どんどん山形 (original) (raw)
こんにちは、きさらぎです。
今回もまた2023年に訪れた平泉町のお話を。
まずは無量光院についての概要から。
無量光院を造営したのは、奥州藤原氏三代目、秀衡です。
藤原氏初代の清衡が中尊寺を、二代目基衡が毛越寺を造営しましたが、この無量光院は「新御堂」と呼ばれていたとのこと、毛越寺の新院という意味だそうです。
かの有名な宇治平等院の鳳凰堂を模して造られたそうですが、規模からするとそれをしのぐものだったようで、阿弥陀堂の柱間や翼廊の左右が鳳凰堂より大きかったことがわかっているようです。
本尊は平等院と同じ阿弥陀如来、中島に本堂が東向きに建てられ、西に位置する金鶏山(藤原氏が信仰していた山で、山頂に経塚を作るなどしていた)に沈む夕日に極楽浄土をイメージさせる、浄土庭園の最高傑作とも言われる場所です。
国の特別史跡にもなっており、2011年には平泉ー仏国土(浄土)を表す建築、庭園及び考古学的遺跡群ーの構成資産のひとつとして世界遺産にも登録されています。
ただ度重なる火災により伽藍は消失、現在は池跡、中島、土塁や礎石が残されているのみです。
この美しい池も一時は水田として使われていたなんてほんともったいない限りです。
現在は池跡に水も張られ(期間限定でした)、近年中にかつて儀式などを行っていたとされる舞台を再現することが決まっているそう。
えさし藤原の郷には無量光院の4分の1スケールの再現模型があるそうなので、そちらも是非見てみたいものです。
このときは訪れた時間帯が夕刻だったのと、他にも訪れる場所があったためこちらのアングルでの写真のみとなりましたが、このような幻想的な風景に出会えました。
ここに伽藍があったことを想像すると…ほんとに、全ての建物を再現して頂けるのならして頂きたいものです。
ちなみにこの撮影場所には数台の車を駐車できるスペースがあります。
可能ならお天気のよい夕暮れ時間に合わせてその優美さを堪能しに行っていただきたいですね。
わたしも次回はぜひじっくり歩いてみたいと思います。
中島やそこへ続く通路など残っているらしいので…。
いや、やっぱり下調べ大事よ!
というわけで、短いですが無量光院跡のご紹介でした。
なお、こちらに掲載の写真は2023年6月7日撮影のものです。
こんにちは、きさらぎです。
今回は今までご紹介していなかった、山形のグルメスポットをご紹介したいと思います。
またもやちょっと前の写真でのご紹介になりますが、よろしければお付き合いくださいませ。
臥龍亭(がりゅうてい)は、寒河江川に架かる臥龍橋の近くにあるお蕎麦屋さんです。
まずはメニューを。(2023年10月のものです)
山形で食べるなら肉そば!と言いたいところですが、このときはこちらをオーダー。
たぬきそばですね。850円。
これね、テーブルに持ってきていただいてびっくりしたんですが、この揚げ玉がどうも揚げたてらしくて、麺の上でパチパチ音言わせてるんですよ。
まさかそんなおそばが運ばれてくると思ってませんでしたから、思わず動画を撮ってしまいました。
お味はもちろん、おいしかったです。
皆さんにもぜひこのパチパチ言うおそばを味わってみてほしいですね。
そのほかメニューは写真の通り。
一年近く前の情報なので、もしかしたら価格が変わっている可能性もあります。
立地が川沿いのため、こんな景色が見られます。
赤い橋が臥龍橋です。
こちらが架け替えになる前も見事なツタの張りようで、そのツタを温存して新しい橋にまたツタを這わせるという工事が行われました。
そんな景色を直に眺められるお席もあります。
わたしがお邪魔した時には座敷席でいただきましたが、別のお部屋に椅子席もあります。
営業は昼間だけとなってはいますが、夜の部の宴会などでもよく利用されているお店です。
また、こちらに立ち寄られた芸能人のかたのお話なんかも聞かせていただきました。
運が良ければそんなおしゃべりもお店の方とできるかもしれませんね。
寒河江川沿いの臥龍亭ですが、店主が寒河江川で鮎釣りをされるらしく、お店でもふるまっているそうです。
おそばについてはネットでの注文も受け付けてらっしゃるようです。
以前ご紹介した慈恩寺や慈恩寺橋など、寒河江市にお越しの際にはこちらにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
営業は11:00~15:00 ラストオーダーが14:30 定休日は木曜
電話 0237-87-2288
前回に引き続きまして平泉のお話です。
え?山形の情報メインじゃないの?とお思いのそこのあなた、まぁいいじゃないですか。
前回の「毛越寺」の記事でも一部画像をご紹介いたしましたが、改めてこちらで観自在王院跡について触れていきたいと思います。
●観自在王院跡とは
まずは観自在王院跡という場所について、基本情報を。
観自在王院とは阿弥陀堂のことをさし、藤原基衡の妻が建立したと言われています。
境内には大阿弥陀堂と小阿弥陀堂があったとされ、舞鶴が池という池を中心とした数少ない平安時代の庭園遺構で史跡公園となっています。
現在では境内跡が「毛越寺境内 附 鎮守社跡」(もうつうじ つけたり ちんじゅしゃあと」として国の特別史跡に、庭園は「旧 観自在王院庭園」として国の名勝に指定されており、更には「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー」のひとつとして世界遺産にも登録されていますが、1189年以降には荒廃し水田となっていたそう。
大阿弥陀堂には阿弥陀如来、観音、勢至菩薩がまつられていたとのことですが兵火により焼亡、現在は享保年間に再建されたものが残っています。
●公園内を歩いてみる
まずは南門跡。
開けた園内を進むと、舞鶴が池に到達。
こちらも毛越寺と同じように静かに水を湛えており、清らかな気持ちになれる空間です。池の周りを反時計回りに歩いていきます。
中島跡。
伝普賢堂跡。
基壇の跡が残されているらしいのですが、わたしの写真には入り込んでいなかった…。おそらく、左下に写っている三角コーンよりもっと手前にあったのではないかと思います。
伝鐘楼跡。
小阿弥陀堂跡と中間遺跡。
そして大阿弥陀堂。
西門跡。
土塁跡。
車宿跡。ここの砂利はかなり歩きづらい。
そしてここを歩いていくと途中左右に横断するとても細い溝があります。ここから舞鶴が池へ水が流れていっていたのでしょうか。池の北側に石組があり、そこから滝のように水が流れ出ていたそうなのですが、車宿跡に気を取られ池の淵には行かないでしまいました。
池の西側にも石組みがあったとのことですが、池の西側、全く見ずに来てしまったのです。下調べってほんと大事ですね(´;ω;`)
それにしてもほんとに心洗われる景色。
●駐車場について
南門跡前に駐車スペースがあります。
平日だったためか訪れる人は多くなかったので、満車になってしまう可能性は低いのではないかなと思います。
また、毛越寺のすぐ隣ですので、毛越寺にお越しの際はそちらに駐車したままこちらも散策できます。
毛越寺に立ち寄られた際には、ぜひこちらの観自在王院跡も歩いてみてくださいね。あ、足元はスニーカーがおすすめです。
写真撮影日:2023年6月7日
こんにちは、お久しぶりのきさらぎです。
今回はなんと1年以上も前に訪れた、毛越寺(もうつうじ)についてお話したいと思います。
まずは毛越寺の概要から。
●毛越寺の歴史など
毛越寺を開山したのは慈覚大師円仁で、白鹿伝説が起こりと言われています。
その伝説が発端となり嘉祥寺が建立され、後に毛越寺が建てられたようです。
本尊は薬師如来、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営され、堂塔40、僧坊500をも超えるという、中尊寺をしのぐほどの規模を誇ったそう。
現在ではそのすべてが焼失してしまい、大泉が池を中心とした浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されてはいますが、その往時の姿を思い描きますと涙が出るほどの美しさであっただろうにと、現存するものがないことが悔やまれます。
平成元年には平安様式の新本堂が建立され、境内は国の特別史跡、庭園は特別名勝となっています。
また、世界遺産にも指定されている日本有数の名所です。
●境内の様子
・山門から
毛越寺に入るにはこちらの山門から。左側の茶色の建物のところで拝観料を支払います。それではいざ入場。
入場するとすぐ右手に札所があります。こちらで毛越寺の御朱印帳(御集印帳)ほか、切り絵仕様の記念御朱印も授けていただきました。御朱印帳は曲水の宴がデザインされているものを選びました。お寺用の御朱印帳が欲しかったのでこの機会に入手♪
御朱印帳 1500円 御朱印 500円 記念御朱印 1000円
山門脇左手には「松風庵」。このときは利用しませんでしたが、お品書きが出ていました。次回訪れた時には寄ってみたいなぁ。それにはもっと時間に余裕を持って出かけないとね…。
そして宝物館と、
芭蕉の句「夏草や…」の英訳の碑。
・本堂
それから見えてくるのが、本堂です。
こちらの本堂は平成元年に建立されたものだそう。
平日でしたので、ゆっくりお参りできました。
・南大門跡と芭蕉句碑
大泉が池へ向かうと、まず南大門跡があります。
この礎石が跡ということでしょうか?
よくよく見ると何やら文字が見えます…。
それでは池の周りをぐるっと時計回りで廻っていきたいと思います。
・築山
通路にはどどーんとこんな巨木も。
・花菖蒲園と開山堂
初夏にはあやめ祭りも開かれる毛越寺。この菖蒲園を抜けた先に開山堂があります。慈覚大師円仁をまつっているんだそう。
・嘉祥寺跡
・講堂跡
・金堂円隆寺跡
・鑓水
川の流れを利用して歌遊びを行う曲水の宴を再現する鑓水。今年の大河ドラマ「光る君へ」関連としてこちらの曲水の宴が紹介されていました。5月の第4日曜日に行われます。スケジュールが合えば一度見てみたいものです。
・鐘楼跡
鐘楼跡からの眺め。隆盛を誇った時には、この中島へ渡る橋が架かっていたのでしょう。なんとか復元していただけないものですかね…。
・常行堂跡、法華堂跡
・東門跡
・観自在王院跡
一度毛越寺を出ると徒歩で観自在王院跡へ行くことが出来ます。こちらもとても美しいところです。↓
・州浜、出島石組と池中立石
・その他各所からの眺め
これで大泉が池の周りを一周したことになります。
心が洗われるような静かな水面の写真をいくつかご紹介。
また、今回寄らずに来てしまった、「経楼跡」という場所もあるようです。
●催しについて
毛越寺では一年を通して様々な催しが行われています。
1/1 元朝詣り
1/20 毛越寺二十日夜祭
5/1~5 春の藤原まつり
3日:「源義経公東下り行列(2024年は寺田心さんが義経役)
5/第4日曜日 曲水の宴
6/中~7/初 毛越寺あやめまつり
8/16 法灯会
9/15~30 萩まつり
10/1~20 本堂内特別拝観
11/1~3 秋の藤原まつり
座禅体験 60分 10~80人 高校生以下学生 300円
大人 500円
写経 90分 10~30人 1000円
法話 10~200人 志納金(5000円以上)
●その他拝観について
拝観時間 8:30~17:00(11/5~3/4は ~16:30)
拝観料
大人 個人 700円 団体30人以上 630円 団体100人以上 560円
高校生 400円 360円 320円
小・中 200円 180円 160円
4/中~11/初まで山門前にガイドが出張常駐、40分1000円~
他のガイドもあり、外国語対応のものも。
駐車場 毛越寺すぐ横に大駐車場があります。確か駐車場からは階段を上らなくてはならなかったと思います。車椅子等でお越しの際は、山門前などで下車するといいかもしれません。
8:30~17:00 330台
大型 750円 マイクロ 600円 普通車 300円 自動2輪 50円
●まとめ
この毛越寺という場所は、その池の水面を見ているだけで心が落ち着く、とても美しい場所でした。その絶景さにとてもショックを受けました。ぜひ多くの人に訪れて頂きたいスポットです。おすすめです!
写真撮影日:2023年6月7日
こんにちは、きさらぎです。
もう2ヶ月以上も前のことになりますが、里之宮湯殿山神社を訪れました。
娘の高校合格祈願がてら出かけた時の様子をお伝えしたいと思います。
●里之宮湯殿山神社の変遷
里之宮湯殿山神社が現在の形になるまでには様々な出来事があったようです。
明治9年 初代山形県令 三島通庸が出羽三山 奥の宮国幣小社湯殿山本宮の
口之宮本導寺湯殿山神社より分霊を勧請、県庁舎の守護神として創建
旅篭町雁島
明治12年 県社に
明治25年 秋葉神社(秋葉山大神・あきばやまのおおかみ)を合祀
さらに後年黄金山神社(黄金山大神・こがねやまのおおかみ)を合祀
明治44年 山形市の大火で焼失
大正4年 本殿、仮拝殿完成
大正11年 拝殿完成
昭和58年 山形市新庁舎建設のため現在地へ遷座、旅篭町三丁目
創建当初の姿はもう見ることができないということなのですね、見たかったですねぇ。
御祭神・・・大山祗命(おおやまづみのみこと)
大已貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
●境内の様子
駐車場からの入口はこちら。
安産祈願に訪れる人も多いということで、戌の日まいりの旗が立てられていました。
駐車場は10台以上のスペースがあるようでした。
文翔館脇からお参りすると鳥居があります。
訪れたときはなぜこんな配置なのか不思議でしたが、神社の歴史を振り返るとなるほどと思えますね。
扁額が掲げられた門。こちらが「神門」でしょうか。
手水舎。このときは黄色やピンクなどのキレイな花で飾られていました。
いよいよお参り。
安産祈願や子授けではなく、入試当日の娘の成功を祈ります。
どうか合格しますように。
境内には「願い牛」があります。
子授け、安産を願うそう。
境内には市神神社も祀られています。
商売、初市の神様とのこと、中に入ると、昔の算術の額などが飾られていました。
そのほかこんなかわいらしい恵比寿様も。
ついつい試したくなってしまう「おもかる石」。
持ち上げたときの重さの感じ方から、願い事が叶うかどうか占うもの。
左右の石で意味合いが違うことに気づかず触ってしまいましたが、牛の石=安産祈願をはじめ諸願成就、かぶの石=商売繁盛、金運アップなどを願うんだそうです。
私は左側の石を持ち上げてみたので牛の石の方だったと思うのですが、このサイズの石ですので重いものは重くてですね、願いを叶えるには相当な努力がいりそうです。
願いが叶うときには石が軽く感じられるそうですよ。
さて、御朱印を授けていただこうと、社務所と見られる建物へ入りました。
3月ということで、雛飾りが展示されていましたよ。
御朱印を準備して頂いている間、眺めることができました。
社号票。
里之宮湯殿山神社について。
●気になる御朱印
そして授けていただいた御朱印がこちら。
願い牛も描かれていますね。
里之宮湯殿山神社のご紹介は以上になります。
いかがだったでしょうか?
文翔館の隣の立地ということもあり、わたしが訪れたときには文翔館議場ホールで演奏していると思われる管弦楽(吹奏楽?)の音色が聴こえてきていました。
ちょっと得をした気分になりましたよ。
今回は娘の合格祈願を兼ねて訪れたわけですが(祈祷はしていただいていません、お参りだけです)、結果はといいますと、おかげさまで無事合格できまして。
晴れて高校生となり、毎日朝早くから学校へ通っております。
そのうちお礼参りに行かなきゃなぁと考えております(もちろん亀岡文殊もです)。
では今回はここまで。
また次回、楽しいスポットをご紹介できたらなと思っております。
撮影日:2024年3月7日
こんにちは、お久しぶりです、きさらぎです。
今回はもう目前に迫ったゴールデンウィークのイベントの情報をお送りします。
参考にして頂けたら幸いです。
4/27㈯
大江町 やまがたあてらざわ102フェス @JR 左沢駅前広場
~28日 左沢線全線開通102周年、大江町町制施行65周年記念
特別列車の運行、駅前マルシェ、駅弁まつり
27日 10:30~16:00 28日 10:00~15:00
白鷹町 ヤナ開き祭り @道の駅白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋
~5/6 ヤナ場の上空に200匹のこいのぼり、魚のつかみどり
(日程変更の可能性あり)
4/28㈰
@最上広域交流センターゆめりあ ホール・アベージュ
14:00キックオフ
4/29㈪
新庄市 新庄カド焼きまつり @最上公園内特設会場
~5/5 カド一尾1300円(予定)
http://ttps://www.city.shinjo.yamagata.jp/k001/030/040/20150317110032.htm
米沢市 米沢上杉まつり @伝国の杜周辺、松川河川敷ほか
~5/5 開幕祭
@やまぎん県民ホール
大井剛史 山形交響楽団 S席 5000円 A席 4000円
開場14:00 開演15:00
http://sugimania.com/concert.htm
5/1㈬
~5/26 18:00~21:00 @さがえ公園つつじ園
5/2㈭
米沢市 米沢上杉まつり @伝国の杜周辺、松川河川敷ほか
武蹄式 (リンクは4/29項を参照)
5/3㈮
尾花沢市 徳良湖まつり @徳良湖畔
~5/5 全国花笠マラソン大会 グラウンドゴルフ大会 釣り大会
ウォークラリー 親子丸太切り大会 ほか
10:00~16:00 駐車場300台無料
米沢市 米沢上杉まつり @伝国の杜周辺、松川河川敷ほか
上杉行列 上杉軍団行列 川中島合戦
(リンクは4/29項を参照)
「倭舞」 「田植舞」
~5/5 マジックショーや人形劇
「菜の花むすめ」撮影会 eスポーツ体験会
はたらく車展示 10:00~15:00
https://www.town.mikawa.yamagata.jp/kankou/kankoukyoukai/nanohanafes.htm
遊佐町 鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮例大祭 @鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮
大御幣祭
5/4㈯
遊佐町 鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮例大祭 @鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮
~5/5 花笠舞 神輿渡御
5/5㈰
河北町 いもこ列車一般公開 @河北中央公園
10:00~12:00
山形市 スプリングフェスティバル「はたらく車大集合」
10:00~15:45
https://www.yamagata-cci.or.jp/user/eve/ev_spring.2023.htm
高畠町 新緑の古道トレッキング @二井宿地区
二井宿古道を歩く
~5/6 @最上広域交流センターゆめりあ 1F 花と緑の交流広場
上山市 上山城GW特別企画 甲冑&着物着用体験 @上山城多目的ホール
午前の部 9:20~12:00 40名
午後の部 13:20~16:00 40名 一人当たり20分着用可
入館料(大人420円 高大370円 小中50円)+500円
事前予約制だが空きがあれば当日申し込み可
山形市 プロウィンド023 第11回定期演奏会 @山形テルサホール
14:15開場 15:00開演 一般3500円 高校生以下2500円
(当日券500円増)
5/6㈪
@最上広域交流センターゆめりあ ホール・アベージュ
14:00キックオフ
米沢市 プロウィンド023 米沢公演
@伝国の杜 おきたま文化ホール
14:15開場 15:00開演 一般3000円 学生2000円
ぜひ山形で遊んでくださいね!
楽しいゴールデンウィークとなりますように!
※情報は全て4/24現在の調査によるものです。イベントによっては変更になる可能性があります。
こんにちは!きさらぎです。
2024年はガンガン更新していきたいと言っておきながら、早くも3月になってしまいました。
今年は本当に暖冬で雪に困ることも数えるほどしかなく、このまま春が来ると信じて疑わなかったのですが、3月に入った途端、連日雪です。
積もってます。
さて今回のご紹介は昨年6月に訪れた鶴岡公園です。
外は雪が降っておりますが、明るく清々しかった景色をどうぞご堪能下さい。
●鶴ヶ岡城について
まず鶴岡公園の元となりました、鶴ヶ岡城について。
武藤氏(大宝寺氏)滅亡後、越後上杉氏が主となる
1601年 山形の最上氏による庄内支配の拠点となる
1603年 鶴ヶ岡城に改称
1622年 信州松代より酒井忠勝が入部(1871年まで12代にわたり続く)
1876年 場内全ての建築物の破却、土塁の大部分を取り壊し、堀を埋め立てる
鶴ヶ岡城は三重の堀と土盛りを備えた平城で、庄内藩の酒井家は14万石で約250年もの長い間居城していました。
明治に取り壊しになった後、本丸と二の丸を公園に整備したものが、鶴岡公園となっています。
それでは公園の様子をご紹介しましょう。
●公園の外側より
公園に入る前に見つけた石垣。
道路を隔てて公園を臨む。
●そして公園内へ
公園内には様々な見どころがあります。
まず出会ったのがこちら。
鶴岡町役場跡。
以前はここに役場もあったのですね。
金峯石。
江戸時代から様々な用途で使用されたんだそう。
お堀には噴水も。
左手には石造りの橋も見えます。
木の向こうに見えている建物は藤沢周平記念館です。
●本丸跡に建てられた荘内神社
荘内神社は鶴ヶ岡城なきあと、酒井家に対する住民の想いにより藩祖を祀るために建立されました。
酒井家当主は今なお鶴岡に在住されているそうです。
まずは鳥居を。
白。
かっこいい。
鳥居をくぐる前にあった看板。
上の写真の表示は色褪せて読みづらいですが、
①荘内神社
②宝物殿
③鶴岡護国神社
④御城稲荷神社
⑤藤沢周平記念館
⑥大寶館
⑦致道博物館
⑧庄内藩校 致道館
と記されていたものと思われます。
この復元図を手元に持ちながら(スマホで撮影してもよし)園内を巡ると楽しいですよ。
鳥居越しに見える庄内神社。
参道わきにあった二の丸大手門跡。
本殿近くまでやってきました。
また鳥居があります。
神社側から公園外へ向かって撮影。
まっすぐ伸びる参道が気持ちいいです。
参道から少し逸れると、お堀にできた花菖蒲畑が見えました。
荘内神社についての看板。
お口の赤い狛犬さんがお出迎え。
階段にスロープも設けられているという配慮もありました。
綺麗な花手水。
こちらを見るだけでも心が洗われるようですね。
荘内神社本殿へ到着。
楽しいおみくじ。
どれをひこうか迷ってしまいそう。
令和五年、荘内神社の漢字一文字「縁」が堂々と掲げられていました。
お参りをしていただいた御朱印。
毎月模様が変わるとのこと。
花手水も美しかったですがこちらも素敵です。
境内には宝物殿がありました。
もちろん、見学させていただきます(出入り自由)。
宝物殿へ入るときに左手に見えた建物。
宝物殿では様々な資料が展示されていました。
興味深いものばかりです。
このときは大河ドラマで徳川家康の生涯を描いた「どうする家康」を放送しているということで、そちらのポスターの展示もありました。
家康ゆかりの酒井家ですからね、ただ甲冑は家康関連というわけではなかったようです。
●引き続き公園内を散策
お堀。
水面が美しい。
御角櫓跡。
本丸西側にある護国神社までやってきました。
続いて、大寶館へ。
もともと鶴ヶ岡城が「大宝寺城」だったところから名付けられたのでしょうか?
鶴岡ゆかりの著名人たちの展示がある施設です。
大寶館 営業時間 9:00〜16:30 水曜定休 年末年始休業 入場無料
大宝館入口脇には「中門跡」の表示。
馬場跡は現在このような姿に。
写真は撮りませんでしたが、疎林広場には「雪の降るまちを」のモニュメントもありますよ。
お掘はどこもキレイ。
往時の姿の参考写真?絵?の掲示も。
そして公園内にはもうひとつ神社があります。
御城稲荷神社。
連なる鳥居。
本殿脇にはこんな一角も。
たくさんの方が奉納されたんですね。
愛されているお社だということがわかります。
●園内に無数にあるのが、様々な碑
鶴岡公園内にはたくさんの石碑が立っています。
ほんの一部ですが写真を載せてみます。
鶴岡ゆかりの方の功績を記したものなど、そこかしこに石碑があります。
ひとつひとつをじっくり眺めたい方は、しっかり時間を確保してから行ってみて下さいね。
●その他公園情報
鶴岡公園は「日本さくら名所100選」に選ばれており、約720本の桜を楽しめるお花見スポットとなっています。
出店もたくさんあるようです。
見頃は4月上旬。
障がい者用駐車場はあるようですが、一般の方の駐車は周辺の有料駐車場をご利用ください(市役所第二駐車場など)。
多目的トイレあり、補助犬受入可とのことです。
●最後に
ご紹介したように、鶴岡公園は美しいお堀や3か所もの神社もあり、さらには郷土出身者の功績を紹介する資料館や石碑、今回は訪れることが叶わなかった藤沢周平記念館など、見どころ満載の場所となっています。
また公園周辺には致道博物館や庄内藩校致道館などもあり、そちらもまた見逃せないスポットです。
私が訪れたときは土曜日でしたが、地元の方がたくさん遊びに来ていました。
そんな地域の人々に愛され続けている鶴岡公園を、ぜひ一度歩いてみて下さいね。
撮影日 2023年6月10日