3490Eとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/03 00:59 UTC 版)
1991年に、IBMは3490Eテープドライブを導入した。固定ヘッドに36トラックを備え、テープあたり800メガバイトまで記録できた。さらにIDRCオプションを適用すると、延長テープを使って2400メガバイトまで記録できた。IBMが薄膜ヘッドの生産の終了を宣言してからも、最後まで3490E互換ドライブを生産していたのはVDS(ビクターデータシステム)だったが、2004年に生産を終了した。3490Eドライブは、バスとタグインターフェースか、ESCONか、高電圧SCSI(HVD-SCSI)インタフェースでさまざまなメーカーから利用可能であり、最大20MB/秒のデータ転送速度ができた。 3490Eデータカートリッジは3480用のものと外形寸法が同じであるが、テープは同じではない。3490Eテープはあらかじめ36トラックヘッド用にフォーマットされている。が、3480ドライブは3490Eテープに記録できる。 3490Eドライブのなかには、3480テープを読出しだけ可能なもの、あるいは読み書き可能なものもある。しかし、多くの3490Eドライブは36トラックテープだけ記録再生できる。
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