【飛騨口伝⑥】アマテラスとスサノオの「誓約」の真実 (original) (raw)

飛騨口伝シリーズの6回目です。

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前回は、**素戔嗚尊(スサノオノミコト)による「八岐大蛇退治」は、出雲国で暴れていたオロチ族を成敗する話が基になっている**と解説しました。

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今回は、古事記に記されている天照大神素戔嗚尊の誓約(うけい)」を飛騨口伝から解説していきます。

画像引用↓

ja.wikipedia.org

素戔嗚尊出雲国で悪事を働いていたオロチ族を成敗し、見事出雲地方を統治します。

同じころ、**天照大神ことヒルメムチ命は、父の伊邪那岐命(イザナギノミコト)から引き継ぎ、第三十五代皇統命(スメラミコト)となります。そして分家である山下家の思兼命(オモイカネノミコト)**を婿に入れます。

思兼命は、『古事記』では“思金命”と表記され、天照大神が天岩屋戸にお隠れになった際、大神を岩屋戸から出す方法を思索した神様です。

その思兼命が、天照大神の夫になります。

古事記』にも、

「この鏡と思兼命とは伊勢国の五十鈴の宮、即ち内宮に坐す神」

とあり、伊勢神宮の内宮に祀られているのは天照大神と思兼命であり、この二柱が夫婦だということがわかります。

しかし、日本神話では天照大神素戔嗚尊が誓いをし、神々を産むので、この二柱が夫婦だと解釈されています。

正統竹内文書でおなじみの竹内睦泰氏も、この説を唱えています。

しかし、これは神産みの物語ではないのです。

これもまた飛騨と出雲の政略結婚なのです。

つまり、飛騨王朝のヒルメムチ命の子と、出雲王国の素戔嗚尊の子が、互いに結婚したということです。いとこ同士での結婚ということですね。

素戔嗚尊は、オロチ族を成敗した証に、オロチ族が持っていた「天叢雲の剣(草薙の剣)」を飛騨王朝に献上します。ヒルメムチ命は、飛騨王朝と出雲王国が良い関係を末長く続けられるようにと、互いの子を結婚させようと提案し、素戔嗚尊もこれを快諾します。

これが、**天照大神素戔嗚尊の誓約の真相**です。

ヒルメムチ命の子には、宗方三女神である、多紀理姫(タキリヒメ)多岐都姫(タギツヒメ)市杵島姫(イチキシマヒメ)がいます。この三柱と息子の熊野久須毘古(クマノクスビコ)出雲に嫁ぎます

そして長女の多紀理姫が**素戔嗚尊の息子・大国主**と結婚するのです。

しかし、この政略結婚が大事件を起こします。

飛騨王朝と出雲王国の関係を揺るがす大問題へ発展するのです。

次回へ続きます。

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※この記事は、飛騨口伝の内容を要約して記しています。詳しく知りたい方は、福来出版のオンラインショップよりご購入し、ご一読ください。

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『明らかにされた神武以前』著者:山本健造

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『日本のルーツ飛騨』原著者:山本健造 編集者:山本貴美子

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『暴かれた古代史』著者:山本貴美子

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『裏古事記』著者:山本貴美子

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