GT SE4とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/21 14:25 UTC 版)
「リライアント・シミターGT」の記事における「GT SE4(1964年 - 1970年)」の解説
1964年にデビューした初代GTは、1962年に交通事故死したイギリスの自動車デザイナー・デービット・オーグルが1962年にデイムラー・SP250のシャシー上にデザインした2+2クーペのプロトタイプ、オーグルSX250の繊維強化プラスチック製の車体を、リライアントが1961年から製造していたスポーツカー・セイバーのシャシーに架装したものである。当初はセイバーのトップモデル「セイバー6」と同じフォード・ゾディアック用の直6・2,553cc109馬力を搭載、最高速177km/hをマークした(SE4A)。1966年にはゾディアックのモデルチェンジに伴い2994cc136馬力に強化され、最高速度は193km/hに引き上げられた(SE4B)。1967年にはV6・2,495cc112馬力版(SE4C)が追加された。 夭折した天才デザイナー・オーグルのスマートなボディライン(同時期のフォード・タウヌス17Mの影響も色濃い)、高い動力性能、乗り心地と操縦性の高度なバランス、安全性などから、イギリスでは「ビジネスマンズ・エクスプレス」として好評であった。しかし、1968年に画期的なスポーツワゴン・GTEが登場すると需要の大半が移行、1970年に生産終了した。 生産台数は約1,000台と、前身のセイバーが3年間で77台であったことを考えれば飛躍的な増加となり、三輪乗用車主力であったリライアントの新たな看板商品に成長した。
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