科学とは何か?科学哲学とは何か?【おすすめ本を紹介】読書記録 (original) (raw)

記事の内容

今回まとめたいテーマは、科学哲学です。

科学と哲学、その両方を学べるとても楽しい領域ですよね。

科学とは何か、科学哲学とは何かを学ための本を紹介します。

それでは、目次をご覧ください。

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この記事にあらゆるテーマごとに読書記録をまとめています。

本紹介

科学哲学を知るために、科学とは何かも重要です。

そのため、科学そのものの心を掴む本も紹介しています。

また、数学の哲学、生物学の哲学、物理学の哲学、など各論までは紹介できていません。ここが本当はめちゃめちゃ面白いのですが。

それでは本紹介に移ります。

科学哲学への招待

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読みやすい入門書。

科学哲学の冒険

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こちらも有名。

重要な「問い」の一覧があり、とても学びになる。

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「科学的思考」のレッスン

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ニセ科学にだまされないために
そして、科学を正しく批判するために

良い理論と悪い理論ってどこが違う? 「実験」「観察」って何をすること? 科学のあり方をきちんと判断するにはどうしたらいいの? ニュートンから相対性理論、ニュートリノまで、興味津々の事例から科学的な考え方の本質を明らかにし、原発や生命科学など日常に大きな影響を与えるトピックをもとに、リスクとの向き合い方を考える

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科学的とはどういう意味か

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はじめての科学哲学

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人間の知的欲求を満たす活動である自然科学を特徴づけるのはその「方法」だ。科学的方法についての入門書である本書は、真理と知識についての簡単な説明からはじめて、科学的説明、帰納や確率にもとづく推論といった基本事項をていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」を考えてみることで理解が深まる(解答あり)。

問いとその一応の答えつき。

親切設計。

表現と介入

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ハッキングの名著!!!

この一冊から、彼の他の著作に進んでみるのも面白いはず。

科学を語るとはどういうことか

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めっっちゃ面白い一冊。

そして、勉強になる。

価値観をすり合わせて討論することの難しさ。

討論や議論をすることそのものの本質も感じる。

科学者はなぜ神を信じるのか

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宇宙や物質の究極のなりたちを追究している物理学者が、なぜ万物の創造主としての「神」を信じられるのか? それは矛盾ではないのか? 物理学史に偉大な業績を残したコペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、ボーア、ディラック、ホーキングらが神をどう考えていたのかを手がかりに、科学者にとって神とはなにかを考える異色の一冊。しかし、この試みは「科学とは何か」という根源的な問いを考えることでもある。

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もうダマされないための「科学」講義

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ルポ 人は科学が苦手

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「科学ジャーナリスト賞2020」受賞作品

〔贈呈理由〕

トランプ政権下のアメリカ社会における科学の姿を現場を
実際に歩いて描き出したルポルタージュとして高く評価した。
科学技術が生活の隅々にまで浸透し依存する現代社会において
科学・技術とどう向き合い、付き合っていくのかは、
アメリカ社会だけの特別な話ではなく、
日本の私たちにとっても無関心ではいられない課題だと言える。

◎ 内容紹介
子どものころから科学が好きだった著者は、
新聞社の科学記者として科学を伝える仕事をしてきた。
そして2015年、
科学の新たな地平を切り開いてきたアメリカで、特派員として心躍る科学取材を始めた。
米航空宇宙局(NASA)の宇宙開発など、科学技術の最先端に触れることはできたものの、
そこで実感したのは、意外なほどに広がる「科学への不信」だった。
「人は科学的に考えることがもともと苦手なのではないか」――。
全米各地に取材に出かけ、人々の声に耳を傾けていくと、
地球温暖化への根強い疑問や信仰に基づく進化論への反発の声があちこちで聞かれた。
その背景に何があるのか。
先進各国に共通する「科学と社会を巡る不協和音」という課題を描く。

◎ 目次
まえがき
【第1章】自分が思うほど理性的ではない私たち
1・1 人は学ぶほど愚かになる
1・2 科学のない時代に進化した脳
1・3 科学者の声を聞く必要はあるか
コラム 「ノーベル賞学者」というラベル効果

【第2章】米国で「反科学」は人気なのか
2・1 米国の科学不信の底流
2・2 トランプ政権の誕生と科学
コラム UFOに感じる米国の多様性

【第3章】科学不信の現場
3・1 創造論
3・2 地球温暖化懐疑論
コラム ローマ法王の声は届くか

【第4章】科学をどう伝えるか
4・1 研究者はコミュニケーターではない
4・2 新しい伝え方を探る
あとがき

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科学と非科学

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現代において、「非科学的」というレッテルは、中世の「魔女」のような
「異端」の宣告を感じさせる強い力を持っている。
社会に存在してはならないもの、前近代的なもの、というような響きである。
それは科学の万能性、絶対性が現代社会では無邪気に信じられているということの証でもある。

しかし、はたして科学という体系は、本当にその絶大な信頼に足るほど
強靭な土台の上に建っているものなのだろうか?
「科学的」なものと「非科学的」なものは、そんなに簡単に区別できて、
一方を容赦なく「断罪」できるものなのか?
「科学的な正しさ」があれば、現実の問題は何でも解決できるのだろうか?
科学と非科学の間に大きく広がる、そのはざまに一体、何があるのか?
本書は、複雑で、曖昧で、怪しげで、でもちょっと面白い、その辺土への誘い、である。
――

【本書のおもな内容】
第1話 デルフォイの神託/「神託」の謎に迫る科学のメス ほか
第2話 分からないこと/科学が持つ二つの顔 ほか
第3話 消える魔球/「正しい」こととは? ほか
第4話 無限と有限/農薬はなぜ「大体、安全」か? ほか
第5話 科学と似非科学/次々と現れる「新しい」生き物 ほか
第6話 科学は生きている/忍び寄る権威主義 ほか
第7話 科学と非科学のはざまで/カオスの縁 ほか
第8話 ドイツの滑空王/神々の領域 ほか
第9話 リスクととともに/新型インフルエンザ狂騒 ほか
第10話 アフリカ象と大学人/衰退する日本の科学と淘汰圧 ほか
第11話 「無駄」と科学/放射線に耐える奇妙な果実 ほか
第12話 閉じられたこと/グローバリゼーションのもたらすもの ほか
第13話 この世に「形」を生み出すこと/我が家の愚犬 ほか
第14話 確率の話/将棋と麻雀の日々 ほか

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統計学を哲学する

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序 章 統計学を哲学する?
1 本書のねらい
2 本書の構成

第1章 現代統計学のパラダイム
1 記述統計
1-1 統計量
1-2 「思考の経済」としての記述統計
1-3 経験主義、実証主義と帰納の問題
2 推測統計
2-1 確率モデル
2-2 確率変数と確率分布
2-3 統計モデル
2-4 推測統計の世界観と「確率種」

第2章 ベイズ統計
1 ベイズ統計の意味論
2 ベイズ推定
2-1 仮説の確証と反証
2-2 パラメータ推定
2-3 予測
3 ベイズ統計の哲学的側面
3-1 帰納論理としてのベイズ統計
3-2 内在主義的認識論としてのベイズ統計
3-3 ベイズ主義の認識論的問題
3-4 小括:ベイズ統計の認識論的含意

第3章 古典統計
1 頻度主義の意味論
2 検定の考え方
2-1 蓋然的仮説の反証
2-2 仮説検定の考え方
2-3 検定の構成
2-4 サンプルサイズ
3 古典統計の哲学的側面
3-1 帰納行動としての検定理論
3-2 外在主義認識論としての古典統計
3-3 頻度主義の認識論的問題
3-4 小括:ベイズ/頻度主義の対立を超えて

第4章 モデル選択と深層学習
1 最尤法とモデル適合
2 モデル選択
2-1 回帰モデルとモデル選択の動機
2-2 モデルの尤度と過適合
2-3 赤池情報量規準(AIC)
2-4 AICの哲学的含意
3 深層学習
3-1 多層ニューラルネットワークの構成
3-2 深層モデルの学習
4 深層学習の哲学的含意
4-1 プラグマティズム認識論としての統計学
4-2 機械学習と徳認識論
4-3 深層学習の哲学的含意

第5章 因果推論
1 規則説と回帰分析
2 反事実条件アプローチ
2-1 反事実条件説の意味論
2-2 反事実的因果の認識論
3 構造的因果モデル
3-1 因果グラフ
3-2 介入とバックドア基準
3-3 因果探索
4 統計的因果推論の哲学的含意

終 章 統計学の存在論・意味論・認識論
1 統計学の存在論
2 統計学の意味論
3 統計学の認識論
4 結びにかえて

科学には統計学が欠かせない。

統計学を深ぼるために、哲学を使う。

概念が整理され、とても勉強になった一冊。

理系にこそぜひ読んでほしい。

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現代哲学のキーコンセプト 確率

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物事のなぜ 原因を探る道に正解はあるか

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【野家啓一氏(東北大学総長特命教授)推薦! 】
「豊富な具体例の説明も明確でわかりやすく、
第一級の科学啓蒙書である。」

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古代から現代にいたるまで、
人は「因果関係」をどう考えてきたのか?

ますます複雑化する問題にどう向き合うべきか。
古代哲学から物理科学、カオス理論まで、
先人の軌跡をたどりながら、私たちの思考の可能性と限界を問いかける。

◆ものごとの原因を考える際に「多面的な分析が必要」とはよく言われるが、
私たちは本当に「多面的に分析」ができているのでしょうか?
また、どのような手法があり、それぞれどのような長所・短所があるのでしょうか?

◆本書は、精神医学の権威が哲学や科学の歴史を踏まえたうえで、
分析と語り方のモデルを体系的に整理して、
独自のフレームワーク「三面モデル」を提唱するものです。

◆「三面モデル」は、複雑な問題について
自分の分析の観点をチェックするときに役立つでしょう。
あるいは、誰かと議論していて理解できないと感じて
自分とその人の因果性の「前提」を考える軸にもなるでしょう。
先人の思考の軌跡をたどりながら、
「思考」に対する思考を深めたい方におすすめです。

科学とモデル シミュレーションの哲学入門

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モデルとは何か? なぜ世界を捉えたと言えるのか? さまざまなモデルが果たす役割を分野横断的に分析し、その核心を哲学者と科学者の双方に向けて明解に提示。「モデル概念を軸に科学哲学を書き換える。よりスリリングでリアルな科学哲学の始まり始まり! 」――戸田山和久。

非線形な世界

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この世界は非線形現象に充ち満ちている。我々はそこにいかにして法則性を見出し世界を理解するのか。本書は、世界の明晰な記述と理解のために、記述の基礎である概念分析、理解の枠組みである現象論とその方法であるくりこみ、および現象理解の仕上げとしてのモデル化を説き、最後に複雑な現象の模索に至る。

めちゃめちゃ面白い。物理学者が語る科学哲学本として。

内容は数理の話が多く、理系的な教養は必須。しかし、数式以外のところも、とても刺激的。そこだけ読んでも得られることは多い。

知の歴史: 哲学と科学で読む138億年

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哲学は、古代ギリシア以来すべての学問の総称として用いられてきました。現在、哲学と科学は、「文系」「理系」という対極に位置づけられることが多いですが、17世紀に万有引力の法則を発見したニュートンでさえ、自らを「哲学者」、自身の革新的理論を「自然哲学」と分類していたのです。哲学と科学の逆転は、いつ、何故、どのように起きたのでしょう?
本書では、哲学の歴史を、ビックバンから始まる自然科学史や、現在まで続く科学技術発展の系譜を絡めた壮大な時間軸で描き出します。自然哲学から構造主義まで、一般的な概説書で取り扱われる知のトップランナー達の生い立ちと思想のポイントが楽しいイラストとともにコンパクトにまとめられていて、入門書としても、辞書代わりにもオススメです!

ビッグバンから始める、世界最長の哲学史!

哲学史・科学史からの一冊。

サイファ 覚醒せよ!

ジャンル分けが難しい一冊。

世界の成り立ちや理性、科学の限界を考える一冊としては面白い。

刺さる人には刺さる、刺激に満ちた考察が多い。

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