働いていた際、たまたま留守番をしていたパディントンにより変な髪型にされた。ガートルードという妻を持つ。
バリー
演 - サイモン・ファーナビー(英語版)、日本語吹替 - 梅津秀行[5]
セントポール大聖堂の警備副主任代理。軽薄な態度をとる。前作では地理学者協会で働いていた。
フェリシティ・ファンショー
演 - ジョアンナ・ラムレイ(英語版)、日本語吹替 - 庄司まり[5]
「俳優エージェント」の社長。ブキャナンのマネージメントをしている。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パディントン2
感想
パディントンはロンドンのウィンザー・ガーデンにブラウン家の家族と一緒に住んでいる。
パディントンは色々な意味で人々の心の支えになっており、地域の人たちから好かれるようになっていた。
パディントンはサミュエル・グルーバーのアンティークショップで見つけた、ロンドンの街を描いた飛び出す絵本を買おうと考えた。
昔からロンドンを見たいと思っていたルーシー叔母さんへの100歳の誕生日のプレゼントにしたかったのである。
それでパディントンは窓ふきをして絵本を買うお金を貯めることにした。
次の日には絵本を買うだけの金が手に入るというその夜に、ひげを生やした泥棒がその絵本を店から盗むのをパディントンは目撃した。
泥棒を追いかけたのだが逃げられてしまい、逆にパディントンが盗んだとして告発されてしまう。
グルーバー氏はパディントンが盗んだとは思っていなかったが、パディントンの言う泥棒がいた証拠が見つからなかった。
結局パディントンは不当に罪を認めさせられて、懲役刑に課せられた。
マイケル・ボンド原作の児童文学『くまのパディントン』を基にした映画『パディントン』の続編にあたるのが本作『パディントン2』です。
前作で、晴れてブラウン家の一員となったパディントンは、ロンドンの街の人気者になっていました。
そんなパディントンは、恩人であるルーシー叔母さんの100歳の誕生日を祝うために、ロンドンの街が描かれた飛びだす絵本をプレゼントしようと考えますが、なんとその絵本にはお宝の暗号が記されており、フェニックス・ブキャナンという昔一世を風靡したが、今は落ち目の俳優となった男が絵本を盗み出したのです。
そうです、今回の悪役はこのフェニックス・ブキャナンなんですね。
引用元:映画『パディントン2』
このヒュー・グラントの演じる、フェニックス・ブキャナンがまたいい悪役なんですよ(≧▽≦)
まるでジム・キャリーやローワン・アトキンソンのような感じで、一挙手一投足が喜劇俳優のように大仰で面白いのです。
この悪役のおかげで、『パディントン2』は前作を超える名作になったとバニラは思っています。
悪役なんですが、憎めない悪役なんですね。
そんなフェニックス・ブキャナンはお宝を手に入れるために、飛び出す絵本を盗みますが、その現場を目撃したパディントンは追いかけるも……逃げられてしまい、逆にパディントンが告発されて刑務所に入ることに。
引用元:映画『パディントン2』
この展開がなんとも面白いですよね( *´艸`)
クマが刑務所に入るんですよ。
ですが、殺伐とした感じじゃなくて、パディントンは刑務所でも人気者になって、まるでお菓子屋さんのようにお菓子を作るようになるんです。
引用元:映画『パディントン2』
素敵な刑務所です( ̄▽ ̄)
ですが、刑務所は刑務所なので、いろいろな不自由もあります。
パディントンにとってブラウン家の人々と会えないことが何よりも辛く、訳あってパディントンの面会にブラウン家の人々がいけなかったことをきっかけに、パディントンは囚人仲間と共に脱獄することを決めます。
ですが、ブラウン家の人々がパディントンの面会に行けなかったのは、パディントンのことを忘れたわけじゃなくて、ブラウン家の人々はブラウン家の人々で、絵本を盗んだ真犯人探しに奔走していたのでした。
そして、ブラウン家の人々は、フェニックス・ブキャナンが犯人であることを突き止め、そのとき手に入れた手がかりをもとに、脱走したパディントンと共にお宝が隠されている移動遊園地に向かい、列車での最終決戦を迎えるのです。
この列車での闘いが、アクション映画も顔負けのすごい展開になるんですね(≧▽≦)
そして、すべてが集結し、パディントンは三日後に目覚めますが、そのころにはルーシー叔母の誕生日が過ぎていて、落ち込んでいたとき、なんとルーシー叔母さんはロンドンの街に招待されていたのでした。
これ以上ないほどの大団円。
唯一重箱の隅をつついて言うとしたら、パストゥーゾ叔父さんもロンドンに招待してあげたかった(>_<)
でも、パストゥーゾ叔父さんは前作の『パディントン』ですでに亡くなっているので、招待することができなかった。
あれだけロンドンに行きたがっていた叔父さんでしたが、ロンドンの街に行くとができなかったのは、ちょっと悲しかったです。
ですが、それ以外何も言うことのない、みんな幸せになるハッピーエンドで傑作だったと思います。
最後、刑務所入ったブキャナンでしたが、刑務所の中でミュージカルをするなどして、幸せそうだったのもよかったです(≧▽≦)b
予告
ストーリー・解説
イギリス・ロンドン。真っ赤な帽子を被った小さな紳士が、家を探しにはるばるペルーからやってきた。丁寧な言葉づかいで道行く人に話しかける彼だったが、なぜか誰からも相手にしてもらえない。それは・・・彼が“クマ”だから!やっと出会った親切なブラウンさん一家に“パディントン”(ベン・ウィショー)と名づけられ、屋根裏に泊めてもらうことになる。そんなある日、彼をつけ狙う謎の美女・ミリセントに誘拐されてしまう!果たしてパディントンは無事に家を見つけることができるのか-!?(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear™, Paddington™ AND PB™ are trademarks of Paddington and Company Limited.
1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズを初めて実写映画化。真っ赤な帽子をかぶった小さな熊が、ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた。家を探し求める彼は、親切なブラウンさん一家に出会い、「パディントン」と名付けられる。ブラウンさんの家の屋根裏に泊めてもらうことになったパディントンは、早速家を探し始めるが、初めての都会暮らしは毎日がドタバタの連続で……。「ハリー・ポッター」シリーズを手がけたプロデューサーのデビッド・ハイマンが製作。ニコール・キッドマンらが出演し、パディントンの声は「007」シリーズのベン・ウィショーが担当。
2015年製作/95分/G/イギリス
原題または英題:Paddington
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2016年1月15日
引用元:https://eiga.com/movie/81387/
登場人物・キャスト
クマ
叔父のパストゥーゾ、叔母のルーシーと共に暗黒の地ペルーのジャングルに住んでいたクマ。地震でパストゥーゾが亡くなったことをきっかけに、ルーシーにロンドンで家族を見つけるようにと送り出される。パディントン駅でブラウン一家と出会い、メアリーに「パディントン」と名付けられる(一応名前はあったが、クマ語でしか語れず、人語にすることはできなかった)。テンションが高く行動的だが、コミカルで少々おっちょこちょい。マーマレードが好物。風呂は好きじゃない。
ルーシー叔母さん
声 - イメルダ・スタウントン、日本語吹替 - 堀越真己
パディントンの叔母で夫の死と甥のロンドン行きを見届けて、自分は老齢で旅が無理なことを理由に"老クマホーム"に入る。眼鏡をかけている。
パストゥーゾ叔父さん
パディントンの叔父で地震の際、自宅が崩壊するのを見て絶望するかのごとく呆然としたまま立ち尽くし、絶命する。生前は基本は落ち着いていながらもすごい発見などをした際にはテンションが高くなることがあった。
ブラウン一家とその知人
ヘンリー・ブラウン
ブラウン家の大黒柱。メアリーの夫で、ジュディとジョナサンの父。リスク管理の仕事をしている。心配性で、パディントンの真似をして階段の手すりを滑り降りようとしたジョナサンを注意したり、パディントンを「危険だ」と言って煙たがるため、ジョナサンから「石頭」と呼ばれている。バードさん曰く、昔はかなりワイルドだったらしいが子供が生まれてから変わった。パディントンを好きではないながらも、利害一致の理由で協力する。
メアリー・ブラウン
ヘンリーの妻で、ジュディとジョナサンの母。冒険物語の挿絵画家。パディントン駅で出会った初対面のパディントンに自宅に泊まっていくよう薦める優しい性格。面倒見もいいが常識的な観点から厳しい言葉を言うこともある。娘のジュディに「おチビちゃん」、「ココナッツちゃん」や「キャンディちゃん」などとニックネームをつけるが、ジュディからは嫌がられている。
ジュディ・ブラウン
ブラウン家の長女で、ジョナサンの姉。年頃な年齢で「キモい」が口癖で、パディントンからは「キモい病」と言われている。世間体を気にする冷めた性格でありながらも、勤勉で中国語を勉強していて、起業するのが目標。最初はパディントンのことをキモいと言って煙たがっていたが、新しい学校でパディンドンがいることで変に思われたくないのが理由で、パディンドンがアンドレを捕まえたことで人気者となり、皆から好かれるようになると本心を打ち明け謝罪をしたことで打ち解けていく。トニーというボーイフレンドがいる。
ジョナサン・ブラウン
演 - サミュエル・ジョスリン、日本語吹替 - 西田光貴
ブラウン家の長男で、ジュディの弟。活発で好奇心旺盛な性格で、自室には改造したおもちゃが並んでいる。自分で改造したおもちゃが原因で怪我をして入院したことがあり、それ以来ヘンリーからは危険な遊びをしないよう言われている。とりあえずは宇宙飛行士になることを目標としている。
バード夫人
演 - ジュリー・ウォルターズ、日本語吹替 - 定岡小百合
ブラウン家の親戚。住み込みの家政婦。未亡人であり亡夫は水兵だった。膝の調子があまり良くないが、膝の調子でパディントンが起こすアクシデントを予知できる。お酒好き。片づけが大好きで隙があれば掃除をしており、掃除機をコレクションしている。
カリー氏
演 - ピーター・カパルディ、日本語吹替 - 佐々木睦
ブラウン家の隣人。皮肉屋で気難しい性格だが冷酷ではなくミリセントがパディントンを剥製にすると知った時には彼女を軽蔑した。偶然出会ったミリセントに魅了され、パディントンを捕らえようとする彼女に協力する。母は冷たい人物だった模様。ミリセントに見限られたことで掌を返し、ブラウン一家に情報を提供した。
サミュエル・グルーバー
演 - ジム・ブロードベント、日本語吹替 - 小山武宏
骨董品屋でメアリーの友人。苦労をしてロンドンにやってきた移民だったので、パディントンにも協力的。
クラウド家
ミリセント・クライド
演 - ニコール・キッドマン、日本語吹替 - 木村佳乃[4]
自然史博物館で剥製部長を務める女性。ある理由で長年に渡りあるクマを追い続けている。パディントンを剥製にすることを考えており、パディントンがロンドンにいることを知り、執拗に追い回す。行動力が尋常ではなく手馴れた潜入もできる。小さいながらも爆発に巻き込まれても大丈夫な耐久力を持つ。銃の扱いにも慣れている。
モンゴメリー・クライド
演 - ティム・ダウニー(英語版)、日本語吹替 - 多田野曜平
探検家で地理学者協会の会員でミリセントの父。パディントンの先祖を庇ったことで地位を剥奪される。
アガサ・クライド
演 - マデリン・ウォーラル(英語版)、日本語吹替 - まつだ志緒理
モンゴメリーの妻でミリセントの母。
その他
トニー
演 - ジュード・ライト(英語版)、日本語吹替 - 花倉洸幸
ジュディのボーイフレンド。彼女の家に行ったことが無い。
ジョー
タクシー運転手。パディントン駅でブラウン一家を乗せる。後にミリセントも乗せるがパディンドンのことを話したことで自白をさせるために彼女から拷問を受ける。
グラント
演 - ケイヴァン・ノヴァク(英語版)、日本語吹替 - 乃村健次
自然史博物館の警備員。港でパディントンを見かける。
バリー
演 - サイモン・ファーナビー(英語版)、日本語吹替 - 梅津秀行
地理学者協会の警備員。軽薄な態度をとる。女装したヘンリーを「セクシーな女」と評する。
スリ。サミュエルの骨董品屋でたくさんの財布を盗んでいた。偶然でパディントンに捕まり、その後警察に逮捕される。
紳士
演 - マイケル・ボンド
ブラウン一家とパディントンがタクシーでブラウン家へ向かうシーンに登場。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パディントン_(映画)
感想
ペルーに探検にやってきたあるイギリス人探検家は、そこで知性のあるクマの夫婦に遭遇する。
探検はクマたちと意気投合し、「いつかロンドンを訪ねてきなさい」と約束を交わして帰国する。
40年後、クマの夫婦は年をとりロンドンへ行くことは叶わなかったが、彼らの甥は夫婦から話を聞き、ロンドンへの憧れを抱いていた。
ある日、彼らの住む土地に大地震が発生し、叔父パストゥーゾが死んでしまう。
叔母ルーシーは歳をとったことを理由に”老クマホーム”への入居を決め、甥のクマは彼女に勧められ、新しい家を求めて探検家のいるロンドンに向かう。
引用元:映画『パディントン』
しかし、ロンドンに着いたクマは誰からも相手にされず夜のパディントン駅で途方に暮れてしまう。
そこに旅行から帰って来たブラウン一家が通りかかり、母親であるメアリーはひとりぼっちのクマに声をかける。
引用元:映画『パディントン』
彼女はクマに、駅の名前を取って”パディントン”と名付け家に招待し、彼が自分の住処を見つけられるまで家に住まわせてあげることにしたのだが……。
本作『パディントン』はイギリスの作家マイケル・ボンドの児童文学作品『くまのパディントン』を原作に制作された映画になります。
原作を読んだことがないので詳しくは知りませんが、原作である『くまのパディントン』は1958年に出版されたそうで、『くまのパディントン』の内容を現代的にアレンジして、映画としてオチをつけるために悪役となるキャラクターを登場させているようです。
本作の見どころはなんと言っても、パディントンの可愛さだと思います。
パディントンが慣れない都会で大騒動を巻き起こす展開をユーモアたっぷりに、面白おかしく描かれていて最高に笑えるのです。
クマが二足歩行で歩いてしゃべっていても、みんなほとんど驚きもせず受け入れている、この世界観がじわじわと来ますよね( *´艸`)
引用元:映画『パディントン』
バニラの好きなシーンは、家出したパディントンを探してブラウン家のメアリー・ブラウンが役所だったか? 警察だったか? に駆け込んで、パディントンを探してもらおうと、パディントンの特徴を話すエピソードです。
パディントンの着ていた服装などの特徴を話したあとに「クマなんです」といったのに、「それだけでは探せません」というようなことをいうのです。
「いや、それ以上の特徴はないだろ!」と観ていたみんなツッコんだと思います( *´艸`)
本作の肝となる設定はやっぱりパディントンがクマであることですよね。
人間がやったら炎上を招きそうな問題を、クマがやることで笑いに変えることができる。
家を水浸しにされても、
引用元:映画『パディントン』
歯ブラシで耳を掃除されても、
引用元:映画『パディントン』
家を壊されても、
引用元:映画『パディントン』
きっと赦せてしまうでしょう。
クマであることを最大限に活かして、コントのような展開を生み出している。
ストーリーも面白いですが、コメディ映画として最高に面白い映画でした(≧▽≦)ゝ