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株式会社ニチロNichiro Corporation

種類 株式会社
市場情報 東証1部 1331 1949年5月16日 - 2007年9月25日
本社所在地 日本100-0006東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
設立 1914年大正3年)3月12日(日魯漁業株式会社)
業種 水産・農林業
代表者 代表取締役社長 田中 龍彦
資本金 122億24百万円
決算期 3月31日
主要子会社 ニチロ工業ほか
関係する人物 池永次郎
外部リンク 閉鎖
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株式会社ニチロ(Nichiro Corporation)は、かつて存在した日本の水産、食品会社。旧商号は日魯漁業株式会社(にちろぎょぎょう)。

概要

堤清六平塚常次郎北洋漁業を行うために創業した会社を起源とし、水揚げされたカニなどの流通のために冷凍食品缶詰の加工販売にノウハウを持つ。加工食品はあけぼののブランドで広く流通された。

創業時の社名の「日魯」は、会社の公式サイトにおいては、縦書きにすると「日魚日」と分かち書きが可能であり、日々の豊漁を示して縁起が良いという所からの命名とされている。また「魯」は北洋漁業の漁場国であるロシアの漢字表記異称である「魯西亜」の頭文字でもある[1]1905年日露戦争が日本の勝利で終結し、ポーツマス条約で北洋漁業の操業権を獲得して、ロシアペトロパブロフスク・カムチャツキー日魯漁業の漁業基地が設置された事が由来。

子会社に鮭・カニの漁獲、加工のPeter Pan Seafoods, Inc.米国)、海老の漁獲、加工のP.T. Alfa Kurnia Fish Enterprise(インドネシア)、水産加工品の製造及び販売を行う日照日魯栄信食品有限公司中国)等をもっていた。

2007年(平成19年)に同業のマルハと経営統合し、統合持株会社「マルハニチロホールディングス」(マルハの持株会社「マルハグループ本社」の改組)の子会社になった。2008年4月1日にマルハニチロホールディングス内の事業再編に伴い、法人格はニチロとマルハの食品部門同士を統合したマルハニチロ食品に改組された[2]後、2014年にマルハニチロ水産(マルハニチロの水産部門、法人格は旧「マルハ」の改組)に吸収合併(事業統合)されて**マルハニチロ**となった。

沿革

鍋島態道取締役

建築物

堤商会事務所

1916年(大正5年)建築の木造3階建洋館。北海道函館市弁天町15番12号。函館市景観形成指定建築物指定23番[4]

ニチロビルディング

函館ニチロビルディング(日魯漁業函館支店)2号館・3号館(2018年10月撮影)

函館市の旧社屋ニチロビルディングは北洋漁業の象徴とされた[5]

1929年(昭和4年)に1号館、1932年(昭和7年)に2号館、1937年(昭和12年)に3号館(図師嘉彦が設計)が建設された[6]。建築は函館大火1921年)後であったことから鉄筋コンクリート建築とされ、完成当時「東京以北最大のコンクリート建築」と称された[6]

3号館は日魯ビル新館とも呼ばれ、1950年(昭和25年)10月から1956年(昭和31年)まで北海道庁渡島支庁(現・渡島総合振興局[7][8]、さらに北海道放送(HBC)函館放送局が開局時の1953年(昭和28年)から24年間にわたり入居した[9]。渡島支庁1階から3階、屋上無線室、北海道放送(HBC)函館放送局は4階に入居した(HBC劇場)。

渡島支庁はシャウプ勧告による税制改革や社会福祉事業法の施行などにより、職員の大幅増員が見込まれた。さらに機能強化を図る必要から、分散していた税務課分室(旧・金森ビルの一部に入居)も統合し、市内中心部にある当ビルに移転した。1956年(昭和31年)11月、旧元町庁舎(道有地)と市内五稜郭町の函館市市有地(現在は函館市中央図書館の敷地となっている)の対等交換で渡島支庁総合庁舎が新築、移転した[10]

その後

このうち1号館は1970年(昭和45年)に取り壊され、跡地は函館国際ホテルとなった[6]。2号館と3号館はマルハニチログループのマルハニチロアセットが所有していたが、2022年(令和4年)9月30日付で売却された[6]

2023年(令和5年)9月、ニチロビルディングの建物が解体されることが報じられた[5]

関連項目

脚注

  1. ^ Inc, Nikkei (2012年9月11日). “ロシアの漢字略称「魯」が「露」に変わったワケ”. 日本経済新聞. 2025年11月26日閲覧。
  2. ^ a b 連結子会社の会社分割、商号変更および子会社設立のお知らせ (PDF) - 株式会社マルハニチロホールディングス 平成19年12月19日
  3. ^ サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)、マルハニチロ水産。
  4. ^ "景観形成指定建築物等一覧" 函館市 2024年1月18日更新 2024年4月10日公開
  5. ^ a bニチロビル解体へ 北洋漁業の象徴 函館”. 北海道新聞 (2023年9月9日). 2023年9月11日閲覧。
  6. ^ a b c d大手町のニチロビルディング、所有会社が9月末で売却【函館】”. 函館新聞 (2022年5月20日). 2023年9月11日閲覧。
  7. ^ 須藤隆仙「函館=その歴史・史跡・風土=」p.103
  8. ^ 函館西部地区Ⅱ 山側部 p.139
  9. ^ “「結婚するならニチロの社員」函館の繁栄を支えた北洋漁業の拠点“ニチロビルディング”解体を前に元社員らがかみしめる思い出”. HBCニュース (北海道放送). (2023年12月14日). https://www.youtube.com/watch?v=gC2ZcLS-O-E 2024年1月7日閲覧。
  10. ^ 渡島のあゆみ p.105
  11. ^ 今井正一「どうなんeye『緞帳リフレッシュ 市民会館大ホール改修工事』」『函館新聞』函館新聞社、2019年7月7日、3面。2019年8月2日閲覧。

参考文献

外部リンク