批評家が選んだ2020年ベスト映画は「ノマドランド」 (original) (raw)
世界中の批評家が選んだ2020年のベスト映画、ベストパフォーマンスがIndieWireにて発表された。
「ノマドランド」 (c)2020 20th Century Studios. All rights reserved. 大きなサイズで見る(全8件)
ベスト映画とベスト撮影の1位は「ノマドランド」。監督のクロエ・ジャオはベスト監督の1位、主演を務めたフランシス・マクドーマンドはベストパフォーマンスの2位にランクインした。なお同作はヴェネツィア国際映画祭とトロント国際映画祭の最高賞を受賞している。
「もう終わりにしよう。」 (c)Mary Cybulski / NETFLIX[拡大]
「ザ・ファイブ・ブラッズ」 (c)David Lee / Netflix[拡大]
また、チャーリー・カウフマンが監督を務めジェシー・バックリーが主演した「もう終わりにしよう。」はベスト映画、ベスト監督、ベストパフォーマンス、ベスト撮影、ベスト脚本と最多5部門でランクイン。スパイク・リーの「ザ・ファイブ・ブラッズ」も3部門で選ばれた。
「マ・レイニーのブラックボトム」 (c)David Lee / Netflix[拡大]
俳優部門であるベストパフォーマンスでは、「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」で主演を務めたリズ・アーメッドが1位に。今年死去したチャドウィック・ボーズマンも「マ・レイニーのブラックボトム」での演技を評価され3位に入っている。
「バクラウ 地図から消された村」 (c)2019 CINEMASCOPIO - SBS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA[拡大]
デヴィッド・フィンチャー監督、ゲイリー・オールドマン主演作「Mank/マンク」はベスト監督など4部門にランクイン。ベストドキュメンタリーの1位は「ディック・ジョンソンの死」、ベスト国際映画の1位は「バクラウ 地図から消された村」となった。
そのほかの結果は以下の通り。
この記事の画像(全8件)
世界の批評家が選んだ2020年ベスト映画、ベストパフォーマンス
ベスト映画
01. 「ノマドランド」
02. 「17歳の瞳に映る世界」
03. 「First Cow(原題)」
04. 「ラヴァーズ・ロック」※ドラマ「スモール・アックス」の1エピソード
05. 「もう終わりにしよう。」
06. 「戦争と女の顔」
07. 「タイム」
08. 「ザ・ファイブ・ブラッズ」
09. 「マーティン・エデン」
10. 「バクラウ 地図から消された村」
ベスト監督
01. クロエ・ジャオ「ノマドランド」
02. スティーヴ・マックィーン「ラヴァーズ・ロック」
03. エリザ・ヒットマン「17歳の瞳に映る世界」
04. ケリー・ライカート「First Cow」
05. デヴィッド・フィンチャー「Mank/マンク」
06. スパイク・リー「ザ・ファイブ・ブラッズ」
07. チャーリー・カウフマン「もう終わりにしよう。」
08. ピエトロ・マルチェッロ「マーティン・エデン」
09. カンテミール・バラーゴフ「戦争と女の顔」
10. リー・アイザック・チョン「ミナリ」
ベストパフォーマンス
01. リズ・アーメッド「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
02. フランシス・マクドーマンド「ノマドランド」
03. チャドウィック・ボーズマン「マ・レイニーのブラックボトム」
04. デルロイ・リンドー「ザ・ファイブ・ブラッズ」
05. マリア・バカローヴァ「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
06. ジェシー・バックリー「もう終わりにしよう。」
07. ルカ・マリネッリ「マーティン・エデン」
08. ゲイリー・オールドマン「Mank/マンク」
09. キャリー・クーン「不都合な理想の夫婦」
10. マッツ・ミケルセン「アナザーラウンド」
ベストドキュメンタリー
01. 「ディック・ジョンソンの死」
02. 「タイム」
03. 「コレクティブ 国家の嘘」
04. 「ボストン市庁舎」
05. 「画家と泥棒」
06. 「Bloody Nose, Empty Pockets(原題)」
07. 「76 Days(原題)」
08. 「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」
09. 「83歳のやさしいスパイ」
10. 「無責任大統領と17人の告発」
ベスト撮影
01. 「ノマドランド」
02. 「Mank/マンク」
03. 「ヴィタリナ」
04. 「ラヴァーズ・ロック」
05. 「17歳の瞳に映る世界」
06. 「もう終わりにしよう。」
07. 「First Cow」
08. 「TENET テネット」
09. 「戦争と女の顔」
10. 「異端の鳥」「GUNDA/グンダ」
ベスト脚本
01. 「もう終わりにしよう。」
02. 「First Cow」
03. 「17歳の瞳に映る世界」
04. 「プロミシング・ヤング・ウーマン」
05. 「Mank/マンク」
06. 「Fourteen(原題)」
07. 「ミナリ」
08. 「シカゴ7裁判」
09. 「あの夜、マイアミで」
10. 「さよなら、私のロンリー」
ベスト国際映画
01. 「バクラウ 地図から消された村」
02. 「戦争と女の顔」
03. 「アナザーラウンド」
04. 「ヴィタリナ」
05. 「マーティン・エデン」
06. 「コレクティブ 国家の嘘」
07. 「ウルフウォーカー」
08. 「ダンサー そして私たちは踊った」
09. 「異端の鳥」
10. 「獣の棲む家」
ベスト長編デビュー作
01. 「プロミシング・ヤング・ウーマン」
02. 「ヴァスト・オブ・ナイト」
03. 「40歳の解釈: ラダの場合」
04. 「あの夜、マイアミで」
05. 「レリック -遺物-」
06. 「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」
07. 「アシスタント」
08. 「Ham on Rye(原題)」
09. 「ベイビーティース」
10. 「カイル&マイク 俺たちの人生は上り坂」
ベストオープニング
01. 「ニューオーダー」
02. 「私というパズル」
03. 「BEGINNING/ビギニング」
04. 「ナイン・デイズ」
05. 「The Killing of Two Lovers(原題)」
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
読者の反応
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菱沼康介 演技強化WS! 短編集!! 新作準備中!! @hisikosu 世界の批評家が選んだ2020年ベスト映画はクロエ・ジャオの「ノマドランド」 https://t.co/e9IQIv7Ixp
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