DT125Rとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 02:14 UTC 版)
DT125R(車種コード34X)は1985年に発売された。DT200R(37F)の姉妹車として遅れて登場したが、DT200と同じく、YPVSや、YEIS採用の水冷2スト単気筒エンジンを採用して123ccながら22psを発揮させている。37Fとは外見上、ホイールのリムの色がシルバーなだけで見分けが付きにくいが、スイングアームが鉄製、タイヤサイズが細くなるなど差別化されている。 1988年にはDT200R(3ET)の姉妹車として同時フルモデルチェンジを行ってデビューさせ(車種コード3FW)。その姿形は全くと言っていいほど3ETと瓜二つであった。 しかし1991年のマイナーチェンジから、125ccクラスの活発な欧州市場を見据えて大幅な独自装備の追加をされることになり、大型ヘッドライト・セルモーター・タコメーター・リアキャリアが装備され、日常の使い勝手を重視したモデルとなった。以降、他のモデルとの部品の共通化をはかる小変更を幾度となく繰り返し、長い間販売され続けていたが、日本国内では排ガス規制の壁に阻まれ、21世紀を待たずに生産終了となってしまった。 しかし欧州市場での人気は衰えなかったことから、生産が移管されて現地生産に切り替わり、モデルチェンジも行われてDT125REとなっただけでなく、モタード仕様の姉妹車であるDT125Xも発表され、エンジンも2ストロークながらEURO-2環境規制に対応させ2007年まで生産された。
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