「beige」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

別表記:

ベージュ

「beige」の意味・「beige」とは

「beige」は色の一つであり、淡い茶色黄褐色を指す。この色は、自然界多く見られ、特に砂や小麦動物の毛色などに近い。また、ファッションインテリアなどの分野でもよく用いられ、その落ち着いた色合いから、洗練された印象与える。

「beige」の発音・読み方

「beige」の発音は、国際音声記号IPA)では/bɛʒ/と表記される。これをカタカナにすると「ベージ」となる。日本人発音する際は、「ベージュ」となることが多い。なお、「beige」は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「beige」の定義を英語で解説

「beige」は、英語で"a light brown color"と定義される直訳すると「淡い茶色」となる。また、"the color of natural wool"(自然の羊毛の色)とも表現されることがある

「beige」の類語

「beige」の類語としては、「tan」、「khaki」、「buff」などがある。これらはいずれも、淡い茶色黄褐色を指す言葉である。ただし、それぞれ微妙に色合い異なり例えば「tan」は日焼けした肌の色、「khaki」は軍服の色に近い。

「beige」に関連する用語・表現

「beige」に関連する用語として、「beige book」がある。これはアメリカ連邦準備制度発行する経済報告書のことを指す。その名前は、報告書表紙ベージュ色であることに由来する

「beige」の例文

以下に、「beige」を用いた例文10例示す。1. The walls of the room were painted beige.(部屋の壁はベージュ塗られていた。)
2. She wore a beige coat.(彼女はベージュコート着ていた。)
3. The beige book is published by the Federal Reserve.(ベージュブック連邦準備制度発行する。)
4. The cat's fur was a soft beige color.(毛色柔らかなベージュ色だった。)
5. The beige carpet matched the furniture.(ベージュカーペット家具調和していた。)
6. The beige curtains let in a soft light.(ベージュカーテンからは柔らかな光が差し込んだ。)
7. The beige sweater was made of natural wool.(ベージュセーターは自然の羊毛作られていた。)
8. The beige tiles gave the bathroom a warm feel.ベージュタイル浴室暖かみ与えた。)
9. The beige sofa was comfortable to sit on.(ベージュソファ座り心地良かった。)
10. The beige dress suited her complexion.(ベージュドレスは彼女の肌色合っていた。)

2023年9月1日更新

英語:

beige

「ベージュ」の基本的な意味

「ベージュ」とは、羊毛のような明る薄茶色のことで、和名では白茶表現されることがある色である。

そもそもベージュとは、加工していない羊毛のことを意味しており、転じて羊毛色合いをベージュ(ベージュ色)と呼ぶようになった。そのため、ブラック(黒)やホワイト(白)などと比べると、ベージュと呼ばれる色の範囲広くなっており、ベージュが薄茶色全般を指す場合もある。ベージュと似た色に、アイボリー象牙色)があるが、アイボリーの方が黄色味がかった色である。他にも、ベージュよりも赤みのあるアーモンド砥粉色)や卵の殻のような淡い黄色フレッシュ鳥の子色)などもベージュと呼ばれる範囲の色である。

WEBでベージュを指定する方法としては、RGBCMYKHTMLカラーコードといった方法がある。ベージュは、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)の混色であるRBGカラーモデルで表すと、RGB値は「R238・G220・B179」になる。また、 Cyanシアン)・Magentaマゼンタ)・Yellowイエロー)・Key Plateキープレート)の混色であるCMYKで表すと、CMYK値は「C00・M08・Y25・K07」になる。RGB16進法指定するHTMLカラーコードで表すと、「EEDCB3」になる。ただし、上記でも述べたようにベージュと呼ばれる色の範囲は広いため、これらの指定され数値とずれている色であったとしてもベージュと呼ばれることがある

「ベージュ」の語源・由来

ベージュは、フランス語の「beige」を語源としており、この「beige」は、「加工着色をしていない羊毛」が由来になった言葉である。フランス語の「beige」は後に英語でも「beige」と呼ばれるようになり、日本でもその発音通りに「ベージュ」と呼ばれるようになった

「ベージュ」と「キャメル」の違い

ベージュとキャメルは、どちらも茶色系統の色であるが、色味違いがある。そもそもベージュとは羊毛のような色を指すのに対してキャメルラクダの毛のような色を指す色名である。和名でも、キャメルラクダ色表現される。そのため、ベージュよりもキャメルの方が黄色味が強く濃い茶色である。CMYK比較してみると、キャメルCMYK値は「C00・M30・Y55・K30」となっており、ベージュよりもキャメルの方が黄色強くて濃い色であることが分かる。なお、ベージュ同様にキャメルも「キャメル」と呼ばれる色にある程度範囲があるため、このCMYK値からずれている色であったとしてもキャメル呼ばれることがある

「ベージュ」を含む様々な用語の解説

「ベージュコーデ」とは

「ベージュコーデ」とは、ベージュ色アイテムコーディネートしファッションのことである。ベージュ色アイテムトータルコーディネートをする場合もあるが、完全同色のベージュ単色コーディネートするのは稀である。ベージュでトータルコーディネートする場合は、キャメルオフホワイトモカグレージュなど、色味の違う同系色のアイテム組み合わせることが多い。また、パンツスカートボトムスだけ、シャツニットなどのトップスだけ、ジャケットコートなどのアウターだけにベージュを取り入れ場合もベージュコーデと呼ばれることがある。さらに、ボトムス・トップス・アウター・アクセサリーなど、いくつかのアイテム組み合わせてベージュコーデとする場合もある。 いずれの場合も、差し色にベージュを使うコーディネートではなく、ベージュのアイテム基本としてそれに合うアイテム組み合わせてコーディネートするのがベージュコーデである。

「ベージュ」の使い方・例文

今年流行色は、ベージュです。
・ベージュのコートは、秋冬ファッションにぴったりです。
・ベージュのニットは、どんなボトムスとも合わせやすいですよ。
・ベージュ系のカラーまとまっていておしゃれですね。
淡いベージュのパンツ桜色シャツ組み合わせが、春らしいコーデだね。
・ベージュコーデを着こなしていて、大人っぽく見える。

2022年12月5日更新