サウジアラビア海軍 (original) (raw)
サウジアラビア海軍(サウジアラビアかいぐん、アラビア語:القوات البحرية الملكية السعودية)は、サウジアラビア王国の軍隊である。略称**RSNF(Royal Saudi Naval Forces)**。本部をリヤドに置く。西方艦隊はジッダを本拠地とし、紅海に展開しており、東方艦隊はジュバイルを本拠地とし、ペルシア湾に展開している。その他、ダンマームやヤンブーなどにも海軍施設が存在する。
概要 サウジアラビア海軍 القوات البحرية الملكية السعودية, 創設 ...
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歴史
サウジアラビア海軍は1960年に創設された。1972年、対立が深まっていたイラン帝国のイラン帝国海軍に対抗するため、アメリカの援助を受けて大規模な軍事力の拡大が行われた。さらにその後、フランスの援助の下再び軍拡が行われている(サワリ計画)。1980年代から1990年代にかけてイギリス及びフランスから多数の艦艇を購入したが、同時期アメリカのSAIC(Science Applications International Corporation)社の協力もあり、現在の軍備に至っている[5]。
軍備
サウジアラビア海軍は外国から購入した艦艇が多く、フランスからはフリゲート、アメリカからはコルベットや哨戒艇、イギリスからはサンダウン級機雷掃討艇などを導入している。
フリゲート
メッカ
- アル・マディーナ級フリゲート - 4隻
- アル・マディーナ
- フフーフ
- アブハー
- ターイフ
- アル・リヤド級フリゲート - 3隻
- アル・リヤド
- メッカ
- アル・ダンマン
コルベット
- バドル級コルベット - 4隻
- バドル
- アル・ヤルムーク
- ヒッティーン
- タブーク
哨戒艇
- アル・スィッディーク級哨戒艇 - 9隻
- アル・スィッディーク
- アル・ファルーク
- アブドゥルアズィーズ
- ファイサル
- ハーリド
- アムル
- ターリク
- ウクバール
- アブー・ウバイダ
掃海艇
- サンダウン級機雷掃討艇 - 3隻
- アル・ジャウフ
- シャクラー
- アル・カルジ
補給艦
- ボライダ級補給艦
- ボライダ
- ユンボウ
王室ヨット
その他多数の航空機を保有。
海軍航空部隊
将来
サウジアラビア海軍は約25億ユーロ(ドル換算約34億ドル)でドイツ製潜水艦の購入を検討している[7]。また、2014年12月にはアメリカの対外有償軍事援助の一環として、Mk 41 垂直発射システムの購入のためロッキード・マーティン社と契約している[8]。
基地
ジュバイルのキング・アブドゥルアズィーズ海軍基地
- ジッダ - 紅海に展開する艦隊の本拠地。フリゲートやミサイル艇、機雷掃海艇などが配属されている。
- ジュバイル - ペルシア湾に展開する艦隊の本拠地。コルベットやミサイル艇、掃海艇などが配属されている。
- ダンマーム - ペルシア湾を母港としている。サウジアラビア王室のための王室ヨットが配属されている。
階級制度
カッコ内はアラビア語表記
- 兵士 (جندي)
- 上等兵 (جندي أول)
- 伍長 (عريف)
- 三等軍曹 (وكيلرقيب)
- 二等軍曹 (رقيب)
- 一等軍曹 (رقيبأول)
- 曹長 (رئيسرقباء)
- 少尉 (ملازم)
- 中尉 (ملازم أول)
- 大尉 (نقيب)
- 少佐 (رائد)
- 中佐 (مقدم)
- 大佐 (عقيد)
- 上級大佐 (عميد)
- 少将 (لواء)
- 中将 (فريق)
- 大将 (فريق أول)
脚注
- Dr. J. Robert Beyster with Peter Economy, The SAIC Solution: How We Built an $8 Billion Employee-Owned Technology Company, John Wiley & Sons (2007) p. 49