BRM907神奈川200km箱根 走行レポート (original) (raw)
はじめに
2024年9月7日(土)に開催された『BRM907神奈川200km箱根』の走行レポートです。
結果としては無事完走。認定もいただき、初のメダルを入手。やりました( ´∀`*)
実はこのブルベ、個人的に思入れの深いブルベです。というのも初めてのブルベは2022年、200キロブルベ100周年記念の『BRM911神奈川200箱根』だったから。全く同じブルベ。ただ、100周年記念ブルベはあしがら乳業手前の雑色トンネルでパンク。パンク対応をするも予備チューブを切らしDNF。通りかかったブルベ参加者のお姉さんからチューブをもらったのに、それでもだめでした。無念、無念すぎた。
それ以降一度もブルベに参加してなかったので、今回は人生二度目のブルベ。2022年以来、2回目。DNFした箱根200のリベンジマッチでした。
前回との明確な違いは【暑さ対策の有無】。暑さに向き合い分かったことが、「命大事に体冷やしていこうぜ」って方針が大事ということ。なので、ハイドレーションバックには飲むための氷水。ボトルには体にかけるための氷水を用意しました。
それ以外にブルベでやると決めたマイルールも用意しました。それは、1時間毎に何か食べる。または10キロ走ったら何か食べるというもの。前半はおにぎり、パンなどの固形物メイン、後半はゼリーなどの流動食メインとしました。(なお後半は疲労で食欲が湧かなくなってしまいました、これもまた次回への反省点です)
ちなみにこのルールはdelfinさんの動画を見ていいなと思って明確にしました。delfinさんありがとうございます!
delfinさんの動画:
そしてこの箱根200における個人的に難所の椿ライン、やまゆりラインについては用意した作戦は、「心拍抑えてゆっくり信じて進む」作戦。どれだけ登りで頑張って加速しても後半バテバテになるのはこれまでのライドから分かったこと。ならば無理に急いで登らない。時速が6kmであっても焦らない。どれだけゆっくり登っても、最終的に…時間内に完走出来ればよかろうなのだ。
なお、2年前完走できていたら100周年メダルをもらえていたのでしょうが、そんなことは気にする必要なし。今の自分は200ブルベ完走できる事実が嬉しい。誇らしい。
初のメダル。嬉しいね。
前日の宿~翌日のスタートまで
最寄り駅から各駅停車で輪行し、片瀬江ノ島駅へ。乗換で使った相模大野駅では[Alexandros]の「ワタリドリ」が列車接近メロディになっていて、各駅停車に乗るために何本も列車を見送ったから、もう覚えてしまったぞ。そして各駅停車は6両編成だってこと忘れていて、ずっと8両編成の先頭車の乗車位置で待っていたから、何本か見送ったぞ。(本当は快速急行に乗りたかった。けど、帰宅ラッシュの快速急行に乗れるわけがなく。最寄りから1時間40分かけての移動)
片瀬江ノ島駅から自転車に乗って移動すること約10分。今回宿泊したのは江ノ島電鉄江の島駅と腰越駅の中間にある『かきや旅館(https://kakiya.co.jp/stay1.html)』です。
Booking.comからの予約で素泊まり約6,000円也。スタート地点まで20分の好立地。自転車はフロントに置かせてもらえました。宿泊した部屋はいかにも旅館って感じ。テンション上がるなぁ。
そして気になる温泉はなんと利用者による時間予約制。つまり貸し切り。テンション上がるなぁ。
ここまでいい点を挙げてきましたが、唯一惜しい点を挙げるならば、館内は空調が効いて無く蒸し暑かったこと。部屋はクーラーでキンキンに冷やせた分、部屋から出ると暑くてねぇ…。その1点を除けば不満なし。鎌倉近くをスタートするブルベあるならまた泊まりたいね。
ちなみにかきや旅館、飲食店も営業しています。数年前、友人たちと江の島ライドした際にお昼ご飯を食べに立ち寄ったのですが、ここのかき揚げ丼はいいですぞ。なお営業時間は19:30まで。残念ながらブルベ前日は営業時間には到着できず。
かきや旅館近くのコンビニとスーパーで翌日の飲み物(水、スポドリ)と朝ごはん、補給のおにぎり、塩タブレット、カロリーメイトを購入。塩タブレットを1粒1粒梱包から出してジップロックに入れる作業(※)をして、23時には就寝。
※参考にしたブログ:
4時30分頃に起床。朝ごはんは前日に購入したファミマのチキン南蛮弁当を食す。カロリーがエネルギーになるまで3時間ほどかかるので、食べたものは恐らく茅ヶ崎付近からのパワーになってくれるはず。2ランと胃薬も飲み、いざ出発。
当日の天気は笑っちゃうくらいの快晴。9月だってのに最高気温は33℃の予報。暑すぎる。途中ローソン鎌倉坂ノ下店で氷と水、あんぱんを購入し、スタート地点へ。
2年前と同じ滑川の交差点を渡って、由比ヶ浜海岸に到着。既に参加者がわさわさと。全員同じ目標に向けて走る自転車乗り。心強い。同時に、今回こそは完走するぞと思い直す。
全体の時系列
7:00 スタート
9:21 PC1 セブンイレブン湯河原宮上店着
9:55 PC1 セブンイレブン湯河原宮上店発
11:45 休憩 大観山(アネスト岩田スカイラウンジ)
12:57 休憩 ローソン箱根仙石高原店着
13:09 ローソン箱根仙石高原店発
14:15 寄り道 PARK サイクルライフ ※チューブ購入
14:29 通過チェック セブンイレブン 御殿場小学校前店着
14:50 セブンイレブン 御殿場小学校前店 出発
16:19 PC2 ミニストップ 小田原曾我原店着
16:35 ミニストップ 出発
20:14 ゴール、認定
かかった補給費
合計 5,868円
区間ごとのまとめ
スタート 0km 〜 PC1 セブン-イレブン 湯河原宮上店 57km
セブンイレブンではレシート取得
目標到着時間 9:30(前回実績9:17着 9:50発)
到着実績 9:20(パンク対応20分) 出発実績 9:55
ブリーフィング、車検を終え、ブルベカードを大事にフロントバックにしまい、7時にスタート。「いよいよリベンジだ」と緊張で心拍が175(最大心拍の80%)に達していたので、170に抑えるようにして走る。この区間は信号も少なく、向かい風もなく、なにより気温がまだ低いため、走りやすい区間。そして景色もいい。景色がいいと気持ちも上向いてつい踏みがち。しかしだからといって自分の走力以上に飛ばすのはNG。他の速い方に抜かれてもついていかない。この区間で無理に飛ばすとバテバテになるため。(1敗)スピードより、心拍を160台(平均心拍75%)に抑えることを意識しました。
そして10キロごとに補給食を一つ食べるルールなので、江の島の交差点、茅ヶ崎、小田原、真鶴あたりでおにぎりやパンを補給。走り始め、胃袋が元気なうちに固形物を食べる作戦です。購入したパンが4個入りだったので、全部食べ終えると50キロ走る計算ですね。
それと今回のブルベで効果的だったのが反射ベストのポッケに包装から出した塩タブレットを沢山入れておいたこと。信号停止でポッケから塩タブレットを取り出してすぐに食べれるのはいいやり方でした。
景色と言えば鎌倉高校前から江の島はよく見えたものの、富士山は見えず。このブルベ中、富士山はずっと隠れていました。唯一ちょーっとだけ頭のさきっちょが見えたのは大観山の展望台のみ。照れ屋さんめ。
大磯あたりから先行する参加者のトレインに合流。走行ペースが似通っていたことと、トレイン自体が5,6人の長めのトレインだったので、一番うしろでツキイチしてました。無賃乗車してすまない。
根府川の交差点から湯河原までは下ハンドル握って姿勢を低くし巡行。このあたり海岸線沿いを走るので好きなポイントです。清々しい快晴、海が煌めいてました。
湯河原のPC1まで2時間20分、グロス24kmで進めたものの、セブンイレブン直前で後輪パンク。PC直前でパンクしたことは不幸中の幸いでした。
ただブルべ中のパンク対応は、嫌でも前回のDNFを連想するものでして。電動ポンプがうまく起動できない、タイヤがハマらない(両手の親指の皮が剥げた)、などで20分ほどロス。『ここでチューブが再度パンクしたらどうしよう』『DNFしたくない。』『予備チューブ、この一つしかないじゃないか』などと考えつつ、指の皮がべろりと剝けることも厭わずタイヤをむりやり嵌めこむ。我が愛車のタイヤ硬すぎる。
パンク対応終了後、チューブを買える店をグーグルマップで検索。御殿場まで下ればお店があることが分かったので、パンクしないよう用心しダウンヒルすることを再度意識し直す。セブンで購入した氷をハイドレーションバッグとボトルに詰め込み、おにぎりとバターロールを1つずつ食べ、9:55に再出発。完走することに加えて、残チューブゼロ、絶対にパンクできないプレッシャーも付け合わせて椿ライン、長尾峠へ。
PC1~フォトコントロール長尾峠 PC1から44.8キロ スタートから101.8キロ
長尾峠ではトンネルとブルベカードを撮影
目標到着時間 13:00(前回実績13:30) 到着実績 13:46
このブルベでクライムプロが表示した登りは9か所。一番の登りご存じ大観山(椿ライン)。DNFした時は1時間40分かけて登ったので、今回も1時間40分を想定。それでもつらいものはつらい。暑さが牙を剥き始める午前10時。心拍は175~185付近。登りは辛く苦しい。やっかいなのが早く登り終えたいと踏むと後半動けなくこと。ここは耐え時。
椿ラインの登りから、バターロールは食べれてもおにぎりは受け付けず。早い段階でおにぎり食べれなくなりました。バターロールも一口食べたらフロントバックにしまって、またしばらくしたら食べるを繰り返す。
ただ、パンを食べることよりもボトルから水を浴びること、ハイドレーションバックから給水すること、反射ベストのポッケから塩タブレットを取って食べる回数の方がはるかに多かったです。椿ラインはレーダードームが見える辺りまで景色の変化が乏しくて…飽きる。だから、気晴らしに給水したり、塩タブレットを食べる必要があったんですね。
椿ラインクといえば、登っている途中、PC1までに抜いた人を再度追い抜くことがしばしば。パンク対応に時間かけすぎた‥。その間に追い抜かされたのでしょう。それでも、前に走っている参加者さんがいると、「よかった、まだいる」と安心してました。ブルベ中は一人で走っているからこそ、ほかの方を見るとホッとする。。。交わす言葉は少なくても、同じブルベの参加者さんがいる嬉しさは、不思議なものでした。
想定より10分ほど早く、アネスト岩田スカイラウンジに到着。ここで手洗い休憩。飲食店も営業していたので、ここで昼飯を食べる選択肢もあったものの、「芦ノ湖近くのセブンで補給すればよい」と考えへ向けダウンヒル。だがしかしセブンイレブンは、お客さんであふれていた…。レジ待ちの列が長すぎたので補給パス。「仙石原ローソンまで10kmなら持つでしょう」と判断するも、不安なものは不安。
信号待ちの間にゼリーを1つ飲みきり前進。箱根神社のでっかい鳥居から仙石原までの区間は、ロープウェイ駅近くに登りはあるも、おおむね下り。ここである程度時間を稼いでおきたい。ということで下りはちょっと頑張りました。仙石原のローソンにピットインして、豚しゃぶサラダ、氷、水、ポカリを補給し即再スタート。このあたりで13時を回っていたので、「長尾峠のフォトチェック、その先のPC2のクローズ時間に間に合うのかこれ」と焦りだす。
乙女峠分岐+長尾峠のクライムプロが5km300upというので大体30分~40分と判断。結局35分で長尾峠のトンネルへ。トンネルを見た時の安堵感は大きかった…。念には念をと、長尾峠の写真は3枚撮影。
フォトコントロール(長尾峠) ~通過チェック
セブンイレブン 御殿場小学校前店
セブンイレブンでレシート取得
長尾峠から14.8キロ スタートから115キロ
目標到着時間 14:00(前回実績14:00着、14:25発)
到着実績 14:29 出発実績 14:50
長尾峠を下り終えたのが14:10頃。クローズまで30分の余裕あり。この時間を使い、チューブを買うため少しルートから外れ、御殿場にある自転車屋さんへ。チューブ2本、合計1980円。これでパンクしてもチューブがある、という安心感を手にできた。ダウンヒルはパンクの恐怖と向き合う時間だったから、チューブの有無は精神衛生上必要不可欠。店員さんからスポーツようかんプレゼントが!嬉しかったなぁ。店員さんやりましたよ、完走しましたよ( ´∀`)
正規ルートに戻ったところの交差点にて、大観山で抜かした参加者さんを見かけ、また一安心。PC2のセブンイレブンではそばをチョイス。カロリーは321kcalと少な目でも、食べないより良い。補給食に選ばれたのはりんごのデニッシュでした。あんぱん飽きてしまったので。おにぎりは元から選択肢になし。胃が疲れていると、お米は選択肢から外れますね。なにより疲れると、好きな食べ物にさえ苦手意識が芽生える。
通過チェック セブン-イレブン 御殿場湯沢店 〜
PC2 ミニストップ 小田原曽我部店
ミニストップではレシート取得
通過チェックから32.5キロ スタートから147.5キロ
目標到着時間 15:30(前回実績15:38着、15:50発)
到着実績 16:19 出発実績 16:40
この区間はずっと、食べたものが出てきそうな、「うぷっ‥」という感覚がずっと続いてました。水すら戻しそう。平坦とはいえ、暑いものは暑い。信号停止するたびに体に水をかける。飲む。うぷっ。飲んでも水にはほぼカロリーなし。だから食べないといけない。お腹空いている。けど、食べる気にならない。ゼリーを少しずつ飲んでカロリー摂取。うぷっ。。。
©集英社 井上雄彦 SLAM DUNK
ミッチーの気分がわかった区間でした。
赤木と連携してミッチーが3Pを連続3本決めるの好き。
駿河小山付近で246に合流。御殿場方面から松田へ向かう246は下り基調だから割と進むペースは速くなる。清水橋の交差点で歩道を歩いたあと、信号機で合流した参加者が追い抜いていったのであとについて進む。ここで千切れたら間に合わなさそうだったから…。
樋口橋交差点、76号線と246の分岐でどちらか迷う。ルート再確認をしているとマウンテンバイクに追い抜かれる。前を引いてもらうのは忍びないので前に出たところ、「サドルバッグが垂れてますよ」とアドバイスあり。バックの紐を締め直し、そのあとまた追い抜いた先の信号停止中、マウンテンバイクの方から「ヘルメットライト落としましたと」と声がけいただいた上に拾ってもらうなど。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。m(__)m
ミニストップ手前の72号線、僅かな登りでも、「ハッ・・・ハッ・・・」と呼吸が苦しくなる。「心拍160でしょ、こんなに苦しくなるわけがない…」と思っても、体は異様に疲れていた。しんどかった。
PC2 ミニストップ 小田原曽我部店 148km 〜 フォトコントロール あしがら乳業またはKATO看板
フォトコントロールではブルベカードと撮影
PC2から12.5キロ スタートから160.0キロ
目標到着時間 17:30(前回実績- ここでDNF)
到着実績 17:40
ミニストップにはイートインスペースがあっため、店内の涼しい区間で少し休憩。そばを購入するも食べきれず、店員さんに謝って引き取ってもらいました。ごめんなさい‥。代わりにタウリンとゼリーを買って飲み込み、予備のグローブを付け直し、いざやまゆりラインへ。
クライムプロが示した残りの登りの数は4。その中でも最初の1つ目が一番しんどいと知っていた。制限時間が迫っているけど、平均時速が15.2キロを示しているけれど、時速8キロで登っているけど、完走できると信じてゆっくり確実に前へ。
1つ1つの登り区間がクライムプロで表示される。超えるたびに達成感。2年前パンクした雑色隧道を越えた時は、ようやく、ようやく進めたんだと感動してしまった。頭の中にYOASOBIの「あの夢をなぞって」が流れ続けていた。ここは時間がギリギリでも写真撮影したかったので停車して撮影。あのとき助けてもらって、それでもだめだったトンネルを越えられたんだ‥。
雑色隧道からあしがら乳業のフォトコントロールまで、ルンルン気分で2キロ移動し、撮影も完了。念押しの3枚撮影。ここまでは知っている道。ここから先は知らない未知の道。未知を行くのがブルベの醍醐味と誰かが言っていた気がします。
フォトコントロール あしがら乳業 〜 ゴール(笠間台公園)
PC2から52.9キロ スタートから200.4キロ
目標到着時間 17:30(前回実績- ここでDNF)
到着 20:10 認定 20:14
クライムプロが示した登りは1つのみ。その登りも100mほどなので、ゆっくりまったりと時間をかけて踏破。もうこの先クライムプロが示されることがないというだけで心に余裕ができる…はずでした。
実はここからが不安で仕方なかった区間。日が暮れて周囲の景色が良く見えない、近くにランドヌールがいない、そしてなにより。ガーミンの画面をタッチしても思ったとおり動かない。地図表示をするも縮尺がおかしく、現在地がわからない。おそらくボトルから水を体に浴びたときにガーミンの画面に水滴がついて、汗塗れのグローブで拭いたことで、ちゃんと反応しなくなったのでしょう。指先も汗がついていたことも影響していそうです。
さらには信号の多さ。「なるほど、これが信号峠。制限時間に間に合うのか。ガーミン見ても現在地がほぼ分からない。本当にこのルートあっているのか」疑問を感じつつも、止まる選択肢はなし。前に進むしかない。前にも後ろにもランドヌールがいないから、本当にあっているのか、不安だった。
信号で後からきたランドヌールを合流するも、自分が先頭を走る展開。別の信号で直進したところ、直進したあとにミスコースの表示あり。ガーミンが右折左折を案内表示するのが遅かったことで、ランドヌールとはぐれてしまうミスアリ。
ランドヌールとはぐれたこと、周囲が暗くなってきたこと、走ったことのない場所。なによりルートがわかりずらい中、あっているハズと信じてバクシンするしかないのは割としんどい。ミスコースと出たら折り返せばいいとわかっていても。しんどい。
だからこそ、先行するランドヌールのリアライトと反射ベストの光をを目視で捉えた時は嬉しかった。「よかった、道はあっている。なによりまだ走っている人がいる。」椿ラインで感じたランドヌールを見つけた安心感よりも、日が落ちてから見つけた時の安心感のほうが大きかったです。
先行するランドヌールは4人。自分より後からやってくるランドヌールはおらず、今度は自分が一番トレインの後ろにつくことに。ガーミンのタッチパネルがうんともすんとも言わないので、一番前に出ても迷惑でしょうと考え、ついてくついてく‥を実行。
この区間もずっと、ガーミンには縮小しすぎたマップが表示されていたので、時刻も時速も目的地までの距離もわからないまま、前を行く参加者を信じ進んでました。
ほっとした瞬間と言えば、境川サイクリングロード、飯田牧場付近にある五重の塔のような建物が見えた瞬間。やっぱり知っている景色はホッとする。
ちなみにあの塔、かつてはホテルだったものの、今は横浜薬科大学 図書館として使われているそうな。
最終的にゴール手前に信号でトレインからばらけてしまうも、無事ゴール。
長い、長い一日だった…。そしてそのゴール地点では2年前にチューブくれたお姉さんとのまさかの再会。驚いたなぁ。
結果としては13時間14分でゴール。認定も貰ってメダルも入手。ゴール会場ではコーラをいただけることを初めて知りました。
帰りに藤沢にある「湯乃市 藤沢柄沢店」に立ち寄り、温泉で疲れを癒し、藤沢駅から輪行して帰宅。完走ツイートに対する祝福の連絡が嬉しかったなぁ…。
完走した感想
ひたすらに長い、それでも達成感のある1日でした。暑さ対策と補給にかけた費用は決して安くはないけど、完走した嬉しさには代えがたいもの。かつては一度のライドで100キロ1,000upでヘロヘロだった自分が、200キロ2,500up、しかも制限時間付きのブルベを完走できたのは、嬉しい。天気にも恵まれ、よいブルベでした。ただし暑さ、テメーはだめだ。秋はよはよ。
以下備忘録です。
反省点
ガーミンに水がかかったり、汗まみれの手で触ると、意図したとおりの操作ができなくなる。なので、ティッシュを使って画面を拭く、手も拭くほか、ハンカチを持参して画面を拭けるようにする。
固形物のカロリーメイトは持参し食べたものの、水分持っていかれる上、一口食べるとポロポロと零れるため次回以降購入しない方針です。普段食べる分には美味しいのですが、ブルベ中はノーサンキュー。
学んだ点
暑さにやられると食欲が湧かなくなる。どれだけ暑さ対策をしても。体質かもしれない。実際椿ラインでおにぎりを食べる気がなくなりました。暑さが一番厳しかった御殿場~ミニストップの間が一番体調悪かったことから、自分は暑さにめっぽう弱い。気晴らしになると思い購入したフェットチーネグミですら食べたい気持ちもわかず。グミも次回以降不採用。
よかった点
祝無事完走。2年前のリベンジを達成できてよかった。暑さ対策がうまく嵌ってくれましたね。走っておいてよかった定峰200ルートトレース、地獄GR、北ア対策、北ア、妻有。
今回初めて実践した塩タブレットの包装をとってジップロックに入れておくこと、反射ベストのポケットに塩タブレットを入れておくと、走りながらすぐ食べれる。これはよかった。後半は在庫がなくなって、塩タブレットを買っても包装からだすのがめんどうでやらなくなってしまったけど。次回はスタート前から2袋分開けておこう。
反射ベストのポケットが複数あったので、1つはごみ入れに、1つは塩タブレット入れに利用。ただ、ほかの参加者さんが使っていたpekoさんの反射ベストは背中にポッケがあるようで、使い勝手がよさそうだなとも。
2ランも効果てきめんでした。前日1粒、当日1粒で問題なし。
後日談
帰宅後、疲れすぎて胃袋に不快感あり。胃腸薬飲んで睡眠。
ブルベの翌朝、お腹は空いているものの、固形物を受け付けられず、お茶漬けを流し込む。栄養補給したい気持ちと固形物を受け付けられないほど疲労している胃袋。こういうとき、流動食ならまだ食べれる‥。おかゆ、お茶漬けを生み出した先人の発想は偉大。筋肉痛の箇所は腹筋、首筋、両肩、腰、太もも、お尻。それと頭痛もあり。疲れたなぁ。
驚異の負荷500。北アの負荷439を越える記録
ブルベは体に悪い(断言)
補給一覧
かかった補給費 合計 9,952円
※チューブが1,980円なので、実質食費は7,972円。
前日夕飯と朝食を抜けば5,868円。それでも高いなぁ。
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〇ブルベ前日
ファミリーマート 湘南江の島店 合計 1,352円
おむすびセット 348円
3色そぼろチキン南蛮 448円
味噌汁 130円
天然水 110円
ヤオミネ 合計 752円
アクエリアス 197円
塩分チャージ 178円
ビュレグミグレープ 119円
カロリーメイトチョコ 198円
夕飯はおむすびセット。朝ごはんは味噌汁と3色そぼろチキン南蛮。チキン南蛮弁当は800kcalも摂取できる凄いやつ。塩分チャージは2袋買ってもよかった。
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〇出発前
ローソン 鎌倉坂ノ下店 合計559円
6:19
氷 1.1kg 288円
つぶあんぱん4個 160円
天然水 108円
つぶあんぱんが4個と、10キロごと食べる目安になった。次回も前半ではこれを食べよう。
〇PC1 セブンイレブン 湯河原宮上店 合計1,910円
9:21
つぶあんぱん4個 168円
セブンイレブン直前でパンク。急いで対応する必要がある…も、
まずはレシートを取得することを最優先にあんぱん購入。
9:44
天然水 2L 121円
塩むすび 105*2 210円
たまご醤油おむすび 125円
とり五目 115円
ザバス チョコレート風味 205円
ポカリスエット 500ml 160円
ロックアイス 1.1kg 258円
ザバスは各コンビニで飲む計画であったも、購入計画頓挫。ザバスより水を飲みたい気持ちが大きかったんだ。とり五目は水と一緒に流し込んだ。たまご醬油はしょっぱめでおいしい、が、卵があふれてきて複数回に分けて食べるけにはいかず。購入リストから外す。
9:51
クーリッシュ バニラ 170円
塩分チャージ 238円
体冷やせるかなと思ってクーリッシュを背中のポッケに入れるもあまり効果は感じず。
溶けるのが速すぎたんだ。塩分チャージは1粒1粒が梱包されていて、ちぎる力なく食べず。買うとしたらブルベ前だな。
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〇休憩
12:57
ローソン 箱根仙石高原店 合計993円
パスタサラダ豚しゃぶ 397円
アクエリアス経口補水液 200円
氷 1.1kg 288円
天然水 108円
豚しゃぶはカロリー高そうなのでチョイス。この辺りからPCのクローズに間に合うか不安になる。長尾峠の長さがどの程度だったか覚えてなくて…。経口補給液は飲んでもあまり甘くなかったから、体調は良かったのかもしれない。
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〇寄り道
14:15 PARKサイクルライフ 合計1,980円
ジャイアントチューブ 990*2
パンクしてから予備チューブが0。パンクしたらDNF直結というのが精神衛生上良くないので、御殿場にある自転車屋で検索。該当した「PARKサイクルライフ」へ緊急ピットイン。
店員さんからブルべですかと聞かれたので鎌倉から御殿場経由で戻るブルべですと回答すると頑張ってくださいと声がけいただいた上に、スポーツようかんをプレゼントしてくれた。嬉しかったなぁ
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〇通過チェック セブンイレブン 御殿場小学校前店 合計1,197円
14:29
ざるそば 464円
短時間でサクッと食べられるもの、かつ
流し込めそうだと思ったのが蕎麦。
300kcalしかないのでカロリー不足は否めないが、
胃袋が受け付けていなかったんだ
14:40
ポカリスエット 900ml 166円
天然水 2L 100円
ロックアイス 1.1kg 258円
天然水は購入するもボトル、ハイドレーションに水が残っていたため半分以上飲み残しコーナーへ。今思うと飲んでおけばよかったかも。
14:46
りんごのデニッシュ4個 168円
これならまだ食べれそうだし食べたかったのでチョイス。あんこの甘みに飽きたので、酸味が欲しくて。
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〇PC2 ミニストップ 小田原曾我原店 合計1,209円
16:19
冷やしぶっかけ蕎麦 398円
そば、購入したものの完食できず。店員さんに誤って引き取ってもらいました、ごめんなさい・・・
16:28
レーズンバターロール4個 128円
ゼリー 98*2 196円
タウリンドリンク 58円
氷 1.1kg 248円
天然水 121円
結局ブルベを通じてレーズンパンは完食できず。タウリンは安いし飲んだらなんか元気になった気がする。
装備
・自転車
フェンダー、ボトル600ml✕2、輪行袋、フロントバック、トップチューブバック、サドルバッグ、リアライト3つ(オーライト)、フロントライト2つ(チャットアイ)、ガーミン、ツールボトル(タイヤレバー、パンク修理パッチ、六角レンチ)
・ハイドレーションバッグ
ハイドレーション、財布(中身は小銭、身分証明書、エマージェンシーカード。財布自体はジップロックに収納)
・トップチューブバッグ
キューシート、六角レンチ、Ankerの長方形充電器、
GoProバッテリー、Ankerの円柱形充電器、給電ケーブル、
電動空気入れ
・フロントバッグ
予備チューブ、梅塩タブレット、おにぎり、カロリーメイト、スマホ、グミ、風邪薬、頭痛薬、ブルベカード(ボールペンと一緒にジップロックに収納)
・サドルバッグ
前日の衣類、完走後の着替え、おにぎりリフレクター
・当日の衣類
ウェア、インナー上下、サイクルパンツ、ヘッドバンド、
グローブ、サイクルキャップ、アイウェア、ヘルメット、ヘルメットリアライト反射ベスト(右ポケットにゴミ袋、左ポケットに塩タブレット)
総括
暑くて長いブルベでしたが、暑さ対策をしたことで無事完走。最初に定めた10キロごとに補給するというのは、大観山あたりで出来なくなったのは無念。
そして完走したらまた参加したいと思えてくる不思議。今度は別のブルベ出てみよう。200でも300でも。