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昨年度に引き続き、常陸国ロングトレイル(旧茨城県ロングトレイル)を歩く企画がYAMAPと茨城県で開催されています。今年はトレイルの新規開削も行われ、エリアが広くなりました。基本的に北関東の茨城県は車社会なので自動車がないと不便なのですが、なんとか公共交通で廻れないかということで、少し交通事情を整理してみました。

常陸国ロングトレイルを巡って限定手ぬぐいをゲット|新ルートや見どころが満載 | YAMAP MAGAZINE

常陸国ロングトレイル周辺の公共交通

結論から言うと、高萩・北茨城方面のトレイル(NE)は公共交通ではかなりアクセスが厳しいです。高萩駅〜花園渓谷〜里美を結ぶこのルートでは、現実的にはタクシーを利用するしかないように思います。ここ数年、県北のバスは土日休運休の路線が多くなり土日の運行がほぼありません。一部、図に描ききれていない路線で土日運行のある路線もありますが、集落から街に出かける時間帯での運行が主で、駅から山に向かう方向で使いにくかったりします。
一方で、中央エリア(常陸大子・袋田周辺)は水郡線がありますし、竜神峡も観光利用がありバス路線が維持されています。また、南東エリア(日立市)は御岩神社の観光利用が多くバス路線が維持されています。

さて、では東京から電車移動で常陸国ロングトレイルを歩くことができるのか、という問題を考えてみると、日帰りだとトレイルにならずピンポイントの登山とか観光になってしまうけれど、1泊すれば歩けるルートはありそう、という感じがします。
非常に広大なトレイルなのでプランを提示しだすとキリがないので、まず今回は土日の1泊2日でYAMAP企画のバッジが全部(5個)取れるかという観点に特化して見てみようと思います。
さっそく結論からですが、一例として以下のようなプランは組めそうです。

・Day1
7:43品川 → 9:18水戸(特急ひたち)
9:23水戸 → 10:33袋田
10:37袋田駅前→10:45滝本(バス)
滝本→生瀬富士[A-①]→袋田の滝→滝本 周回
15:00滝本→15:15湯の里公園入口(バス)
→道の駅奥久慈だいご♨️[D-⑥]
大子町 夕食
→大子駅前広場(SL)[E-①]
19:20常陸大子駅→20:47水戸

・Day2
7:47水戸→8:31日立 *水戸7:58発勝田止まりで追いつけます。
8:40日立駅→9:10御岩神社前(バス)
御岩神社→御岩山→高鈴山[B-③]→御岩山→御岩神社 往復
12:50御岩神社前→13:20日立駅(バス)
日立駅前 軽食
14:09日立→14:24高萩
高萩駅→高戸小浜[C-①]→高萩駅 往復
15:57高萩→16:19大甕
16:34大甕駅西口→16:45サンピア日立(BRT)
風呂[&手ぬぐい]→おさかなセンター周辺 夕食
19:40おさかなセンター→19:55大甕駅西口(BRT)
20:08大甕→21:54品川(特急ひたち) 公共交通だと大子町から高萩市に横断する東西路線が全く無いため(国道・県道はある)、一旦水戸市に戻る計画にしています。ビジネスホテルの数は水戸>勝田≒日立>高萩ではないでしょうか。大子町だと温泉旅館、常磐線の駅沿いだと海の家的な民宿が多いです。テントを持ってきてキャンプという手もあるのですが、キャンプ場があまり多くなくオートキャンプ場とかになりそうです。
もちろん他にもいろんなプランの組み方はあるはずですし、これから涼しくなってくると歩きやすそう。秋から春の冬場に歩くのが良さそうなトレイルな気がします。

バスの運行時刻等は変更されることがあるので、詳しくは各事業者のホームページ等をご確認ください。中途半端な時間なら、常陸太田からR349沿いに北上して、塩の道入口のある小中車庫まで向かうバスもあります。北東部を歩くとか、竪破山に少しでも近くからアクセスしたい方は確認してみてください。
頭を抱えるのは花園渓谷方面(花貫渓谷ではない)ではないでしょうか。花園神社も花園渓谷もなかなか美しい場所ですが、ここは全く公共交通機関がないです。車なら何も気にせずアクセスできるんですが…

大子町公共交通 トップページ | 大子町公式ホームページ

「公共交通マップ」(路線バス時刻表)をご活用ください | 常陸太田市公式ホームページ

日立市バス路線マップを作成しました。|日立市公式ウェブサイト

時刻表|椎名観光バス株式会社

まだ紅葉ハイクができる季節なので少し気は早いですが、冬季トレーニングによく使われる筑波山裏縦走路の周辺交通機関を紹介しておきます。首都圏の方は丹沢山系とか高尾山とか、西部の低山で冬トレをする方が多いと思いますが、東の筑波山も日帰り縦走できる交通機関はそろってますので、気分転換にいかがでしょうか。

筑波山そのものは百名山で紹介記事も多く、交通手段なども多数紹介されています。一方で、筑波山の北部には加波山や雨引山など筑波山系が約30kmほど続いていて縦走できると紹介はあるものの、周辺の交通手段が分かりづらいと感じたので少しまとめてみました。結論から言うと、以下のような周り方をオススメします。

筑波山系周辺の公共交通

JR東北本線水戸線岩瀬駅7:04スタート、筑波山口からつくバス(終バス21:10まである)→つくばエクスプレスの時計回り。縦走路は11時間程度のコースタイムなので、日没前後には筑波山口バス停に降りてこれるのではないでしょうか。反時計回りだと筑波山口が8時頃となりスタートが遅くなるので、冬季はナイトハイクになりそうです。

JR水戸線岩瀬駅6:37着あたりでスタートして、筑波山口から下館行バス(最終20:00発)利用で戻るのが良さそうです。

昨日、奥久慈篭岩山に登りましたが、付近の登山道案内図がほとんどなくて苦労したので、記録を残しておきます。正確な測量に基づくものではありませんので、本地図だけを頼りに入山しないでください。遭難、滑落事故も起こっている場所なので、十分ご注意ください。
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1.9/2.1GHz帯と2.5/2.6GHz帯

最後に、2GHz以上の帯域についてです。1.9/2.1GHz帯は世界的に3G通信のメインバンドです。また、2.5/2.6GHz帯は今後高速モバイルデータ通信のメインバンドになりそうな帯域です。欧州ではLTEのメインバンドとして整理が行われています。それでは、個々に見てみましょう

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1.9/2.1GHz帯

国内外を問わず、3G携帯のメインバンドです。ここ数年、海外に携帯端末を持って行ってもそのままローミングされるのはこの帯域のおかげによるところが大きいです。各社20MHzx2の帯域幅で合計120MHzも割り当てられていますが、一方で現在最も混雑している帯域でもあります。このため、Docomoでは800MHz帯で補完を、SoftBankではWifiスポットの大量設置でトラフィックの迂回をさせる等、必死にトラフィック削減対策を行っています。AUは800MHz帯をメインバンドとして1.9/2.1GHz帯は都市部の補完に使っているため、比較的余裕があるのかも知れませんが。成熟したバンドなので、今後もしばらく大きな変化はなさそうです。

2.5/2.6GHz帯

今後高速モバイルデータ通信のメインバンドになりそうな帯域です。日本ではすでにUQWiMAXを使って下り40Mbpsの高速通信を実現しています。カバーエリアもそれなりに実用になるレベルになってきました。また、SoftBankが旧Willcomが持っていた帯域を使用してTD-LTEこと、AXGPで下り110Mbpsのサービスを提供開始しました。WiMAXもTD-LTEもどちらもTDD系列の通信規格のため、国内ではTDDだらけになりそうです。

一方、欧州・北米は当バンドをLTEのメインバンドとするべく整理しているため、FDD-up 70MHz, TDD 60MHZ, FDD-down 70MHzと、FDD,TDDを混在させつつ全200MHzを全てがモバイル通信に割り当てられる予定です。もうLTEのチップはFDD,TDD両対応でモデルが生産されるようになっているので、おそらく今後は、国内SoftBankでも海外でも使える端末が出てくると思われます(SIM Freeであれば)。

WiMAXは国内では普及していますが、国外で共通運用できる端末が出てくるかは未知数です。ちなみに、UQはさらに追加30MHzを確保して、合計60MHz帯域でWiMAX2を行う計画であるとか。実現すれば下り330Mbpsというもはや固定回線すら置き換えてしまいそうなサービスになるようです。

そんなわけで、ずらずらと書きましたが、少しでも参考になればと思います。ちなみに、あまり端末を買い換えない私は、端末選びの際に通信規格と対応周波数帯を確認してます。今だと、GSM-1800及びWCDMA 1.9/2.1GHz帯に対応している端末だと世界中ほぼどこでも使えます。今後LTE対応機種にするなら… SoftBankの900MHz,2.5/2.6GHz両対応みたいな端末が出てくれば長く使えそうですかね。実際には、通信費用やら対応エリアやら考慮すべき事はたくさんあるので、一概にどれがベストとは言いませんが。

1.5GHz帯と1.7/1.8GHz帯

次に、1.5GHz帯と1.7/1.8GHz帯についてです。この2つの帯域はどちらも少しマイナーな帯域です。特に、1.5GHz帯に関しては完全に日本独自規格です。また、1.8GHz帯に関しても、海外ではGSM-1800と2G世代の端末がまだまだ現役で使われており、これまた日本独自の使い方をされている帯域です。ただし、すでにキャパシティーめいっぱいまで詰め込まれている800MHz, 1.9/2.1GHz帯の混雑緩和のため、及び、まだ2015年まで利用し始められない700MHz帯までの繋ぎとして、1.5GHz帯でLTEが提供される予定です。では、それぞれ見てみましょう。

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1.5GHz帯

既に周波数割当は決められており、SoftBankが先行してサービスインしています。また、今後Docomo, AUも隣接した周波数帯に参入してくる予定です。既存の利用者と一部調整がついていないために、Docomoは当初5MHz幅でのサービスインになりますが、2014年までには15MHz幅に拡張される予定です。

しかしこのバンド、つい先日の2/22に大問題を引き起こしました。この日、実はBSデジタルの空きチャンネル21ch,23chの試験放送が行われたのですが、この電波が干渉してSoftBankの通信障害が各地で発生するという事態が発生しました。ではどうしてそのような周波数割当が行われたんだと言われそうなのですが、周波数割当自体が直接干渉した訳ではないのです。BS衛星からの電波は12GHz帯というもっと高周波が使われているため、直接は干渉しません。しかし、アンテナで受信した後そのままの周波数では宅内配線で伝送しにくいために、アンテナ内蔵のコンバータで1.5GHz帯にダウンコンバートされるのです。このダウンコンバートされた電波が各家庭・共同受信設備から漏洩して干渉を引き起こしました。実は数年前に試験放送したときにも同様の現象が発生し、テレビの受信装置の改修工事が各地で行われました。しかし、またしても同じ問題が発生したのです。

SoftBankだけが悪者のように言われたりしますが、たまたま1.5GHz帯でサービスを開始していたのがSoftBankなだけで、1.5GHz帯はこのBS放送電波との干渉という根源的な問題を抱えています。隣接するAU, Docomoでも同様の問題が今後発生する可能性があります。LTEのメインバンドと期待されているのに、前途多難です。しかも、対策が容易ではないのです。

衛星放送は設定されたBS全チャンネルが使われることを元に収支計算しています。そのため、21,23chは使わないよと簡単に言えないのです。一方で、携帯電話各社も既に基地局等の設備投資を始めています。結局、テレビ配線からの漏洩を防ぎましょうという事になっているのですが、何千万件もある宅内配線をチェックすることなどとても現実的ではありません。しかも、テレビ配線はご存じの通り素人工事がまかり通るのです。昔VHSで使っていた低規格のケーブルをそのまま使っても、短距離であればテレビは映ります。そこからゆんゆん1.5GHzの電波が漏れ出していたとしても誰が気づくでしょうか。これから延々とモグラたたきすることになりそうです。

1.7/1.8GHz帯

海外ではGSMのメインバンドとして使われている帯域ですが、国内ではモバイル通信に割当て始めた時期が遅かったため、十分な空き帯域を確保できていません。関係各所と調整して整理を進めているところです。また、東名阪バンドという特殊な制限があるのもこの帯域の特徴です。これは、人口密集地の東名阪地域でのみ利用することができる帯域で、その他の地域ではモバイル通信以外の用途で使用されます。

使用するキャリアはEMobileDocomoのみです。特に、Docomoはこの帯域に対応した端末を積極的に販売していないため、ほぼEMobile専用バンドと言っても良い状況です。EMobileは今後のLTE展開のために、基地局設備を流用できる、1.7GHz帯の割当拡張を申請しています。今の10MHz幅では5MHzずつHSDPAとLTEに割り当てる必要がある(既存サービスの転送速度を落とさなければならない)ため、スムーズなLTE移行が厳しい状況です。まだ確定ではないですが、おそらく全国バンドの10MHzが追加でEMobileに、東名阪バンドの5MHzがDocomoに追加割り当てされるのではないでしょうか。

と、2つめもここまで。

スマートフォンやモバイルルータなど、ますます生活に溶け込んでくるモバイル通信機器ですが、それらはある特定の周波数を使って基地局と通信します。国内の周波数の割当は総務省により決められていますが、どうにも情報が断片的で分かりにくいので、ざっくりまとめてみます。

まず、モバイル通信機器はほぼ全てUHF帯の周波数を利用していますが、およそ100MHz単位でざっくりとバンドが分類されています。

  1. 700MHz帯
  2. 800MHz帯
  3. 900MHz帯
  4. 1.5GHz帯
  5. 1.7/1.8GHz帯
  6. 1.9/2.1GHz帯
  7. 2.5/2.6GHz帯

これらの中で、700〜900MHz帯は俗にプラチナバンドと呼ばれます。室内や建物の陰にも良く届く特性の電波で、一つの基地局で広い範囲をカバーできます。一方で、1.5GHz帯以上の電波は直進性が強いため、物陰を作らないためにこまめに基地局を建てる必要があります。ただ、これは一概にどちらが良いというものではなく、とにかくどこでも繋がることが重要であればプラチナバンドを使うべきだし、逆にトラフィックを分散させるために基地局をたくさん建てたい場合は1.5GHz帯以上を使う方が干渉も少なく好都合だったりします。

プラチナバンド

まずは、何かと話題の多いプラチナバンドから見てみましょう。実はこの周波数帯域、整理のまっただ中です。無線は歴史的に低い周波数から実用化されてきました。800MHz近辺の帯域というのは、自動車無線や航空無線なんかでバリバリ使われてきた経緯があるため、携帯電話会社もその間を縫うように周波数を確保してきました。そのため、数MHz単位に細切れにされた帯域が、様々な用途で利用されています。ただ、そんなことでは増え続けるモバイル通信機器のトラフィックを捌ききれないということで、まるっと整理されることになりました。それが、2012年の今年です。

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まずは、現時点で決まっている整理後の割当表です。実は一概にプラチナバンドと言っても、700MHz帯と800・900MHz帯では事情がちょっと異なります。700MHz帯は元々アナログテレビのUHF放送に使われていた帯域なので、地上波デジタル化が完了すれば綺麗に空きます。一方、800・900MHz帯は、まだら模様の周波数利用を関係各所で利害調整しなければなりません。それぞれ見てみましょう。

700MHz帯

地上波デジタル化によってまるっと空く帯域です。アナログ放送の跡地をどう利用するか検討が始まった頃は、700/900MHzをペアバンドにして、上り/下り100MHzずつのモバイル通信用帯域を確保しようなんて案もありました。まとまった帯域を確保できる方が、ガードバンド(干渉を避けるための余白)を減らすことができるため電波の利用効率が上がります。ただ、諸外国の情勢を見てみると、U.S.のVerizonが700MHz帯単体でLTEを開始するなんて話が出たりと、700MHz帯は700MHz帯単体で利用するというのが世界の流れになってきました。日本独自規格になってしまうと高々1億人のために専用ハードウェアを設計することになるためにコスト高になります。なので、国際規格に合わせましょうということで、2015年目標で35MHzx2の帯域割当が行われる予定です。できるだけ多くのキャリアに割り当てたいという総務省の意向なので、10MHzx3社に割り当てられるんではないでしょうか。おそらく各社LTEでサービスインすると思うので、LTEの700MHz対応機種は海外でもそのまま使えるようになりそうです(SIM Freeであれば)。

800MHz帯

PDC(国内2G)世代から国内携帯電話各社に愛用されているバンドです。とはいうものの、狭い帯域では1MHz単位で各社に割り当てられていたりするため、整理統合されることになりました。すでに既存のキャリアで整理後の割当が決まっていて、2012年の7月にごそっと移行します。Docomoは元々movaで使っていた帯域なので特に影響は無いと思いますが、AUは現在メインで利用している帯域です。新800MHz帯に対応してない端末は7月時点で使えなくなるのでご注意をとのこと。ちなみにこの帯域は海外では主に2G世代(GSM)で利用されています。今後国内キャリアも海外キャリアもLTEに移行してって事になると海外と互換性が出てきますが、今のところ国内独自帯域です。

900MHz帯

つい先日SoftBankにプラチナバンド割当とニュースになりました。ただし、先ほども書いたとおり整理真っ最中のバンドのため、2012年時点では5MHzx2でのサービスインです。アジアを中心に整理してモバイル通信に割り当てようとされている帯域のため、この帯域の端末も国際共通化されると思われます。SoftBankは、まず2012年割当の5MHzをHSPA+で、残りの10MHzをLTEで使う予定のようです。基地局・端末も海外と共通化して安くできますし、国際ローミングも簡単にできて良さそうです。

まずはここまで。

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アントワープに来ています.
発表が憂鬱すぎて昼間からビアガーデン飲み歩きまくりです.

というのはまぁ半分冗談だけど,水と酒が同じ価格なんですよね.
水が貴重で公衆トイレは有料(40 cent程度).

Antwerpはほとんどオランダ語
英語は普通に通じるのだが,標識とかメニューとかが読めないのが結構つらいかも.
Antwerp central station構内で小一時間さまよったりwww

ちなみにBrusselは完全にフランス語圏でまったく別国って感じ.

発表終わるまではそわそわしてるのでまた後でゆっくり書きまする.