菊と刀とは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

菊と刀

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きくとかたな

アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトの著書。
固定的文化論に基づく『日本人』論の方向性を決定付けた書物。日本人は『内部の基準でなく、外部の声を意識して良心を組み立てる「恥の文化」の持ち主。』と宣言した事は、評価は別として大きな衝撃を与えた。

菊と刀 (講談社学術文庫)

菊と刀 (講談社学術文庫)

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関連ブログ

Tanti Anni Prima1ヶ月前

【蔵書No. 45】逆輸入で知る日本人の姿 | 菊と刀「日本人ってどんな人間?」と聞かれたらどう答えるだろう?「真面目な人間が多い」とか「全体的におとなしい」といった、比較的ふわっとしたワードが出てくるのではないだろうか。もちろん、日本人の多くは日本に生まれて日本で多くの時間を過ごしている。そのため周りの人々を見て我々がどんな国民性なのかというのは、なんとなく理解しているだろう。ところが言語化せよと言われると、これがなかなか難しい。我々は日本人固有の「民族性」というものに対して、改めてじっくりと考えたことがないというのが正直なところだろう。 そんな中、日本人の民族性や行動、習慣を徹底的に調べ上げて言語化した人物がいる。それが本書の著者であるルース…

#読書#ベネディクト#菊と刀

ネットで話題

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80ブックマーク『菊と刀』と領土意識について (内田樹の研究室)寺子屋ゼミで『菊と刀』についての報告を聞いて、ディスカッション。 もうずいぶん久しく手にとっていないけれど、引用箇所を読み返すと、ほんとうによくできた本である。 ツイッターにも書いたけれど、ルース・ベネディクトはこの文化人類学的研究を文献と日系市民からの聞き取り調査だけでなしとげた。研究の依頼主は...blog.tatsuru.com

28ブックマーク菊と刀―日本文化の型講談社学術文庫 - ルース ベネディクトwww.amazon.co.jp

23ブックマーク書評:「菊と刀」 ルース・ベネディクト著 | タイム・コンサルタントの日誌からbrevis.exblog.jp

10ブックマーク『菊と刀』を読みましたか?『菊と刀』を読みましたか?(このホームページは、2005年9月26日に大幅に改定されました) ©森 貞彦 Did you read The Chrysanthemum and the Sword ? © Sadahiko Mori 「はい」と答えた方に重ねてうかがいます。長谷川松治の訳本を読んだのですか? それだけならルース・ベネディクト(Ruth F. Benedict)がどん...www.sutv.zaq.ne.jp

8ブックマーク『菊と刀』の勉強(00)『菊と刀』の勉強をしましょう (C)森 貞彦 「『菊と刀』の勉強をしましょう」は、2003年5月1日から2005年5月10日までの約2年間に99回にわたってホームページに載せられた評論集です。その内容は、『菊と刀』が日本人の心の奥底にあるものをどれ程深く照らし出すかを、主としてすでによく知られている文献を...www.sutv.zaq.ne.jp

7ブックマーク菊と刀 - Wikipedia『菊と刀』(きくとかたな、原題:The Chrysanthemum and the Sword: Patterns of Japanese Culture)は、米国の文化人類学者ルース・ベネディクトによる、日本の文化を説明した文化人類学の著作である。 概要[編集] 『菊と刀』は、ベネディクトの戦時中の調査研究をもとに1946年に出版された。ベネディクトは、フランツ...ja.wikipedia.org

7ブックマークAmazon.co.jp: 菊と刀 (光文社古典新訳文庫): ルースベネディクト (著), 安正,角田 (翻訳), Benedict,Ruth (原名): 本www.amazon.co.jp

関連ブログ

kindheart’s blog8ヶ月前

日本と欧米の寄付意識の違いを文化面と歴史面から考察する欧米では寄付文化が根ざしていると言われている。我が国では欧米と比べ、寄付総額も寄付者率も低い。この違いは、欧米では寄付は社会への感謝や貢献として捉えられ、寄付者やNPO等の法人は税制優遇があることに起因するものだ。ただ、それらだけではなく、日本と欧米では寄付意識、福祉への考え方が文化的、歴史的な相違面があるのではないだろうか。 日本の文化的、歴史的な特徴としては、以下のようなものが挙げられる。 集団主義的な社会で、自分の利益よりも他人や社会の利益を優先し、和を尊び、争いを避ける傾向がある。 自分の欲望や感情を抑制し、節度や謙虚さを重んじることが美徳とされる。所謂「滅私奉公」である。 江戸時代に…

#寄付文化#プロ倫#菊と刀#日本人の心情

Well-Being Life LOG10ヶ月前

菊と刀|読書ノート #121, 2023読書ノート #121, 2023 ■菊と刀 日本文化の型 (ルース・ベネディクト) Takahiro ❝日本人の精神世界は複雑そのもの❞ ※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^) 2023.11.22 読了|図書館本|2023年 121冊目

#菊と刀#ルース・ベネディクト

シロッコの青空ぶろぐ1年前

ChatGPTはデタラメをいう場合がある:ChatPDFで『菊と刀』の要約を再確認目次 ChatGPTはウソを言ったのか ウェブサイトを読めているように見えた ChatGPTを問い詰める ChatGPTの告白 Bing Chat に聞いて「ChatPDF」を始める フォントとテキスト情報を残したまま分割 ChatPDFの有料ライセンス ChatPDFによる『菊と刀』の要約 1.Assignment: Japan(任務:日本) 2.The Japanese in the War(戦争における日本人) 3.Taking One’s Proper Station(自分の適切な立場を取る) 4.The Meiji Reform(明治維新) 5.Debtor to the Ages …

#ChatGPT#菊と刀#日本人の心のかたち#ハルシネーション#ChatPDF

シロッコの青空ぶろぐ2年前

ChatGPTによる要約と分析:ルース・ベネディクトの『菊と刀』には何が書かれているのか(2)パブリック・ドメイン ランキング参加中GPT 目次 GPT-4による『菊と刀』要約 1.Assignment: Japan(任務:日本) 2.The Japanese in the War(戦争における日本人) 3.Taking One’s Proper Station(自分の適切な立場を取る) 4.The Meiji Reform(明治維新) 5.Debtor to the Ages and the World(時代と世界への借り手) 6.Repaying One-Ten-Thousandth(一万分の一を返済する) 7. The Repayment ‘Hardest to Bear’(「最…

#ChatGPT#菊と刀

シロッコの青空ぶろぐ2年前

ChatGPTによる要約と分析:ルース・ベネディクトの『菊と刀』には何が書かれているのか(1)ランキング参加中GPT 目次 日本文化の立ち位置を探る冒険 参考資料 『菊と刀』には何が書かれているのか GPT-4への『菊と刀』要約依頼プロンプト 『菊と刀』の要約: "THE Chrysanthemum and the Sword"(菊と刀)の目次 目次(日本語訳): 目次についての解説: 「1. Assignment: Japan(任務:日本)」の要約: GPT-4 の要約力を評価する 「1. Assignment: Japan(任務:日本)」のパラグラフ 31のパラグラフを100文字以下の日本語に要約 「1.Assignment: Japan」のパラグラフ分類 今後の方針 日本文化の立…

#ChatGPT#菊と刀

ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!2年前

菊と刀 日本文化の型おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 彼を知り己を知れば百戦殆うからず。 孫子の言葉として 現代にも伝わる有名な言葉ですね。彼を知るのも大事ですけど やっぱりまずは「己」を知ることが大切です。 こちらも有名な「ジョハリの窓」にあるように… ・解放の窓(open self) 自分も他人も知っている自己を表す。・秘密の窓(hidden self) 自分では知っていても、他人はまだ知らない自己を表す。・盲点の窓(behind self) 他人は知っているが、自分は気がついていない自己を表す。・未知の窓(unknown se…

#菊と刀#日本文化の型#ルースベネディクト#長谷川松治#日本論#書評#ジーネット株式会社

シン・ニホンシ2年前

48.日本人の国民性を研究したルース・ベネディクトの「菊と刀」「菊と刀」はアメリカ人文化人類学者のルース・ベネディクトが記した日本の文化を分析した書籍。齋藤孝氏はこの本を10代のときに読んだという。そしてこう思った。「こういうものを書く研究者のいる国と戦争をしてはいけない」。日本人はさまざまに思想する、思考する、考えてないわけではない。でも何を考えているか第三者からみるとよくわからない。そのバックボーンとなる文化およびその文化的思想を分析し、体系化し、文章で日本人の国民性を明かしたのが「菊と刀」である。次の流れでみていく。・ルース・ベネディクト・戦時情報局・菊と刀の背景・ジョンエンブリー(1908年- 1950年)・菊と刀の研究課題・分析軸・分析結果・G…

#ルース・ベネディクト#菊と刀#恥の文化#罪の文化

Tokyo Wellness Life2年前

『菊と刀』の英語版だったら勉強がはかどりそう、と思ったけれど…『菊と刀』 本を開いて右のページが英語、左のページが日本語で書かれているので、英語の勉強になるはず、と思って読んでいる本。 「しかもあの『菊と刀』だし、これなら途中で飽きることもなさそう。よし、読むぞー!」とやる気になるものの、気づくと左ページ(日本語)ばっかり読み進めそうになってしまいます。 右ページもちゃんと読もうと思って見ていると、「明治維新って、The Meiji Reformっていうの!?リフォームなの!?」みたいな「知らなかった…」ってことばかりで、ちっとも先に進めません。脳内で劇的ビフォーアフターの曲とか流れてきちゃうし。 でも、やらないよりはマシなはず… 菊と刀 縮約版 The…

#菊と刀#英語学習#本紹介

週休3日サラリーマンのブログ2年前

この世に地獄は無数にあるという話最近、「菊と刀」と「消された一家」、2冊の本を読んだ。「菊と刀」は約80年前に書かれた古典でありながら、戦前の日本文化・日本人研究として今なお第一級と言われている本。アメリカの文化人類学者 ルース・ベネディクト著、1946年出版。 「消された一家」は2002年に発覚した「北九州監禁連続殺人事件」をまとめた本。この2冊を通じて、私が注目したのは以下に示すふたつの人間の性質だ。・人間の適応力の高さ。いかなる地獄にも意外と適応して生きていけてしまう ・地獄にいる当人は、自分自身が地獄にいることに気付けない人間とは、人生のさまざまな局面でついつい環境に適応した行動をして、結果として他人の決めた人生を生…

#北九州連続監禁殺人事件#菊と刀#猟奇殺人事件#人生

tamutamu2024のブログ7日前

米エミー賞受賞に関する社説・コラム(2024年9月18・21日・10月4日)SHOGUNエミー賞 世界に通じた時代劇の粋(2024年10月4日『毎日新聞』-「社説」) 米エミー賞授賞式でポーズをとる真田広之さん(右)とアンナ・サワイさん=ロサンゼルスで2024年9月15日、ロイター 日本発のコンテンツの可能性を示す歴史的な快挙である。 米配信ドラマ「SHOGUN 将軍」が、米テレビ界で最高の栄誉とされるエミー賞で作品賞など史上最多の18部門を制覇した。 プロデューサーも務めた主演男優賞の真田広之さん、主演女優賞のアンナ・サワイさんは、日本の俳優として初の受賞者となった。 日本のキャスト、スタッフも多くかかわり、戦国時代を舞台にした壮大な歴史ドラマが、世界で高く評価され…

karumerabunkoのブログ15日前

光文社古典新訳文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊の光文社古典新訳文庫全401点(【A】文学304点/【B】思想78点/【C】社会科学14点/【D】自然科学5点)をあげた。文庫の整理番号順(注)に従って表記した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 (注)光文社古典新訳文庫の整理番号は複雑であり、まず作品のジャンルごとに大きく4つに分けられている。【A】が小説などの文学作品、【B】が哲学などの思想に関する本、【C】が政治・経済などの社会科学に関する本、そして【D】が自然科学に関する本である(【B】と【C】の境界はかなり曖昧である)。 同じ著者でも作品のジャンルが違えば、違う著者番号が与えられることになる(例: ヴォ…

karumerabunkoのブログ18日前

ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,065点(セット版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら→ちくま学芸文庫M&S刊行書目一覧 最新版 - karumerabunkoのブログ 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『…

びーの独り言1ヶ月前

2024/09/06(金)「奴隷」GMが笑いながら「ちょっと手伝って」と言ってきた。どうせロクでもない話だろうと思ったら、想像の12倍ロクでもない話だった。地方にある分室の活動を本部として把握できていないって組織として終わってるやろ? そのGMが「初めてやから、わからへんと思うので、練習やと思って調べてみて」と言ったから、外国の法律を調べてるのだが、翻訳サイトが会社にブロックされて使えないし、かと言って翻訳ソフトがあるわけではない。それで行き詰まってしまった。やることは他にもたくさんあるのに。 定時後に打ち合わせを入れられて「時間があれば参加して」と言われたので善意で参加した。「マニュアルを作ったので、その通りに操作して欲しい…

2)日本民族の伝統文化と天皇神話の400年宗教戦争。天皇の人道貢献と戦争回避の平和努力。 1ヶ月前

⛩53)54)─1─日本民族の原始的アニミズム文化。自然祭祀・自然崇拝。〜No123No.124No.125No.126 ・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・{東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 日本民族の自然崇拝=多神教は、数万年前の縄文人が行っていた自然祭祀で、数千年前の弥生人や古墳人が女性神を最高神とする神話物語=天皇神話(男系父系神話)で完成した。 ・ ・ ・ アニミズム自然崇拝文化は、人種・民族ではなく生活環境・自然環境で変化する為に一つとして同じ自然宗教はない。 その意味で、日本の自然崇拝は日本列島に住む日本民族しか持っていない宗教文化であり、世界に二つとない宗教文化である。 ・ ・ ・ 縄文宗教の流れを汲む日本神道・アイヌ信仰・琉球信仰は、三者三様で「似て非なり…

週休3日サラリーマンのブログ1ヶ月前

(チラ裏レビュー) これからの「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル (本 2010年)※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。作品名:これからの「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル (本 2010年) 評価:★5(★★★★★) リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B009T625JU【概要 (Amazon公式商品ページより)】 1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、…

2)日本民族の伝統文化と天皇神話の400年宗教戦争。天皇の人道貢献と戦争回避の平和努力。 1ヶ月前

🌺17:─1─リベラル左派系メディアの日本人像は嘘ばかり。ルース・ベネディクト『菊と刀』。~No.32No.33 ・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ ステレオタイプとしての、西洋の「罪の文化」と日本の「恥の文化」。 ・ ・ ・ 日本民族は、情緒的に花を好み、花を愛(め)で、花を楽しむ人であるが、多くの人間が持っている合理的論理的な花を愛するとは違う。 ・ ・ ・ 日本民族とは、数万年前の旧石器時代・縄文時代から、春夏秋冬、季節に関係なく、広範囲に同時多発的に頻発する複合災害多発地帯の日本列島で生きてきた。 日本の自然は、数万年前の旧石器時代・縄文時代から日本列島に住む生物・人間を何度も死滅・絶滅・消滅させる程の世にも恐ろしい災厄…

やっぱりラテンだぜ!(ラテンの秘伝書外伝)by 風樹茂2ヶ月前

グローバルサウスで学び、旅し、働き、住んでみた紳士泥棒 エクアドル キト 初心なバックパッカー エクアドルが南米にあるのかアフリカにあるのかあいまいな日本人は多いだろう。エクアドルは赤道が通っている国で国の名前もエクアドール(赤道)に由来している。北はコロンビア、南はペルーに接し、西側は太平洋、東側は熱帯雨林である。キトは1600年代初頭まではインカ帝国の北辺の重要な都市だった。 現在キトの旧市街は人類遺産となった美しい街だが、1979年当時にはすすけた怪しげな首都というイメージしかない。私はバケツから飲んだフルーツジュースと紫色やら赤色の色彩豊かなトウモロコシぐらいしか覚えていない。ろくに記憶がないのだ。(この20年後、マングローブの保…

JLKOKOの日記2ヶ月前

大学の教師で文化人類学の森川先生が競争的贈与に菊と刀について語る大学の教師で文化人類学の森川先生が、競争的贈与に菊と刀について語る アメリカの昔の文献菊と刀にも、やっぱり日本人の独自性が。 また競争的贈与 これはプレゼントしてもらうと 気が引けてお返し 日本人の考えそのもの 香典返しもソレ プレゼントもらうと気が引ける 日本人が1番あるだろう。 私も 大卒才女や高校生に気が引けてます アクセスの皆様にもかな

しあわせみんな 三号店2ヶ月前

十三 外見の道徳十三 外見の道徳 ルース・ベネディクトは「菊と刀」という有名な本の中で、日本人の道徳を「恥の道徳」と規定した。この規定自体にはいろいろ問題 があるが、武士道の道徳が外面を直んじたことは、戦闘者、戦士の道徳として当然のことである。なぜなら戦士にとっては、つねに敵が予想されているからである。戦士は敵の目から恥ずかしく思われないか、敵の目から卑しく思われないかというところに、自分の体面とモラルのすべてをかけるほかはない。自己の良心は敵の中にこそあるのである。このように自分の内面にひきこもった道徳でなくて、外面へあずけた逍徳が「葉隠」の重要な特色をなすものである。そして道徳史を考える楊合に、どちらの道…

五十の手遊び 佐藤拓夫のライター徒然草2ヶ月前

余生を無駄にしないための選書(仮)(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…

いろいろ感想を書いてみるブログ2ヶ月前

読書日記 2024年7月17-23日2024年7月17-23日 ・スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(三浦みどり訳)『戦争は女の顔をしていない』 ・ルース・ベネディクト(角田安正訳)『菊と刀』 ・田坂広志『死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~』 ・小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』 以下コメント・ネタバレあり

ポンコツですけどなにか?2ヶ月前

オリンピックの魅力と競技精神吾輩はポンコツである。 パリオリンピックが開幕し、家族で普段見ない種目も含めて観戦を楽しんでいる。 これが「オリンピック」じゃなく、それぞれの種目の世界大会だとしたら見てないだろうけど、なぜか「オリンピック」となると観戦したくなるのだから不思議だ。 それだけ「オリンピック」には人を惹きつける何かがあるのだろう。 古代オリンピックは紀元前776年のギリシアで始まったとされており、「ゼウス神に捧げる競技祭」として始まったようだ。 1915年に描かれた古代オリンピックの想像図(Wikipediaより引用) また、古代ギリシアの競技精神を表すものが「カロカガティア」であり、これは身体的にも道徳的にも優…

いろいろ感想を書いてみるブログ3ヶ月前

読書日記 2024年7月10-16日2024年7月10-16日 ・五十嵐律人『法廷遊戯』 ・佐田三季『ボーダー』 ・林望『役に立たない読書』 ・樋口裕一『読んだつもりで終わらせない 名著の読書術』 ・ルース・ベネディクト(阿部大樹訳)『レイシズム』 ・逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』 ・伊坂幸太郎『終末のフール』 ・太宰治『人間失格』 以下コメント・ネタバレあり