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瀬戸内晴美

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読書

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せとうちはるみ

=瀬戸内寂聴

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関連ブログ

邦画と銭湯8ヶ月前

『みれん』(1953・東京映画)瀬戸内晴美(寂聴)の短篇連作集『夏の終り』を映画化した文芸作品。映画に先立ち、同年、TBSでドラマ化されている。妻子ある小説家の小杉は愛人の知子と不倫関係を八年も続けている。ある日、知子の前に昔の恋人が現れ、小杉との関係は亀裂を生じはじめる……。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:千葉泰樹 出演:池内淳子/仲代達矢/仲谷昇/乙羽信子/西村晃/沢村貞子/岸田今日子/加東大介 そういえば『夏の終り』は満島ひかりで映画になっていました。 にしてものっぴきならない状態、というが濃厚。池内は仲谷の嫁、岸田今日子のことが夢にでてくるし。飲み屋では友人たちに大見栄を切るものの、どうしても気にな…

#池内淳子#仲代達矢#仲谷昇#乙羽信子#千葉泰樹#東京映画#瀬戸内晴美#瀬戸内寂聴

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5ブックマーク瀬戸内晴美「かの子撩乱」がすばらしい - mmpoloの日記mmpolo.hatenadiary.com

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映画館に帰ります。2年前

映画「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」 きのう何肉食べた? 宇宙になってしまった日本が誇るアウトローこんにちは。 今日はドキュメンタリー映画の「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」です。 尼さんと言ったら瀬戸内寂聴と100人中100人が答えるのではないでしょうか。 尼さん業界では、圧倒的カルテル状態だった寂聴先生。 劇場は自分以外すべて女性でした。尼さん予備軍がいっぱい。 ではいってみましょう! 寂聴先生食べてばっかり 日本の誇るアウトロー 宇宙になっちゃった 寂聴先生食べてばっかり 何かと息苦しいこの国で、『自由に生きていいんだよ、罪深くていいんだよ』と自分の人生を切り売りしながら教えてくれた寂聴先生がいなくなった。 つまらないことです。 この映画は寂聴先生の最後の数年を中心に、監督に心許し…

#瀬戸内寂聴#瀬戸内寂聴99年生きて思うこと#KBCシネマ#ドキュメンタリー映画#瀬戸内晴美#出家

うずまきぐ~るぐる 3年前

【レビュー】古都旅情:瀬戸内晴美古都旅情:瀬戸内晴美著のレビューです。 ☞読書ポイント 寂聴さんとの本の旅はまだまだ続く 【つなぐ本】本は本をつれて来る ☞読書ポイント 寂聴さんが訪れた場所やお寺、行事など多岐に渡る話に耳を傾けながら歩く古都・京都。若き日の寂聴さんが何を見て、何を思いながらこの地で過ごしていたのか。修業時代の話も含め、興味深い話がたくさん登場します。京都へ行くときは持っていきたい一冊。 古都旅情 (新潮文庫) 作者:瀬戸内 晴美 新潮社 Amazon 寂聴さんとの本の旅はまだまだ続く 寂聴さんが亡くなってからはじめて読む一冊。何を読もうか迷ったけど、小説ではないものを....と手に取った。 「寂聴さんが亡く…

#瀬戸内晴美#瀬戸内寂聴

mousou-wife’s blog3年前

また一人好きな方が亡くなってしまった「瀬戸内寂聴さん」今日ニュースで作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが99歳でお亡くなりになったと聞いて、びっくりしました。 一度はお会いしてみたいと思っていたので、この訃報を聞いた時はとても残念でした。 大人気の京都の寂庵での「説法会」は予約が半年から1年待ちで、このコロナ禍ではお休みされていたので、とうとう念願の説法会には行けずじまいでした。 「愛した 書いた 祈った 寂聴」 朝日新聞デジタルより 私寂聴さんとの最初の出会いは、小説家としての瀬戸内晴海です。 初めに読んだ本は代表作のひとつ「夏の終わり」です。内容は女性一人と男性二人の三角関係が軸の、ドロドロ系恋愛小説で先生の私小説とも言われています。 登場人物は三人…

#瀬戸内寂聴#瀬戸内晴美#小説 夏の終わり

わくわく日記 annhobby's blog 3年前

貴重な日・・今日は、2011年11月11日と”1”が6個も 続く貴重?な日・・なんて思っていたら あれ? 今年は2021年だった。 ”1”は5個しかないや・と自身のボケを 実感です。ホント、イヤになってしまい ます でも、今日は何の日・・と調べるといろ いろありますね・・。 そんなことを思いながらニュースを見て いたら、11月9日に99歳で瀬戸内寂聴さ んが亡くなったとの訃報が目に入る。 数字が続くのは貴重でもなんでもなく たまたまの偶然ですね。 寂聴さんと言うと、昔は瀬戸内晴美さ ん・・情熱家と言うか波乱の人生と言 うか、奔放と言うか・・そして出家。 いろいろ活躍されて白寿に。 長寿社会になったと言いつ…

#今日は何の日#寂聴#瀬戸内晴美#白寿#11111

INSTANT KARMA3年前

大庭みな子『大庭みな子全集』(日本経済新聞出版社)第22巻に載っている対談がおもしろい。 深沢七郎との仲の良さが伝わってくる対談もいいし、私小説をめぐっての佐伯一麦との対談もある。 もちろん小島信夫との対談もあって、これがまた面白いのだが、それについて後で述べるとして、瀬戸内晴美(寂聴)が対談の中でやたらに小島信夫について言及しているのが面白いのだ。 まるで小島を巡って二人の女流作家が恋のさや当てをしているようにも見え、明らかに瀬戸内が大庭にシットしているのが分るのがさらに面白い。 二人そろって、小島の奥さん(前妻の時子さんと今の愛子さん)がうらやましい、あんなに女の気持が分る男はいない、信夫さんのよう…

#大庭みな子#小島信夫#瀬戸内晴美

うずまきぐ~るぐる 6年前

【レビューあらすじ・感想】黄金の鋲:瀬戸内晴美黄金の鋲:瀬戸内晴美著のレビューです。 黄金の鋲 (角川文庫 緑) 作者: 瀬戸内晴美 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 1972/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ◆当時の数奇な生活と心の飢餓が確実に今の寂聴さんの血となり 骨となっているのだろうということが感じられる ここのところ古本屋さんで必ずチェックするのは瀬戸内さんの棚。特に「瀬戸内晴美」時代の古いものは入手困難になって来ているのであれば即買いです。少しずつ自分の本棚に濃厚な瀬戸内さんの本が並んでいくことに喜びを覚える今日この頃です。本書は瀬戸内さんご自身の体験を踏まえ綴られた小説。覚悟はしていましたが…

#瀬戸内晴美#黄金の鋲

うずまきぐ~るぐる 7年前

【レビュー・感想】有縁の人:瀬戸内晴美有縁の人:瀬戸内晴美著のレビューです。 有縁の人 (新潮文庫) 作者: 瀬戸内晴美 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1983/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 感想 有縁の読者の元へ届きますように....と思わされた貴重な一冊です。 いわゆる文豪たち。彼ら彼女らが実存していたのは確かなわけだけど、どこか架空の人々という気持ちもある。子孫の方の話や面影を感じる瞬間があってはじめて「おぉーーやはり存在していたのだなぁ」と実感する。しかし、瀬戸内さんにとって文豪たちは単なる本の人たちではなく、リアルにお付き合いしてきた人たちなのだ。さらに作家だけではなく、各界の有名どころとの…

#瀬戸内晴美#有縁の人

小説を 勝手にくくって 20選!3日前

2 散華 紫式部の生涯 杉本 苑子(1991)散華 紫式部の生涯(上)【電子書籍】[ 杉本苑子 ]価格: 1540 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 世は藤原氏が全盛を極め、平安王朝絵巻が繰り広げられていたころ。藤原為時は下級貴族であったが、詩歌や漢文に長じていた。その次女として生まれた小市(のちの紫式部)は漢文を読み下し、古今和歌集を全て諳んじるなど周囲の大人も驚くような才能を見せる。父は小市が男だったら、と悔やむほど。 一方姉の大市は秀麗な貴公子から美しい恋文を受け取り、女の幸せに浸っていた。そんな姉に対して、小市は自身を人並みの容姿と自覚し、文学で身を立てる気持ちを持ちながらも、素敵な貴公子との出会いを夢見ながら年を重ねていく。20…

biboudouのブログ20日前

橋本治他 『國文學 解釈と鑑賞505』1974年12月臨時増刊号アニメ·遠藤周作 この号に橋本治は企画で参加している。 劇画 沈黙 原作 遠藤周作 作画 橋本治 狐狸庵交友録 構成·イラスト 橋本治 (梅崎春生、柴田錬三郎、安岡章太郎、吉行淳之介、阿川弘之、三浦朱門、瀬戸内晴美、北杜夫) 企画は、柘植光彦、山田有策、橋本治の連名あ

笹塚diary1ヶ月前

2024.8:8月メモ今年の夏もたくさん遊んだ。中華街で食べ歩き、川崎のドーミーインに泊まったり(評判通りの最強ドーミー)、「たべっ子どうぶつLAND」へ行ったり(のんきな顔をしたうさぎが好き)、久しぶりに歌舞伎を観に行ったり(巳之助くんの「ゆうれい貸屋」を幕見で)、三井ビルののど自慢大会に熱狂したり。 そして初めて高円寺の阿波踊りに行き、まんまと夢中になって、終わってしまう寂しさに泣きそうになった。早く、来年になればいいのに。来年を楽しみにできることは幸せだ。 8/1420時から彼が仕事でオンライン打ち合わせをするという。笹塚の家は1Kなのでそういう時には大体、お風呂や台所で過ごしているのだけれど、この日は思い立…

karumerabunkoのブログ2ヶ月前

講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版2024年10月31日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,318点(日本文学1,246点/海外文学72点、ワイド版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日…

石陽消息3ヶ月前

鳥井の岡本少年から知る岡本太郎の日本辺境探訪記はおもしろいと聞いていたけれども、どうせ芸術家の主観の勝った独断的なもの、主義主張を押し聞かせられるものではないかという偏見があったので(有名人によるそういう紀行はうんざりするほど数多い)、読まずにいたのはうかつなことだった。近くにできた古書のあるカフェで彼の『神秘日本』を借りて読んでみて、つまらぬ先入見を恥じた。実におもしろい。美に関しては主観が強く、主義主張もかなり打ち出していて、必ずしも賛同しかねるけれども、民俗文化については、マルセル・モースの弟子だけあって、細部にも目を行き届かせつつ、核心に直入している。思想行文ともに強靭で勇猛だ。大いに共感させられる。 太郎…

備忘録、的なもの3ヶ月前

成瀬書房本について、ちょっとした目録も添えて・先日とある古本屋に行った際に店員が電話でお客と話していた内容が興味深かったためついつい盗み聞いてしまったのだが、店員が話している内容からの推測した感じでは、成瀬書房本の私家版を買ったが、通常本とどこも違う感じがするため返品したいと客が言っているようであった。まあ確かに、私家版と一般頒布版で違いはほとんどないと思われるが、それがために返品というのもなあと思わんでもない(というか、現品を確認してから買えよ、と思った)。 ・そういえば、成瀬書房についていつから始まっていつ頃消滅したかよくわからない。その上、24年8月現在であまり成瀬書房について扱っているページはほとんどなく、下記のページが何となく…

takadakun999’s blog3ヶ月前

病識 ②/蛙化現象についてテレビ「帰ってきたあぶない刑事」 ある意味あぶない感じはするね。 このタイトルは「帰ってきたウルトラマン」や「帰ってきたヨッパライ」のオマージュなのだろう。 これがヒントになって、女子高生の 「蛙化現象」にチャレンジしたのだが、彼女達は瀬戸内寂聴(瀬戸内晴美)が「恋はね。相手がいるものだから、止めるのは難しい」と言ったり、宮沢賢治の詩にも「恋と病熱」があったり。 「恋愛中や推し活中は、異常な状態で、日常の精神状態や価値観に帰ってくること」なのかな?と 大泉りか「ホス狂い」 思ったのだが、 蛙化現象の街頭インタビュー ブルース・リーの「考えるな感じろ」 これの変異型なのかな。 まあこういう感覚は…

なんやかんや3ヶ月前

諧調は偽りなり瀬戸内晴美さんの「諧調は偽りなり」読みました。 私が読んだのは図書館の書庫に入っていたこちら↓ 諧調は偽りなり 上 作者:瀬戸内 晴美 文藝春秋 Amazon 諧調は偽りなり 下 作者:瀬戸内 晴美 文藝春秋 Amazon 本屋さんではこちら↓を買うことになるかと。 諧調は偽りなり――伊藤野枝と大杉栄(上) (岩波現代文庫) 作者:瀬戸内 寂聴 岩波書店 Amazon 諧調は偽りなり――伊藤野枝と大杉栄(下) (岩波現代文庫) 作者:瀬戸内 寂聴 岩波書店 Amazon 諧調の意味私はわかりませんでした。調べました 調和のよくとれた音・調子。全体がしっくり溶け合った調子。 出典:デジタル大辞泉…

出版・読書メモランダム4ヶ月前

古本夜話1550 高村光雲『光雲懐古談』と田村松魚高村光太郎のことは父の光雲を抜きにして語れないし、吉本隆明『高村光太郎増補決定版』においても、『光雲懐古談』は参照され、この父と子について、「ぬきんでた器量をもって世に出た職人と、そのだいじな優等生の総領息子の関係にほかならなかった」と述べている。 (『光雲懐古談』) そして高村の留学は森鷗外、夏目漱石、永井荷風のそれとも異なるもので、吉本は高村の「出さずにしまった手紙の一束」から光雲が東京の小さなあばら家でパリの息子にしたためた手紙の「身体を大切に、規律を守りて勉強せられよ」を引き、それを読んだ高村の衝撃にふれている。これは吉本思想の基調音とも見なすべきで、ここには吉本父子も重ねられているは…

ol'my55 ~1955年に生まれて~4ヶ月前

祇園祭り京都の祇園祭、いよいよ佳境に入ってますね。 一度、現地で見てみたいんですけど、混雑すごくてちょっと引いてしまいますよね~。今はYouTubeなどに色々アップされててそれはそれで楽しいんですが・・・ 瀬戸内晴美さんの『京まんだら』、東京オリンピックが終わった昭和40年代初め頃の祇園町を舞台として一代でお茶屋さんを築いた女性や、もちろん芸妓さんや舞妓さんのもろもろの恋物語などが京都の四季折々のしきたりが絡まってる物語なのですが、その中に舞妓の無言詣りというのがあるのですが、舞妓さんたちが17日から24日の間に、誰とも言葉を交わさずに八坂神社から御旅所まで歩いて7往復半。 道中も参拝中も無言を貫き通…

邦画と銭湯5ヶ月前

『恋愛学校』(1962・東映)結婚の相手は自分で探したすてきな男性と考えている千尋。一方、彼女の親友の千也子は、今どきの若い女性には珍しい見合い結婚主義者だった。ある日、千尋は千也子の姉の婚約披露パーティのスナップ写真撮影に出向く。その帰り際、ナイトクラブを訪れる。 (U-NEXTより引用) 監督:近藤節也 出演:佐久間良子/大空真弓/千葉真一 瀬戸内晴美(寂聴)のラブコメであるが、おばあちゃん、東山千栄子さんの金言の数々は、やっぱり寂聴みがある。 カメラマンとして自立して生きようと思っている佐久間。しかし勤め先に仕事依頼してきた社長にあわや貞操を……なんとか逃げてきた佐久間を拾ってくれたのは、自称? 商業デザイナーの千葉…

hinodemati’s diary5ヶ月前

モロッコの南の町から昨日あたりからyoutubeで瀬戸内寂聴さんの霊界からの記事を目にするようになりました。 霊界を見てきたとか、死者からの伝言を伝えるというようなことを、あまり信じていません。 瀬戸内晴美さんは好きな人ではなかったですが、一部分評価しているところもありました。 彼女はまっすぐに生きていた人だと思います。初めの不倫で離婚した時も彼女は夫に全てを告げて、その上で離婚していたと思います。彼女の書いたもので知りました。 彼女の全体像を見ると、それは事実であったように思えます。 彼女は自分が不利になると思えても事実を曲げて人に伝えるような卑怯なことはしなかった人のように思えます。 彼女にとっては不倫か不倫…

出版・読書メモランダム5ヶ月前

古本夜話1530 中央美術社「漫画六家撰」、下川凹天『裸の世相と女』、金子文子これも浜松の時代舎で入手したのだが、下川凹天の『裸の世相と女』が手元にある。同書は昭和四年に中央美術社から「漫画六家撰」シリーズの一冊として刊行されているので、はやり円本時代の企画のひとつに数えられるだろう。それゆえに、この「漫画六家撰リスト」を先に挙げておこう。 「漫画六家撰」 1 田中比左良 『女性美建立』 2 和田邦坊 『退屈世界』 3 下川凹天 『裸の世相と女』 4 細木原青起 『ふし穴から』 5 宍戸左行 『ユーモア錠剤』 6 河盛久夫 『尖端を行く』 私が所持する3はタイトルにふさわしい函無し裸本だが、表紙に凹天による女性の彩色した顔と胸部ヌード、裏表紙には裸の資本家らしき男の姿と…

bookface’s diary6ヶ月前

花芯 瀬戸内晴美1959年10月、三笠書房から刊行された瀬戸内晴美(1922~2021)の短編小説集。 「花芯」は、昭和三十二年、十月号の「新潮」に、六十五枚の短篇として発表しました。 それまでに、私は短篇集をようやく一冊持っていましたが、それに収めた作品は、私にとって、せい一杯のものではあっても、心の中で習作とよんでいました。私は生れてはじめて、文芸雑誌から需められて書く小説を、「習作」ではない「小説」にしたいと気負い、それまで長い間、思いつづけてきたテーマを投げだしてみました。 「花芯」は、出てみると、思いがけない反響をよんで、私をびっくりさせました。そのほとんどは、批評家の手ひどい悪評でした。中には春本…

bookface’s diary6ヶ月前

風の吹く町 森万紀子1977年3月、集英社から刊行された森万紀子(1934~1992)のエッセイ集。装幀は赤坂三好。 目次 Ⅰ 王者の誕生を願って 暗い部屋から 消えた一番星 新しい町に住んで 雨戸の向こう 古本屋めぐり 遠い日のこと わたしの悪い夢 都会の中の海鳴り 個と大衆――私の場合 ますらおの戦い こどもの力 淋しさの理由 夫婦の内面 取材と現実の間 ささやかな経験 留守にするとき 管理者たちの手 晩秋のある日 Ⅱ 心の「場」 詩との出会い 私の出会った戦後詩 芥川におけるマリア 舟橋聖一氏のこと 『金閣寺』のころ 瀬戸内晴美『蘭を焼く』 小川国夫『悠蔵が残したこと』 北原武夫『霧雨』 高橋たか子『双面』…