山崎豊子とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?: "山崎豊子" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2013年9月) |
---|
この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Microsoftコードページ932(はしご高))が含まれています(詳細)。
山崎 豊子(やまさき とよこ) | |
---|---|
![]() |
|
誕生 | 杉本 豊子 (1924-01-02) 1924年1月2日![]() |
死没 | (2013-09-29) 2013年9月29日(89歳没)![]() |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | ![]() |
最終学歴 | 旧制京都女子専門学校 |
活動期間 | 1957年 - 2013年 |
代表作 | 『花のれん』(1958年)『白い巨塔』(1965年-1969年)『華麗なる一族』(1973年)『二つの祖国』(1983年)『大地の子』(1991年)『沈まぬ太陽』(1999年) |
主な受賞歴 | 第39回直木三十五賞(1958年)大阪府芸術賞(1959年)第2回婦人公論読者賞(1962年)第6回婦人公論読者賞(1968年)第39回菊池寛賞(1991年)第52回文藝春秋読者賞(1991年)第63回毎日出版文化賞特別賞(2009年) |
デビュー作 | 『暖簾』 |
配偶者 | 杉本亀久雄(画家、1961年 - 1992年、死別) |
![]() |
|
テンプレートを表示 |
山崎 豊子(やまさき とよこ、1924年〈大正13年〉1月2日 - 2013年〈平成25年〉9月29日[1][2])は、日本の小説家(作家)。本名は杉本 豊子(すぎもと とよこ)。
経歴
生い立ち
大阪府大阪市南区(現:中央区)船場出身。実家は老舗昆布屋の小倉屋山本である。1936年(昭和11年)に旧制大阪市芦池尋常小学校(現:大阪市立南小学校)を卒業して旧制相愛高等女学校(現:相愛中学校・高等学校)に入学し、1941年(昭和16年)に卒業した。相愛入学後、年一回刊行されていたらしい校友会誌『相愛』に作文を寄稿しており、12歳時の「淡路島」が現存する最初期の文章とみられる[3]。
太平洋戦争下の1944年(昭和19年)、旧制京都女子専門学校(現:京都女子大学)国文学科卒業。毎日新聞社に入社した。
作家デビュー
毎日新聞大阪本社調査部を経て1945年(昭和20年)学芸部に勤務し[4]、当時学芸副部長だった作家井上靖のもとで記者としての訓練を受けた。勤務のかたわら小説を書きはじめ[4]、1957年(昭和32年)に生家の昆布屋をモデルに、親子二代の船場商人を主人公とした『暖簾』を刊行して作家デビュー[4]。出版後すぐに映画・ドラマ化され、人気を博した[5]。翌年吉本興業を創業した吉本せいをモデルに大阪人の知恵と才覚を描いた『花のれん』を上梓。同作により第39回直木賞受賞[4]。新聞社を退職して作家生活に入った[4]。
初期は船場など大阪の風俗に密着した小説が多かった。後年、放送作家の吉田三七雄との共編著で『大阪今昔 随筆』(鹿島出版会、1980年)も刊行している。その頂点が足袋問屋の息子の放蕩・成長を通して商魂たくましく生き抜く大阪商人の典型を描いた『ぼんち』であり、市川雷蔵主演により映画化された。1961年(昭和36年)『女の勲章』取材中に元同僚と結婚。1963年(昭和38年)より連載を始めた『白い巨塔』は大学病院の現実を描いた鋭い社会性で話題を呼び、田宮二郎主演で映画化されたほか、数回に亘りテレビドラマ化された。これも大阪大学医学部やその附属病院がモデルとなっており、大阪の風俗が作品への味付けとなっている。神戸銀行(現:三井住友銀行)をモデルとした経済小説『華麗なる一族』も佐分利信の主演で映画化され、さらに3度に亘りテレビドラマ化された。
中年期以降は、テーマ設定を大阪から離れ、戦争の非人間性など社会問題一般に広げていった。シベリア抑留を背景とした『不毛地帯』、日系アメリカ人二世の苦悩を描いた『二つの祖国』、中国残留日本人孤児を主人公とした『大地の子』の戦争3部作の後、日本航空社内の腐敗や日本航空123便墜落事故を扱った『沈まぬ太陽』を発表した。
1991年(平成3年)に菊池寛賞を受賞[4]。1993年(平成5年)、『大地の子』などの印税を基に「山崎豊子文化財団」を設立し、日本に帰国した中国残留孤児の子供の学資を援助した。『大地の子』で引退を考えたが、「芸能人には引退があるが、芸術家にはない、書きながら柩に入るのが作家だ」と新潮社の斎藤十一に言われ[6]、執筆活動を継続した。
21世紀に入ってからは、『文藝春秋』2005年(平成17年)1月号から2009年(平成21年)2月号まで、西山事件をモデルとした『運命の人』を連載した。また2005年(平成17年)秋に『山崎豊子全集』(新潮社 全23巻[7])刊行が完結。2009年(平成21年)、『運命の人』で毎日出版文化賞特別賞を受賞した[4]。
2013年(平成25年)8月より『週刊新潮』にて新作「約束の海」の連載を開始。第1部(20話)を書き上げた後に体調不良となり、大阪府堺市内の病院に緊急入院する。2013年9月29日に呼吸不全のため死去[8]。89歳没。葬儀は10月1日、堺市内の自宅で営まれた。故人の遺志により密葬形式が取られ、親族と出版社の関係者ら約40人が参列。著名人の姿はなかった。戒名は「松壽院慈簾翠豊大姉」[9]。
没後
2015年(平成27年)に、旧宅で1945年(昭和20年)1月から3月にかけて書かれた戦中日記が見つかった。また、生年月日について1924年(大正13年)11月3日である[10]とされていたが、山崎豊子文化財団から戸籍上は同年1月2日であると発表された[11]。
2015年(平成27年)9月25日より10月5日まで、追悼展「追悼 山崎豊子展 〜不屈の取材、情熱の作家人生〜」が東京の日本橋髙島屋で開催された。横浜・京都・大阪の髙島屋各店で翌年2月にかけて巡回開催された[12]。展示内容は発見された日記、自宅などに保管されていた、数千点に上る取材資料や原稿などである[13]。
2016年(平成28年)7月に、墓所は藤次寺(大阪市天王寺区生玉町)である事が公表され、また没後3年となるこの年に、山崎豊子文化財団が命日(9月29日)を「豊子忌」(とよこき)と名付け、ファンへの恩返しのために墓所が同年10月2日まで一般公開された[14]。
受賞歴
- 1958年:『花のれん』にて第39回直木三十五賞
- 1959年:『ぼんち』にて大阪府芸術賞
- 1963年:「花紋」にて第2回婦人公論読者賞
- 1968年:「花宴」にて第6回婦人公論読者賞(後に、盗作問題で賞を返上)
- 1990年:『大地の子』にて第52回文藝春秋読者賞
- 1991年:第39回菊池寛賞
- 2009年:『運命の人』にて第63回毎日出版文化賞特別賞
評価
「日本のバルザック」と呼ぶファン[_誰?_]がいる一方、参考とした資料をほとんど脚色せず作品に反映させたため、盗作との指摘を資料の執筆者から何度も受けている。
1968年(昭和43年)、『婦人公論』に連載中だった長篇小説『花宴』の一部分がレマルクの『凱旋門』に酷似していることを指摘されている。山崎は、秘書が資料を集めた際に起った手違いであると弁明したが、その後さらに芹沢光治良『巴里夫人』や中河与一『天の夕顔』からの盗用も判明したため日本文芸家協会から退会し、翌年に再入会した[15]。さらに、『婦人公論』編集長が辞任。1973年(昭和48年)には『サンデー毎日』連載中の『不毛地帯』において、今井源治『シベリアの歌』からの盗用があるとして問題となった[16]。1987年より『文藝春秋』で連載された『大地の子』をめぐっては、遠藤誉(当時は筑波大学教授)から自著『卡子(チャーズ)―出口なき大地―』に酷似しているとして訴訟(結果として裁判では遠藤の主張は認められなかった)となった[17]。
『大地の子』の編集者によると、「山崎は『長編に6〜7年かかるが、失敗したら6〜7年がパー(ゼロ)や。』と大阪弁で言ったが、長編に取り掛かると短編も書かない。エッセイも『大地の子』関連しかしない。対談も講演もしない。前作を超えるものを自分に課していた。そのために取材し、イマジネーションと(取材した)事実を往復する事で、イマジネーションを超える事実に行き着いた[18]。」と述べている。
作品一覧
作品集
- 山崎豊子全作品(新潮社 全10巻(全14分冊)、1985年7月 - 1986年4月)、「二つの祖国」まで
- 山崎豊子全集(新潮社 全23巻、2003年12月 - 2005年11月/第II期 全4巻、2014年9月 - 12月)
小説
書名 | 出版年 | 出版社 | 映画化 | ドラマ化 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
暖簾 | 1957年 | 東京創元社 | ○ | ○ | NHKドラマ「横堀川」の原作。「ぼんち」は、映像化の他に舞台化もされている。 |
花のれん | 1958年 | 中央公論社 | |||
ぼんち | 1959年 | 新潮社 | |||
しぶちん(短編集) | 中央公論社 | × | |||
女の勲章 | 1961年 | ○ | |||
女系家族 | 1963年 | 文藝春秋新社 | |||
花紋 | 1964年 | 中央公論社 | × | ||
白い巨塔 | 1965年-1969年 | 新潮社 | ○ | ||
仮装集団 | 1967年 | 文藝春秋 | × | × | |
花宴 | 1967年-1968年 | 中央公論社 | 盗作により雑誌連載のみで、絶版。 | ||
華麗なる一族 | 1973年 | 新潮社 | ○ | ○ | |
不毛地帯 | 1976年-1978年 | ||||
二つの祖国 | 1983年 | × | NHK大河ドラマ『山河燃ゆ』の原作 | ||
大地の子 | 1991年 | 文藝春秋 | NHKドラマスペシャル「大地の子」[19]の原作 | ||
ムッシュ・クラタ(中・短編集) | 1993年 | 新潮社 | × | ||
沈まぬ太陽 | 1999年 | ○ | ○ | ||
運命の人 | 2009年 | 文藝春秋 | × | ||
約束の海 | 2014年 | 新潮社 | × | 絶筆作品。遺作。 |
映像作品
主な作品の大半が映画化やドラマ化されている。2022年(令和4年)時点で一度も映像制作されてないのは、中・短編小説では『死亡記事』『ムッシュ・クラタ』『へんねし』『醜男』『晴着』、長編小説では『仮装集団』『約束の海』である。
エッセイ
- 『大地の子』と私(1996年、文藝春秋/1999年、文春文庫)ISBN 4167556057
山崎豊子 自作を語る
- 1 作家の使命 私の戦後(2009年、新潮社)ISBN 4103228202
- 2 大阪づくし 私の産声(2009年、新潮社)ISBN 4103228210
- 3 小説ほど面白いものはない(2009年、新潮社)ISBN 4103228229。対談本
文庫新編
- 作家の使命 私の戦後 作品論(2011年、新潮文庫)ISBN 4101104492
- 大阪づくし 私の産声 人生編(2011年、新潮文庫)ISBN 4101104506
作品ガイド
- 『山崎豊子 全小説を読み解く』(洋泉社ムック、2009年11月)
- 『山崎豊子スペシャル・ガイドブック』(新潮社、2015年7月)
- 野上孝子 『山崎豊子先生の素顔』(文藝春秋、2015年/文春文庫、2018年9月)ISBN 4163903054
- 『山崎豊子読本』(新潮文庫、2018年8月)、同編集部編
研究文献
- 鵜飼清『山崎豊子 問題小説の研究』(社会評論社、2002年)
- 前川文夫『山崎豊子への誘い』(白地社、2005年)
- 大澤真幸『山崎豊子と〈男〉たち』(新潮社〈新潮選書〉、2017年5月)ISBN 4106038072
脚注
- ^ “「白い巨塔」の作家・山崎豊子さん死去”. 日テレNEWS24 (2013年9月30日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ “山崎豊子さん死去(9月30日)”. 朝日新聞デジタル (2013年9月30日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ 山崎豊子 女学校時代の作文発見/島や海の描写『華麗なる一族』冒頭をほうふつ/観察眼と自然観 作家の自我すでに『毎日新聞』朝刊2025円1月8日8頁(文化面)
- ^ a b c d e f g “山崎豊子”. 新潮社. 2020年7月25日閲覧。
- ^ 楠本憲吉『船場育ち』PHP研究所 1976年
- ^ 『編集者 齋藤十一』(冬花社、2006年)参照。著者は十一の夫人である齋藤美和。
- ^ 第1期で『沈まぬ太陽』までの作品、没後に『運命の人』と『約束の海』を収めた第2期・全4巻を刊行。
- ^ 山崎豊子さん死去:文化財団があいさつ文 毎日新聞(2013年10月3日)[_リンク切れ_]
- ^ 山崎豊子さん、約40人が密葬
- ^ 山崎豊子『出身県別 現代人物事典 西日本版』(サン・データ・システム 1980年)p.1030
- ^ “「この無惨、惨状、戦争は絶対いけない」 山崎豊子さん戦時下の日記”. 東京新聞 (2015年7月13日). 2015年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月2日閲覧。
- ^ 『追悼 山崎豊子展』(pdf)(プレスリリース)高島屋、2015年7月。https://www.takashimaya.co.jp/base/corp/info/topics/pdf/201507/1507182.pdf。2025年1月2日閲覧。
- ^ “「戦争と人間」描き続けた人生たどる 山崎豊子展、日本橋で開幕”. 産経新聞 (2015年9月25日). 2025年1月2日閲覧。
- ^ 「山崎豊子さん墓所、初の一般公開 大阪・藤次寺」毎日新聞(2016年9月29日)
- ^ 大村彦次郎『文壇うたかた物語』(筑摩書房、1995年)p.132
- ^ いまいげんじ(今井源治)編著『山崎豊子の「盗用」事件 「不毛地帯」と「シベリヤの歌」』(三一書房、1979年)がある。
- ^ 遠藤誉『卡子(チャーズ)の検証』(明石書店、1997年)も参照。
- ^ "小説に命を刻んだ 〜山崎豊子 最期の日々〜". クローズアップ現代. 19 November 2013. NHK. 2019年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ “ドラマスペシャル 『大地の子』”. NHKアーカイブス. NHK. 2021年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、**山崎豊子**に関連するカテゴリがあります。
表話編歴山崎豊子の作品 | |
---|---|
長編小説 | 暖簾 花のれん ぼんち 女の勲章 女系家族 花紋 白い巨塔 仮装集団 華麗なる一族 不毛地帯 二つの祖国 大地の子 沈まぬ太陽 運命の人 約束の海 |
中・短編集 | しぶちん ムッシュ・クラタ |
エッセイ | 『大地の子』と私 山崎豊子 自作を語る(全3巻) |
![]() |
表話編歴第39回直木三十五賞 |
---|
1930年代 - 1950年代(第1回 - 第42回)1930年代 第1回 川口松太郎『鶴八鶴次郎』『風流深川唄』『明治一代女』 第2回 鷲尾雨工『吉野朝太平記』他 第3回 海音寺潮五郎『天正女合戦』『武道傳來記』 第4回 木々高太郎『人生の阿呆』他 第5回 該当作品なし 第6回 井伏鱒二『ジョン萬次郎漂流記』他 第7回 橘外男『ナリン殿下への回想』 第8回 大池唯雄『兜首』『秋田口の兄弟』 第9回 該当作品なし 第10回 該当作品なし 1940年代 第11回 堤千代『小指』他/河内仙介『軍事郵便』 第12回 村上元三『上総風土記』他 第13回 木村荘十『雲南守備兵』 第14回 該当作品なし 第15回 該当作品なし 第16回 田岡典夫『強情いちご』他/神崎武雄『寛容』他 第17回 山本周五郎『日本婦道記』(受賞辞退) 第18回 森荘已池『山畠』『蛾と笹舟』 第19回 岡田誠三『ニューギニヤ山岳戦』 第20回 該当作品なし 第21回 富田常雄『面』『刺青』他 第22回 山田克郎『海の廃園』 1950年代 第23回 今日出海『天皇の帽子』/小山いと子『執行猶予』 第24回 檀一雄『長恨歌』『真説石川五右衛門』 第25回 源氏鶏太『英語屋さん』『颱風さん』『御苦労さん』 第26回 久生十蘭『鈴木主水』/柴田錬三郎『イエスの裔』 第27回 藤原審爾『罪な女』他 第28回 立野信之『叛乱』 第29回 該当作品なし 第30回 該当作品なし 第31回 有馬頼義『終身未決囚』 第32回 梅崎春生『ボロ家の春秋』/戸川幸夫『高安犬物語』 第33回 該当作品なし 第34回 新田次郎『強力伝』/邱永漢『香港』 第35回 南條範夫『燈台鬼』/今官一『壁の花』 第36回 今東光『お吟さま』/穂積驚『勝烏』 第37回 江崎誠致『ルソンの谷間』 第38回 該当作品なし 第39回 山崎豊子『花のれん』/榛葉英治『赤い雪』 第40回 城山三郎『総会屋錦城』/多岐川恭『落ちる』 第41回 渡辺喜恵子『馬淵川』/平岩弓枝『鏨師』 第42回 司馬遼太郎『梟の城』/戸板康二『團十郎切腹事件』他 |
1960年代 - 1970年代(第43回 - 第82回)1960年代 第43回 池波正太郎『錯乱』 第44回 寺内大吉『はぐれ念仏』/黒岩重吾『背徳のメス』 第45回 水上勉『雁の寺』 第46回 伊藤桂一『螢の河』 第47回 杉森久英『天才と狂人の間』 第48回 山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』/杉本苑子『孤愁の岸』 第49回 佐藤得二『女のいくさ』 第50回 安藤鶴夫『巷談本牧亭』/和田芳恵『塵の中』 第51回 該当作品なし 第52回 永井路子『炎環』/安西篤子『張少子の話』 第53回 藤井重夫『虹』 第54回 新橋遊吉『八百長』/千葉治平『虜愁記』 第55回 立原正秋『白い罌粟』 第56回 五木寛之『蒼ざめた馬を見よ』 第57回 生島治郎『追いつめる』 第58回 野坂昭如『アメリカひじき』『火垂るの墓』/三好徹『聖少女』 第59回 該当作品なし 第60回 陳舜臣『青玉獅子香炉』/早乙女貢『僑人の檻』 第61回 佐藤愛子『戦いすんで日が暮れて』 第62回 該当作品なし 1970年代 第63回 結城昌治『軍旗はためく下に』/渡辺淳一『光と影』 第64回 豊田穣『長良川』 第65回 該当作品なし 第66回 該当作品なし 第67回 綱淵謙錠『斬』/井上ひさし『手鎖心中』 第68回 該当作品なし 第69回 長部日出雄『津軽世去れ節』『津軽じょんから節』/藤沢周平『暗殺の年輪』 第70回 該当作品なし 第71回 藤本義一『鬼の詩』 第72回 半村良『雨やどり』/井出孫六『アトラス伝説』 第73回 該当作品なし 第74回 佐木隆三『復讐するは我にあり』 第75回 該当作品なし 第76回 三好京三『子育てごっこ』 第77回 該当作品なし 第78回 該当作品なし 第79回 津本陽『深重の海』/色川武大『離婚』 第80回 宮尾登美子『一絃の琴』/有明夏夫『大浪花諸人往来』 第81回 田中小実昌『浪曲師朝日丸の話』『ミミのこと』/阿刀田高『ナポレオン狂』 第82回 該当作品なし |
1980年代 - 1990年代(第83回 - 第122回)1980年代 第83回 向田邦子『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』/志茂田景樹『黄色い牙』 第84回 中村正䡄『元首の謀叛』 第85回 青島幸男『人間万事塞翁が丙午』 第86回 つかこうへい『蒲田行進曲』/光岡明『機雷』 第87回 深田祐介『炎熱商人』/村松友視『時代屋の女房』 第88回 該当作品なし 第89回 胡桃沢耕史『黒パン俘虜記』 第90回 神吉拓郎『私生活』/高橋治『秘伝』 第91回 連城三紀彦『恋文』/難波利三『てんのじ村』 第92回 該当作品なし 第93回 山口洋子『演歌の虫』『老梅』 第94回 森田誠吾『魚河岸ものがたり』/林真理子『最終便に間に合えば』『京都まで』 第95回 皆川博子『恋紅』 第96回 逢坂剛『カディスの赤い星』/常盤新平『遠いアメリカ』 第97回 白石一郎『海狼伝』/山田詠美『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』 第98回 阿部牧郎『それぞれの終楽章』 第99回 西木正明『凍れる瞳』『端島の女』/景山民夫『遠い海から来たCOO』 第100回 杉本章子『東京新大橋雨中図』/藤堂志津子『熟れてゆく夏』 第101回 ねじめ正一『高円寺純情商店街』/笹倉明『遠い国からの殺人者』 第102回 星川清司『小伝抄』/原尞『私が殺した少女』 1990年代 第103回 泡坂妻夫『蔭桔梗』 第104回 古川薫『漂泊者のアリア』 第105回 宮城谷昌光『夏姫春秋』/芦原すなお『青春デンデケデケデケ』 第106回 高橋義夫『狼奉行』/高橋克彦『緋い記憶』 第107回 伊集院静『受け月』 第108回 出久根達郎『佃島ふたり書房』 第109回 髙村薫『マークスの山』/北原亞以子『恋忘れ草』 第110回 佐藤雅美『恵比寿屋喜兵衛手控え』/大沢在昌『新宿鮫 無間人形』 第111回 中村彰彦『二つの山河』/海老沢泰久『帰郷』 第112回 該当作品なし 第113回 赤瀬川隼『白球残映』 第114回 小池真理子『恋』/藤原伊織『テロリストのパラソル』 第115回 乃南アサ『凍える牙』 第116回 坂東眞砂子『山妣』 第117回 篠田節子『女たちのジハード』/浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや)』 第118回 該当作品なし 第119回 車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』 第120回 宮部みゆき『理由』 第121回 佐藤賢一『王妃の離婚』/桐野夏生『柔らかな頬』 第122回 なかにし礼『長崎ぶらぶら節』 |
2000年代 - 2010年代(第123回 - 第162回)2000年代 第123回 船戸与一『虹の谷の五月』/金城一紀『GO』 第124回 山本文緒『プラナリア』/重松清『ビタミンF』 第125回 藤田宜永『愛の領分』 第126回 山本一力『あかね空』/唯川恵『肩ごしの恋人』 第127回 乙川優三郎『生きる』 第128回 該当作品なし 第129回 石田衣良『4TEEN フォーティーン』/村山由佳『星々の舟』 第130回 江國香織『号泣する準備はできていた』/京極夏彦『後巷説百物語』 第131回 奥田英朗『空中ブランコ』/熊谷達也『邂逅の森』 第132回 角田光代『対岸の彼女』 第133回 朱川湊人『花まんま』 第134回 東野圭吾『容疑者Xの献身』 第135回 三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』/森絵都『風に舞いあがるビニールシート』 第136回 該当作品なし 第137回 松井今朝子『吉原手引草』 第138回 桜庭一樹『私の男』 第139回 井上荒野『切羽へ』 第140回 天童荒太『悼む人』/山本兼一『利休にたずねよ』 第141回 北村薫『鷺と雪』 第142回 佐々木譲『廃墟に乞う』/白石一文『ほかならぬ人へ』 2010年代 第143回 中島京子『小さいおうち』 第144回 木内昇『漂砂のうたう』/道尾秀介『月と蟹』 第145回 池井戸潤『下町ロケット』 第146回 葉室麟『蜩ノ記』 第147回 辻村深月『鍵のない夢を見る』 第148回 朝井リョウ『何者』/安部龍太郎『等伯』 第149回 桜木紫乃『ホテルローヤル』 第150回 朝井まかて『恋歌』/姫野カオルコ『昭和の犬』 第151回 黒川博行『破門』 第152回 西加奈子『サラバ!』 第153回 東山彰良『流』 第154回 青山文平『つまをめとらば』 第155回 荻原浩『海の見える理髪店』 第156回 恩田陸『蜜蜂と遠雷』 第157回 佐藤正午『月の満ち欠け』 第158回 門井慶喜『銀河鉄道の父』 第159回 島本理生『ファーストラヴ』 第160回 真藤順丈『宝島』 第161回 大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』 第162回 川越宗一『熱源』 |
2020年代 - 2030年代(第163回 - )2020年代 第163回 馳星周『少年と犬』 第164回 西條奈加『心淋し川』 第165回 佐藤究『テスカトリポカ』/澤田瞳子『星落ちて、なお』 第166回 今村翔吾『塞王の楯』/米澤穂信『黒牢城』 第167回 窪美澄『夜に星を放つ』 第168回 小川哲『地図と拳』/千早茜『しろがねの葉』 第169回 垣根涼介『極楽征夷大将軍』/永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』 第170回 河﨑秋子『ともぐい』/万城目学『八月の御所グラウンド』 第171回 一穂ミチ『ツミデミック』 第172回 伊与原新『藍を継ぐ海』 |
![]() |
典拠管理データベース ![]() |
|
---|---|
全般 | FAST ISNI VIAF WorldCat |
国立図書館 | ノルウェー フランス BnF data ドイツ イタリア イスラエル アメリカ 日本 チェコ オーストラリア 韓国 オランダ |
学術データベース | CiNii Books CiNii Research |
人物 | Trove(オーストラリア) 1 |
その他 | IdRef |