栄花物語とは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

栄花物語

(

読書

)

えいがものがたり

日本の平安時代の歴史物語。仮名文で編年体物語風史書である。作者不詳だが正編が赤染衛門とする説が有力である。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ

湯飲みの横に防水機能のない日記1ヶ月前

「女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性」(読書メモ)歴史の復習をしながら、少しづつ読んでいる本。 木村朗子「女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性」講談社 女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性 (講談社選書メチエ) 作者:木村朗子 講談社 Amazon (前半は単なるぼやき。読書メモは後半から) 高校時代、古文は好きで成績もそこそこ良かったのに、日本史は死ぬほど苦手で、定期テストではよく死にかけていた。 どの時代も苦手だったけど、平安時代は特にダメだった。 あの時代、藤原さんが多すぎる。 そして、天皇の系譜もややこしすぎる。😱 その多くてややこしい人々が、入内や降嫁で絡みあうから、ますます訳がわからなくなる。 藤原さんちの娘を何人…

#木村朗子#女たちの平安宮廷#栄花物語#醍醐天皇#藤原氏集め#講談社選書メチエ

関連ブログ

嫌いな古典・古文を好きになるためのブログ5ヶ月前

【古典・古文】現代語と関連する語もある!形容詞「便なし」便なし?次の飛行機がないのかな?なんて思う人もいるかもしれない。 「不便」の形が変わったものだと考えると簡単だね! このように、今でなほぼ使わないけど形をよく見てみると今と同じじゃん!って思える単語は多くある。 単なる暗記も大事だが、工夫すると少し楽になる。 重要 便なし → (形容詞 ク活用)都合が悪い、不都合だ、気の毒だ

#栄花物語#藤原道長#大学入試#形容詞

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸6ヶ月前

【源氏物語648 第21帖 乙女3】源氏の若君 夕霧が元服の式を挙げた。大変華やかな祝い事であったが、源氏は考えがあり夕霧は六位の浅葱の袍《ほう》を着せた。大宮は言語道断だとお嘆きになった。第21帖 乙女3です🪻 故太政大臣家で生まれた源氏の若君の 元服の式を上げる用意がされていて、 源氏は二条の院で行なわせたく思うのであったが、 祖母の宮が御覧になりたく思召すのがもっともで、 そうしたことはお気の毒に思われて、 やはり今までお育てになった宮の御殿でその式をした。 右大将を始め伯父君《おじぎみ》たちが 皆りっぱな顕官になっていて勢力のある人たちであったから、 母方の親戚からの祝品その他の贈り物もおびただしかった。 かねてから京じゅうの騒ぎになるほど 華美な祝い事になったのである。 初めから四位にしようと源氏は思ってもいたことであったし、 世間もそう見ていたが、まだきわめて小さい子…

#元服#源氏物語絵巻#権記#栄花物語#御堂関白記

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸6ヶ月前

【源氏物語647 第21帖 乙女2】朝顔の姫君と源氏との結婚は 皆が望んでいることであったが、姫君は、結婚をしようとは思わない。「源氏の君というと、いつも美しい少年が思われるのだけれど、 こんなに大人らしい親切を見せてくださる。 顔がきれいな上に心までも並みの人に違ってでき上がっているのだね」 とおほめになるのを、若い女房らは笑っていた。 西の女王とお逢いになる時には、 「源氏の大臣から熱心に結婚が申し込まれていらっしゃるのだったら、 いいじゃありませんかね、今はじめての話ではなし、 ずっと以前からのことなのですからね、 お亡くなりになった宮様もあなたが斎院におなりになった時に、 結婚がせられなくなったことで失望をなすってね、 以前宮様がそれを実行しようとなすった時に、 あなたの気の進まなかったことで、 話をそのままに…

#権記#御堂関白記#枕草子#紫式部日記#栄花物語

嫌いな古典・古文を好きになるためのブログ6ヶ月前

【古典・古文】古語と現代語が同じ意味の単語は要注意!動詞「まねぶ」今回は共通テストの問題を使って、「まねぶ」の意味を見ていこう。 「真似をする」っていう意味はそのままなんで分かりやすいけど、そのままの意味ってなかなか出題されない。 複数意味がある単語は、全部覚えよう!

#共通テスト#古文#栄花物語#大学入試

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸6ヶ月前

【源氏物語639 第20帖 朝顔21】朝顔の姫君は、友情で書かれた手紙には友情でむくいることにして、御自身は神に奉仕していた間怠っていた仏勤めを、取り返しうるほどできる尼になりたいとお思いになった。友情で書かれた手紙には友情で酬《むく》いることにして、 源氏が来れば人づてで話す程度のことにしたいとお思いになって、 御自身は神に奉仕していた間怠っていた仏勤めを、 取り返しうるほど 十分にできる尼になりたいとも願っておいでになるのであるが、 この際にわかにそうしたことをするのも源氏へ済まない、 反抗的の行為であるとも必ず言われるであろうと、 世間が作る噂というものの苦しさを経験されたお心からお思いになった。 女房たちが源氏に買収されてどんな行為をするかもしれぬという懸念から 女王はその人たちに対してもお気をお許しにならなかった。 そして追い追い宗教的な生活へ進んでお行きになるのであった。 女…

#権記#栄花物語#御堂関白記#源氏物語ミュージーアム#尼君

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸7ヶ月前

【源氏物語629 第20帖 朝顔11】朝顔の姫君と源氏が似合いの縁であるという世間の噂に 源氏の愛がうつってしまったら自分は惨めであろうと 辛い気持ちになる。初めの態度はどこまでもお続けになる朝顔の女王の 普通の型でない点が、 珍重すべきおもしろいことにも思われてならない源氏であった。 世間はもうその噂《うわさ》をして、 「源氏の大臣は前斎院に御熱心でいられるから、 女五の宮へ御親切もお尽くしになるのだろう、 結婚されて似合いの縁というものであろう」 とも言うのが、紫夫人の耳にも伝わって来た。 当座はそんなことがあっても 自分へ源氏は話して聞かせるはずであると思っていたが、 それ以来気をつけて見ると、 源氏の様子はそわそわとして、 何かに心の奪われていることがよくわかるのであった。 こんなにまじめに打ち込んで結婚までを思う恋を、 自分にはただ気紛れ…

#紫の上#権記#栄花物語#小右記#御堂関白記

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸7ヶ月前

【源氏物語626 第20帖 朝顔8】朝顔の姫君に袖にされた源氏。「あまりに哀れに自分が見えすぎますから」と深い歎息《たんそく》をしながら源氏は帰った。女房の宣旨は源氏に同情をした。なべて世の 哀ればかりを 問ふからに 誓ひしことを 神やいさめん と斎院のお歌が伝えられる。 「そんなことをおとがめになるのですか。 その時代の罪は皆 科戸《しなど》の風に追 ってもらったはずです」 源氏の愛嬌《あいきょう》はこぼれるようであった。 「この御禊《みそぎ》を神は (恋せじとみたらし川にせし 御禊《みそぎ》神は受けずもなりにけるかな) お受けになりませんそうですね」 宣旨は軽く戯談《じょうだん》にしては言っているが、 心の中では非常に気の毒だと源氏に同情していた。 羞恥《しゅうち》深い女王は 次第に奥へ身を引いておしまいになって、 もう宣旨にも言葉をお与えにならない。 「あまりに哀…

#なべて世の哀ればかりを問ふからに誓ひしことを神やいさめん#大鏡#権記#御堂関白記#栄花物語

いにしえの都の高貴なネコ様のつぶやき🌸7ヶ月前

🌹【聞き流し 作業&学習BGM1〜10】🌿源氏物語に親しむ🪷(少し早めの設定にしています)🪻少納言のホームページ 源氏物語&古典 少納言の部屋🪷ぜひご覧ください🌿 https://syounagon.jimdosite.com 【ふるさと納税】菖蒲蒔絵 白蝶貝帯留 | おしゃれ レディース 着物 帯留め 帯どめ アクセサリ 和 和小物価格: 123000 円楽天で詳細を見る 【ふるさと納税】雀蒔絵 白蝶貝帯留 | おしゃれ レディース 着物 帯留め 帯どめ アクセサリ 和 和小物価格: 147000 円楽天で詳細を見る

#紫式部日記#権記#栄花物語#御堂関白日記#藤原道長

嫌いな古典・古文を好きになるためのブログ7ヶ月前

【古文・古典】ベタな単語でも侮るな!「年ごろ」今日もベタな単語の意味の確認。 中学校の頃から出てくる単語のくせにそこそこ出題される。 重要 年ごろ(としごろ) → 長年の間、数年の間、長い歳月

#栄花物語#名詞#大学入試#日本大学

りぼんの読書ノート18日前

2024/9 Best 31.シソンから、(チョン・セラン) 朝鮮戦争で家族を失い、海外出稼ぎの際に白人男性から惨憺たる目に遭っても生き延びて、帰国後には著名な知識人となり、ユーモアを忘れずに多くの仕事をこなし、2度の結婚で授かった4人の子供を育てあげた後に、大往生を果たしたシソンの10周忌に際して、子供たちや孫たちはどのような捧げ物を準備したのでしょう。著者が祖母に対して「彼女が持つことのできなかった人生をプレゼント」したという本書は、20世紀を生き抜いた女性たちに対して21世紀から捧げる愛」がテーマとなっています。 2.月ぞ流るる(澤田瞳子) 赤染衛門は中宮彰子のサロンにおけるリーダーであり、『栄花物語正編』の著者…

4〕日本天皇・日本民族と中国・朝鮮両民族との2000年戦争。日本脳。心理学。日本民族の祖先。25日前

🎍43〕─3・C─日本仏教史上、画期的だった道長の仏教信仰。~No.136 ・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年9月22日 YAHOO!JAPANニュース マネーポストWEB「藤原道長が一門の栄華のために活用した「仏教信仰」 それは頼通の平等院に受け継がれ日本人の美意識に影響を与えた【投資の日本史】 藤原道長が金峯山詣の際に埋納した自筆の経巻の一部(東京国立博物館所蔵『紺紙金字法華経巻第一残欠』 出典:ColBase https://colbase.nich.go.jp) 放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』で話題の藤原道長。劇中、その人物像や権力者としての行いを窺わせるエピソード…

おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)1ヶ月前

障がいを越えて6九段下というと「千鳥ヶ淵」が思い浮かびますが、武道館より西側の堀のあたりが「千鳥ヶ淵」で逆の東側が「牛が淵」と考えればいいでしょうか。江戸城の清水門と田安門の間にあたり、昔このあたりの堀に牛が落ちで死んだことからこの名前が伝わっているようです。 清水門より北側が「牛が淵」にあたります さて、千弥(保己一)は、盲人として身を建てる技術を習得できず、将来に展望を持てない辛さから、身を投げようとこの淵のほとりに立ちました。眼下に広がる淵の水面を見ながら、保木野村を出た時の想いや故郷の父のことなどを思い浮かべたでしょうか。 結局、千弥は思いとどまり、雨富検校の下に戻り、自身の学問への想いを師匠に打ち明…

りぼんの読書ノート1ヶ月前

月ぞ流るる(澤田瞳子)紫式部もメンバーであった中宮彰子のサロンにおける先輩格であった、赤染衛門(朝児)を主人公とする王朝絵巻です。ただし物語の舞台は、一条天皇が退位した後の三条天皇の時代。夫を亡くして引退していた50代半ばの朝児は、ひょんなことから三条天皇の中宮妍子の女房として再び宮仕えをすることになってしまいます。 しかしこの時宮中では三条天皇と藤原道長の対立が激しくなっていました、道長は、次女の妍子に男児が生まれなかったことで、長女の彰子が生んだ敦明東宮を即位させるべく、三条天皇に退位を迫っていたのです。さらに妍子とライバル関係にある皇后娍子を貶めるべく、彼女に宿怨を抱く青年僧を宮中に送り込みます。実は彼には出…

湯飲みの横に防水機能のない日記1ヶ月前

藤原氏集め日誌(1) 藤原顕光スマホアプリ「藤原氏集め」を拠り所にしつつ、各時代の藤原さんについて、少しづつ書き溜めてみようと思う。 第一回目は、藤原顕光さん(北家)。 いきなり藤原顕光と言われても、歴史音痴の私は「誰だっけ?」と首をかしげるしかないのだけど、藤原兼通の息子と聞けば、時代くらいは思い浮かぶ。 兼通は兼家の兄だけれど、いろいろあって弟のほうが早く昇進したために兄弟仲が険悪になり、亡くなる間際まで、陰険な権力争いをしていたはず。 高校の頃、「大鏡」で二人の仲の悪さを赤裸々に記した箇所を読んで覚えていたのだけど、そこには息子顕光の話は出てこなかったから、私にとっては影の薄い未知の人物のままだった。 ずっと視聴をサ…

京都ぬるぬるブログ2.03ヶ月前

京都国立博物館で瑞泉寺展を観たよの巻/博物館の喫煙所/博物館のパイロン先日京都に帰った際、国立博物館で「豊臣秀次と瑞泉寺」という展示をやっているのを知り、これは観たい! ということで行ってきました。 日曜でしたんでどーせ混み混みであろうな、ということで、せめて混雑を避けようと朝イチに訪れたのでしたが、特別展ではないからかわりとスカスカ、快適! 知新館を上から下までゆっくり観ることができて贅沢な朝を過ごせました。 常設コーナーで初めて観て印象的だったのは、本(栄花物語)の形を模した硯箱(これ商品化してほしい!!)と鳥型埴輪でした。秋からの法然展のフライング的に『法然上人絵伝』も一部展示されていて、ちょうど女人往生のくだりがあり興味深かったです。 *** 瑞泉寺の展…

雲心月性...3ヶ月前

後拾遺和歌集 巻第十二 恋二 680 (59)やすらはで寝なまし ものをさ夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな 赤染衛門 (後拾遺和歌集 巻第十二 恋二 680 (59)) 現代語訳 あなたが来ないと分かっていたなら、ためらわずに眠りについたでしょうに。待ち続けるうちに夜が更けて、西の空に傾く月を見上げることになってしまったのです。 解説 後拾遺集の詞書によると、この歌は作者の姉妹のもとに通っていた藤原道隆が、ある夜、約束していた逢瀬に現れなかったため、その姉妹の代わりに詠んだものです。 どんな人? 赤染衛門の名前は、父親が右衛門尉であったことに由来します。彼女は藤原道長の正妻である倫子に仕えました。その後、倫子の娘で一条天皇の中宮であ…

2)日本民族の伝統文化と天皇神話の400年宗教戦争。天皇の人道貢献と戦争回避の平和努力。 3ヶ月前

💄9)─1・B─紫式部の名前が不明なのはストーカー対策だった。~No.19 ・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 女性の名前を隠したのは、儒教の男尊女卑や普遍宗教の家父長制による偏見や蔑視に基づいた女性差別からではなった。 ・ ・ ・ 日本神道・日本神話に於ける最高神は、天皇家の祖先神である女性神・天照大神であった。 ・ ・ ・ 女性の名を男性に明らかにする事は男性との結婚を意味した、それ故に女性の名前は大事に隠されていたのであり、女性差別からではなかった。 ・ ・ ・ 平安時代までの神道による貴族社会は、鎌倉時代以降の儒教による武士社会に比べて女性を大事にするフェミニズムに近い社会であった。…

中世文学漫歩3ヶ月前

四条宮下野集和田律子さんの主宰してきた共同研究『四条宮下野集』注釈が完結したのは2022年でしたが、連載してきた平等院ミュージアムの紀要「鳳翔学叢」第20輯は、藤原頼通公遠忌950年記念号として、「藤原頼通の時代と文学」という特集を組み、関連する論文8本を収載しています。11年に亘る注釈作業の成果から発展した論考が中心ですが、歴史学の分野からも寄稿されています。 『四条宮下野集』とは、頼通の娘で後冷泉天皇皇后となった藤原寛子に仕えた女房下野の私家集です。すでに幾つもの注釈があり、それは却って新たな注釈を試みる上で重荷になったかも知れないのですが、頼通の文化サロンに集う人々の中で一目置かれた女房の周辺を照射…

CD、最新エンタメ業界にひとこと物申す3ヶ月前

光る君へ 「八幡市ナビ: 京都府の魅力を発見」光る君へ(18)岐路2024年5月5日放送 NHK総合板谷由夏 上地雄輔 三浦翔平 佐々木蔵之介 吉田羊 吉高由里子 岸谷五朗 柄本佑 信川清順 高畑充希 渡辺大知 竜星涼 黒木華 玉置玲央 町田啓太 ファーストサマーウイカ 高杉真宙八幡市の歴史的魅力 八幡市の歴史に触れると、藤原道兼という人物が石清水八幡宮を取り仕切る地位についた様子が浮かび上がります。彼は粟田殿と呼ばれ、山荘で多くの歌人たちと交流し、歌会を楽しんでいたとのこと。まるで時を超えて、古の雅やかさが今も残る八幡市の風景が想像できます。歴史の息吹を感じる八幡市に魅了されること間違いなしですね。 感想: 歴史や文化に触れると、心が洗…

CD、最新エンタメ業界にひとこと物申す3ヶ月前

光る君へ "八幡市探訪記"光る君へ(18)岐路2024年5月11日放送 NHK総合板谷由夏 上地雄輔 三浦翔平 佐々木蔵之介 吉田羊 吉高由里子 岸谷五朗 柄本佑 信川清順 高畑充希 渡辺大知 竜星涼 黒木華 玉置玲央 町田啓太 ファーストサマーウイカ 高杉真宙 古き良き時代を偲ぶ、京都府八幡市の歴史 八幡市といえば、歴史ある土地柄で知られています。テレビ番組で紹介された藤原道兼の逸話は、江戸時代の趣を感じさせてくれます。粟田殿と呼ばれた山荘で多くの歌人たちと交流し、歌会を開く道兼の姿は、まるで時代劇の中から飛び出してきたような風情があります。栄花物語に描かれた屋敷の様子や歌詠みの情景に心引かれますね。 感想:過去の暮…

歴史と本マニアのための部屋3ヶ月前

第20回「望みの先に」 第21回「旅立ち」 大河ドラマのlightな感想 光る君へ目次:クリックで各項目へ飛べます 長徳の変 往生際の悪い伊周と潔い隆家 定子 道長と女院の立場 事件の現場検証 1:花山院闘乱事件 2:皇太后 東三条院詮子への呪詛疑惑 3:大元帥法疑惑 長徳の変における真犯人は誰か 花山院誤射未遂におけるもう一人の黒幕 枕草子 除目 長徳の変 道長に内覧と(公卿として当時最高位の)右大臣の座を奪われ、意気消沈する伊周。 自分の恋人のところへ通う貴族のものらしい牛車を見かけて恋人にまで見放されたかとさらに落ち込む。 そして伊周とともに偵察に出かけた弟の隆家が、その怪しい恋敵に門の前で弓を射かけたところ、出てきた貴族は花山院であった(しかも勘違い)。 してやった…

CD、最新エンタメ業界にひとこと物申す3ヶ月前

光る君へ 「八幡市のめぐり逢い」光る君へ(18)岐路2024年5月11日放送 NHK総合板谷由夏 上地雄輔 三浦翔平 佐々木蔵之介 吉田羊 吉高由里子 岸谷五朗 柄本佑 信川清順 高畑充希 渡辺大知 竜星涼 黒木華 玉置玲央 町田啓太 ファーストサマーウイカ 高杉真宙藤原道兼と石清水八幡宮 京都府八幡市を舞台に、藤原道兼という人物の物語が展開されました。道兼は石清水八幡宮を取り仕切る従ニ位に出世し、地元の名士として活躍していたようです。その地に山荘を構え、粟田殿と呼ばれるまでになった道兼は、歌人たちと交流を深めながら、歌会を開いていたという逸話が残っています。 感想:藤原道兼の物語は、歴史と人間の温かさが交錯する美しいエピソ…

中世文学漫歩3ヶ月前

世の中騒がし𠮷海直人さんの「「世の中騒がし」に疫病を読むことー『源氏物語』薄雲巻の再検討ー」(「國學院雑誌」1406号)という研究ノートを読みました。 「騒がし」という形容詞が「世の中」と結びつくと、単に音がうるさいという意味に留まらず、ある特定の情況を指す、具体的には疫病の流行(戦争、天変地異のこともある)をいう、殊に中古の物語やその周縁の文学の用例からはそう判断できる、という内容です。コロナの流行をきっかけに、栄花物語や源氏物語の論考で取り上げられるようになった、しかし辞典類や源氏物語注釈ではすでに指摘しているものもあった、とも述べています。 源氏物語では3箇所ある用例は全て薄雲巻、その上「のどかなら…