AN/M3とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:15 UTC 版)
「ブローニングM2重機関銃」の記事における「AN/M3」の解説
AN/M2の発展型。給弾速度および給弾信頼性の向上を図ったもので、電気モーターを用いた補助機構により発射速度を1,200発/分に強化している。F-86 セイバー他初期のジェット戦闘機の搭載武装として用いられた他、XM14/SUU-12 ガンポッドとしても使用された。 AN/M3(.50 AN/M3)口径0.50 in (12.7 mm) 全長4 ft 9.5 in (146.05 cm) 総重量69 lbs (31.30 kg) 砲身重量10.91 lbs (4.95 kg) 砲口初速2,870 fps (875 m/s) 発射速度1,150-1,250 rpm 弾頭重量1.7 oz (48.19 g) 射程5,350-7,275 yd (4,892-6,652 m) 砲身命数15,000発 発展・改良型 T38 1945年にフリッジデール社によって開発されたM3の発展型。毎分1,500発の発射速度の達成が要求され、要求は満たせなかったものの、毎分1,450発の発射速度を達成した。 GAU-15/A(XM218)、GAU-16/A、GAU-18/A AN/M3およびAN/M2を基に軽量化されたヘリコプター搭載型。A/A49E-11 副兵装システム(armament subsystem. “防御兵装システム”(Defensive Armament System)とも)に架装するためのものとして開発された。GAU-16/A(XM218)はGAU-15/Aの銃把と照準装置を改良したもので、GAU-18/AはMH-53“ペイヴ・ロゥ”およびHH-60“ペイヴ・ホーク”戦闘救難ヘリコプターの搭載武装として開発されたものである。 いずれも乗員が直接操作する方式で、GAU-18/AはHH-60においてはEGMS(External Gun Mount System. 外部銃架システム)の搭載兵装としても用いられている。 ウィキメディア・コモンズには、GAU-16に関連するメディアがあります。 M3M/GAU-21 AN/M3を基にしたヘリ搭載型。FN社製。ヘリコプターの側面ドアに銃架と共に固定されており、安定性が上がっている。連射速度を上げ、スペードグリップを大型化している。メタルループが付けられており、弾詰まりのトラブルを減らすことができる。 M3P AN/TWQ-1 アベンジャー防空システムに搭載するために開発された、FN社製のAN/M3の発展型。発射速度が950発/分と1,100発/分の選択式となり、銃口部に大型の筒形フラッシュハイダーが装着された。給弾方式は機械式のメタルループ方式となっている。FN HMP(中国語版)ガンポッドにも搭載される。 CH-53GS大型ヘリコプターの後面ランプ内に設置されているM3M アベンジャー防空システムに搭載されているM3Pコッキングレバー部に遠隔操作用のユニットが装着されている HMP 400ガンポッドに内装されているM3P
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