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IBM Power Systems

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POWER8

生産時期 2014年4月から
設計者 IBM
CPU周波数 2.5GHz から 5.0GHz
アーキテクチャ 64ビット
命令セット Power Architecture(Power ISA V2.07)
コア数 6, 8, 10, 12 / ソケット
前世代プロセッサ POWER7
次世代プロセッサ POWER9
L1キャッシュ 64+32 KB/コア
L2キャッシュ 512KB/コア
L3キャッシュ 96MB/チップ
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Power アーキテクチャ
全体 POWER PowerPC Power.org OpenPOWER Foundation
過去 POWER1 POWER2 POWER3 POWER4 POWER5 POWER6 RSC RS64 PowerPC 601 PowerPC 602 PowerPC 603 PowerPC 604 PowerPC 620 Gekko PowerXCell AIM連合
現在 POWER7 POWER8 POWER9 PowerPC e200 PowerPC e500 PowerPC e600 PowerPC 400 PowerPC 700 PowerPC 7000 PowerPC 970 Cell Broadway Espresso Xenon QorIQ PA6T Titan(英語版
予定 POWER10 PowerPC e700
その他 RISC PReP CHRP PAPR System p System i Power Systems Power Macintosh Blue Gene PowerVM ViVA

POWER8(パワーエイト)は、IBM2014年4月に発表したPower Architectureベースの64ビットマイクロプロセッサである。POWER7の後継であり、OpenPOWER Foundationのライセンス下で使用可能な最初のハイエンドプロセッサでもある。後継はPOWER9

概要

POWER8はスーパースカラーシンメトリックマルチプロセッサで、2013年8月のHot Chipsカンファレンス(Hot Chips 25)にて紹介され、2014年4月にPower Systems Sクラスの搭載プロセッサとして正式発表された[1]

従来のPOWER7からの主な拡張としては、1ソケット当りのコア数が8から12へ増加、各コアごとの同時マルチスレッディングが最大4スレッドから最大8スレッドへ増加(すなわち1ソケット当りでは最大32スレッドから最大96スレッドへ増加)、L1・L2・L3の各キャッシュの増加とL4キャッシュの新設、メモリバンド幅およびI/Oバンド幅の拡大などが挙げられる。IBMはこれらの強化を、ビッグデータ、データ分析、モバイル、クラウドコンピューティングなどの大量データ処理のためとしている。

製造プロセスは 22 nm SOIを採用し、デュアルチップモジュール(DCM)により1ソケットに2チップを搭載する。また外部通信バスを従来の独自の GX++ から、PCI Expressレイヤーの最上位であるCAPI(Coherence Attach Processor Interface)ポートに置き変え、帯域を増加させた。

仕様

用途

POWER8を使用したシステムには以下がある。またOpenPOWER Foundationを経由し、ライセンス供給される。

参照

  1. ^ オープン・イノベーションでビッグデータの課題に挑むPOWER
  2. ^ IBM Announcees POWER8 with OpenPOWER Partners - MOOR
  3. ^ エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」のエントリーサーバに最新のPOWER8プロセッサーを搭載した新モデルを追加し、販売開始
  4. ^ エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のハイエンドならびにミッドレンジサーバに、最新のPOWER8プロセッサーを搭載した新モデルを追加
  5. ^ Google Tests Homegrown Power8 Servers - EnterpriseTech
  6. ^ Google、IBM POWER8搭載サーバのマザーボードを披露 - ITPro

関連項目

外部リンク