SOTECとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

ソーテックとはオンキヨー株式会社が販売していたパーソナルコンピュータブランド名である。かつては株式会社ソーテックのブランド名だった(後述)。オンキヨーは、ソーテックブランドのパーソナルコンピュータに加え、comfix(コムフィックス)ブランドで周辺機器も販売していた。 なお、2009年にONKYOブランドに統合する事が発表され、ソーテックブランドは消滅した。

株式会社ソーテック

株式会社ソーテックSotec Co., Ltd.

種類 株式会社(解散)
市場情報 ヘラクレス(廃止) 6829 2000年9月7日 - 2008年7月15日
略称 SOTEC
本社所在地 東京都中央区東日本橋1-11-5リバーサイド和興ビル7~9階
設立 1984年4月3日
業種 電気機器
事業内容 パーソナルコンピュータ及び周辺機器の開発、製造、販売とそれに付随する事業
代表者 代表取締役社長 菅正雄
資本金 94億4909万円(2007年12月31日現在)
売上高 117億843万円(2007年4月~12月)
決算期 12月31日
主要株主 オンキヨー 50.1%
関係する人物 大邊創一(ソーテック及び工人舎創業者)大朏直人(オンキヨー会長兼社長)
特記事項:2008年合併解散
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概要

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主に日本国外向けラップトップ型ノート型PCの製造販売、OEMを手掛けていた。1984年に世界で初めてポータブルコンピューターを開発し、国内市場向けにWinBookを発売したのが1993年である[1]。当時は品質もサポートも評判はよかったとされる。

主にOEMでPCを製造、販売していた株式会社ソーテックは、1997年、生産依託先の韓国三宝(サムポ)コンピュータ(朝鮮語版)(トライジェム、TriGem)に事実上買収され、国内向けデスクトップ型PC販売へ進出。1999年、当時破格の10万円を切るパソコンを発表。「しまったー! 99800円のパソコンなんてどう考えても安くしすぎだ! うっかり、してました」という特徴的なコーラスのテレビCMを放映し、消費者にインパクトを与えた。同時にダイレクト販売も開始した。

一時期シェアを大きく伸ばしたが、品質管理の甘さ(これは後年ソーテック自身が認める事になる)により多くのクレームを引き起こした。サポートの対応も粗雑であるとの評が広がり、同社は著しく株を落とした。加えてiMacに酷似した一体型パソコン「e-one」の販売差止が痛手となり、結果的に筆頭株主が三宝からキョウデンに交替しキョウデングループ入りした。

その後はCD-R/RWドライブ搭載製品をいち早く販売したり、特定のプロバイダと契約することによりパソコンを無料で寄贈する「タダパソ」のサービスを2007年1月まで実施するなど、従来の常識にとらわれない斬新なアイデアを盛り込んだ製品を多数送り出したが、一方でキョウデングループ傘下になって以降もサポートの対応は改善されなかった。電話は混雑して繋がらず、ソーテックも「電話、1台しかないんか!」と題する自虐的広告を出す程だった[2]。その結果知名度は再び上昇したが、皮肉にも売上高は急降下することとなる。

2004年、キョウデンが持ち株をロスチャイルド三井物産合弁のアクティブ・インベストメント・パートナーズに売却。創業者の大邊創一がソーテックを離れ、新たに**工人舎**(後述のものとは別の新会社)を設立した。

沿革

製品

PC STATION

店頭での販売のほか、BTOによる直販も行っていた。コマーシャルでは俳優竹野内豊が出演。「PCメーカ初」と称しハイエンド3DCG製作ソフトウエアー、オートデスク社製Mayaのバンドル製品を発売。

WinBook

店頭での販売のほか、BTOによる直販も行っていた。コマーシャルでは力士(当時)の舞の海が出演。

Afina

PC STATIONWinBookシリーズよりもコンシューマ向けという位置づけだった。個性的なデザインを採用し、話題となる。

e-one

CRTディスプレイ一体型デスクトップPC、米国eMachines社から発売された「eOne」の日本向け製品。L'Arc〜en〜CielCMソング"Pieces"を歌っている「e-one 433」はブルーのトランスルーセント(半透明)ボディを採用するなどiMacに酷似したデザインから人気を博すがApple Computerより提訴され、1999年9月20日に東京地方裁判所により製造・販売を禁止する仮処分が下された[5]和解後は全体をシルバーベースにカラーリングを変更した「e-one 500」が発売された。

e-note

WinBookの下位製品となるノートパソコン。

e-three

法人向けのパーソナルコンピュータブランド。PC STATIONWinBookシリーズをベースにBTOにより直販し、コストパフォーマンス、高い品質、そして従来同社の弱点だった充実したサポート体制という3要素を重点に法人(enterprise)向け製品を展開する方針としていた。

2007年4月には従来の直販サイトであるソーテックダイレクトと法人会員向けの直販サイトソーテックビジネスを分離、e-threeの販売と併せて法人向けのオンラインサービスを開始。7月には提携先のヤマダ電機でe-threeの店頭販売を開始した。

オンキヨーへの吸収とブランドの消滅

品質管理やサポート体制が販売量に追い付かずに問題となり、市場評価急落と景気低迷により業績が低下したため、キョウデングループ入りを経て英国資本アクティブ・インベストメント・パートナーズ傘下で再建を図っていたが、PC部門の強化を目論んでいたオンキヨーがソーテックを吸収合併する。

2007年7月2日、大手音響メーカオンキヨーによる公開買い付けおよび第三者割り当ての引き受けにより、オンキヨーの子会社となることが決定。続く2007年9月、菅正雄を代表取締役社長に迎え、新体制としてオンキヨーとソーテックの組織体制の統合、営業拠点の統合がスタートした。

2008年6月を目途に、修理・保守、問い合わせに対応するリペアセンターとコールセンター機能を、PC生産拠点(鳥取オンキヨー)と一本化することを発表。統合により迅速な修理・保守体制を確立することで、消費者へのサービス、満足度を高めることを目標とする。なお、2008年に入り営業拠点の統合が完了した。

2008年3月19日9月1日をもってオンキヨーに吸収合併されることを発表。9月1日に正式に解散、ソーテックはオンキヨーが発売するPCのブランドとなった。

なお、オンキヨーとの合併後、パソコンの製造やサポートなどは子会社の鳥取オンキヨー(現・オンキヨー&パイオニアイノベーションズ鳥取本社)が受け持っており、かつてのソーテック時代の体制は引き継がれていない。

2009年9月17日、ソーテックブランドのPCを全廃し、社名の「オンキヨー」ブランドに統一する方針であると報道された[6]が、実際にはソーテック・オンキヨーの両ブランドのPCは並行して販売され[7]、ソーテックブランドが完全に廃止されたのは2010年である。

2014年にはラインナップを大幅に減少させており、小型のノートパソコンを1機種販売していた。2017年にはタブレット端末2種のみになっていた。

2022年、オンキヨーホームエンターテイメントが経営破綻した。

主な製品

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デスクトップPC

ノートPC

脚注

  1. ^ 「ソーテック企業紹介ビデオ」より
  2. ^ 「電話,1台しかないんか!」――もう大丈夫!?ソーテックのサポート体制 - ITmediaニュース、2013年4月17日閲覧。
  3. ^ ASCII 1982年10月号, p. 66.
  4. ^ 『海外現地法人元社長告発の結果及び同法人の解散に関するお知らせ』(プレスリリース)ソーテック、2006年5月31日。http://www.sotec.co.jp/ir/data/20060531.pdf。2006年6月2日閲覧。
  5. ^東京地裁、e-oneに対し製造および販売禁止の仮処分決定” (1999年9月20日). 2008年9月1日閲覧。
  6. ^ PC Watch (Impress Watch) (2009年9月17日). “オンキヨー、「SOTEC」ブランドを廃止し「ONKYO」に統合”. 2009年9月17日閲覧。
  7. ^ PC Watch (Impress Watch) (2009年9月17日). “■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ ソーテックブランドのPCはこれからも継続的に出荷する ~オンキヨーブランド展開について、菅正雄常務取締役に聞く”. 2009年9月19日閲覧。

参考文献

外部リンク