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笹本祐一
ペンネーム 笹本祐一
誕生 (1963-02-18) 1963年2月18日(61歳) 日本 東京都
言語 日本語
国籍 日本
活動期間 1984-
ジャンル 小説
主題 宇宙開発
代表作 ARIEL[1]
主な受賞歴 第30回星雲賞(日本長編部門)
デビュー作 『妖精作戦』[1]
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笹本 祐一(ささもと ゆういち、1963年2月18日[1] - )は、日本SF作家シナリオライター工学院大学中退。主にSF作品を中心に執筆。東京都出身。現在は札幌市在住。

1984年、『妖精作戦』にて、朝日ソノラマより小説家デビュー。大ヒットシリーズ『ARIEL』で一躍有名に。

1999年、『星のパイロット2 彗星狩り』で第30回星雲賞日本長編部門を受賞。ライト的なキャラクターと、硬派なSFが混じり合った独特の作風で人気を集める。近年は航空宇宙の分野を舞台にしたハードSF作品を多数執筆。

自身を「現役最古のラノベ作家」と称している[2]

ロケット好きの人物としても有名で、宇宙作家クラブの中心的メンバーとして活動、近年の国内で行われるロケット打ち上げのほとんどを見ている。ロケット好きになり始める頃の著作から明らかに航空宇宙の作品が増加しており、ロケットの打ち上げ取材日記『宇宙へのパスポート』シリーズを刊行している。なお、『宇宙へのパスポート』シリーズの1巻〜3巻それぞれで、星雲賞ノンフィクション部門を受賞している。

2003年12月5日にNHK教育の番組『視点・論点』にSF作家としては小松左京以来の出演を果たしたが、そのテーマも「幻の日本有人宇宙計画」というものであった。

経歴

作品リスト

小説

妖精作戦シリーズ

スターダスト・シティシリーズ

  1. スターダスト・シティ 1(1986年1月 ソノラマ文庫)
  2. スターダスト・シティ 2(1986年6月 ソノラマ文庫)

ARIELシリーズ

星のダンスを見においでシリーズ

  1. 星のダンスを見においで 1(1992年7月 ソノラマ文庫/2015年10月 創元SF文庫)- 創元SF文庫版では『星のダンスを見においで 地球戦闘編』に改題
  2. 星のダンスを見においで 2(1993年4月 ソノラマ文庫/2015年10月 創元SF文庫)- 創元SF文庫版では『星のダンスを見においで 2 宇宙海賊編』に改題
新装版
  1. 星のダンスを見においで(2005年4月 ソノラマノベルス/2007年10月 ソノラマノベルス新装版)- 旧版第1・2巻の合本

小娘オーバードライブシリーズ

星のパイロットシリーズ

  1. 星のパイロット(1997年3月 ソノラマ文庫)
  2. 彗星狩り 上 星のパイロット 2(1998年2月 ソノラマ文庫)
  3. 彗星狩り 中 星のパイロット 2(1998年5月 ソノラマ文庫)
  4. 彗星狩り 下 星のパイロット 2(1998年7月 ソノラマ文庫)
  5. ハイ・フロンティア 星のパイロット 3(1999年4月 ソノラマ文庫)
  6. ブルー・プラネット 星のパイロット 4(2000年10月 ソノラマ文庫)
新装版
朝日ノベルズ版
  1. 星のパイロット(2012年7月 朝日ノベルズ)- 旧版第1巻
  2. 彗星狩り 上 星のパイロット 2(2013年2月 朝日ノベルズ)- 旧版第2・3巻の合本
  3. 彗星狩り 下 星のパイロット 2(2013年3月 朝日ノベルズ)- 旧版第3・4巻の合本
  4. ハイ・フロンティア/ブループラネット 星のパイロット 3(2013年7月 朝日ノベルズ)- 旧版第5・6巻の合本
創元SF文庫版
  1. 星のパイロット(2021年10月 創元SF文庫)
  2. 彗星狩り 上 星のパイロット 2(2021年12月 創元SF文庫)- 旧版第2・3巻の再編・合本
  3. 彗星狩り 下 星のパイロット 2(2021年12月 創元SF文庫)- 旧版第3・4巻の再編・合本
  4. ハイ・フロンティア 星のパイロット 3(2022年2月 創元SF文庫)
  5. ブループラネット 星のパイロット 4(2022年5月 創元SF文庫)

星の航海者シリーズ

  1. 星の航海者〈1〉 遠い旅人(2023年4月 創元SF文庫)

ほしからきたもの。シリーズ

  1. ほしからきたもの。 1(2001年10月 ハルキ文庫)
  2. ほしからきたもの。 2(2002年12月 ハルキ文庫)

ミニスカ宇宙海賊シリーズ

放課後地球防衛軍シリーズ

  1. 放課後地球防衛軍 1 なぞの転校生(2016年11月 ハヤカワ文庫JA
  2. 放課後地球防衛軍 2 ゴースト・コンタクト(2019年3月 ハヤカワ文庫JA)

ノンシリーズ

ノンフィクション

宇宙へのパスポートシリーズ

  1. 宇宙へのパスポート ロケット打ち上げ取材日記 1999-2001(2002年1月 朝日ソノラマ/2007年10月 朝日新聞出版
  2. 宇宙へのパスポート 2 M-V&H-ⅡAロケット取材日記(2003年10月 朝日ソノラマ/2007年10月 朝日新聞出版)- 解説:松浦晋也
  3. 宇宙へのパスポート 3 宇宙開発現場取材日記(2006年8月 朝日ソノラマ/2007年10月 朝日新聞出版)- 解説:松浦晋也

単行本未収録

脚本

主要な執筆レーベル

脚注

  1. ^ a b c 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日第1刷発行、114頁、ISBN 4-7966-5012-1
  2. ^ 本人のプロフィール

関連項目

外部リンク

第30・36回星雲賞日本長編部門
1970年代 第1回: 筒井康隆霊長類南へ』 第2回: 小松左京『継ぐのは誰か?』 第3回: 半村良石の血脈』 第4回: 広瀬正鏡の国のアリス』 第5回: 小松左京日本沈没』 第6回: 筒井康隆『おれの血は他人の血』 第7回: 筒井康隆七瀬ふたたび』 第8回: かんべむさし『サイコロ特攻隊』 第9回: 山田正紀『地球・精神分析記録(エルド・アナリュシス)』 第10回: 眉村卓消滅の光輪
1980年代 第11回: 山田正紀『宝石泥棒』 第12回: 川又千秋『火星人先史』 第13回: 井上ひさし吉里吉里人』 第14回: 小松左京さよならジュピター』 第15回: 神林長平敵は海賊・海賊版』 第16回: 神林長平戦闘妖精・雪風』 第17回: 高千穂遙ダーティペアの大逆転』 第18回: 神林長平『プリズム』 第19回: 田中芳樹銀河英雄伝説』 第20回: 堀晃『バビロニア・ウェーブ』
1990年代 第21回: 夢枕獏上弦の月を喰べる獅子』 第22回: 大原まり子『ハイブリッド・チャイルド』 第23回: 菅浩江『メルサスの少年』 第24回: 柾悟郎『ヴィーナス・シティ』 第25回: 谷甲州終わりなき索敵』 第26回: 山田正紀機神兵団』 第27回: 眉村卓引き潮のとき』 第28回: 森岡浩之星界の紋章』 第29回: 神林長平敵は海賊・A級の敵』 第30回: 笹本祐一『彗星狩り
2000年代 第31回: 神林長平グッドラック、戦闘妖精・雪風』 第32回: 菅浩江『永遠の森 博物館惑星』 第33回: 野尻抱介『ふわふわの泉』 第34回: 野尻抱介『太陽の簒奪者』 第35回: 小川一水第六大陸』 第36回: 笹本祐一『ARIEL』 第37回: 新城カズマ『サマー / タイム / トラベラー』 第38回: 小松左京谷甲州日本沈没・第二部』 第39回: 有川浩図書館戦争シリーズ』 第40回: 伊藤計劃ハーモニー
2010年代 第41回: 栗本薫グイン・サーガ』 第42回: 山本弘『去年はいい年になるだろう』 第43回: 小林泰三『天獄と地国』 第44回: 円城塔伊藤計劃屍者の帝国』 第45回: 小川一水『コロロギ岳から木星トロヤへ』 第46回: 藤井太洋『オービタル・クラウド』 第47回: 梶尾真治怨讐星域』 第48回: 小林泰三『ウルトラマンF』 第49回: 宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』 第50回: 飛浩隆『零號琴』
2020年代 第51回: 小川一水天冥の標』 第52回: 林譲治『星系出雲の兵站』 第53回: 牧野圭祐月とライカと吸血姫』、藤井太洋『マン・カインド』