足跡(寺社)186・養玉院如来寺(後編)……2020.5.8 (original) (raw)

昨日の続き……

養玉院如来寺如来堂」から境内……モミジかカエデか、 新緑も紅葉も風情があって気持ちも良い。

如来堂を左へ行くと……

「萬霊塔」……大正12年(1923年)5月建立。よく見かける三界萬霊塔同様に、この世の生命あるものの霊を宿らせ、すべての精霊に供養することの大切さを教えるもののようだ。

弥勒菩薩でしょう。私の大好きなポーズ「半跏思惟像(はんかしゆいぞう)」はこの頃覚えたみたいだ。このポーズの時は天での修行中らしく、未来仏としては弥勒如来と称するそうだ。

朽ち崩れてしまったのか……不変なものはこの世にない。

南無阿弥陀仏……

如来堂左脇……優しいご尊顔の観音さまの左は昭和46年(1971年)に品川区が建立した無縁塔で、区内で行路中または事故等で死亡し、身元の判明しなかった無縁仏を供養しているようだ。

右に本堂、左が如来堂……心地良い緑のアーケードを引き返す。

本堂……帰りがけにも再度手を合わせた。

亀のベンチ……頑張って支えている感がでている。

フクロウのベンチ……割れると困るので座らないが、不苦労は苦労知らずだから平気な顔をしている。

明王堂」……平成10年(1998年)の新築。
不動明王が安置されているだろう。大日如来の化身だと言うけが似ても似つかない忿怒の相は『教化(きょうか)しがたい者を折伏(しゃくぶつ)して救済しようとするため』だと。
※ 教化=人を教え、よい影響を与えて善に導くこと。
折伏=悪行や悪法を威力を持ってくじき、仏法に従わせること。

明王堂手前の手水盤……

日本庭園のような参道を下り……

山門手前に鐘楼……

立派な梵鐘が吊るされていた。どんな響きか聞いてみたい。

山門を入ったところにおられたのは聖観音でしょう。左手に蓮華を持って、頭上に化仏(けぶつ)と呼ばれる阿弥陀如来の小さな像を載せておられる。衆生(生きとし生けるもの)を救済するために人間に近い菩薩の姿をしておいでだ。

山門は平成元年(1989年)に落慶とのこと……なんとも清々しい気持ちにさせてくれる養玉院如来寺でした。春の同寺も、連れ合いに見せてあげたいものだ。

今日の「My First JUGEM」は……『詮ないが やられた……』