ナポリの小枝とノルウェーの切り株 (original) (raw)

もう音楽の話はええって!

あんた話長い、自分語りばっかで全然音楽性にふれてねーじゃねーか!

って思ったあなた、最後に美味しいカレーのレシピをあげますからもう少しお付き合いください。

今日はイタリア在住中に私を音楽砂漠から救ってくれたノルウェー産音楽を紹介するよ!

youtube.com

1. Misread / Kings Of Convenience

珍しくイタリア公演に行った!会場が世界的に名が知れているアーティストに似合わないような駐車場にパイプ椅子とステージ用意しただけの場所で力が抜けたが、ステージでのあいさつで『こげーど田舎までよう来てくれはりました。』って挨拶はなかったですね。

文系ハンサムでマッチョなアイリックは私の理想を詰め込んだ男子なんですが、とっても知的で優しいイメージそのままの姿が間近で拝めて幸せな夜だった。アーランはふんわり不思議男子で常に宇宙と繋がっている感じ、良いところを足し算している二人が私は大好きだ!

最近動画サイトの配信でリクエストすると耳コピでピアノカバーしてくれる人がいるので、この曲をリクエストしたいと思います。

2. Remind me / Royksopp

-25℃の電子音楽とかいう代名詞で知られるロイクソップです。

MTVつけっぱしにしていると、アヴリル・ラヴィーンとかディスティニー・チャイルドの間に流れてくれて嬉しかった。この曲はボーカルがKOCのアーランで、他にもPoor Linoも彼が歌っている。その後はスウェーデンの女性シンガーがボーカルを担当することが多いみたいです。

3. How would it be / Lene Merlin

清純系ノルウェーのロック歌手…だと思います。

イタリアにファンが多いのか、調べるとすぐにイタリア語の書き込みが見つかりますし、MTVでもしょっちゅう流れていたから聞いたことのある音楽でもある。嫌いじゃないけど、道端で違法コピーしたCDを買うというリスクを冒してまで聴きたい音楽ではなけど、誰かの車に乗った時に「何聴く?エロス・ラマゾッティとジジ・ダレッシオと・・・」という選択肢の中にあったら、「レーネ・メルリン!」と即答すること間違えなし。

4. Revolving Cylinder / The New Wine

クソ真面目な4人組ってイメージ。多分、ベルゲン旅行中どっかで会ってる。この曲もベルゲンの電子音楽シーンではイケてると思うのにタイトルが中二病、「そんなことしたら、シリンダーまわしちゃうよ?僕。」ってヤバい自分をチラ見せしているように見えるんだよな。日本に来日した際はロッキンオンで”異神対決”って表現されていた。

今が活動していないのか、あまりよい音源がなく、音が割れているのが残念。

5. Heart Beat / Annie

私の大好きなフランス王子(Phoenix)のトーマスとお友だちらしい。ベルゲンには短期間しか滞在したことがないが、いかにもなベルゲン娘というイメージのルックス。刹那に生きる私の鼓動を感じて!ってやつ?でもさ、青春は土留め色(あなたを見捨てる)なんだってよ!

6. Figures / The Whitestboy Alive

KOCのアーランがベルリンで組んだユニット。こっちの電子音楽も大好きでよく聴いたけど、今となってはこの曲が一番好きだろうか?ゲルマン人の切ない静かな炎を感じる、薄暗い街の雰囲気とかちょっとした灯りを心に秘めて生きている人の小さな希望というのか、早くでっかい何かと繋がれるといいね。

7. Barefoot Not Naked / Uusi Fantasia feat. Eirik Boe (Ercola remix)

なんかこの曲好きなんだよな・・・。

Uusi Fantasiaはフィンランド電子音楽で、電気グルーヴ並にふざけたビデオを撮ったりしているけど、この曲のボーカルが理想を詰め込んだ同じ学校にいてほしかったKOCのアイリックで、素朴な感じに仕上がっているのが面白くて好き。

8. En Vill Hest/ Casiokids

カシオキッズです!隙のない電子音楽ユニットだと思いますが、MVの方はちょっとイミフ、男性がアフリカの呪術にかかってダンスを始めるっていうコンセプトの内容だと思いますが、これってラッチズモ!日本語で人種差別!ってやつじゃないですか?

日本よりずっと移民の受け入れには寛容で、歴史もそれなりにあると思うけど嫌な気分になる人いない?大丈夫?

9. Taste My Dream / Razika

この曲は日本でも少し売れたのではないかな?

80年代から90年代にかけて渋谷のZestでヨーロッパのインディーレーベルのレコードを買うオリーブ少女たちが発生していたので、次世代オリーブ少女に受けそうだけど、もう、オリーブは廃刊になっているし、Razikaの方々、ビョーク程おしゃれじゃないからそうでもなかったのかもしれない。私は大好きだよ!Good Vibesをありがとう!

10. Someone New / Kakkmaddafakka

まず、このバンド名やめろ!

面白くねー上に打ち込みにくいし、発音するのもかばかれるっつーの!

最初、電気グルーヴの1枚目フラッシュパパみたいな意地悪なラップで面白かったのに、英語が自分の言語だったら、耳をふさぎたくなるような欲望丸出しの歌うたってみたリ、かと思えばベルゲン純愛組みたいな感じになって、こちらはシチリアのレモン農園ですか?

そういえば、ベルゲンのイタリア人がやってる写真館にお邪魔した際、あの界隈ではシチリアに繋がりのある人が結構いるようで、アーランが現在あちらで暮らしているのもそういう縁があってのことなのかしら?と思う。私はシチリアよりも自分のRisorseと繋がりたい。

11. Himmelen / Fjorden Baby!

このグループは移民2世、3世あたりが中心メンバーなのかな?

この曲は何か宇宙(そら)と繋がっているような感じを受ける。毎日の日課を愛おしく感じさせるようなMVに私は心を打たれております。大きな存在はあなたを一番愛している。

2000年からイタリアに移住した私は、どうしてもイタリアの音楽シーンに付いていけず、かといって体制に反するローゼスも、出口のない不安を歌うエッグストーンを聴くわけにもいかず、(というか忘れようとしていた)。ネット回線引くまではMTVでかろうじて流れるレッチリやREMあたりを聴いていました。

ノルウェー産音楽を聴くようになったのは、元々北欧好きですが、ナポリで知り合った今まで会った人の中で一番面白いお友だちがノルウェー人だったことから、ちょっと遊びに行ったりしてノルウェー語に触れる機会があったので、その土地で人気の音楽を聴いてみたくなったのが始まり。一番知名度が高かったのがレーネ・メルリンで、ネットで調べなくとも誰かがCD持ってるみたいな。レーネもラウラ・パウジーニを聴くよりずっといいんだけど、もっと自分の源に繋がる音楽が聴きたくて知らべて出てきたのがKOCだったわけですよ。ちょうど3枚目が発売されたばかりだったので、音源はネット上に沢山あって、昼も夜も夢中で聴きました。薄暗いノルウェーの風景と肌寒い温度、生活には困ってないけど満たされない何か、当時の私に足りなかったStikkeが見つかった感じで、物足りない何かを歌っていることに共感したのに私は満たされてしまいました。だから最近あんまり聴いてません。

約束の美味しいカレーのレシピ

ホールクミン 小さじ1

カルダモン 1つ

フェンネルシード 小さじ1

ブラウンマスタードシード 小さじ1

適当に炒って、油でテンパリングします。

焦げやすいから注意。

ニンニク 好きなだけ

しょうが 好きなだけ

玉ねぎ 好きなだけ

全部みじん切りにして油に投入、軽く茶色くなるまで炒める。

ターメリック 少し

コリアンダーパウダー 少し

クミンパウダー 少し

茶色くなった玉ねぎたちに合流、よく炒めて。

トマト 一個くらい

切って投入、形が無くなるまで火を通す。

お好み野菜、湯どうししたナスとかジャガイモとか入れて水を適度に足して少し煮ます。

あとはココナッツミルクとか入れて仕上げて下さい。

パプリカパウダーとか唐辛子いれても美味しいよ。

あ、塩入れるの忘れた、あなたのタイミングで入れてください。

チャパティやバスマティライスと食べるのおススメです。

まあ、よう来てくださりますわ。

昨日に続きまして、今日はインディー誌の米国音楽購読していた根暗でひねくれている皆さんが好きだったスウェーデン特集にしてみました。

youtube.com

1. Kid Is Alright/ The Mopets

日本で結構デカいプロモーション活動してたので、ライブに行った人も多いのではないでしょうか?へなちょこパンクで時には立ち止まって・・・

2. Lady Lynette And The spokesmen/ Swedish

・・・面白いのか?リネットさんの歌唱力は素晴らしいのに、トーレ・ヨハンソンのシニカルなセンスに目が行ってしまうのが勿体ない。面白くない上に移民問題で物議を醸しだすぞ。

コンピレーションに入っていた曲は良かったけど、ネット上では見つからなかった。

3. Long Gone/ Excuse

これも名曲。ちょっぴりLonlyな感じが暗く曇った秋の南スウェーデンにぴったりだよね。

4. Rise And Shine/ The Cerdigans

Carnivalが日本では大好評でしたが、この曲が一番好き。

ニーナのボーカル、今聞くとすっごい破壊力だよね。メンバー曰く、この曲を描いていた頃はピュアだったそうだ。3枚目が出る頃だっただけに薄汚れた大人になってしまったのだろうか?

5. Baby Boy/ Three Blind Mice

このバンドの人たちもタンバリンスタジオ創設メンバーだった気がする。エルレコードみたいなインディサウンドで、まあまあ”誰も私をわかってくれない”って気分のときに部屋でこっそり聞くのがよさそうな音楽です。

6. Istallet For Musikk Forvirring/ Bob Hund

こちらは当時からスウェーデンノルウェーでは結構人気のようで、1997年を舞台にしたノルウェー映画にも主人公の部屋にポスターが貼ってあったりした。スウェーデン語で歌っているのがいいね。

7. Never Been A Better Day/ Eggstone

大好きエッグストーン!コンサートは全部行った!今もなお魅惑の三人組って思う。

来日公演中はストーカーになって、空港で待ち伏せまでした。

エッグストーンTシャツで最前列にいたらステージ上のパトリックから握手を求められたり、ドラムのマウリッツにリコリスの飴をくれとねだってみたり、クアトロのバーコーナーで酒を注文しているペールを捕まえて写真撮影したり・・・もう、大変でした。

8. Another Moment Follow/ Cloudberry Jam

このビデオ、折角MV撮るのにジェニーちゃんの地味な服がすごく気になったんですが、元が良すぎるからこのくらいで良かったのかもしれない。

今見てもヘンリクに親近感ありすぎてウケるんですけどW。

9. Might Be Star/ The Wannadies

スウェーデンの小さなインディレーベル(Soap、WestSideFabbrication? Snap? Vivraphone?・・・わからん)出身だったけど、イギリスでヒットしたら来日してくれなくなった。You and me songはDi Caprioの映画『ロミオとジュリエット』で使われていたので聞いたことがある人も多いのでは?

オアシスの『Rocknroll Star』からすると控えめな感じが北欧人ぽくていいね。

・・・よう言いますわ。

10. Star Friend/ Freeweel

ちょっと!これ見つけたのほめて!!

この曲ピュアで切なくて泣けるんですけど!

誰かのために生きるのではなく、今日の自分を生きて!私はあなた、あなたは私。

11. Some Sunny Day/ Divine Dennis

ディヴァイン・デニス・・・感情表現が大げさなジョニーさんの曲にはいつも励まされとります。苦悩、愛、失望・・・どれも人生には大切なものです。

悲しいことなんかなーんもない。落ち込むことなんかなーんもない。

これ聴かないと夏、おわんなくね?

90年代の渋谷では、スウィーディッシュ・ポップブームがあってHMVもWAVEもシスコもカーディガンズを初め、クラウドベリージャムや本土でも知られていない様な小さなインディーレーベルの特集が組まれ、特に今はGUになってるクワトロウエーブ店の店員さんによる熱心な宣伝活動と米国音楽、房総の星カジヒデキによって一つのブームとなっていたんですねぇ。

そんなブームに乗っかった私はフリッパーズギターからコーネリアスを経て、こういう音楽を聴くようになったわけですが、洋楽っちゅーと、ボンジョヴィとかエアロスミスみたいなイタリア系のイメージがあった、騒々しくて、重くて、キュートじゃない、そういうイメージ、ファンには申し訳ないんですが、聴きたくないってヴィジュアル面から入ってしまって、ついでにイタリア語話すようになったらもっと嫌いになったんですが、ああ、すんません。本当、ファンの方。で、スウェーデン産音楽のポップな感じがとても身近に感じられたのか、すっかりスウェーデン産音楽が大好きで選んで聴くようになったわけですね。

特にエッグストーンにはそのサウンドの良さにCDが擦り切れるほど聴いたし、将来に対して何の希望もなりたい自分もなかった私に一つの目標を与えてくれたのが、タンバリンスタジオというエッグストーンが設立したアナログ録音スタジオの存在で、見学ツアーみたいなのがあったんですよ。じゃあ、学校を卒業したら行ってみようとスウェーデンまで行くことを決めてバイトも看守人に管理された生活(学校生活)も頑張ったんですよ、その頃の私に言ってあげたいのが目標がなんであれ、少しでも優しい気持ちになれたらいいなって、その当時はバイト先のメンツがスラムダンクの同人誌描いてるオタクしかいなくて話が合わず意地悪されたけど、なんとも思わなかったのはこの目標があったおかげ。監獄のようだった学生生活を乗り越えられたのも全部タンバリンスタジオの存在があったから。

実際、私は卒業までに一度、タンバリンスタジオを訪問することに成功している。

エッグストーンのギター弾いてる前髪の長い男、パトリックに手紙で訪問したい日付をダメ元で伝えると丁寧にお返事が返ってきて、それだけで既に宝物なわけですが!その日付ではメンバーは3枚目のアルバムを出したばかりでスウェーデンツアー中のため、不在ですよ~とか、なので経理担当だったか、セバスチャンという方とマネージャーだったか?マーティンという方がスタジオを案内してくれた。もう、幸せで一杯だったのでパトリックが手掛けたジャクソンポラック風の楕円窓の部屋しか覚えていない。あ、ベルを鳴らして最初に出てきたのはトーレ・ヨハンソンでした!

調子にのっちゃって私はその半年後、再び訪問することになった。

・・・というのも、スウェーデンがすごく好きになってしまって、また行きたいという気分で、更には前回の訪問時にスタジオ近所で食料品店を営む方が親日家で初めて会ったのに食事に招待してくれたり、お土産持たしてくれたりしたので、その後文通を続けていたんですよ。しかもこの店はスタジオメンバーも利用客であったことから、いろいろな話を聞かせてくれたりして・・・。

なので、前回のお礼をするつもりで訪問したので、タンバリンスタジオに行く気はなかったんですが、彼女がマウリッツに話を通していて、図々しくも二回目の訪問をすることになってしまって。

その時は目の前に大好きなエッグストーンのマウリッツがいて、スタジオを案内しながら、モーペッツのメンバーを紹介してくれたり、カーディガンズのピーターがレコーディング中で写真撮影に応じてくれたり、マグナスもディヴァイン・デニスもいて、スター勢ぞろいのすごい訪問回だった。

そんなスターが日本から来たクソガキの下手くそな英語に付き合ってくれていたわけだけど、それって今になって考えると、成功したからといって、身分を隠したり、ファンとを遠ざけないと生活できないということはなかったのではないかと私は思う。縁があってノルウェーに行くことが多かったのだけど、大好きなKings of Convenience(バンド名変えた方がいいぞ、長くて書きにくいし、表記にメリットを感じない字面だぞ、Erlend and EirikとかE2でいいじゃん、U2みたいだけど)の二人が住むベルゲンでは自宅を知っている人も多いし、その辺のカフェで普通にお茶している、散歩しているといった目撃情報が絶えず、あれだけ知られているのに他の人たちと同じ生活を送っているらしかった。スターにも思える人たちも保育士やバリスタとかに並ぶ職業の一つとして考えられているのか、例え世界に名が知られるような人でも身を隠して生活しなくてもいい風土なのでは?と思う。どんな仕事でも制限もなければ、平等と言うわけですね。

だから引越ししたかったんだよ~!

と未練を訴えながら閉めてみようと思います。

でもね、新しい日々は探さなくても既にここにあるんですよ。

だから千葉で生きていく。

あー北海道に移住してぇ~

あちーのに来てくれてありがとう。

なんか久しぶりに音楽について話したくなったんで書いたんですが、

その・・・Youtubeのプレイリスト作ったんで気分によって聴いてください。

私が高校の頃に聴いていたものなんで懐かしいと思った方はスピリチュアルフレンズです。

もともと90年代のスウェーデン産音楽が入り口なので、英語で歌っているものが多くて、ついでに私は英語はある程度話しますが自分の言語として確立していないおかげでノリで聴くことができるっつーことで、Lyricは度外視して選んでるってところで、お願いします。

なんか、上手くまとめられなくて・・・もう、すんません。

お掃除とかレシピが頭に入っているお料理とかの作業用にどうぞ(クミンのテンパリング中はお控えくださいW)

youtube.com

1. Do You Want To/ Franz Ferdinand

さあ、頑張りましょう!って気合いを入れて。

2. Kandy Pop/ bis

薄っぺらい音のパンクに何故か引き寄せられる私。ボーカルのアマンダちゃんは日本が好きでジャケットのイラストとかアニメみたいな絵のデザインで、私もドカベンの同人誌を描いた際に構図を真似させてもらった。オマージュとして。

3. Not Gonna Get Us/ t.a.t.u

何かから逃げてる感じと極寒の空気感に何かインスパイアされませんかね?

Not gonna get usって叫びながら作業したくなりませんか?

4. Detroit/ The Whiteout

楽しさ全開って感じで一緒に歌おう、ついでに踊ろう。

5. Ambition/ DonkyBoy

ノルウェー出身のバンド。

オスロの道端で、誰でも道端で一瞬自分について考えることってあるよ、そうだよね。

Daniel PowterのHad Bad Dayより応援ソングだと思う、それは私の中に北欧の若者に宿る魂と同じものが入っているからだと思う。でも、それは一つ、This is one.

6. You Marry You/ Louis Philippe

急にエルレーベルをぶち込む。

新緑の爽やかソングとしてカヒミ・カリーがラジオで紹介してたけど、軽く失恋ソングだね。

7. Treasure/ Bruno Mars

もう、大好きブルーノ!このビデオもボーリーウッド風でステキ。

8. Sabotage/ Beastie Boys

最高!一緒に叫びながら作業するのだ!

あんなに流行っていたのにニセオリーブ少女だった私はZestでラップのレコードなんて買えなかった。夢見るシャンソン人形なんて聞いてる場合じゃねー。

9. Angel/ Shaggy

”ANGEL”って部分だけでも一緒に歌いませんか。

10. Get Lucky/ Duft Punk

イタリアでも道端でよく流れていたので、よく踊ったな~。

10. For The Price Of A Cup Of Tea/ Belle and Sebanstian

みなさん、疲れてませんか?

あなたの労働の対価においしいお茶を。

こちらは90年代に渋谷のZestでレコード漁っていた人が懐かしい曲を選びました。

youtube.com

1. My ever changing moods/ The Style Council

小山田くんが曲作りでめっちゃ影響うけたスタカンです。

2. This Charming Man/ The Smiths

小山田君がMVで影響うけたスミスです。

3. Walk Out to Winter/ Aztec Camera

小山田君がスタイルでめっちゃ影響うけたアズテックカメラです。

4. Ivernagarden/ The Lilic Time

ダフィー先輩のバンドです。解散したり、再結成したり・・・

5. Elephant Stone/ The Stone Roses

ボーカルのイアンがかわいい、そして音とは似合わないとってもスウィートなLyric刻んでます。

何といっても、自我に翻弄されている時代に“自分を信じて生きよう”ってメッセージを受け取れたことが何よりも幸せだ。

6. Govinda/ Kula Shaker

私のインドリスペクトは、ここが入り口だったかもしれない。

ヴィーガンという言葉もTattvaという言葉もこのバンドの音楽から知った。

クリスピアンの歌っている姿は天上の王子様のよう・・・

私はライヴに行くのは好きでしたが、会場で脳みそだけ連れて行かれたのはスウェーデンポップの父、エッグストーンとクーラシェイカーだけです(ちなみに私はお酒、お薬は体が受け付けないのでいつでもシラフでShowを楽しんでいます)。

7. Wake Up Boo!/ The Boo Radleys

爽やかな目覚めを・・・

ドカベン山田太郎のような地味な見た目ですが、心に響く応援ソングですね。

8.My Star/ Ian Brown

ローゼス解散の悪夢の中にいた私たちを救ってくれたのがこの曲だったと思う。

数年前に再結成したけど、その間もイアンは音楽活動を続けていて聞くことができたのがよかったな。

9. Waterfall/ TLC

社会的な問題を歌っている女子3人組で、Grooveが好きでよく聞いていたけど、田舎のヤンキー校にも渋谷のオリーブ少女にも聴いている人がいなかった。

10. I wanna Be Your Lover/ Prince

プリンス!めっちゃ好き!『お父さんは心配性』の著者、岡田あーみんが描いた変態みたいでルックスからもう好き!近々数年延ばしっぱなしの髪の毛をHair Donationしに行く予定なんですが、このビデオのプリンスと同じ髪型にしようと思います!

11. Losing My Religion/ R.E.M.

日本にいるときは気にしていなかったけど、イタリアで音楽情報を受け取るのがMTVしかなくて、初めて聞いて泣いた。

ビデオの絵面がむさくるしいのが気になりますが・・・。

お分かりの通り、最初の三曲はフリッパーズギターの影響で聴き始めて、すごく好きになった。特にスミスはイタリア在住時代に根暗男子の応援歌みたいで私もすっごく励まされた。そしてストーンローゼスは解散ニュースがきっかけで聴き始めたけど、もう、どっぷりハマってしまって、その、メッセージ性ちゅーか、キリスト教の信心深いグループが周りに多い私には、この世の自分は下手くそな生き方をしているけど、心の中の完璧な自分を信じて生きていくという、まあ、そういうワンネス的な?自分の軸をしっかり持つことを教えられたとか、ああ、もう、日本語難しくてよくわからん!

comunque The Stone Roses mi ha salvato l'anima, loro credono non dio nella scrittura, invece credono loro stesso, il dio fosse nell'anima, allora non faccio dire che "la tua cattedrale nel tuo cuore", si, copisco quello che dice, ma chi lo dice mi sembra che ci vuole la via del signore, esclude tutta altra via anche se il goal sia uguale. questo e la tesi di mia religione. Om Shanti!

次回は90年代スウェーデン産音楽。懐かしいかも?

www.youtube.com

夏になると聞きたくなるライラックタイムのアルバム、アストロノーツ

私はLilac(ライラック)に妙な縁を感じます。

いきなりですが、6月9日までやっていた北欧画家の作品を集めた美術展に行ってきました。

本当は北海道にライラックを見に行く予定でしたが、家族の体調不良で出発日当日にキャンセルしました。

涼しさを求めて・・・というか北欧を求めて行ってきました。

北欧画家たちが自分のアイデンティティとして自然や伝承民話、街の風景をテーマとして表現した出したのは20世紀の北欧ナショナリズムが関係しているそうです。

ノルウェーが独自の憲法を持ったのもこの頃なので、しっくりきます。

雪景色だけでなく、夏の緑の風景、ストックホルムの街並や北欧神話のシーン、の、のすたるじー!

でも、ライラックの風景画はなかったです。

ミュージアムショップでムンクのクリアファイルとスウェーデン画家の夜の小路を描いたポストカードを買ってしまった。

お昼は美術館のある西新宿で、トルコ料理店のファラフェルを食べるつもりが、思ったよりゆっくり見ていたのでランチ営業は終了、仕方なくファラフェルブラザーズへ。

新たに出来たオシャレスポット”ハラカド”にある店舗に行ってみた。

もっといい景色が見たい。

渋谷パルコ店に行けばよかった・・・

フルサイズで頼んだのにあまり大きさを感じない上、トッピングは”○○風”という2、3種類が既に組まれたものしか指定できず、大好物のパパガヌーシュ(ナスのペースト)が入った地中海風とレモネードを注文・・・すぐ隣のビルにあるベジタリアンインド料理店、ナタラジでカレーブッフェに行けばよかったし、そっちの方が安く付いたと少し後悔する。

多分、私は睡眠不足であまり楽しんでいる場合ではなかったように思う。

かなり疲れてしまった、このあとイケアに行くつもりだったが、渋谷店のプラントベースソフトクリームを食べて家に帰ってきてしまった。

補足として・・・

パンデミック前まで5月か6月はノルウェーに行って、カミッラとバカみたいにアクティブになり、厳しい日本の夏に備えて体を鍛えていました。

ドメニクス修道院の庭にて
誰にも頼まれていないガーデニングボランティア中のランチタイム、懐かしい。

仕事を始めてしまうと10日間の休みさえ取りにくく、同僚に何度も頭を下げて文句を言われながらもノルウェーに行っていたのだけど、カミッラからしたら”たったの10日”なので、予定を凝縮して山に海に教会に・・・とトレッキング三昧で過ごします。

実際、カミッラと知り合わなかったら自分が結構スポーティでタフなことに気が付かなったと思う。

あれから4年、折角自由に旅行が出来るようになりましたが、飛行機のチケットは以前に比べて5割増しな上、円安にノルウェー物価上昇率、私のエコノミーが不自由になりました。

だから、房総の文化と違う“北”を感じる文化圏に行きたい。

ライラックにまみれた門 オスロにて

5,6月にオスロに行くと街の至る所で見られるのが薄紫色のライラックで、この花はイタリア語で”リラ”。

私がイタリアに留学した最初の年に流行っていた色で、街を歩く女の子たちはこの色のズボンを穿いていた、同じ色のズボンが欲しくてお店に行くと、どんなに低価格帯の店でも店員さんと会話しないといけない、

そんなときに「リラ色のズボン下さい!」を覚える。

早い話が”思い出深い花”。

そんな”思い出深い花”が見れるのは・・・北海道ですよね?

(いや、私がよく行く葛西にも見られるところがあるらしい)

ということで、4月に入ってすぐツアーを予約しました。

予約を入れたあとから、私は良く聞く計画を緻密に立てるドイツ人旅行者になり、各種交通機関の時刻表から徒歩での移動距離と時間まで計算し、シュミレーションを脳内で何度も繰り返していた。

昨年末に訪問したときの美しい雪景色が頭に浮かんでしまうので、脳が覚せい状態を保ち、ほぼ2か月間まともに眠った記憶がありません。

そんな感じで計画を分刻みで組んでいたのに、当日にキャンセルせざるを得なかったのは家族の体調不良ですが、症状は食欲の低下です。

体調を崩したのは、うちで飼っている3匹の猫の中で3番目にうちに来た黒猫のニコちゃんです。

左の黒猫ちゃんがニコです

出発の前日、仕事が終わり次第動物病院へ駆け込み、検査と治療に旅行代より高い医療費を払って”経過観察”です。

良くなる兆候はその日の夜から見られましたが、食事をしないのは心配。

一晩明けて、食事には手を付けない様子を確認してからキャンセル手続きをしました。

一番頼っている人が体調のすぐれないときにいなくなるのは不安だろう・・・

キャンセル手続きをしてからひと眠りしようと、部屋に戻る私に父が’「気を付けて行っておいで」と全く母との会話を聞いていない空気の読めない声かけをしたので、悪魔のように笑ってしまった。

その日の夕方にはジャガイモを調理したのを覚えている。

寝不足でフライパンの上で油が跳ねる音がとてもうるさく感じた。

珍しく電話が掛かってきた瞬間に気付き、電話帳に登録していない番号だったが職場の方からかもしれないと出てみた。

スウェーデンハウスというハウスメーカーの営業さんからで、サマーパーティに参加しないかというお誘いだった。

断るつもりでいたが、キャンセルしてもいいと言われたので母と参加の意思の伝えた。

スウェーデン夏至祭に見られる飾り

私は以前、職業訓練で建築製図の授業を受けていたこともあり、住宅展示場に足を運んで構造やインテリアを見て参考にしていたが、スウェーデンハウスは夢の北欧住宅と言う感じで母も家の建て替えを検討し始めていたため、上品な紳士風の営業担当さんから親切に説明を受けていた・・・と言ってもそれはもう5年以上前の話になる。

電話をうけたときはとにかく休みたかったので予定を入れたくなかったが、当日になり会場に行くと、お外は曇り空で暗いのに、お部屋は暖かい光で北欧の明るい夏の日を思わせる優しい照明と木の香りにノルウェーを思い出した。

テーブル毎にムーミンのキャラクターが配置され、自分がどの席につけばいいかわかりやすくなっていた。

私はムーミンチームのテーブルに案内される。

スノークのお嬢さん”ってフローレンのことだったか?

知らない人とテーブルで会食・・・苦手なシチュエーションだったけど、たまたまおしゃべりで料理を取り分けしてくれる方が同じテーブルにいたおかげで、ムーミンチームは賑やかで食事が進むテーブルになった。感謝。

ストックホルムコーヒーから美味しいコーヒーの淹れ方レクチャーを受けたり、久しぶりの北欧コーヒーの味に何度もお代わりをしてしまった。

なによりこの居心地の良いインテリアはスウェーデンハウスの底力だと思うし、テーブルにいる子ども達もとてもお行儀が良く、穏やかに過ごす数時間は楽しかった。

提供された食べ物もかなり良いものだったらしく、私はジャガイモのバジル和えサンドイッチしか食べなかったが、味にうるさい母がケータリングにしてはかなり本格的で美味しいと言っていた。

サマーパーティが開催された住宅展示場の近くにヴィーガンカフェがあり、北海道に行ったつもりで自分が購入するには高価なマフィンを2つ買って帰った。

スウェーデンハウスティールーム
壁紙がプルーンでかわいい

そしてその1週間後は猫のワクチン接種に三匹を連れて動物病院へ。

自分はワクチン接種を断固拒否しているが、猫には受けさせる悪い飼い主です。

私はワクチンで防ぐしかできない伝染病を非常に気にしていて、その気を付け方に病名を付けるなら”強迫性障害”でしょう。

行きつけの動物病院では院長が自分の治療で半年ほど不在にしていたが、元気に復帰し、ニコの首の怪我を丁寧に診察してくれた獣医さんも戻ってきたので、ちょっと安心した。

そしてその次の週は猫の譲渡会に行くことになっている。

近所でエサやりをしている猫ちゃんがかわいい子猫を4匹産みました。

母猫はニコちゃんのお母さん猫です。

いつもエサやりに来る方が避妊手術の捕獲をすると言っていたが、それからずいぶん経ってしまい、捕獲を保護団体のボランティアさんにお願いした。

かわいい子猫たちは、もうすぐ3か月を迎えるので離乳させて、母猫はそろそろ手術しても大丈夫だろうということになった。

3匹は貰い手が見つかりましたが、一匹は見つからず、うちで飼うかもしれないとなった時、この保護団体さんが、引き取って、ずっとのお家探しをしてくれるということでになった。

その団体さんの猫ちゃん譲渡会があったのでお礼を兼ねて行ってきました。

ニコちゃんの食欲不振と母猫ちゃんの避妊手術のための捕獲は時期が重なります。

もしかして空気を察してしまったのかもしれません。

・・・そんなことを考えていたら、6月22日を過ぎていました。

この日、私が行こうと思っていた消費者連盟の開催する生活の中の有害物質についてのフォーラムがあったのです!

香害についてよいお話が聞けたのに!

・・・と言うわけで、私は寝不足です。

実は仕事も出勤日を間違えたりと、とにかくエネルギー不足な期間を経て、現在は自律神経を整える瞑想を行い、少しずつ眠りを取り戻しているところです。

カレーで!

カレーとロティ

カレーのスパイスで目を覚ますのいいですが、鎮静効果のあるものも頂きたいところです。

札幌アイヌ文化交流センター

トイレを我慢してバスを降り、迷わない様グーグルマップで位置を確認し、道路を横断します。

屋根のついた階段があったので、きっとこの道だろうと思い降りて行くと小金湯と目的地が目の前に!

急いで建物の中に入ると、感じの良い男性が“こんにちは”と挨拶してくださいました。

私も挨拶を返すと、トイレの位置を聞かずとも案内板があったのでそのまま進んでいきました。

セーフ・・・

やっぱり私はお腹を壊している。

カレーはマイルドを頼んでおくべきだった。

トイレから展示室へ行く途中、“生活相談室”というお部屋が気になった。

ここはアイヌ文化を保存、紹介するだけでなく、生活するうえでの困りごとなどを相談したりと、本当の意味での交流センターなのだと思いました。

一息ついて展示室のある階へとスロープを歩いて下って行った。

その途中、無料で見られる展示品がいくつかありました。

見覚えのあるアイヌグッツ

ゴールデンカムイは一巻しか読んでいないので良く知りませんが、アシリパさんを思い出します。

そこを下り切って右に進むとお金を払って入る展示室があり、券売機でチケットを買いって中へ、大人はたったの200円です。

入り口には親切な案内の方がいらっしゃって展示品は手で触れてもいいし、写真も撮影OKだということを教えて下さいました。

とても作り込まれた刺繍の着物たち

服の素材は植物の繊維を織ったものがありました。

下着から上着まで、どのように寒さから身を守っていたかがよく分かります。

映像では実際に衣装を着た男女が出てきます、その姿がとても凛々しくてかっこいいのです!

食文化についても興味深いキッチンツールがありました。

甘酒をつくる道具だったかな?

まな板兼ボウル

まな板兼ボウルは家に一つ欲しいくらい便利そうです。野菜を切ったりするだけでなくここでラビオリやニョッキを作るのにも使えそうです。

刺繍や素材が興味深く、今まで本やテレビの中でしか見たことのなかったアイヌの生活をアイテムや映像で分かり易く説明してくれるので、とても興味深かったです。

ただ、私、ここで眩暈が始まりました。

展示室には座ってゆっくりできる場所があるにはあるですが、映像コーナーの前は私と同じ来館者のご夫婦が視聴中、もう一つは・・・

アイヌ文様を描いてみよう!(子供用)

お子様用のアイヌ文様を描くための机と椅子でした。

多分、ここに座っていても子供が来なければ問題はなさそうですが、体調を崩していることを優しそうな案内係のおじさんに勘付かれて、心配されるのが私的には問題でした。

なので、まだまだ見たいところを一度出て、椅子のあるところを探します。

体験学習コーナー

出て正面には体験学習コーナーがあり、ストラップ、木彫り、刺繍を楽しむことが出来ます。

これ、ネットの情報で見てやりたかったやつですが、眩暈が始まっては休憩するしかありません、いいんです、私は一度良かった場所には必ず戻ってきますから、次回のお楽しみです。

階段を上った先に椅子とテーブルがあり、水道水表示のウォーターサーバーがありました。

ここで休憩します。

水を飲むと随分落ち着きました。

寒いからか、汗をかかないからか、千葉にいるときより水を飲めていない。

ちょっとした脱水症状だったのか、体は楽になりました。

さて、ここでもアイヌの生活を映像で見せてくれるので、春の生活を選んで見てみることにしました。

現代に生きるアイヌの方が説明をしながらその様子を見せてくれます。

自然に大きなリスペクトを持って生きるその姿に恐ろしく共感し、私は泣くのをこらえて見ていました。

都市に住み、その恩恵を受けて生きる私ですが、見えないもの、聞こえない声と上手く共存するアイヌ方々、私にはその姿が神々しく心を打たれ過ぎて、それ以降の視聴を続けるのが難しく、止めました。

春にはその年に困らないだけの食糧が採れるよう山に祈りを捧げます。

家族で鍋を持って山に行き、その場にあるものを調理して美味しく食べます、味よりもその空気がおいしい。

この野草は根っこを採りません、命を絶ってしまうようなものだから。

全ては収穫しません、少しは山に残しておかなければなりません。

山に自然に感謝を捧げます。

・・・もう泣きそうでした。

私が自然に対して考えていること、豊穣と畏れ、生きることの全てにおいて、アイヌの方々は人の本質を知り、自然と共存することを知っている人たちと思い、大きな敬意を表明したいです。

アイヌの四季、春の項目だけでここまで心を打たれてしまった私は、そろそろ札幌に戻ろうと思います。

ふくろうさん

外に出るとふくろうさんがお見送り。

野外の展示もあるので見て行きます。

何の騒音もない雪の積もった野外ではアイヌ民謡が流れる中、ハイピッチで木を叩く音が混じって聞こえてきました。

木をすごい勢いで叩いていたのはキツツキさんでした。

キツツキさん

突かれた勢いで木もビヨ~ンビヨ~ンと振動してます。

キツツキさん、首の神経とか頭にかかる負担が大きいだろう、大丈夫だろうか?

美しい白樺

野外は家屋や船の展示がありますが、とにかく美しい白樺や山々が見えてお天気が良ければ(時間があれば)ベンチに座ってぼーっとしたい。

大家族向け、核家族向けの家屋が見えます。

家屋の中も素晴らしく再現されていて、とても面白いのです!

当時のトイレもありました。

ご覧の通り、薄暗いので私は既に6時を回る頃だと思い、バス停へと戻ります。

途中、近道をしようと足跡のない道を通ってみると足首まで雪に浸かってしまい、足を引き抜きながら歩くことになりました。完全防水ワークマンのケベックネオを履いてきて良かったと一番感じた瞬間でした。

バス停のつらら

バスはすぐに来て、待っている数分間は寒さを全く感じることはありませんでした。

10代の頃に読んだ沢木耕太郎の『深夜特急』の影響なのか、私はバスの旅が好きで、

この日も札幌駅方面に向かって30分程の路線バスに乗っていたのですが、生活する人たちを感じることができるこの路線が素晴らしくて感動してしまいました。

一体どこに用事があったのだろうと思わせる何もない停留所、きっとトレッキングを済ませてきたであろうお年寄りの方、道の両端にお店や民家が増えてくると降りてスーパーへ吸い込まれていく方、高校前では沢山の生徒が乗り込み、満員でも文句を言うことなく車内で静かに自分の停留所に着くのを待つ生徒たち。

日常生活が垣間見られると人の営みというか、“生きている”ことを感じさせられ、心を動かされずにいることができないのです!

・・・そして私も生きているのでお腹もすいてきました。

昼食をパスしたので当然ですが、寒い地域では空腹くらいが丁度いいといつも思います。

寒いと血液を体の末端まで行きわたらせて寒さをしのぐので、胃の中のものを消化している場合ではない、本気で吐き気と本当に吐いてしまいます。

では、札幌最後の食事のメニューはどうしますか?

まだ本調子ではない(お腹が壊れているかも)

すすきのからホテルの間にある店希望(足の水ぶくれが痛くて距離を歩けない)

いつも食べているものが食べたい!

という三つの条件から選んだディナーはこちらです!

monk'sディナーです

午前中見かけたサルバトーレクオモでマリナーラピザをテイクアウトしました。

お芋はセイコーマートの北海道ポテトです。

ホテルのラウンジでコーヒーをもらってお部屋ディナーです。

トマトソースとオレガノだけのピザ(バジルでしたが)とトマトソースのバスタは私にとってのソウルフードで、疲れたとき、元気がないとき、本調子でないときなど、元の状態に戻るために食べます。気温の低い野外で過ごした一日だったのでミネストローネを食べるのも良かったな。

サルバトーレクオモでピザを受け取るとレシートに印字された時刻を見てびっくり!

まだ17時でした。

ホテルのパン100円

ホテルに戻るとロビーでパンの販売があり購入、朝食で残ったパンの詰め合わせです。

賞味期限は当日ですが、パン好きの家族のお土産として購入、こんなに入って100円です。

その後、大浴場で温まり、映画を見ながら翌日の準備に時間を使いました。

雪で明るい夜

最後の夜も外には行かず、ホテルを楽しみました。

雪が積もっていると明るいことをオスロで初めて知ったのですが、そのことを思い出してとても懐かしく感じました。

おはようございます

ほとんど眠れず朝を迎えました。

早起きして朝食をいただき、空港へと向かいます。

・・・朝食、本当に必要だったか?

バスを待っている間、お腹が痛くて中島公園のトイレを使いました。

すっきりしたので大丈夫!とバスに乗り込みますが、やはりお腹が痛い。

外は良いお天気で明るいのに、外にはいつもより人が歩いているのに私は景色よりもトイレが恋しい。

焦り始めると渋滞にはまっていることが発覚、キレイな青い空を見ながら心の中では歌ってはいけない松原ちはるの♪はてーしないー、大空と~の部分だけが何度も繰り返され、もっと北欧を感じさせる好きな音楽と脳内で争いが起こっていました。

そうしているうちに空港に着き、一目散に下車したいところ、皆さん焦っているのか一番前に座っている私が最後に降りることになりました。

海外から来た方が料金の支払い方法がわかっておらず、不足したまま降りようとしたり、運転手さんがそれを説明するも中々終わりそうもない、かと思うと、今度は日本のムッシューがSuicaの残金が足りずにもたもたしたので、スマートに会計した私は一目散にトイレへ。

多分、私はお腹を壊している。

昨晩食べたピザのニンニクが多すぎたのだ。

新千歳空港

道路と支払いの渋滞には嵌ったけど、チェックインには余裕で間に合いました。

やっぱり早めの行動が良かった。

復路もスプリングジャパンです。

保安検査場ではゲーム実況で有名な北海道出身ユーチューバ―”キヨ”。を発見。

襟足を赤く染めて、鞄にマリオのガジェットときよねこ!のぬいぐるみがぶら下がっていました。

あ、ファンの人か!本人じゃないのか~ガッカリ・・・ですが、まわりにキヨ。のファンにいないのでちょっと嬉しかったです。

キヨ。のファンが同じ飛行機に乗るのではないかと目で追っていると家の鍵を検査所のトレーに置き忘れ、搭乗時間まで気づかず、のんきに北海道のお土産らしきものを物色してました(そしてトイレにも行く)。

アナウンスで鍵の拾得物があったことを聞くと自分が鍵を持っていないことにやっと気づき、取りに行くと私のではない。

置き忘れたであろう保安検査場に行くと鍵はスプリングジャパンの搭乗口に渡したということで、北海道に家の鍵を忘れずに済みました。

北海道またね!

帰りは真ん中の席が空席の通路側で足元もゆとりがあり、成田までは割と快適でした。

ただ、家に残してきた猫たちに会いたい気持ちが強すぎて、往路より時間が経つのが遅く感じました。

成田には定刻より少し早めに到着、千葉行の電車の時刻を調べると、次の電車は一時間以上ありません!

早く帰りたかったら特急料金払えってことですよね!

そんなに遠くない千葉まで追加料金を払いたくなかったので、待つことにしました。

13時に着いて、自宅に着いたのは15時過ぎですよ。

猫たちは私を見ても自分の睡眠が大事と言わんばかりに寝ていました。

十分寝て起きてきた一匹が私を見てやっと、目をキラキラさせて膝に乗ってきたのが可笑しかったです。

猫たちとのしばしのお別れは寂しかったですが、とても収穫の多い3日間で、北海道が大好きになり、近所の北海道セレクトショップにも足を運ぶようになりました。

私がなぜ、昔から“北”に引き寄せられるのかわからないので、その理由を探すためしばらく通ってみようと思います。

雪が少し積もりました

おはようございます。

札幌で二回目の朝を迎えます。

窓の外は雪が少し積もっていて、千葉で同じくらい積もったら交通機関がマヒして駅が混雑します。

本日はメインのアイヌ文化交流センターを訪問予定、こちらの施設に行きたくて札幌に来たようなものです。本当です!

当初はウポポイ訪問を考えていたんですが、いろいろな人の意見を聞いて、こちらを訪問することにしました。

今朝は昨日より一時間早く朝食会場に行き、ベッドで横にならず、街へと出ることが出来ました。

時刻は9時半です・・・何してたんだよ!って今でも自分に突っ込みを入れてしまいます。

アイヌ文化交流センターは定山渓温泉方面なので、少し足を延ばして足湯浸かったりするのも楽しそうですが、私には札幌に来たら行かなければいけない場所があるのです。

なので、午前中は中心地を歩き、お昼ご飯はFarm to tabke Terraというヴィーガンメニューのあるレストランで、その後定山渓へ向けて出発という予定で行こうと思います。

赤れんが庁舎、改装中です。

赤れんが庁舎は行かなければいけないところではないですが、近くを通ったので撮影しました。

改装中で原寸大の絵が垂れ下がっています、すごいね。

最初に寄ったのは石屋製菓で、家族のリクエストお土産を購入(白い恋人ですよ!)。

その後はまだ行ったことのなかった地下を通ってこの赤れんが庁舎前に出ました。

地下通路に開いた窓

お天気は暗い雲りです。

地下通路にも沢山の屋台が出ていて興味深いですが、今日の私はお腹が痛い。

と、トイレ~・・・

日本生命ビルのクリスマスツリー

ということでお世話になったのが日本生命ビルの御トイレでした。

日本は至る所に御トイレがあるので安心です。

白銀からゴールドのグラデーションがきれいで、ここで記念写真撮ってる人もチラホラ。

飾りもステキ

保険に入る気もないし、営業になる気もないので、目的地へと急ぎます。

私が札幌に来たら行かなければいけないところ・・・それはサッポロビールファクトリーです。

ビールどころかアルコールは全てダメな私が何故ビール工場へ?

見えてきました

それは小学生の頃に遡ります。

私が小学生の頃、ちょっとしたオカルトブームがあり、心霊写真集などを友達と見たりすることが良くありました。

その中で最も心霊写真として認められた一枚がこのサッポロビールファクトリーで撮影されたものだったのです!

レンガ造りでオスロの元ビール工場と似ています

実際に行ってみると、ショッピングセンターが併設されていて現代的でした。

誰もいない中庭が趣深かったです。

夏はここがビアガーデンになるのでしょうか?

札幌にはサッポロビール園という見学ができる工場もあるので、そちらの方が賑わっているかも。

ここでコスプレして写真撮影しにくる人がいるんだろうけど、一部工事中で写ってはいけないコーンとか見えます。それとも”消しゴムマジックで消してやるのさ”でしょうか?

煙突

私が見た心霊写真はここでしたね。

気になる人は80年代のティーンズ系占い雑誌社からでている女子向け心霊写真集をググってみてください。探せるかはわかりませんが。

今はゴールデンカムイのファンがコスプレ写真撮りに来るところになっていると思います。

ショッピングセンター

煙突の横にはガラス張りのショッピングセンターが併設されています。

このガラス張りの建築もオスロにありがちで、大好きな街の共通点が嬉しい。

こういう建物、千葉にあったら冬以外は地獄です。

中はクリスマス

ガラス張りの建物内部はホームアローンの世界のような大きなツリーとクリスマスの飾りで一杯のエントランスでした。

外の明りが取り入れられるように照明は控えめですが、奥の方はポインセチアがかざってあり、クリスマスワンダーランドな世界観です。

平日は人も少なく穴場です、よし、来年はここで沢山写真撮ろう!

美しい木と雪のコラボ

サッポロビールファクトリーも満喫したので、一度ホテルへ戻ります。

歩いて戻るので結構時間が掛かると思います。

創成川沿いを歩いて二条市場の横を通りながらお昼をどうしようか考えていました。

実は食べたくない。

予定していたランチはオーガニックサラダバーが付くレストランで、ここでもヴィーガンバーガーのセットが食べられます。

楽しみにしていたけど、無理に食べるのは止めておこうと思い、一旦ホテルに戻りました。

途中、どこにでもあるサルバトーレクオモのレストラン横を通るとランチが結構リーズナブルな価格で提供しているようでした、空腹だったら入ったかも。

ホテルのラウンジ

かわいいホテルのラウンジ、ここでコーヒー休憩します。

ホテルに一度戻ったのは足に出来た大きな水ぶくれで歩くのが辛かったからです。

薬局で靴ズレ用ばんそうこうを買うつもりが、すすきのの薬局は14時オープンで、コンビニにある傷パワーパッドでごまかすことにしました。

二時前のバスには間に合いそうなので、ばんそうこうで少しマシになった足ですすきののじょうてつバス乗り場へと向かいました。

バス停には結構な人がいて、距離を乗るので座りたいところですが、空席はありませんでした。

気になったのはヘルプマークを付けた男性が立ちっぱなしだったことです。

札幌の中心街を出ると目の前の席が空いたので、その男性に声をかけたのですが、席は必要ないとのこと、やせ我慢してませんか?

その席に私は座り、雪深くなっていく景色を楽しみながら”小金湯”停留所を見逃さない様車内のアナウンスを注意深く聞き、10年くらい前に旅行したノルウェーフィヨルド沿いをひたすら走るバスの旅を思い出していました。

そして、と、トイレ~。

お昼を食べていないので胃が空っぽなのにコーヒー飲むとか、カフェインは利尿作用があるうえ、気温が低いので全然汗かいてません。

しかも昨晩のカレーが辛すぎて、多分は私はお腹を壊している。

早く着いてくれ~。

適当なところで降りてトイレを済ませたいが、街からかなり遠ざかってしまった。

アイヌ文化交流センターまで我慢するのが一番のトイレへの近道だろうと結論付けて我慢する。

今日はお日様が出ないので薄暗くて少しホラーな気分、じょうてつバスで向かった先がまさかこんなに郊外だったとは?!

トイレはどこ?

小金湯停留所

・・・こうやって写真で見るとあまり雪が積もっているように見えないけど、自分が言ったときは凄い雪山に置き去りにされた気分だったな~、でも北海道なので明るくて不気味さは感じない。

お天気はこんなに暗いのに。

大通公園

横に長い大通公園、西側の端っこから歩き始めるも、遠くに見える眩しい光をめがけてひたすら歩きました。

イルミネーションを行っていない場所は暗くて、身の危険を感じるしまう・・・それは薄暗いオスロの公園にいるのが薬局で買えないお薬を服用する方々や個人商店で販売してはいけない液体を飲用しすぎる人たちのたむろする姿を連想させるからでしょうか?

人感センサーつき半球体ディスコ

人が一人入れるくらいの透明な半円にミラーボールとスポットライトが設置されていてセンサー前に立つとスイッチが入り、ディスコ会場のように華やかなライトアップが数秒みられますが、中には入れません。

噴水と回廊?

ここが一番華やかだったかな?

イタリアではクリスマスイルミネーションで有名な街に10年も住んでいたのに、今回程優しい気持ちで鑑賞したのは初めてです。

まあ、競馬のイルミネーションはいけ好かなかったです。馬は賭博の道具ではありません。

お花

5つの花びらをもつライラックモチーフでしたっけ?

カラフルに色が変わります。

ここで無料の写真撮影サービスがあったので、参加しました!もちろん一人で!!

写真はすぐにプリントされますが、葉書サイズのものを無料で下さいました。

ホワイトイルミネーション2023”の文字が電飾をバックに描かれ、右端にさっき撮ってもらった自分の間抜けズラ写真が4コマまんがの吹き出しくらいのサイズで印刷されたやつです。

大きい写真が欲しい人は有料で購入可能です。

床に現れる花

かわいいお花が床を照らします。

ホワイトイルミネーションはきれいですが、往復して鑑賞するほど元気ではないので、クリスマス市の方へと歩いて行きます。

懐かしいクリスマス市です!

ミュンヘンクリスマス市は思ったより小さい規模でした。

こちらの方が人が多くて皆さん飲食を楽しんでいる様子。

市場中央にあるツリーに絵馬のようなお願い事を書いたものがぶら下がっていましたが、大人の字で“サンタさんにあえますように”とか“来年も二人で来ようね”とか、急に白けました。

多分、栄養が足りてない。

食べ物屋台に目ぼしいものがなかったからでしょう。

イタリアにもありそうな屋台

こちらはドイツ風だと思いますが、クリスマスの飾りとドイツ料理の屋台がほとんどでしたが、イタリアのクリスマス市は物産展みたいな感じで地方のチーズやサラミに加え、各地のクリスマス菓子、グミばかりの屋台と食べ物が中心でした。

暖かいお部屋

市場には寒さから一時避難できるお部屋が用意されていました。

飲食はできませんが、気温が低くなっても安心感があります。

プレゼーピオ

ここには懐かしのプレゼーピオもあります。

イタリアではツリーよりキリスト生誕のジオラマを飾る家庭が多かったです。

クリスマスシーズンらしいものを二つも見れたので、そろそろ晩御飯にしますか。

今晩はずっと行きたかったアーユルベーダのインド料理店、Jyoti(ジョーティ)にお邪魔します。

Jyoti the door to India

ジョーティは狸小路商店街の一角にありますが、ビルの中にあり、エレベーターを使って上がっていくので、ちょっと入りにくいです。

狸小路からここまでの古いビルの横はまるでグルメ漫画のアニメ版”美味しんぼ”のオープニングに出てくる繁華街の光をバックの歩く山岡史郎の世界観・・・中村由真の♪Dan Dan 気になる~っ心で歌ってました・・・って誰もわからない比喩でごめんなさい。

ちょっとバブル遺産ぽいビル群が手入れされないまま時間が経過して未だ現役という感じです。

お店に入れば、美味しんぼではなくリゾートっぽい南国ムードの装飾で居心地が良く、一人で食べに来ている人もいました。

まだ7時なので人の入りは少なく、夜景を見ながら食べることが出来るカウンター席は窓際にあります(でも景色見ている場合ではなかった)。

サモサ

まずはサモサをいただきます。

なぜなら、サモサがまずい店はカレーも期待できないからだ。

インド料理屋の味はサモサで決まる、良い油を使っているか、スパイスを日本人好みに変えていないか、ジャガイモの調理、中身の量、そのすべてがコックの腕を表しているといっても過言じゃない(山岡史郎風に)

・・・それはどうかは知りませんが、サモサが好きなので、折角札幌まで来て寄った店で食べないわけにはいかないのです!ラーメン好きが札幌でラーメンを食べずに帰るようなものです。

カレー風味のジャガイモを小麦粉の生地で包んで揚げたというインドスナック、私もよく作ったりしたけれど、インド料理店で食べるスパイスの香りだけはどうしても特定できず、再現できないのでたまに食べたくなってしまいます。

野菜カレーとフルカ

私、何をどう思ったのか、カレーの付け合わせにご飯かロティを頼めば良かったのに、炭水化物を減らそうと考え、フルカというパパドみたいな小さいものを注文してしまいます。

ニンジンがハートになってるカレーは中辛を頼みましたが、関東カレー連盟の辛さ指標より2段階くらい辛くて激辛でした。

私が涙を流しながら食べている姿を心配してか、サービスでウーロン茶を提供してくださいました。

早くホテルでくつろぎたかったので、食後すぐに会計に・・・レジには見慣れた顔のムッシューがいらっしゃいました。

有名なインド占星術師のマハヴィルさんです!

嬉しさのあまり、レジ横にある東京で買えるスパイスミックスでも買ってしまいそうな勢いでしたが、挨拶だけしてお店を後に。

その後、ホテルに戻り、セイコーマートで買った北海道ポテトを食べながらぼーっと過ごすこと数時間、もう寝た方がいい時間なのに、私はサスペンス映画を再生してしまうのでした。

こちらの映画です↓

klockworx-v.com

老朽化したテレビ塔に登った二人が戻る手段を無くし、地上600メートルの足場がほとんどない塔の上に残されてしまうという話。

タイトル通り、何度も落下しそうになるので、ウトウトしながら見ていてもドキドキが止まらずに目が覚めてしまいました。

札幌駅の南側中心地は全て歩いたと思われる一日でお疲れなのに、寝付けません。

12時過ぎには部屋を暗くするも明日の予定にワクワクしすぎて、朝が待ち遠しいのです!