4G62とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:20 UTC 版)
「三菱・4G6型エンジン」の記事における「4G62(G62B)」の解説
4G62(G62B)とは、1.8 L SOHC 8バルブエンジンで、縦置き後輪駆動および全輪駆動車に用いられた。ボア・ストロークは80.6 x 88.0 mmで、総排気量は1,795 ccである。キャブレターもしくはマルチポイント式インジェクションが用いられたが、ランサーEX 1800GSR/1800GTや、コルディアGSRではシングルポイント式インジェクションのECIターボも用いられた。 サイレントシャフトやジェットバルブが採用されているエンジンの為、国内市場では当時の名称規則に倣い、G62Bの名が最初に登場した。上位排気量のG63Bを輸出仕様車が採用するのに対して、国内仕様車向けにボアダウンしたエンジンという位置付けであった。また、G62BはLPG仕様のエンジンも制作され、ギャランΣなどの小型セダンのタクシー向けグレードに用いられた。4G62は1989年(平成元年)に4G67が登場したために、当初の形態から余り進化することなく生産が終了している。 性能諸元 G62B キャブレター仕様(シリウス80) 最高出力(グロス) : 100PS / 5,500rpm 最大トルク(グロス) : 15.0kg・m / 3,500rpm 燃料供給装置 : キャブレター 備考 : MCA-JET上記は A213A型コルディア SX のもの 4G62 MPI仕様 圧縮比 : 8.8:1 最高出力(ネット) : 94PS(69kW)/5,500rpm 最大トルク(ネット) : 14.2kg・m(139.3N・m)/4,000rpm 燃料供給装置 : ECI-MULTI 使用燃料 : 無鉛レギュラー上記は E13A型エテルナΣ ツーリングEXE のもの 採用車種 1980-1987 三菱・ランサーEX 1800GSR / 1800GT(A175A型) 1980-1984 三菱・ギャランΛ / 三菱・エテルナΛ(A162A型) 1981-1986 三菱・デリカ / L300 / エキスプレス(L035PW型) 1983–1989 三菱・コルディア(A213A / A213G型、日本国内では1982-1987) 1983-1989 三菱・トレディア(A213A型、日本国内では1982-1987) 1984-1988 三菱・ギャランΣ / 三菱・エテルナΣ(E13A型) 1982-1986 三菱・シャリオ(D03W型) 1989-1998 ヒュンダイ・ソナタ 1993–1995 ヒュンダイ・エラントラ
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