「sole」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:
「sole」とは、ただひとつの、たった一人のということを意味する英語表現である。
「sole」とは・「sole」の意味
「sole」には形容詞・名詞・動詞の3種類の使い方があり、形容詞では「ひとつの」、名詞では「足の裏」「靴底」、動詞では靴に「底を付ける」という意味をもつ単語である。同じ綴りのイタリア語では「太陽」の意味。
「ひとつの」という意味を持つ単語には「only」や「single」もあり、同じ定冠詞で使い方も同じだがニュアンスが微妙に異なる。「only」は数多くある中の「ひとつ」を指す場合に使う単語で「たったひとつ」というニュアンスに近く、例文としては「She only works morning every day.(彼女は毎日朝しか働かない)となる。1日は24時間あるのに「朝だけ」しか働かないためonlyが使われる。「single」はひとつだけで成り立っているものを指す場合に使う単語で「個々の」というニュアンスに近く、ネイティブは主に「独身」の意味で使うことが多い。ホテルなどで1人用の部屋のことをシングルというが、これも複数人で使用するダブルやトリプルに対して、1人分の要素のみで構成されていることが理由である。
これに対して「sole」は、「唯一」や「独占的」なひとつを指すニュアンスが強い。他に比較するものがない場合に使われることが多く、例文としては「He is the sole survivor of the accident.(彼はその事故の唯一の生存者です)」のようになる。
また「sole」は同音異義語で魚の「舌平目(シタビラメ)」を指す単語でもある。ヒラメやカレイはどちらも平らな魚という意味で「flatfish」と呼ぶのが一般的であるが、シタビラメはその形が靴底に似ているため、ヒラメ・カレイ類の中でシタビラメに限りsoleと呼ばれるようになった。「The main dish is meuniere of sole.(メインディッシュはシタビラメのムニエルです)」のように使う。
「sole」の発音・読み方
「sole」の発音記号は「sóul」で、発音する場合は二重母音「óu」の部分を「オゥ」と発音するため、実際には「ソオゥル」のようになる。「魂」を意味する「soul」と韓国の首都「Seoul」も発音がほぼ同じで混同しやすいため、文脈から判断する必要がある。なお、カタカナ表記では「ソウル」で、靴底を表わす場合は「ソール」と表記することが多い。
「sole」の語源・由来
「sole」の語源は古期フランス語で「唯一の」の意味の「sol」で、ラテン語で「孤立」を意味する「solus」に変化し「sole」となった。なお、シタビラメの意味のsoleはフランス語の「sole」が語源である。
「sole」と「solo」の違い
「sole」と「solo」はどちらも「ひとつの」「ひとりの」という意味だが、「sole」はラテン語で「孤立」を意味する「solus」が語源、「solo」はイタリア語で独奏や独唱を意味する「solo」が語源という違いがある。「solo」は「ソロ」と発音し「ひとりで~する」という意味に使われることが多く、例としては「ソロコンサート」「ソロキャンプ」「ソロホームラン」のような表現になる。
「SOLE(ミュージシャン)」とは
「SOLE」は、2017年にデビューした韓国の女性歌手である。本名は「イ・ソリ」だが友人からはあだ名で「ソル」と呼ばれており、「唯一の」の意味のsoleと掛け合わせて芸名を「SOLE」としたため、発音は「ソル」である。音楽のジャンルは「R&B(リズム・アンド・ブルース)」で、そのファンキーなメロディーと独特な迫力のある歌声が韓国の若い女性の間で人気を呼んでいる。また、彼女のストリート系やヒップホップ系のファッションにも注目が集まっており、インスタグラムのフォロワー数も120万人となっている。
「sole」の使い方・例文
「sole」には動詞の使い方もあるが、主に形容詞で「唯一の」「ひとりの」、名詞で「靴底」という意味で使われることが多い単語である。例文としては「He has sole responsibility for the project.(彼はそのプロジェクトに対して単独で責任を負っています)」や、「This restaurant is reserved by the hotels for the sole use of their customers.(このレストランは宿泊者のみが利用するために予約されている)」、「I put new soles on my shoe.(靴底を新しくしました)」などの表現となる。