マンハッタン・トランスファーとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

マンハッタン・トランスファーThe Manhattan Transfer
左からシーゲル、ベンティーン、ポール、ハウザー
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル ボーカル・ジャズア・カペラヴォーカリーズフュージョン
活動期間 1969年 -
レーベル キャピトルコロムビアアトランティックテラークライノ
公式サイト manhattantransfer.net
メンバー アラン・ポールジャニス・シーゲルシェリル・ベンティーントリスト・カーレス
旧メンバー ティム・ハウザーローレル・マッセーエリン・ディッキンズジーン・ピスティリマーティ・ネルソンパット・ロザリア

マンハッタン・トランスファーThe Manhattan Transfer)は、アメリカ合衆国ジャズコーラス・グループ。男女各2人による4人編成。卓越したボーカル技術とハーモニーを持ちながらも親しみやすい音楽性でポップ分野でも人気を博している。

来歴

1969年に結成されるが、1971年にいったん解散する[1]

1973年ティム・ハウザーをリーダーとして、アラン・ポール、ジャニス・シーゲル、ローレル・マッセーの4人で再結成される[1]ベット・ミドラーに認められ、1975年にデビュー・シングル「Operator」を発表する。1976年発売のカバー曲「タキシード・ジャンクション(英語版)」で注目を集め、幅広いレパートリーと卓越したハーモニーとで人気を博する[1]

1979年に交通事故で大けがをしたマッセーに代わって、シェリル・ベンティーンが正式加入した[1]。同年、テレビ番組『トワイライト・ゾーン』の同名テーマ曲をジェイ・グレイドンのプロデュースでディスコ調にカバーし[2]、これがヒットしたことで広く注目を浴びるようになる。

1981年にはウェザー・リポートのカバー曲「バードランド」で第23回グラミー賞の最優秀ジャズ・フュージョン・ボーカル賞とボーカル編曲賞を受賞する。なお、1982年にはライブでウェザー・リポートとの共演も行っている[1]

1982年には「ボーイ・フロム・N.Y. City」がポップチャートでも大ヒットし、第24回グラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル賞など3部門で受賞した。その後も1984年1986年、1989年、1992年にグラミーの主要な賞を獲得している。

日本では1977年伊勢丹のCMソングとして、「女王陛下のお買い物」(作詞:伊藤アキラ、作曲:樋口康雄)をSKIP ISHII PRODUCTION (ハリウッド)が制作し、これに続き1980年代前半にサントリーブランデーCMに出演した。頻繁に来日公演を行っており、特に2000年からは毎年来日している。来日公演のライブ盤や日本限定盤もいくつかリリースしている。

メンバー

現在のメンバー

メンバー4人はそれぞれソロでも活動している。

旧メンバー

受賞歴

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ライブ・アルバム

コンピレーション・アルバム

EP

シングル

脚注

  1. ^ a b c d e 『フュージョン決定盤101 (CDジャーナルムック SUPER Disc SELECTION)』音楽出版社、2008年、118-119頁。ISBN 978-4861710384
  2. ^ なお、このカバーカージョンは『トワイライト・ゾーン』本編や映画のテーマ曲として使用されたことはない。
  3. ^ Manhattan Transfer, November 1, 2013. “Ladies and Gentlemen ... Trist Curless!”. Manhattan Transfer Official Site. 2 December 2013閲覧。
  4. ^ 訃報:ティム・ハウザーさん72歳=米歌手 毎日新聞 2014年10月17日閲覧
  5. ^ Shore's Tim Hauser of Manhattan Transfer has died APP-COM 6:04 a.m. EDT October 17, 2014
  6. ^ Yanow, Scott. “Laurel Massé Songs, Albums, Reviews, Bio & More”. AllMusic. 2024年12月21日閲覧。
  7. ^ 公式サイトには未掲載であるが英語版のWikipediaによれば、録音が1983年となっており、1996年発売であるようだ。1987年発売の『ヴォーカリーズ・ライヴ』があるが、『Man-Tora』の方も中野サンプラザでの収録である。

外部リンク