「ファイナル」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

別表記:

ファイナル

「final」とは、「最後の」「最終的な」「決定的な」といったように物事終着点達している状態であることを示す英語表現である。

「final」の基本的な意味

finalには形容詞名詞用法があり、形容詞としては「最後の」「最終的な」「決定的な」といった意味になる。名詞場合可算名詞として扱い主な意味は「決勝戦」「期末試験最終試験」である。これらの意味名詞として扱う場合は、文中複数形にするのが一般的である。また、俗語的に新聞などの「最終版」を表す場合もある。

「final」の語源

finalの語源ラテン語で「終わり境界、死」を意味するfinisである。finis形容詞化接尾辞-alis結び付いてfinalisとなり、古期フランス語で「最後の」を表すfinalとなった中期英語でfynall、fynalの形を経て行き着いた最終的な綴りがfinalである。

「final」の発音・読み方

finalのカタカナ読み表記は「ファイナル」で、発音記号はfάɪnlである。アクセント位置先頭の「ファ」である。

「株式会社final」とは

株式会社finalは日本の神奈川川崎市拠点構え音響メーカーで、主力製品イヤホンおよびヘッドホンである。2007年アメリカ電気製品メーカーモレックスの子会社として設立されたのが同社始まりである。2009年からイヤホンおよびヘッドホン製造開始2014年からブランド名を「final」へ変更して本格的に製品展開するようになった2019年にはワイヤレス専門ブランドとしてag」を立ち上げ、翌2020年9月変更した社名が「株式会社final」である。以下は公式ホームページ上で公表されている会社概要である。

社名株式会社final
本社:〒212-0012 神奈川県川崎市幸区中幸町4-44-1
代表者細尾
設立2007年11月27日
資本金1億
事業内容オーディオ機器開発・製造・販売
加盟団体一般社団法人日本オーディオ協会

finalの製品は高い音質追求するだけに留まらずアンティークのような品格のあるデザイン取り回し良さ重視している点が特徴である。タッチノイズが少な皮膜装着感遮音性追及したイヤーピースなど、細部にまでこだわって開発されている。一部機種には筐体アルミステンレス使用されており、スタイリッシュなデザイン若者中心に人気である。また、アルミステンレス不要な振動抑制する効果があるため音質向上にも有効である。finalは有線だけでなくワイヤレスタイプの製品積極的に開発している。オーディオビジュアルアワードVGP2022特別賞企画賞および金賞受賞したZE3000は、おすすめのワイヤレスイヤホンとしてメディアで紹介されることも多いモデルである。

「final(福袋)」とは

株式会社finalでは例年12月末頃に福袋販売行っており、価格帯おおむね5000~6万円前後である。

「The final countdown」とは

The final countdownとは、スウェーデンハードロックバンドヨーロッパ」が1986年リリースした楽曲である。ヨーロッパバンドとして3枚目のアルバム同名タイトル付けており、先行シングルとして発売されThe final countdown全世界780万枚売上記録したヒット作である。なお、アルバム全世界1500万枚売り上げた楽曲としてのThe final countdown日本プロレスラー武藤敬司1986年から1990年にかけて入場曲として使用していた。

「final」と「last」の違い

finalとlastは共に「最後の」という形容詞としての意味を持つ単語である。ただしfinalが「これ以降のものが存在しない」という意味で用いられるに対してlastは「時間軸順番的に最後のもの」を示すためニュアンス違いには注意が必要である。例え飲食店におけるlast orderは「営業時間内で最後注文」を指すが、final orderになると「その店が廃業する最後注文」という意味になる。

「final」の使い方・例文

World Cup Final will be held at tonight.(ワールドカップ決勝戦今夜開催予定である)
・He is studying so hard for the finals.(彼は期末試験向けて猛勉強している最中である)
The final countdown is a representative tune of EUROPE.(ファイナルカウントダウンヨーロッパ代表曲である)

2023年4月13日更新