thinkとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
各国語による「THINK」サイン
「THINK」サインが奥の壁に掲げられた、IBMのパンチカードデータ処理機が置かれた部屋、1960年ころ。
"THINK"(シンク:「思考」の意)は、トーマス・J・ワトソンが、ナショナル・キャッシュレジスター・カンパニー (NCR) の営業・広告本部長だったときに述べた「開闢以来、考えることはあらゆる前進を生み出す源だった。『考えていませんでした』というのでは、世界に何百万ドルもの損失を与えてしまうことになる。」という言葉に由来するモットー。1914年、ワトソンはこのモットーを携えて、ザ・コンピュータ・タビュレーティング・レコーディング・カンパニー(Computing Tabulating Recording Corporation (CTR)) の社長となり、同社は後にIBMとなった[1][2][3]
IBMは現在もこのモットーを掲げており、ノートパソコンをThinkPad、デスクトップPCをThinkCentreと名付けたり、2011年9月にはニューヨークのリンカーン・センターで、Think exhibitという展示を行ったりしている[4]。IBMのパーソナルコンピュータ事業及びx86サーバ部門を買収したレノボもThinkSystem、ThinkStationの命名などこれを受け継いでいる。
リンカーン・センターでの Think exhibit、2011年。
出典・脚注
- ^ “IBM Archives: THINK Sign”. IBM. 2011年12月24日閲覧。
- ^ Maney, Kevin (2003). The Maverick and His Machine: Thomas Watson, Sr., and the Making of IBM. Wiley. ISBN 0471414638
- ^ Tedlow, Richard S. (2003). The Watson Dynasty. Harper Business. ISBN 0-06-001405-9
- ^ “IBM100 THINK exhibit”. IBM. 2011年12月24日閲覧。
関連項目
- Think different
- シンキングマシンズ
- 我思う、ゆえに我あり
- ア・ボーイ・アンド・ヒズ・アトム - IBM Researchが原子操作技術を用いて制作した「世界最小の」動画作品。「Think」のモットーが用いられている。
外部リンク
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