北海道ツーリング:6日目 (original) (raw)

朝目覚めると窓の外が明るい。雨が降ってない。北海道に来て初めて陽の光を見た。路面も乾いている。今日は雨を気にせず走れそうだ。

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朝食は蒸籠料理がメインでゴハンと味噌汁と副菜を好きなように取る。お米の美味しさを推しているホテルなので、確かにゴハンが美味しい。

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立派なコーヒーメーカーもあって、見かけよりも充実した朝ご飯だった。深川は昨夜の喫茶店も良かったので、来年の北海道ツーリングでも立ち寄りたい。

チェックアウトして準備する。連日の雨でバッグのレインカバーがかなり汚れている。今日はレインカバーは外して走れる。ナビ用のスマホは相変わらず充電出来ない。USBケーブルを交換しても駄目。モバイルバッテリからは充電できる。どうやらバイクのUSB給電が壊れたようだ。濃霧のせいかなあ。昨年もUSB給電が壊れていた。もうUSB給電のナビ用スマホは止めて、流行りのDAにしてしまおうか。帰ったらよく考えよう。

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ジャケット代わりのレインウエアの上着だけ着て出発。ホルスターバッグにモバイルバッテリとUSBケーブルを入れておいた。ナビ用スマホのバッテリが減ったらモバイルバッテリで充電するためだ。やはりナビ無しで知らない土地を走るのはシンドイ。

今日のコースは深川から稚内まで。R233で北上してR275に入り、そのまま北上を続ける。天気が良くてなにより嬉しい。北海道ツーリングはこうでなくては。

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日差しは出たり隠れたりするが気温が少し上がっている。風がとても冷たいのでレインウエアの上着は脱げない。一度脱いで走ってみたら、身体が冷え切ってしまった。通気性が良すぎるのも困ったものだ。

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途中の朱鞠内湖で小休止。観光シーズンだというのに誰も居ない。静かでとても良い雰囲気だ。休日を満喫している感じがする。交通量も少なくて、すれ違うバイクもほとんど無い。皆この辺を走らずに海岸線を走るよなあ、自分も最初に北海道ツーリングした時は海岸線を北上した。多数のライダーがすれ違ったり休憩場所にいたりして。

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しかし思うのだが、北海道の海岸線は伊豆と大差ないし、そんなに「北海道」を感じない。例のオトンルイ発電所のある直線道路も正直5分ぐらいで飽きてしまったし。自分は北海道ツーリングでは内陸部こそ楽しいと思っている。ゆるいワインディング(北海道ではこれを急カーブと呼ぶ)が続く林の中の道をひたすら走るのが楽しい。時折みえる草原の丘とか一面の白い花とか。

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R275で美深に入りR40で天塩川沿いに北上していく。音威子府村の入口でガソリンを満タンにして、道の駅で休憩する。見覚えがある場所だなと思って確認すると昨年か一昨年にも休憩していた。短時間の休憩だけど覚えているものだな。

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音威子府村からもR40で天塩川沿いに北上していく。幌延の手前でR40が2つに分かれるが東側のルートを走る。徳満駅の近くに宮の台展望台がある。旧称をサロベツ原野展望台という。皇族がここからサロベツ原野を見学したので宮の台と名称変更したとか。

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このサロベツ原野展望台からの眺めは圧巻。これはスゴイ。遥か遠くのオトンルイ発電所の風車の列も見える。晴れていれば利尻富士も大きく見えるらしい。サロベツ原野は山手線2つ分より広いらしい。それが一望できるとは。明日天気が良ければもう一度見に来ても良いかもしれない。

豊富をすぎてしばらくしたら雲の低くなってきた。少し霧が出始めた。これはマズイかもねえ。予定ではノシャップ岬を見学してから稚内のホテルに行く予定だったが、ホテルに直行することにする。ホテルまで15分。レインウエアをフル装備しなくても大丈夫だろう。きっと大丈夫。

稚内の市街が見えたら霧が消えた。これならノシャップ岬に行っても良かったが、気持ちがホテルになっていたのでホテルに直行する。ホテルの入口前の屋根下にバイクを入れて良いとのことで助かった。

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古いホテルだが温泉もレストランもあり価格も安い。部屋はツインだったし比較的キレイ。洗練された雰囲気は無いけど。

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しかし温泉に入っているとイレズミ者が騒いでいてかなり迷惑だった。温泉に飛び込んだり大声で騒いだり。ヤクザではなくて、そのへんのチンピラだったのだろう。まあ安いホテルだから仕方ないか。やはりホテルは価格相応な気がする。ホテルに限らないけど。安くて良いものなんて無いよねえ。次回からホテルはもう少しグレードアップしよう。

晩ごはんはGoogle Mapsで色々と探すと高評価の寿司屋と洋食屋が見つかった。ここで洋食屋を選びたいところだが写真を見ると、靴を脱いで座敷で座って食べる雰囲気で、メニューも一貫性が無い感じ。写真を見ると美味しそうなのだけど、地雷の可能性を考慮して寿司屋に行くことにする。寿司屋も選択肢が2つあって複数の支店を持つ店と、老夫婦がやっている店。店構えを見て老夫婦の寿司屋にする。

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エビの塩焼きと特上にぎり、枝豆を注文する。どれも美味しい。特にエビの塩焼きは美味しかった。海老料理はどれもビミョーなんだけど、これは美味しい。エビの肉は柔らかくコクがあることを知った。昨夜の晩ごはんに続いて贅沢をしている。満足度は高い。

明日は稚内から旭川に向かう。ルートは今夜考えよう。