2024GW北海道ツーリング ~5/3 7日目②~ (original) (raw)

絶景ポイント「松見大橋」

峠を発ってすぐに、三国峠の絶景ポイントとして、雑誌やネットで写真を目にする「松見大橋」に到着しました。

橋の展望ポイントの手前に仮設の駐車場が用意されていましたが、通り過ぎてしまったため、橋の近くまで走ってUターンし、バイクを停めて路肩を歩き、展望ポイントから、樹海に架かる赤い橋を眺めました。

原生林の中に浮かぶ赤い橋

1995年当時に走った時は、この橋のことは意識しておらず、いつ建造されたのか調べたところ、1988年竣工とか・・・

当時、この赤い橋が絶景ポイントとして紹介されていなかったのか、あるいは単に私が知らなかっただけなのかは不明ですが、いずれにしても約30年前に走ったこの橋を、今回こうして眺めたのでした。

山奥のログカフェで昼食

楽しみにしていた赤い橋を眺めた後、バイクの所まで戻り、再びR273を下り始めました。

途中、道路沿いの林にエゾシカを見かけ、峠の手前も含めると4回目・・・

自然の奥深くまで入り込んでいることを実感しました。

数分走って、道路の勾配が緩くなって来た頃、直線道路に沿った白樺林が出現・・・

思わずバイクを停めて撮影しました。

不意にこうしたシーンに出会えるのが旅の醍醐味・・・

そこからさらに少し走ると、あらかじめこの日の昼食ポイントとしてチェックしておいた「三股山荘」に到着・・・

「三股山荘」

山深いこのR273のルート上で、峠前後にお店や民家はほとんどなく、この先上士幌町の幌加温泉くらいまで行かないと、食事はできそうにないため、この山奥に1軒だけポツンと営業している山荘のカフェに立ち寄りました。

予約が入っているようでしたが、時間が11時過ぎと早かったので注文を受けてもらいラッキー・・・

いくつかのメニューの中から、地元士幌産のじゃがいも2種を使った料理「畑のランチ」をコーヒーとセットで注文(¥1250+¥350)しました。

ご飯は付いていませんでしたが、ニセコのお店から取り寄せのソーセージとハムもあって、かなりのボリューム・・・

勿論、味の方は言うまでもなく、美味しく頂きました。

バターをつけて地元のじゃがいもを・・・最高!

食後、コーヒーを飲んで寛いでいると、食事前には少し青空が見え始めていたのに、急に雨が降り始めました。

幸いにわか雨で、お店を出る時には止んでいましたが、空の様子は怪しく、山の天候に不安を感じながら山荘を後にしました。

国鉄士幌線の史跡を巡って

食事をしたR273の三股から先は、旧国鉄士幌線の駅や橋梁跡などの史跡が点在し、道路沿いに案内板が設置され、しっかり整備されていました。

天気が相変わらず怪しく、小雨が降ったり、止んだりが続き、カッパを着るか微妙な雨量で、迷いながら走り続けました。

そんな中、まずは案内板に従い、「幌加駅跡」に立ち寄りました。

駅のホームと共に、線路も残されていて、雰囲気はGood!

あらかじめ下調べしていたポイントではないので、新鮮で楽しめました。

続いて、今回のツーリングでこのルートに変更した理由の1つと言える「タウシュベツ川橋梁」の展望台にも立ち寄りました。

さすがにここは有名なだけあって、路肩に設けられた駐車場は満車状態のため、端のスペースにバイクを置き、そこから巨木原生林の中の散策路を180mほど歩くと展望台があり、糠平湖の対岸にある橋梁を眺めることができました。

いつか見たかった橋梁

この時期の湖は雪解け前で水量が少なく、橋梁の全容を眺めることができ、思ったよりもはっきりと見ることができて感動・・・

年々朽ちていく中、またいつか違う季節に、できれば対岸の橋梁の近くまで行って眺めてみたいと思わせる場所となりました。

雨中走行、上士幌へ

その後もR273沿いに、旧士幌線の史跡を示す案内板がいくつもありましたが、相変わらず小雨が降り続いていたので、立ち寄ることなく先を急ぎました。

糠平の温泉街では、1995年秋のツーリング時に立ち寄った温泉宿が昔の面影そのままに残っていて、懐かしく感じました(本当は温泉に入るくらいの余裕があると良かったのですが・・・)。

前日の天気予報では、糠平湖や上士幌は快晴予報だったので、上士幌の街に近づくにつれて、山間部を抜ければ雨は上がることを期待し、結局カッパを着ることなく、そのまま走り抜けたのでした。