Fire(ファイア)とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:
「fire」とは・「fire」の意味
「fire」は、「火、火災」といった意味を持つ英語の名詞。「火をつける、発砲する」ことなどを表す動詞としても用いられている。さらに、「fire」には「クビにする、解雇する」という意味もある。基本的には、従業員に落ち度があった場合(勤務態度が悪い、重大なミスをした など)に使用する表現だ。
「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」とは
「FIRE」は、「Financial(財政上の、金融に関係する) Independence(独立、自立、自主) Retire(引退する、退職する) Early(早い、初期の)」の略称だ。「経済的自立と早期リタイア」という意味。それぞれ「経済的自立」は「投資の運用益によって生活できる状態」、「早期リタイア」は「定年よりも前に退職すること」を指す。
「FIRE」と「早期退職」の違いは
「早期退職」とは、定年よりも前に自らの意思で退職することだ。退職金の割り増しや再就職の支援など、労働者にとって有利な条件が提示される。退職後は退職金や貯蓄、公的年金を、少しずつ切り崩しながら生活していく。よって、早期退職には「退職後の生活に十分な貯蓄」が必要になる。一方、資産運用から得る収益の範囲内で暮らしていく「FIRE」の場合、必要になるのは「資産運用の元本」のみだ。
FIREの「4%ルール」について
「4%ルール」とは、FIREを達成するための指標の一つだ。一般的には、年間の生活費の25倍の資金があれば、FIREを達成できる状態だとされている。用意した生活費25年分(生活費が年間240万円の場合は6000万円)の資産を、年4%で運用。年4%の収入を切り崩していくと、運用益だけで生活費を賄うことが出来る。
FIREの種類について
FIREには、「Lean FIRE(リーン・ファイア/少ない資金で暮らす)」と「Fat FIRE(ファット・ファイア/豊富な資金があり、副業や節約などは不要)」、「Side FIRE(サイド・ファイア/足りない分を副業などで補う)」と「Coast FIRE(コースト・ファイア/やりたい仕事やボランティアなどにも積極的に取り組む)」という4つの種類がある。
「fire」の発音・読み方
「fire」の発音記号は、「fáiər」である。日本語で表記すると、「ファイア」となることが多い。ただ、実際に発音する場合は、「ファィア(ル)」に近い音となる。「fire」の詳しい発音の仕方については、以下の通りだ。
・「fái(ファィ)」:「f」は、上の前歯を(軽く噛むような感じで)下唇にあてる。隙間から、「フ」と息を出す。「ai」は、「a」から「i」へと滑らかに変化させ、1つの音のように発音する。発音の始め(a)は口を広く開けてはっきりと、終わり(i)は口を狭くしてぼかす。
・「ə(ア)」:口はあまり開けず、弱く「ア」と言う。
・「r(ル)」:舌の先を内側に巻く。口の中のどこにも触れず、日本語の「ア」と「ル」の間のような音を出す。
「fire」の語源・由来
「fire(火、火災)」の語源は、ゲルマン祖語の「for」。「for」は、「火」という意味。「for」は、「pehwr(たき火、かがり火)」が語源となっている。
「fire」を含む英熟語・英語表現
「fireしたい」とは
「fireしたい」は、「FIREを実現させたい」という意味を持つ表現。
「fireする」とは
「fireする」は、投資の運用益によって生活できる状態になり、早期リタイアすることを表している。
「FIRE本」とは
「FIRE失敗」とは
「FIRE失敗」は、FIREを断念するという意味を持つ表現である。
「FIRE(BTSの楽曲)」とは
「FIRE」は、2016年5月2日に発売されたBTS(防弾少年団)のスペシャルアルバム「花様年華 Young Forever」のタイトル曲だ。
「fire」の使い方・例文
「fire」は「火、火災」や「クビにする」、「経済的自立と早期リタイア」といった様々な意味で用いられている。
・BTSの「FIRE」を聴こう。
・You're fired!(お前はクビだ!)
・早期退職とFIREの違いについて調べてみた。
・FIREを実現するためには、どれくらいの資金が必要になるのだろうか。