「ウマノミツバ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
ウマノミツバ |
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分類(APG IV) |
界 : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 Angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 Eudicots 階級なし : キク上類 Superasterids 階級なし : キク類 Asterids 階級なし : キキョウ類 Campanulids 目 : セリ目 Apiales 科 : セリ科 Apiaceae 属 : ウマノミツバ属 Sanicula 種 : ウマノミツバ S. chinensis |
学名 |
Sanicula chinensis Bunge |
シノニム |
Sanicula elata Buch.-Ham. ex D.Don var. japonica Koidz. |
和名 |
ウマノミツバ(馬之三葉) |
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ウマノミツバ(馬之三葉、変豆菜[1]、学名:_Sanicula chinensis_)はセリ科ウマノミツバ属の多年草。別名、ヤマミツバ。
特徴
茎は直立し、よく枝分かれし、高さは30-120cmになる。葉は根出葉、枝葉ともに3全裂し、側小葉はさらに2深裂して掌状に5裂状になることがある。裂片は浅裂して鋸歯になり、葉の表面にはしわが目立ち、裏面には葉脈に隆起が目立つ。茎の下部につく葉には長い葉柄があるが、茎の上部にいくにしたがってく短くなる。
花期は7-9月。茎頂に小散形花序を集散状につけ、少数の両性花と雄花をつける。花は白色の5弁花で、花弁は内側に曲がる。果実は卵形で、長さ3-4.5mm、幅2-3mmになり、かぎ状の刺毛が密生する。
同科別属のミツバは食用になるが、本種は食用にならなく、馬に食べさせる程度といった意味で「ウマノミツバ」という。
分布と生育環境
日本全土に分布し、山地の林下の木陰などに生育する。世界では、朝鮮、中国、ウスリー、千島、樺太に分布する。
ギャラリー
脚注
- ^ 『難訓辞典 中山泰昌編』東京堂出版、1956年。
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
- 林弥栄編『山渓カラー名鑑 日本の野草』(1983)山と渓谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)