豆富小僧とは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

この項目では、日本の映画について説明しています。妖怪については「豆腐小僧」をご覧ください。
豆富小僧
TOFU KOZO
監督 杉井ギサブロー(総監督)河原真明
脚本 青木万央藤井清美杉井ギサブロー
製作総指揮 ウィリアム・アイアトン
出演者 深田恭子武田鉄矢
音楽 S.E.N.S. Project
主題歌 SCANDALハルカ
製作会社 「豆富小僧」制作委員会
配給 ワーナー ブラザース ジャパン
公開 2011年4月29日
上映時間 86分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 3億9100万円[1]
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豆富小僧』(とうふこぞう)は、2011年4月29日3D/2D同時公開の日本アニメーション映画作品。

概要

京極夏彦原作のユーモア妖怪小説『豆腐小僧双六道中ふりだし 本朝妖怪盛衰録』を原作にしたアファンタジー映画。3D長編オリジナルアニメとしては日本初と謳っており、3D立体映画も同時公開となる。総監督杉井ギサブロー、監督は河原真明。江戸時代から現代の日本にタイムスリップしてきた「怖くない妖怪」豆冨小僧の冒険を描く。2011年4月16日にフジテレビ他でテレビ特番を放送。丸の内ピカデリー3他全国にて公開され、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位となった[2]

キャッチコピーは「妖怪なのに 人を恐がらせることができない ──でも、キミにしかできないことがきっとある!」。

ストーリー

江戸時代。妖怪なのに人を驚かせることができない豆富小僧は、いつも父親の見越し入道に怒られてばかり。悲しくなった小僧は、別れたおっかさんを探すためにお目付け役の達磨と供に旅に出たのだが、に騙されお堂に閉じ込められてしまい、ようやく出られた世界は200年後の現代の世界だった。どこにも妖怪の姿を見つけられない現代で小僧は妖怪の見える少女、室田アイと出会うのであった。

登場キャラクター・キャスト

主な妖怪

豆富小僧

声 - 深田恭子

主人公の妖怪。「妖怪」といってもその姿は可愛らしく、お盆に豆腐(豆富)を乗せて立っているだけ。お盆に載せた豆腐を放すと消えてしまう。

まだ見ぬ母を探す旅に出かけるが、「妖怪の宿敵」であるタヌキに化かされ、闇に閉じ込められてしまう。闇の中で「にらめっこ」を延々とこなし、ようやく勝利した時に目の前に見えたのは現代の日本であった。

達磨(だるま)

声 - 武田鉄矢

小僧の従者。着物の柄に溶け込むことができる。

見越し入道(みこしにゅうどう)

声 - 松平健

小僧の父親で、妖怪の総大将。小僧をいつも叱ってばかりいた。

袖引き小僧(そでひきこぞう)

声 - 小池徹平

どんぐりのような姿の子供の妖怪。人の袖を引いて立ち止まらせる。

おろく

声 - 矢島晶子

豆富小僧の姉で、首が伸びる妖怪。

化け猫

三毛姉さん

声 - 渡辺美佐

姉御肌の三毛猫化け猫

死神

死神

声 - 大泉洋

人が死ぬ前に現れる神だが、お茶目な性格。

芝居者狸(しばいものたぬき)

声 - 宮迫博之

長い間妖怪達と戦ってきたタヌキ一族の長。

702番狸

声 - はるな愛

芝居者狸の部下である八百八狸(はっぴゃくやだぬき)の一匹。100番、101番などもいる。

人間

室田アイ(むろた アイ)

声 - 平野綾

豆富小僧と出会った、妖怪が見える少女。

室田茜(むろた あかね)

声 - 檀れい

アイの母親で、気象コントロールシステムSORAを開発した科学者。

播磨(はりま)

声 - 高塚正也

政治家。

田口

声 - 櫻井孝宏

茜の助手。

その他の妖怪

一つ目小僧(ひとつめこぞう)

提灯小僧(ちょうちんこぞう)

唐傘小僧(からかさこぞう)

大首(おおくび)

鬼娘(おにむすめ)

鳴屋(やなり)

声 - 須藤沙織川瀬晶子野浜たまこ

骸骨(がいこつ)

魍魎(もうりょう)

声 - 後藤ヒロキ

のっぺらぼう

河童(かっぱ)

声 - 大浦冬華

スタッフ

音楽

主題歌

挿入歌

音楽

評価

受賞・ノミネート

部門 対象 結果 出典
第35回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞[3] 豆富小僧 受賞

Blu-ray / DVD

2011年10月5日発売。発売元はワーナー・ホーム・ビデオ

プロモーション

セカイ初のAR(拡張現実)オンラインRPG『セカイユウシャ』とのタイアップで、期間中にゲームイベント開催および、上映劇場での記念フォトフレームで写真をとるなどができるプロモーションが行われた[4]

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^キネマ旬報」2012年2月下旬決算特別号 206頁
  2. ^ GW突入、興行界も好調の中『コナン』が『GANTZ』から首位奪還!『八日目の蝉』『豆富小僧』もランクイン!シネマトゥデイ 2011年5月4日
  3. ^第35回日本アカデミー賞 優秀賞”. 日本アカデミー賞公式サイト (2012年3月2日). 2025年3月6日閲覧。
  4. ^ 「豆富小僧」×「セカイユウシャ」 AR(拡張現実)を活用した 新しいタイアッププロモーションを実施!アソビション 2011年4月18日

外部リンク

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杉井ギサブロー監督(シリーズディレクター)作品
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OVA スイートスポット1991年 のぞみウィッチィズ 1992年 羊のうた 2003年
その他 助け合いの歴史1976年
1:第2作以降は総監督