哲学・思想を学びたい【面白く分かりやすい哲学書、思想書を紹介】読書記録 (original) (raw)

記事の内容

この記事では、これまで私が読んだ哲学・思想書を紹介します。

どれも読んでみて面白かった、学びになった本です。

まだまだ私自身、歩みの途中ですが、読書記録として、この記事にまとめておきたいです。

哲学や思想に興味ある方の役に立てれば、と思います。

それでは、目次をご覧ください。

そのほかのテーマの読書記録

あらゆるテーマ全体の道案内はこちらです。

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以下のテーマも哲学に関係するのですが、本記事からは除外しています。

哲学も本当にいろいろな分野がありますよね。

気になる方は、記事に飛んでみてください。

・言語哲学、分析哲学など

とくに、ウィトゲンシュタインが好きなのだが、基本的にこちらの記事で紹介している。

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・心に関する哲学

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本紹介

史上最強の哲学入門 飲茶

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圧倒的に分かりやすく面白い入門書。やっぱりこれよ。

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はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内 野矢茂樹

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「考える」こと。

ゆっくりと。

哲学の謎 野矢茂樹

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1 意識・実在・他者
2 記憶と過去
3 時の流れ
4 私的体験
5 経験と知
6 規範の生成
7 意味の在りか
8 行為と意志
9 自由

とても刺激的。なのに読みやすい。

哲学的な視点の面白さをたっぷりと。

1日で学び直す哲学 甲田純生

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ソクラテス以前の哲学者たち

古代哲学を築いた3人

近現代フランス哲学

ドイツ観念論の時代

20世紀最大の哲学者

反哲学入門

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第一章 哲学は欧米人だけの思考法である
〈自分の死をどう考えるかは、哲学上の大問題です〉
〈もともと「哲学」という言葉自体が、西周による明らかな誤訳なんです〉
〈哲学の根本問題は、「存在とはなにか」を問うことだ〉

第二章 古代ギリシアで起こったこと
〈西洋を西洋たらしめた人はソクラテスとプラトンです〉
〈ソクラテスは極めつきの皮肉屋、というぐらいに考えておいた方がいい〉
〈プラトンは自分の思想、つまり「つくる」論理の芯になるものを見つけた〉

第三章 哲学とキリスト教の深い関係
〈「キリスト教は民衆のためのプラトン主義にほかならない」〉
〈プラトン主義とアリストテレス主義とは覇権の交替を繰りかえしていた〉
〈学生時代も教師になってからもわたしはデカルトが苦手でした〉

第四章 近代哲学の展開
〈「啓蒙とはなにか。それは人間がみずから招いた未成年状態を脱け出すこと」
〈近代の哲学書の文体はカントのあたりで大きく変わります〉
〈ヘーゲルは世界史を、人間にとっての自由の拡大の道程と――〉

第五章 「反哲学」の誕生
〈ニーチェ以前と以後を、同じ哲学史に一線に並べるのは、おかしい〉
〈ニヒリズムはプラトン以来すでにはじまっていたことになります〉
〈肉体を手引きとする新たな世界解釈をニーチェは提唱しようとしている〉

第六章 ハイデガーの二十世紀
〈ハイデガーの思想は、ナチズムと切り離して考えることはできない〉
〈『存在と時間』は未完成の書であり、肝腎の本論をふくむ下巻が出されないでしまった〉
〈世界史を領導するような一つの民族がその生き方を変えるということになれば〉

語源から哲学がわかる事典

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第1章 哲学: Philosophy 知を愛さずにはいられない
第2章 認識: Knowledge 「人それぞれ」ではありません
第3章 存在論: Ontology 「~がある」と「~である」のせめぎあい
第4章 神学: Theology 哲学のご主人様は神様
第5章 認識論: Epistemology 「私」は神様
第6章 哲学する: Philosophize 「自分で考えることが大切」という意味ではない

とてもおすすめな一冊。

語源と言葉、概念。

概念の成り立ちという基礎の大事さがよくわかる。

歴史的でもある。

哲学思想史 問題の展開を中心として

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緒言 全面的に書き改めるに際して
序章 哲学と哲学史
第一章 古代哲学
第一節 ギリシャにおける学問の誕生とその発展
第二節 二元論と一元論
第三節 古代の唯物論
第四節 自由の問題

第二章 中世哲学
第五節 キリスト教思想
第六節 中世思想の根本問題
第七節 普遍者論争

第三章 近世哲学
第八節 近代文化の誕生
第九節 唯理論
第十節 経験論
第十一節 批判主義の根本精神
第十二節 弁証法的思惟
第十三節 唯物論とその超克

補章 現代哲学の動向

解説 佐藤優

哲学入門 戸田山和久

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序 これがホントの哲学だ
第1章 意味
第2章 機能
第3章 情報
第4章 表象
第5章 目的
第6章 自由
第7章 道徳
人生の意味―むすびにかえて

これはとてもユニーク。

科学的世界観をベースにどうやって哲学を組み立てるか?

理系にこそ読んでほしい。

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哲学トレーニングブック 山口尚

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哲学書を読む読書記録。

思考がわかる文章。

哲学すること、が見える。

勉強の哲学 来るべきバカのために 千葉雅也

Amazon.co.jp: 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) eBook : 千葉 雅也: 本

勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。
勉強とは、かつての自分を失うことである。

深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、
それは恐るべき快楽に身を浸すことである。
そして何か新しい生き方を求めるときが、
勉強に取り組む最高のチャンスとなる。

名著!!

暇と退屈の倫理学

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観光客の哲学 東浩紀

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あずまん!!

『訂正可能性の哲学』はまだ読めていない。

ニッポンの思想

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80年代、、浅田彰・中沢新一が登場した衝撃、柄谷行人・蓮實重彦の思想、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代に大きな影響を与えた東浩紀。思想と批評がこの一冊でわかる。

結構貴重な一冊なのでは。

ニッポンの思想の流れを外観できる。

一つの歴史書としても面白い。

存在論的、郵便的

存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて - SHOSEN ONLINE SHOP

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上記で紹介した「ニッポンの思想」という本を足がかりにして読んでみてはどうか。

難しい。

現代思想の教科書 石田英敬

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現在、私たちを取り巻く「知」の数々は、20世紀以降の世界がおかれた4つの状況から発生する。本書ではそれを、ポスト・グーテンベルク状況、ポスト・モダン状況、ポスト・ナショナル状況、ポスト・ヒューマン状況と名づける。そして、そこから浮かび上がってくる「イメージと記号論」「情報とメディアの思想」「ナショナリズムと国家」など、15個のトピックスに切り分け、ソシュール、レヴィ=ストロース、フーコーという巨人たちの思想を読みなおしていく。ありきたりの哲学教科書では学ぶことのできない、現代思想における全ての最重要論点を、一から平明に解く15章の徹底講義。

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現代思想入門 千葉雅也

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ポスト構造主義は、諸々の二項対立を脱構築する一方、同一性と差異というより大きな二項対立を設定して、差異の側を支持するものでした。しかし、この本で強調してきたのは、その同一性と差異の大きな二項対立にもさらに脱構築がかけられていて、必ずしも「差異バンザイ」なのではなく、差異と「仮固定的な同一性」の共存が事実上問題にされているということです。

読みやすい入門書!!

寝ながら学べる構造主義 内田樹

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こちらも入門書として確固たる地位を築いている。

現代存在論講義Ⅰ

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存在論入門。

擬「世」あるいは別様の可能性

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あらゆる概念を横断する。

「擬くということ」から見るつながり。

時間は実在するか

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「飛ぶ矢」は止まっている!?
マクタガートの「非実在性」の証明とは!?
過去・現在・未来の「罠」

飛ぶ矢のパラドックスに始まり、マクタガートの非実在性の証明を検証し、新しい形而上学を構想する。

「実在」の第1の意味――
まずは、マクタガートから「遠く離れた」ところから始めてみよう。……古代ギリシアの哲学者であるゼノンとアリストテレス、古代末期のキリスト教者であり哲学者であるアウグスティヌス、初期大乗仏教の確立者ナーガールジュナ(龍樹)、明治から昭和期の国語学者山田孝雄(よしお)。彼らの議論を参照しながら、その「問題」へと接近してみよう。
「実在」とは、まず第一に、単なる見かけ(仮象)ではなくて、ほんとうに存在しているものという意味である。
「ほんとうに(really リアリィ)」という副詞を名詞にすると、「実在(reality リアリティ)」になる。見かけ(仮象)を剥ぎ取った後の「ほんとうの(real リアルな)姿」の中に、「時間」がはたして含まれているのかどうか。それが、「時間は実在するか」という問いの1つの意味である。――(本書より)

〈学問〉の取扱説明書

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新型コロナ、人新世、経済政策、新〇〇論、サヨク/ウヨクなどなど時事用語の誤用・思い込みを指摘し、さらに哲学・思想、政治学、経済学、社会学、法学etc.の基礎とキモを丁寧に伝授。きちんと学びたい、何より、これから勉強をする/し直すための絶対的マニュアル。
「学び」の最低限の敷居を示したロングセラー、新たなバージョンにて登場!

あらゆる文系学問の地図であり基礎。

勉強して調子乗ってしまうときに冷静にツッコミを入れてくれる本。知へのありがちな誤解や倒錯、困った癖を見える化してくれる。著者が持つ知への「態度」が学びになるはず。

思考の用語辞典 中山元

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面白い。

著者なりの概念整理を楽しめる。

意味という病

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日本のシェークスピア論のパラダイムを批判し、明晰な論理と思考の下に、新しい「マクベス」像を描く、柄谷行人の初期秀抜エッセイ「マクベス論」をはじめ、秀作『マルクスその可能性の中心』につながる、その明視力の圧倒的展開を収録。

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

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とっかかりとしてはいいかも!

17歳のための世界と日本の見方: セイゴオ先生の人間文化講義

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数学者の無神論 神は本当にいるのか

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運命論を哲学する

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運命とは何か? 運命と現実の関係は??
入不二基義氏の主著にして「現代日本哲学の一つの到達点」(森岡正博氏)、『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』での議論を入り口に、運命と現実について哲学する。
未来は決定されているのか、決定されているとしたら、一体どのように? ――運命論から出発して、「ベタな現実」「絶対現実」「相対現実」「無でさえない未来」などの独自の概念を繰りだし形而上学的運命論&現実性論へと突き進む“入不二ワールド"の核心を、対談の名手、森岡正博氏が鮮やかに抉り出す。さらに圧倒的な書き下ろしによる応答で両者は互いの哲学を深化させていく。言語の極限状況で繰り広げられる、西洋哲学の輸入・紹介ではない、オリジナルな哲学。

【第1巻もくじ】
全巻のためのまえがき
第1巻のためのまえがき

第I部 この本で何が語られるのか
第1章 すべては運命なのか、そうではないのか? 森岡正博
語句解説

第II部 実況中継「現代哲学ラボ 第1回」
第2章 現代哲学ラボ 運命論を哲学する 入不二基義×森岡正博

第III部 言い足りなかったこと、さらなる展開
第3章 時間と現実についての補遺 入不二基義

第4章 運命と現実についてもういちど考えてみる 森岡正博

第5章 再応答――あとがきに代えて 入不二基義

「正しい」を分析する

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テストの答えの正しさ

事実の存在

アンパイアの正しさ

行為の正しさ

意味の正しさ

量計測に関する正しさ

分析哲学的だが、こちらの記事で紹介しておきたい。

知の歴史

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哲学は、古代ギリシア以来すべての学問の総称として用いられてきました。現在、哲学と科学は、「文系」「理系」という対極に位置づけられることが多いですが、17世紀に万有引力の法則を発見したニュートンでさえ、自らを「哲学者」、自身の革新的理論を「自然哲学」と分類していたのです。哲学と科学の逆転は、いつ、何故、どのように起きたのでしょう?
本書では、哲学の歴史を、ビックバンから始まる自然科学史や、現在まで続く科学技術発展の系譜を絡めた壮大な時間軸で描き出します。自然哲学から構造主義まで、一般的な概説書で取り扱われる知のトップランナー達の生い立ちと思想のポイントが楽しいイラストとともにコンパクトにまとめられていて、入門書としても、辞書代わりにもオススメです!

ビッグバンから始める、世界最長の哲学史!

哲学史・科学史からの一冊。

転校生とブラックジャック

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名著。哲学好きなら、一度は

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