電球交換士の憂鬱 - 徳間書店 (original) (raw)
電球交換士の憂鬱
人々の未来を明るく灯すはずなのに。電球交換士は今日も事件に巻き込まれる!謎と不思議が絶妙にブレンドした連作ミステリー!
著者 | 吉田篤弘 著 |
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ジャンル | 文芸書 |
シリーズ | 文芸書 |
出版年月日 | 2016/01/26 |
ISBN | 9784198640866 |
判型・ページ数 | 四六・272ページ |
定価 | 1,870円(税込) |
十文字扉、職業電球交換士。節電が叫ばれLEDライトへの交換が進む昨今、仕事は多くない。それでも電球にこだわる人の求めに応じて電球を交換し生計を立てている。人々の未来を明るく灯す……はずなのに、いく先々でなぜか巻き込まれるやっかいごとの数々。自分そっくりの男が巷で電球を交換してる? 最近俺を尾行してる黒い影はなんだ? 謎と愉快が絶妙にブレンドされた魅惑の連作集!
- 吉田篤弘
1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を続けている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『イッタイゼンタイ』『電球交換士の憂鬱』『台所のラジオ』『おやすみ、東京』『月とコーヒー』『それでも世界は回っている』『おるもすと』『チョコレート・ガール探偵譚』『天使も怪物も眠る夜』『流星シネマ』『奇妙な星のおかしな街で』『ぐっどいヴにんぐ』『なにごともなく、晴天。』『屋根裏のチェリー』『中庭のオレンジ』『鯨オーケストラ』『羽あるもの』などがある。
海星梨
吉田さんは結構同じモチーフを使うのに、なんか飽きないのスゴイ。あぁ、吉田さんのモチーフのだ、とは思うけれど、使いまわしてんなよ、そろそろ別のものを書いてくれ、とは思わない。技量だなぁ。
toto
いつもどおりほわっとした柔らかさと、少し不気味で面白かった。 3つ目の『北極星』が好き。理容師の「人生は散髪。無頓着なひとは人生を軽んじている。恒常的に散髪するひとは、人生の後半に余計なものを捨て去ることを厭わない」が気持ちに残った。…私も毎月美容室通ってます。