「wrath」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:
「wrath」とは、「激怒」や「憤怒」「憤り」といった復讐を望むほどの激しい憤りや不満など強い怒りの感情を意味する英語表現である。
「wrath」とは・「wrath」の意味
「wrath」とは、激怒、憤怒など、激しい怒り、憤慨、激しい不満、憤り、怒りの感情を表す名詞である。また、神の怒りを表現する際にも使用され、天罰という意味で用いられることもある。「wrath of god」という表現は「神の怒り」という意味で用いられ、自然災害や破壊的な出来事など、人間の制御を超えた出来事を指す場合に使用されることがある。また、「Wrath of Man」という表現は「男の激しい怒り」や「男の憤り」という意味で、2021年に公開されたアメリカ映画のタイトルである。邦題は「キャッシュトラック」で、強盗によって仕事仲間を殺された主人公の怒りと復讐のストーリーである。
「wrath」の語源
「wrath」の語源は、怒り・激しい感情という意味のゲルマン祖語の「wrothaz」である。その後、古期英語の「wrathian」、中期英語の「wrathen」を経由して、「wrath」になった。
「wrath」の発音・読み方
「wrath」の発音はカタカナ語では「ラス」「ラース」であるが、発音記号ではイギリス英語は「rɔθ」、アメリカ英語は「ræθ」と表記される。そのため、イギリス英語をカタカナにすると「ロォス」、アメリカ英語をカタカナにすると「ラァス」という発音になる。「ス」の発音は、舌先を前歯で軽く噛み、隙間から息を出しながら「ス」の音を出すとネイティブに近い発音になる。また、アクセントはイギリス英語は「ロォ」、アメリカ英語は「ラァ」に置いて発音する。
「wrath」の覚え方
「wrath」の覚え方としてあげられるのは、語呂合わせである。「怒りのラスボス」という語呂は、ラスボスのラスと「wrath」がかけられており、「wrath=怒り」をイメージしやすく単語と意味を効率的に覚えられる。また、「anger(怒り)」「fury(激怒)」「rage(激しい怒り)」などの類義語と一緒に覚えるという方法もある。
「wrath」と「anger」の違い
「wrath」と「anger」は、どちらも怒りという意味で用いられる単語である。しかし、同じような意味であってもニュアンスが少し異なる。「wrath」は激しい怒りや憤りを表す単語で、復讐心や強い感情の爆発、暴力的な行動につながることがある。また、原因が明確で、大きな侵害や損害があった場合に使われることが多い。一方、「anger」は怒りを表す一般的な単語で、怒りの理由は様々である。怒りの理由としては不公平な扱い、失望、挫折などがあげられ、その怒りが攻撃的な行動に繋がることは少ない。そのため、「wrath」と「anger」は、表現する怒りの強さが異なるのが相違点と言える。
「wrath」の使い方・例文
・He felt the wrath of his boss when he missed the deadline.(彼は締め切りを逃したとき、上司の怒りを感じた)
・The coach was filled with wrath when he saw his team lose the game.(コーチはチームが試合に負けたのを見て憤りを感じた)
・The teacher's wrath was severe when she found out that the students cheated on the test.(教師は生徒たちが試験で不正行為を行ったことを知り、激しく憤慨した)
・The king's wrath was feared by all who disobeyed his orders.(王の怒りは、命令に従わなかった全ての人に恐れさせた)
・The wrath of the public was directed towards the politician who was caught in a corruption scandal.(公衆の怒りは、汚職スキャンダルにかかわった政治家に向けられた)
・The child felt the wrath of his parents when he broke the vase.(子供は花瓶を壊したとき、両親の怒りを感じた)
・The company faced the wrath of its customers when it released a faulty product.(会社は不良品をリリースしたため、顧客の怒りに直面した)
・The customer service representative tried to calm down the customer's wrath over the delayed delivery.(カスタマーサービスの担当者は、配達の遅れについて顧客の怒りを収めようとした)
・The landlord faced the wrath of his tenants when he refused to fix the broken heater.(大家は壊れたヒーターを修理しないと言い張ったため、テナントたちの怒りに直面した)
・The employee faced the wrath of the boss when he was caught stealing from the company.(従業員は会社から盗んだことが発覚し、上司の怒りに直面した)
・His wrath boiled over when he discovered that his best friend had betrayed him.(彼は親友に裏切られたことを知り、怒りが爆発した)