ラジオと音楽 (original) (raw)

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エキゾチッククルーズ〜フェスで仕入れた音楽(サラーム海上

サラームさんは、9月から10月の約1ヶ月でカナダ、台湾、イギリスで行われた4つの音楽ショーケースに参加し、合計160組のアーティストの演奏を聴いてきたそうです。そこで出会ったアーティスト、心を動かされたアーティストを紹介して頂きました。

11/11はカナダのトロントで行われた二つの音楽ショーケース「グローバル・トロント」と「フォークミュージック・オンタリオ」で出会った新進アーティストを紹介して頂きました。「グローバル・トロント」はトロントを拠点に活躍する様々な国からの移民たちが作り出すワールド、グローバル・ミュージックのショーケースだそうです。トロント最大の文化施設であるアガ・カーン博物館をメイン会場に、さらにハンバー大学やダウンタウンのライブハウスなどの複数の会場で4日間約25組の先住民やラテン系、中東系、東ヨーロッパ系、アジア系など様々なルーツを持つミュージシャン達の生演奏を見ることが出来たそうです。

Salin「Current」

タイ出身カナダ在住の女性ドラマー:サリン。彼女は1970年代のアフロビートを基本にタイ東北部イサーン地方の伝統ダンス音楽:モーラムのエッセンスを加えた独自のスタイルで注目されてるそうです。ホーンを含むバンド編成でタイの女性らしくニコニコと微笑みながらハードなアフロビートを叩いていたそうです。

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Current

11/12は10月中旬に台湾の台北で開催されたワールドミュージック・フェスティバル「世界音楽節」でサラームさんが出会った新進アーティストが紹介されました。

Outlet Drift(漂流出口)「因果 O Fades」

今回のワールドミュージック・フェスティバル「世界音楽節」でサラームさんが一番衝撃を受けた台東のアミ族出身のサイケデリック・ロック・トリオ:漂流出口(アウトレット・ドリフト)。ザ・ドーズからテーム・インパラやクルアンビンなど古今東西サイケデリック・ロックを消化して、さらに台湾の先住民要素まで濃厚なサウンド。何よりもベーシストで歌手の布妲菈(プタド)のステージ上での存在感に圧倒されたそうです。

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Drifting

Tuni Sundatang「Highlanders」

今回の台湾のワールドミュージック・フェスティバル「世界音楽節」にはマレーシアから二組が参加しました。その中の一組、東マレーシアのサバ州の民族楽器メタルバンド:トゥニ・スンダタン。東マレーシアのボルネオ島は様々な少数民族が暮らすことで有名です。彼らは日本のアイヌの弦楽器:トンコリによく似た形の弦楽器:サペを弾きながら熱帯の鳥の羽を使った被り物やふんどし姿で歌います。トゥニ・スンダタンはサペやゴングを並べたガムランのような楽器、エレキギターエレキベース、ドラムス、パーカッションという編成で、全身にボディ・ペインティングを施し戦に向かう戦士のような出立ちで演奏しました。

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11/13は10月下旬にイギリスのマンチェスターで開催された世界最大のワールド、グローバルミュージックのエキスポ「ウォメックス」でサラームさんが出会ったアーティストが紹介されました。今年もウォメックスには2850名もの世界中の音楽関係者が集まり、世界45カ国から61組のアーティストが演奏を行ったそうです。サラームさんはおよそ30組の演奏を聴かれたそうです。その中から特に素晴らしかったアーティストを紹介頂きました。

Justin Adams & Mauro Durante「Sweet Release」

イギリスのベテラン・ギタリストでプロデューサーのジャスティン・アダムスと南イタリアの伝統ダンス音楽:タランタのグループ:カンツォニエーレ・グレカニコ・サレンティーノのリーダー:マウロ・ドゥランテのデュオ。

ジャスティン・アダムスはギターのリフも歌のメロディーも1970年代のパンク・ロック調なのですが、そこにマウロがタンバリやバイオリンで何世紀もの歴史を持つタランタの要素を加えて、全く新しい次元のパンク・ロックに仕上がっていたそうです。最新アルバム『Sweet Release』のタイトル曲。

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Sweet Release

11/14も10月下旬にイギリスのマンチェスターで開催された世界最大のワールド、グローバルミュージックのエキスポ「ウォメックス」でサラームさんが出会ったアーティストが紹介されました。

Ao「Vazio」

モザンビークポルトガルをルーツに持つファド歌手:ブレンダが中心となりベルギーで結成されたエレクトロ・ファド・バンド:アオン。伝統的なメロディーを歌う女性歌手や楽器奏者と西洋楽器のバンドという組み合わせが今年のトレンドだそうです。

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#50 トロンボーンが聴きたいJAZZ

今回はトロンボーンに注目して聴きたい演奏の特集でした。

Slide Hampton「Slide Slid」

スライド・ハンプトンは1932年生まれ。1950年代からはリーダー作品を多数制作。1962年発表のアルバム『Jazz With a Twist』収録のスライド・ハンプトン作曲。

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ジャズ・ウイズ・ア・ツイスト

Stan Getz & J.J. Johnson「My Funny Valentine」

2024年で生誕100年を迎えた1924年生まれのJ.J.ジョンソン。1970年代にロサンゼルスを拠点にテレビ番組のスコアなども書いています。1957年にサクソフォン奏者:スタン・ゲッツと共に録音した『Stan Getz & J.J. Johnson At the Opera House』より。このアルバムは1957年にシカゴで行われたライブの曲とロサンゼルスで行われたライブの曲が収録されています。これはロサンゼルスでのライブ演奏。J.J.ジョンソンのトロンボーンスタン・ゲッツのテナーサックス、オスカー・ピーターソンのピアノ、ハーブ・エリスのギター、レイ・ブラウンのベース、コニー・ケイのドラムス。

(Live At The Shrine Auditorium, Los Angeles / 1957) ·

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Stan Getz & J.J. Johnson At the Opera House

Alan Ferber「Flow」

ニューヨークを拠点に活動し、グラミー賞に3度ノミネートされたジャズ・トロンボーン奏者、作曲家のアラン・ファーバー。1975年カリフォルニア州生まれ。リー・コニッツ秋吉敏子ビッグバンド、ポール・サイモンなど多岐に渡るアーティストのセッションに参加。2016年発表のアルバム『Roots & Transitions』より。

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Roots & Transitions

Steve Turre「S Wonderful」

50年以上のキャリアを誇るベテラン・トロンボーン奏者:スティーヴ・トゥーレ。若い頃にアート・ブレイキーローランド・カークレイ・チャールズなどジャズ界の錚々たる巨匠たちと共演。法螺貝を演奏することでも知られています。アルバム『Spiritman』よりジョージ・ガーシュウィン作曲。

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Spiritman

週間プレイリスト

11月11日から17日までのブログに掲載した曲のプレリストです。

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Todd Rundgren「Tin Foil Hat (feat. Donald Fagen)」

トッド・ラングレンの2017年のアルバム『White Knight』からドナルド・フェイゲンをフィーチャーした曲。この時のトランプ大統領を揶揄する内容の曲だそうです。

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White Knight

Al Green「I'm So Lonesome I Could Cry」

アル・グリーン の1973年のアルバム『Call Me』より。

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Call Me (Reis)

Mavis Staples「No Time For Crying」

メイヴィス・ステイプルズの2017年のアルバム『If All I Was Was Black』より。ウィルコのジェフ・トゥイーディのプロデュース。

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