D25HWとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/24 16:38 UTC 版)

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D25HW
キャリア イー・モバイル
製造 華為技術日本
発売年 2009年11月18日
概要
通信方式 W-CDMA/HSDPA/HSUPA
通信速度 受信最大:7.2Mbps送信最大5.8Mbps
形状 ストレート(ペンダント)型
サイズ 48.6 × 95.5 × 14.1[1] mm
質量 80 g
連続通信時間 約4時間
連続待受時間 約100時間
充電時間 ACアダプタ:約4時間USB接続:約6時間
外部メモリ microSD
対応OS Windows XP Home Edition Service Pack2 以降Windows XP Professional Service Pack2 以降Windows Vista (32ビット / 64ビット版)Windows 7 (32ビット / 64ビット版)Mac OS X 10.4 ~ 10.6
備考
メインディスプレイ
方式 白色有機EL
サイズ 0.96インチ
表示色数 白色2値
無線LAN
規格 IEEE802.11b/g準拠
設定 WPSに対応
セキュリティ WEP/WPA/WPA2
同時接続可能台数 5
メインカメラ
サブカメラ
カラーバリエーション
シルバー

テンプレート / ノート
■ウィキプロジェクト

D25HW (ディー にご エイチダブリュ) は、W-CDMA/HSPA対応のデータ通信端末。イー・モバイルファーウェイ・テクノロジーズのE5830s を日本向けにカスタマイズし、「**Pocket WiFi**(イー・モバイルの登録商標)」の名で販売されている。

目次

概要

ファーウェイ製 E5830s をイー・モバイルが日本向けにカスタマイズした機種である。

本機はWi-Fi機器とイー・モバイルの3G通信網とを中継するモバイルWi-Fiルーターモバイルモデムである。この機種はノートパソコンiPadiPod touchニンテンドーDSPlayStation PortableなどのWi-Fi機器を、公衆無線LANの提供されない場所でもインターネットに接続できるようにするために、アクセスポイントとして振る舞う。従来のデータ通信端末のように、USBコネクタやPCカードスロットに接続する必要はなく、端末本体をカバンやポケットに入れたまま使用するスタイルをイー・モバイルは提唱している。

WiFi機器は最大で5台まで同時認識される。無線LANはインフラストラクチャー・モードのため、接続した機器同士でネットワークを構築することも可能である。

また、対応OSを搭載したパソコンとUSB接続することによって、通常のデータ通信端末としての利用も可能である。USB接続時にはネットワークアダプタ、仮想CD-ROMドライブデバイスドライバインストール要)、microSDカードリーダーの複合デバイスとして認識される。パソコンから見て、内部的にはネットワークアダプタの先にルーターがイーサネット接続される構成であり、ルーターの機能は無線LANと共有している。パソコンにはプライベートIPアドレスが付与される。

簡易ファイアウォールDMZネットワークアドレス変換MACアドレスフィルタリングなど、一般的なブロードバンドルーターの機能を備えている。このため接続した機器を外向きサーバとして運用することも可能である。

microSDカードスロットを備えているが、NASのようにネットワーク越しにこれにアクセスすることは不可能で、USB接続したパソコンからのみ利用できる(ただし有線接続したパソコンをファイルサーバとして動作させ、カードリーダーを共有すればこの限りではない)。

専用の充電器H12HW用、650mA出力のACアダプタが付属)、もしくはUSBバスパワーによる充電に対応する。が、最大2.4Wの消費電力のためにUSBバスパワーでは充電と通信を同時に行えず、通信時には給電のみとなる。たとえ500mAを超えるUSBバスパワーを供給できる市販のACアダプタを使用しても、専用充電器以外の接続はUSBポートからの供給とみなされ、同様の制限が課せられる。 発売当初は、通信とUSBバスパワーによる充電を同時に行えず、通信時には給電のみとなる仕様であったが、2011年2月1日に、Pocket WiFi Dock(F01HW)対応のファームウェアバージョンアップがあり、これを適用すると、通信しながらUSBバスパワーでの充電が可能となる。なお、音声通話機能は搭載されていない。EM chipもデータ通信用の赤色のものを用い、データ通信の料金プランが適用される(ただし、音声用のEM chipの利用は可能。このため、音声契約を「スマートプラン」とし、データ契約を「データプランにねん特割」とすることで、データ契約側のUIMを一切利用せず、音声側のUIMでデータ通信を行えば、データ契約の料金は一切発生しない)。

2010年春には、オプションで卓上ホルダが設定された。卓上ホルダで充電する場合は、本体附属品のACアダプタないしはUSBケーブルの接続が必要となっている(または、H12HW用のACアダプタないしはUSBケーブルをオプション購入することにより、利用可能)。ただし、大容量電池パック利用時には利用できない(奥行きが広くなるため、セットすることができない)。

2011年2月8日には、当機種専用のドッキングステーション・F01HWが発売。F01HW利用時は、WiFi機器は最大で31台まで同時認識される。また、自宅のネット回線のLANケーブルに接続することで、単独でアクセスポイントとしての利用も可能となる。かつては、イー・アクセスADSL網を利用するプロバイダ利用者向けに、F01HWをアクセスポイントとして有償提供していたこともあった。

仕様(テンプレート外)

アップデート履歴

関連項目

注釈

  1. ^ 通常の電池パック利用時。大容量電池パック利用時は厚みが増す。
  2. ^ Pocket WiFi(D25HW)をご利用のお客さまへ ~ 本体ファームウェアのバージョンアップについて ~
  3. ^ D25HW 新ファームウェア・ドライバについて

外部リンク

イー・モバイルの通信端末
音声端末(Hシリーズ) H11T - H11HW - E.T. - H11LC - H31IA
携帯情報端末(PDA)・スマートフォン(Sシリーズ) EM・ONE - EM・ONE α - EMONSTER - EMONSTER lite - Touch Diamond - Dual DiamondHTC Aria - Pocket WiFi S - Pocket WiFi S II - smart bar - Sony Ericsson mini
スマートフォン(GSシリーズ) GS01 - GS02 - GS03
EMOBILE LTEスマートフォン(GLxxSシリーズ) STREAM X(GL07S) -
EMOBILE 4G-Sスマートフォン(EMシリーズ) ARROWS S(EM01F) - Nexus 5(EM01L)
データ通信端末(Dシリーズ) D01NE - D01NX - D02NE - D01NXII - D02OP - D01HW - D02HW - D03HWD11LC - D12LC - D12HWD21NE - D21LC - D21HW - D22HW - D23HW - D24HW - Pocket WiFi(D25HW) - D26HWD31HW - D32HW - D33HWD41HW
データ通信端末(GP/GDシリーズ) Pocket WiFi(GP01) - Pocket WiFi(GP02) - GP03 GD01 - Stick WiFi(GD03W)
EMOBILE LTEデータ端末(GLxxP/GLxxDシリーズ) Pocket WiFi LTE(GL01P) - Pocket WiFi LTE(GL02P) - GL03D - Pocket WiFi LTE(GL04P) - Pocket WiFi LTE(GL05P) - Pocket WiFi LTE(GL06P) - GL08D - (GL09P) - (GL10P)
EMOBILE 4Gデータ端末(GLxxPシリーズ) Pocket WiFi(GL09P) - Pocket WiFi(GL10P)
タブレット端末(Aシリーズ) A01HW - GALAPAGOS(A01SH)
タブレット端末(GTシリーズ) GT01
Wi-Fiドック端末(Fシリーズ) Pocket WiFi Dock (F01HW)(D25HW専用)
ドコモ FOMA(2008年-2011年) | ドコモ FOMA・Xi(2011年-2015年) au WIN(2009年-2012年) au WIN/1X/4G LTE/VoLTE(2012年-) ソフトバンク(2009年-)
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