キャンピングカー 夏の信州くるま旅2024① 道の駅 みょうぎ・アプトの道(めがね橋から熊ノ平) (original) (raw)

朝ランニングの後のシャワーの水が気持ちよく感じているしんこです。

洗髪やコンディショナーを洗い流すときは泡切れを考慮してちょこっとだけ混合栓のお湯を混ぜますが,そのあとはお湯の栓を完全に閉じて水のみ。

冷たくて気持ちいいw というより水がぬるいw まあ水のみのシャワーを浴びることができるのもあと少しでしょう。

今回は涼を求めて信州へくるま旅をしてきたお話。

今年の夏季休暇のくるま旅の行き先は信州一択

夏のくるま旅は停泊地選びが重要

もう口に出して言いたくもありませんが,連日暑いですね。

そんな猛暑の8月ですが,今年の夏季休暇は10連休。もちろんくるま旅に出ますよ。

とはいえ家庭用エアコンが搭載されていないスーパーロングトレインですから,夏のくるま旅では停泊地を涼しいところにしないといけません。

信州か東北か

昨年は信州と東北どちらにしようか悩みましたが,直前の天気予報で天候が比較的安定していた信州をチョイス。

さて今年はどうするか…これだけの猛暑ではちょこっと北へ向かうくらいでは,暑さをを凌ぐことは無理そう。

この夏は迷うことなく標高が高くて,涼しい停泊地がある信州に決定です。

過去の経験上,間違いなく快適に過ごせるであろう霧ヶ峰と美ヶ原を軸に4泊5日のくるま旅スタートです。

夏の信州くるま旅 Day1

目的地は標高482mの道の駅 みょうぎ

8月8日木曜日。夏季休暇前日の夜に出発。

明日は碓氷峠から始めるので,距離的には道の駅 ららん藤岡辺りまで移動できれば御の字なのですが,標高75mでは灼熱地獄間違いなし。少しでも標高が高い所まで行かないと絶対にやばいです。

明日はゆっくり始動することにして,道の駅 みょうぎまで頑張って移動します。標高が428mなので何とかなるべ。

土砂降りで窓が開けられず寝苦しい夜に

道の駅 みょうぎに到着頃の外気温は26℃。マックスファンを動かせば窓から入ってくる風で何とか凌げるなという状態だったのですが,夜半頃から猛烈な土砂降りで窓を開けるのが不可能に。車内は一気に蒸し風呂と化して寝苦しい夜になりました。厳しい!

夏の信州くるま旅 Day2

道の駅 みょうぎ

道の駅 みょうぎの朝です。

天候は回復しました。場所柄,大型トラックが利用するような道の駅ではないので,静かです。就寝中に窓を開けなければならない夏のくるま旅では重要なことですよ。

こちらがトイレ。バンガローのような外観で洒落ていますが,早朝に行ったときは洗面台辺りに蚊がうじゃうじゃといたのでちょっといまいち。

朝食を食べたら出発です。

アプトの道{めがね橋(碓氷第三橋梁)から熊ノ平まで}

本日1発目の目的地は,旧碓氷アプト線のめがね橋(碓氷第三橋梁)。道の駅 みょうぎからは20分程で到着です。

駐車場はめがね橋から300m程離れためがね橋駐車場を利用。トイレもあります。

8時半頃の混雑具合はこんな感じ。大柄なキャンピングカーでも問題ないでしょう。

それではめがね橋に向かってGO!

めがね橋(碓氷第三橋梁)は,横川-軽井沢間66.7‰の急勾配を歯形ラックレールとピニオンの噛み合わせで上下していたアプト式時代の鉄道遺構です。1893年(明治26年)に開通しましたが,輸送力増強のため1963年(昭和38年)には粘着式で上下する碓氷新線が開通。アプト式は廃止されました。

ちなみに碓氷新線は1997年の長野新幹線開業に伴い廃止。当時は信越本線が途中で分断されるなんてまさか…と思ったものです。

ja.wikipedia.org

おお,見えてきました。その名もずばりめがね橋というJRバス関東の停留所もありますぜ。

参考までに時刻表を確認しておくか。

なんと運転日は4月27日から11月24日までで,大型連休,夏休み以外は土休日のみの運行,上り下り1日1本きり。

こりゃ地獄表だ…

めがね橋を仰ぎ見ます。なんて美しい構造物でございましょう。

めがね橋の上にはこちらの階段で行くことができます。「ヒル注意」だって。いや~ん。

上から見るめがね橋。気温が上昇してきたのと,階段を上ったので既に暑いw

橋の反対側に口を開けている第六号トンネルが涼しそうなので突入します。

おおっ!涼しい。壁に寒暖計が備え付けられていて,気温は22℃くらいです。

ちょこっとだけ覗くつもりが,どこまで続いているんだろうという興味でずんずん進んで行きます。

軽井沢側へ向かっているので66.7‰の上り坂ですが,涼しいので苦になりません。

そのまま4つのトンネルを通り抜け,1.3km歩いて熊ノ平まで行っちゃいました。

殉難碑。

ja.wikipedia.org

奥へ進んで軽井沢側の端まで行ってみます。

1997年の9月末に信越本線の横川-軽井沢間が廃止されてからもうじき27年になりますが,まだトンネルの向こうからEF63がブロワー音を響かせて下ってきそうな雰囲気です。

ここから先は歩いて行くことができません。さて引き返しますか。

こんな気持ちのいい道を下って行きます。

せっかくだからめがね橋の上も1往復するべ。

ちなみに遊歩道はこの先,碓氷峠鉄道文化むらまで続いています。いつか歩いてみたいですね。

めがね橋からはEF63が列車を押し上げていた碓氷新線の下り線が見えました。下り線の橋の下に上り線もちらっと見えます。

写真の左が軽井沢側。架線柱は垂直に立っていますから,鉄道としては凄い勾配なのがよくわかりますね。

めがね橋をちらっと眺めるだけの予定でしたが,かなり濃厚な鉄分補給になりました。いい。

つづく。